業界研究

【電力会社の志望動機の書き方】知っておくべき注意点や例文をご紹介

電力会社の志望動機を考えよう

電力会社は安定性の高さから人気が高く、就職を希望する人は多いです。そもそもエネルギーの分野は人気が高く、毎年多くの応募者を集めています。人気が高いからこそ事前の対策は必須で、高倍率の選考を勝ち残るには徹底した準備をしておかなければなりません。

特に重要なのは志望動機で、いかに就職意欲が高いか、仕事への熱意があるかを示すことが大切です。新卒は人柄や成長力を重視したポテンシャル採用の傾向にあるため、志望動機は特に重要視されています。

志望動機次第で評価は大きく変わるため、念入りに考えて作成しなければなりません。作成時のポイントや注意点を知り、志望動機のアピール力を高めて人気の電力会社への就職を目指しましょう。

電力会社で求められる人材とは

電力会社への就職を目指すには、まずはどのような人材が求められるのか知ることが大切です。ポテンシャル重視の傾向にあるとはいえ、最低限の能力は求められ、基準を満たさないと判断されると即時不合格になってしまいます。

求められる人材像を把握し、それを踏まえて志望動機を考えることが、選考を攻略する秘訣です。電力会社ではどのような人材が求められているのか知り、自身に適性があるか考えてみましょう。

責任感がある

電力会社はエネルギー分野の仕事であり、人々の生活に欠かせない重要な役割を担っています。電力供給がストップしたり、不具合が生じたりすると多くの人に迷惑がかかるため、責任感を持って仕事に丁寧に取り組むことが求められます。

当たり前のサービスを当たり前に提供することが大前提のため、丁寧な仕事が最重要であると考えましょう。物事を中途半端なまま途中で投げ出してしまう人や、クオリティが低いままで改善を目指せない人は、電力会社には不向きと判断されるため注意が必要です。

どのような仕事でも責任感を持って最後までやり遂げることは求められますが、電力会社の場合は特にその傾向が強いことは理解しておきましょう。

コミュニケーション能力が高い

人と関わることが多い電力会社の仕事では、コミュニケーション能力が重要視されます。業務内容によって人との関わり方は違いますが、個人でも法人でも人と接する業務が中心になるのは確かでしょう。

また、技術職であってもチームで協力しながら仕事を進める必要があるため、コミュニケーション能力は必須です。電力供給は生活の中に当たり前に存在するものであり、万が一なくなると大きな不安や恐怖に襲われます。

トラブルなくサービスを提供できるのがベストですが、時には避けられないトラブルによって不具合が生じることもあるでしょう。この時いかに顧客の不安を解消できるか、恐怖を取り除けるかも重要で、高いコミュニケーション能力を活かして柔軟な対応をすることが求められます。

電力会社の志望動機の書き方のポイント4つ

就職意欲の高さをアピールするには、志望動機の書き方を工夫することが大切です。志望動機は書き方を少し工夫するだけで、良くも悪くも印象が変わります。内容的には同じことを言っていても、書き方ひとつで得られる評価は違うため注意が必要です。

上手にアピールするには、細部のポイントまで踏まえて志望動機を作成することが大切です。細かいポイントまで工夫して志望動機を作成し、こだわった内容でアピールして高評価の獲得を目指しましょう。

①なぜ電力会社を志望するのか明確にする

志望動機では就職したい理由を述べますが、これは根本的な部分から伝えることが大切です。なぜ電力会社を志望するのか、その業界を目指す志望理由を伝えましょう。新卒での就活なら、電力会社に限らずともいくらでも就職先の選択肢はあります。

一部の専門職を除くと、ほぼ全ての仕事にチャレンジできるため、それだけ膨大な選択肢の中でなぜ電力会社を選んだのか、明確な理由を伝えなければなりません。他の業界にはない、電力会社だけの魅力を踏まえて伝えたり、過去の経験から電力会社に興味を持った理由を述べたりするとよいでしょう。

業界を志望する理由は、志望動機のもっとも根幹の部分となり、これがないとその後のアピールの信用性も下がってしまうため注意が必要です。

②他企業ではなくなぜ該当企業を選んだのか述べる

電力会社全体を志望する理由を述べた後は、さらに業界内でなぜその企業を選んだのかを伝えましょう。ひとくちに電力会社といっても企業の数は多く、業界を限定しても志望先の選択肢はまだまだ数多くあります。

