就活の悩み

【無い内定の人はどうなる?】不採用になる人の特徴と対策を徹底解説

「無い内定」とは内定がない状態のこと

就活生の間でいわれる「無い内定」とは、文字通りどの企業からも内定がもらえていない状態のことを指します。採用がうちうちに決まることを内々定と呼び、これとかけた言葉が無い内定です。

無い内定になってしまうことにはさまざまな理由があります。就活のやり方が間違っていたり、目指す方向性が誤っていたりする可能性が高いでしょう。また、無い内定になって焦ってしまうばかりに、空回りして失敗してしまうことも少なくありません。

しかし、無い内定の状態が続くからといって、必ずしも就活に失敗するわけではありません。いくらでも挽回は可能です。企業から内定をもらうにはどのような対策があるのかを知り、無い内定からの脱出を目指しましょう。

10月時点で「無い内定」の人は要注意

まずどの時点で無い内定だとよくないのかについてですが、これは10月以降であると考えましょう。就活は3月から情報解禁が始まり、6月から順次面接がスタートとなります。

しかし、これは経団連の指針に従っている企業であり、そうではない企業の場合は、情報解禁と同時に選考が進んでいることも少なくありません。つまり、選考がスタートして1ヶ月程度で内定が出ると考えるなら、4~7月程度までには、内定がある程度出揃っている状態となります。

加えて、内定は10月1日以降にしか出すことができず、それ以前の段階ではうちうちで採用が決まっている内々定の状態です。そのため、正式に内定が出る10月以降に無い内定の状態だと、他の就活生よりも出遅れてしまっているため、要注意といえるでしょう。

内定がもらえないとどうなるのか

大学生活の最後に就活という大きなイベントが待っていますが、必ずしも全員が就活をするわけではありません。さらに、就活をした全員が企業から内定をもらえるとは限らず、無い内定の状態のまま卒業を迎えるという人もいるでしょう。

結論からいえば、内定がもらえなかったからといって、その後なにもできなくなるわけではありません。内定がもらえなくても選択肢は多数あるため、無い内定で就活を終えた場合に、どのような道があるのかを知っておきましょう。

就職浪人・就職留年をする

無い内定で就活を終えてしまった場合でも、やはり企業への就職を目指したいという人は、就職浪人あるいは就職留年をするという方法があります。

就職浪人とは、大学を卒業し、既卒で就活をするという方法です。卒業後も継続して就活をおこなうことになります。既卒と新卒は定義は異なるものの、卒業後3年以内であれば既卒でも新卒と同じ扱いと考え採用する企業は多いです。そのため、就職は決まらないものの卒業はできる、かつ学費をかけたくないという人は、就職浪人として既卒で就活を続けるのもひとつの方法といえます。

対して就職留年は、あえて大学を卒業をせず、翌年も学生として就職をする方法です。半期、あるいは1年分の学費はかかるものの、完全に新卒の枠組みで就職活動に臨めるため、志望先の選択肢は前年と変わらないまま就活のやり直しができます。

大学院に進学する

無い内定のまま大学を卒業した後の進路としては、大学院に進学するという選択肢もあげられます。大学院に進学するには、院への入学試験を受けなければならず、これは大学院によって異なります。

8~9月頃に試験をおこなう大学院が多いため、これに合わせて願書の提出や勉強をしておかなければなりません。就職に失敗したからといって、すぐに大学院への進学に切り替えられるわけではないため、進学を選ぶ場合は事前の準備が必須といえます。

また、就活を避けたいがために進学すると、院に入ってから苦労することも少なくありません。なぜ大学院に進学したいのか、院でどのような研究をしたいのかなど、明確な目的や理由をみつけた人は、進学を考えるとよいでしょう。

フリーターになる

内定がもらえなかった場合は、大学を卒業して一度フリーターとして働くという方法もあります。働く選択肢は企業への正社員としての就職だけではないため、別の方法で働くことを考えてみてもよいでしょう。

フリーター以外では派遣社員として働いたり、自営業を始めたりする選択肢もあります。とくに始めやすいのはフリーターや派遣社員です。働きながら自分のペースで就活をおこないやすいため、将来的に正社員での就職を目指している人も多いでしょう。

卒業後は生活費を捻出するためにも収入が必要であるため、フリーターでつないで正社員を目指すことも、就職の選択肢のひとつです。ただし、フリーター期間が長いと就職意欲が下がってしまったり、アルバイトで忙しくて選考が受けられなかったりすることもあるため、この点には注意しましょう。

内定をもらえない人の特徴

無い内定の状態に陥らないためには、なぜ内定がもらえないのかを考えてみることも大切です。企業から内定をもらうのは簡単なことではありませんが、全員が全員無い内定の状態になっているわけではありません。

人によってはスムーズに内定をもらい、早々に就職先を決めるということもあるでしょう。内定がもらえる人ともらえない人にはどのような違いがあるのか、もらえない人の特徴を把握して、理解を深めておくことが大切です。

行動量が少ない

内定をもらえない人は、行動量が少なく、そもそも就活に意欲的に取り組めていない可能性があります。就活で内定をもらうことは簡単なことではなく、頭のいい人や能力がある人であっても、採用されるとは限りません。

また、そのときの運次第で合否がわかれるということもあります。そのため、ある程度は場数をこなさなければ内定をもらうことは難しいでしょう。内定がもらえない人は、選考にチャンレンジしている回数が少ないために、チャンスを逃しているということも少なくありません。

数打てばあたるというものではありませんが、ある程度の回数は挑戦しておかければ、内定をもらえる確率は下がります。内定は積極的に就活をしないともらえないものでもあるため、就活に対する行動量が少ない人は要注意です。

自己分析が足りない

就活対策のひとつに自己分析があげられます。これがきちんとできていない人も、内定をなかなかもらえないことが多いです。

自己分析は、自分がどのような企業に入社したいのかを把握したり、自分の魅力を相手に伝えられるように把握したりするための重要な作業です。自己分析が不足していると、就活の指針そのものがわからなくなってしまいます。その結果、なにから手をつけてよいか迷い、行動に移せないという事態にもなりかねません。

自己分析をせずに闇雲に選考に挑戦しても、自分に合う企業がみつけられず、相性の悪さから不採用が続くということもあるでしょう。加えて、自分を知らないと採用担当者に自分の魅力、つまり採用メリットをうまくアピールすることができず、選考でも評価されづらくなってしまいます。

選考対策が不十分

書類選考や面接、グループワークやディスカッションなど、さまざまな形式で選考はおこなわれます。企業によって選考の形式や面接の回数などは異なりますが、きちんと対策をしておかなければ、内定をもらうのは難しいという点は共通しています。

内定がもらえない人は。選考の対策が不十分であることが多いです。事前準備ができていないと、本番で実力を発揮することは難しいでしょう。また、対策はしているつもりでも、そのやり方を間違えてしまい、失敗しているという人もいます。

ひとくちに選考の対策といってもさまざまなものが考えられますが、とくに押さえておきたいのは自己PRや志望動機です。これらを上手く伝えられるかどうかが、内定を獲得するうえで重要になってくるでしょう。

自己PRが浅いと魅力が伝わらない

自分の魅力を伝えることが、自己PRの大きな目的です。しかし、ただアピールすればなんでも評価されるというものではありません。自己PRでどれだけ自分のよさを伝えても、その内容が浅いと判断されてしまうケースがあります。

自己PRは、ただ自分の魅力を伝えるだけのものではありません。魅力を伝えたうえで、企業へ採用メリットを提示するというものです。つまり、単に能力や個性などを提示するだけではなく、それを活かしてどのように企業に貢献できるのかを示さなければなりません。

個性や能力を伝えただけで終わってしまう自己PRは、内容が浅いと考えましょう。アピール内容を踏まえて、入社後どのように活躍できるのかを提示することが大切です。

志望動機が弱いと熱意が伝わらない

企業は、就活生の採用を決めるうえで、志望動機も重要視しています。志望動機が弱いと就職への熱意が伝わらず、場合によっては本当に入社したいと思っているのかまで疑われてしまいます。