単に電力会社に就職したいと伝えるだけでは、他の企業でもよいのではないかと思われ、志望度が低いと判断されます。志望動機の評価で「他の企業でもよい」というのは致命的で、評価も大幅に下げられるため注意が必要です。

数ある電力会社の中でも、なぜ該当企業を志望するのか、他の企業ではだめな理由は何かを明確にしておきましょう。その企業にしかない特徴や独自の強みを踏まえて志望理由を語ると、他の企業を志望する理由と差別化ができて、志望度の高さがアピールできます。

③自身の強みを売り込む

志望動機は単に就職したい気持ちを述べるだけではなく、自身の強みを売り込むことも大切です。いかに採用メリットを示せるかも重要なため、大学時代の取り組みからどのように成長したかも伝えておきましょう。ポテンシャル重視で採用が決まる傾向にあるとはいえ、能力や強みが全く評価されないわけではありません。

むしろポテンシャルの高さを示した上で能力部分のアピールまでできると、プラスアルファの評価が受けられ、採用の可能性も高まるでしょう。最低限仕事で活躍できる可能性を示すためにも、強みを売り込むのは重要です。

志望動機はあくまで就職の熱意を伝えるのがメインのため、強みの提示は最小限に抑え、コンパクトにまとめておくとよいでしょう。

④仕事での再現性や将来やりたいことに落とし込む

さらに評価されるためには、単に強みを提示するだけではなく、そこから一歩進んだアピールに繋げましょう。提示した強みは仕事での再現性や将来やりたいことに繋げることが大切で、就職後を意識した内容に落とし込むと、より評価してもらいやすくなります。

就活のゴールは就職を決めることではなく、そこから先の社会人生活で活躍することです。企業は単に就職してくれる人を探しているわけではなく、就職して自社で活躍してくれる人材、利益に貢献できる人材を探しています。

就職後の活躍が明確に提示されていると、採用メリットをより強く売り込むことができ、評価もプラスになるでしょう。就職後に言及した内容で締めくくり、最後まで意欲の高さを伝えきることが大切です。

電力会社の志望動機を書く際の注意点2つ

志望動機で高評価を獲得するには、上手に伝えるポイントを守るだけではなく、注意点も把握しておくことが大切です。高評価を目指すことも大切ですが、マイナスのポイントで引っかかってしまうと結果的に評価が下がり、不採用の可能性が上がってしまいます。

採用の可能性を少しでも高めるには、いかにプラスの評価を得るかだけではなく、マイナスの評価を受けないかも考えなければなりません。注意点も正しく把握して、失敗のないアピールを目指しましょう。

①志望動機が「安定しているから」はNG

電力会社の魅力に安定を挙げる人は多く、条件の良さから就職を目指す人もいるでしょう。条件面を考慮して就職先を決めるのは大切ですが、志望動機として伝えるのはNGです。安定やその他条件のよさを志望動機として伝えてしまうと、他に条件のいい仕事があるなら、そちらに就職すると思われ、志望度が低いと判断されます。

就職意欲の高さを示すには、その企業にしかない魅力を踏まえて伝えることが大切で、条件面のように他社と比較できる要素を持ちだすのは控えましょう。もちろん、志望動機作成以前で、志望先を選定する際には条件を重要視して考えても構いません。志望先選定時は自身が求める条件を重要視し、実際に志望動機を作成する際には条件以外の内容で考えるようにしましょう。

②社会貢献だけを述べるのもNG

電力会社やエネルギーの分野の仕事は、人々の生活に欠かせない重要な仕事です。サービスの提供は多くの人の生活を支え、社会貢献にも繋がりますが、これだけを理由にするのもNGです。

一見社会貢献は志望動機として魅力的に感じますが、仕事はあくまでビジネスであり、ボランティアと違うことは理解しておかなければなりません。社会貢献だけを志望動機にしてしまうと、単にボランティアがしたいと思われ、ビジネス的な感覚がないと評価されてしまいます。

仕事内容的に社会貢献に繋がるとしても、企業として第一に考えるべきは利益であり、本質を忘れてはいけません。志望動機ではビジネス的な感覚を提示することが大切で、何が企業の利益に繋がるかを考え、アピール内容を作成しましょう。

電力会社の志望動機例文

志望動機の書き方のポイントを押さえたところで、実際に例文を参考にしてさらに理解を深めていきましょう。OK例文とNG例文、両方をチェックすることで、より具体的なポイントまで把握できます。自身が作成した志望動機と比較しながら、どこが良いか悪いか確認し、何度もブラッシュアップしていくことが大切です。

OK例文①

私は電力の供給を通じて、多くの人の生活の根幹を支えたいと考えています。小学生の頃に近所で事故があり、その影響で電気がつかなくなりました。初めての停電で怖い思いをしましたが、復旧作業に来た貴社の社員の方に「もうすぐ良くなるからね」と温かい言葉をかけて頂き、落ち着くことが出来ました。
当たり前にあるものだからこそしっかり守り、多くの人の生活に安心を提供したいと考えています。大学時代は居酒屋でアルバイトをし、コミュニケーション能力を身につけました。貴社では営業職として働き、お客様に丁寧に接することで信頼を勝ち取り、活躍したいと考えています。

例文の①では、過去の経験から自身と企業との関係性を示しています。志望先との繋がりを提示することで、志望度の高さがアピールできています。入社後の活躍についても言及できており、働く姿をイメージさせられるでしょう。

OK例文②

冒頭の太字がセクションまたはサブセクションの見出しであることを意図する場合は、「見出し3」または「見出し4」を用いること。見出しレベルが無視されることを警戒して、定型文としては含めません。
電気という日常生活に当たり前に存在するサービスを継続して提供することで、人々の暮らしを守りたいと考え貴社を志望しました。貴社では他社よりも電力供給エリアが広く、全国全ての地域を網羅しています。網羅的なサービスを提供することで多くの人に豊かな生活を提供し、影ながら人々の幸せを支えたいと考えています。
大学時代はスーパーのアルバイトでリーダーを任され、責任感を身につけました。貴社でも一度始めた仕事は最後まで投げ出さず、責任感を持ってやり遂げ、継続的なサービスの提供に貢献したいと考えています。

例文②では、志望先独自の特徴を挙げることで、他の企業を志望する理由との差別化を図っています。他社にはない特徴や企業の強みを挙げることで、志望度の高さを明確に示せています。業界・企業研究ができていることから、就職意欲の強さもアピールできているでしょう。

OK例文③

私は電力サービスを支えることで、多くの人の暮らしはもちろん、経済の支えにもなりたいと考え、貴社を志望しました。貴社は一般消費者向けのサービスだけではなく、法人や施設向けの電力サービスが充実しています。法人や施設は経済や社会を支える重要な存在であり、それを支える貴社で活躍することで、間接的に経済・社会全体を支えたいと考えています。
大学時代は経理のアルバイトをし、事務作業には自信があります。貴社では営業事務として働き、営業の方々がスムーズに業務を進められるよう、裏方に徹することで、企業の利益に貢献したいと考えています。

例文③では、事務職に関する志望動機が挙げられています。電力会社を志望する理由を提示した上で、営業事務としてどのように働きたいか、明確に示せている点が、評価されるポイントです。志望先企業、営業事務という仕事の両方の理解を示すことで、より志望度が高いことをアピールしています。

NG例文

私は電力の供給を通じて、多くの人の生活を支えたいと思い貴社を志望しました。電気は生活に必須の資源であり、これがないと生活は一気に不便になります。豊かな生活には欠かせないものだからこそ、きちんと運営し、途切れることなくサービスを提供し続ける必要があると考えています。
電力の供給は多くの人の生活のためになり、幸せにも繋がります。安定した電力供給サービスの提供によって、多くの人の幸せを勝ち取り、生活の支えになれる存在に成長したいと考えています。

NG例文では、志望先を選んだ明確な理由が示されていません。電力会社ならどこでも当てはまる内容であり、差別化ができていないためNGです。また、単に社会貢献を述べるだけで、企業の利益に触れられていない点もNGでしょう。ボランティアとビジネスの違いを理解できていないと思われる可能性があり、マイナス評価を受けやすいアピール内容です。

電力会社の志望動機は書き方にこだわろう

就職先として人気の電力会社は、倍率が高いため就職難易度も高いです。難関の選考を勝ち抜くためには、就職意欲や採用メリットの高さを示すことが大切で、志望動機の書き方を工夫しなければなりません。

志望動機は書き方ひとつ、考え方ひとつで大きく変わります。ほんの少しの工夫で良くも悪くも印象が変わるため、細部までこだわって作成しなければなりません。評価される志望動機を作成するには、なぜ電力会社に就職したいか、なぜその企業か、就職して自分に何ができるかを提示することが大切です。

就職意欲の高さと採用メリットを同時に提示すると、評価は高まり採用にも近づきます。工夫次第で印象が変わるからこそ、志望動機は細部までこだわって、アピール力を高めて高評価の獲得を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