新卒は即戦力というよりも、将来的な成長を期待してポテンシャル重視で採用が決まっていることが多いです。そのため、入社後にいかに成長できるかが選考では評価されており、成長を後押しするモチベーションや熱意は重要視されているといえます。

仕事への熱意がないと、就職しても成長が期待できないと判断されるため、内定はもらいづらくなります。成長意欲の高さを示すためにも、志望動機は念入りに考え、熱意の伝わる内容を考えておかなければなりません。

「無い内定」を脱するための対策

10月以降で1社からも内定が出ていないと、無い内定の状態といえます。しかし、無い内定だからといって就活を諦める必要はありません。無い内定になってしまったとしても、ここから挽回して内定をもらうことは可能です。

選考は10月までに一通り終わることが多いですが、それ以降も採用活動を続ける企業は多数あります。卒業ぎりぎりまで就職するチャンスは残されているため、無い内定になってもすぐに諦めず、いかにして脱却するかを考えましょう。

自己分析を深める

無い内定の状態を脱するためには、自己分析を徹底しておこない、自己理解を深めておくことが大切です。就活の基本は自己分析であり、これができていないと活動そのものがスムーズに進められなくなります。

選考の対策としてはもちろん、志望先の業界や企業を決めるためにも自己分析は必要であるため、無い内定を脱するには念入りにおこないましょう。もしすでに自己分析を終えている場合でも、無い内定の状態が続いているなら、もう一度やり直してみることがおすすめです。

自己分析の結果は、時間の経過によって変わることも少なくありません。また、最初の分析が上手くできていなかった可能性もあります。そのため、就活に迷ったときには、まずは自己分析からやり直してみるとよいでしょう。

就活の軸を明確にする

自己分析をおこなう際には、どのような業界・企業に就職したいのか、働くうえで求める条件はあるかなどを考えておきましょう。志望先や求める仕事の条件などを明確にしておくことで、就活の軸を持つことができ、自分が目指すべき方向性をより正確に判断できるようになります。

就活をスムーズに進めるには軸をみつけることが大切です。これに沿って志望先を決めることで、より自分に合った企業を探しやすくなるでしょう。

仕事には向き不向きがあり、企業との相性もあります。人によって、相性のよい企業は異なるため、自分にはどのような企業が合っているのかを知ることが大切です。自分なりの就活の軸をみつけることで相性のよい業界や企業を把握して、選考の対策を進めていきましょう。

自己PRと志望動機を深掘りする

面接だけではなく、書類選考でも聞かれることが多い自己PRや志望動機は、自己分析を念入りにおこなうことで深堀りしておくことが大切です。

自己PRは自分の魅力を伝えるものですが、企業によってどのような内容でアピールすべきかは異なります。これは企業ごとに求める人材像が違うことが理由です。企業が求める人材像に適したアピールをするためにも、自分の魅力はどのようなものなのか、複数みつけておきましょう。

志望動機では、その企業でなければならない理由を探ることが大切です。企業と自分とのかかわりや感銘を受けた部分、他の企業にはない志望先ならではの魅力を自己分析から考え、志望動機に反映させましょう。

エントリー数を増やす

内定をもらうには、できる限り多くの選考にチャレンジすることも大切です。そのため、企業へのエントリー数を増やすことも考えましょう。

就活では1社受けてすぐに内定がもらえるとは限らず、10社20社と受けてそれでも内定が出ないということも少なくありません。プレエントリーでは50社程度、本エントリーでは30社程度を目安にしておくと、全滅する可能性は減り、内定がもらえる確率も上がります。

エントリー数を増やすことで内定をもらえるチャンスが増えるだけではなく、選考に臨む機会も増え、面接本番の緊張感にも慣れることができます。慣れてくるとリラックスして面接に臨め、自分らしい魅力もアピールしやすくなるでしょう。場数を踏むという意味でも、エントリー数は増やしたほうがよいです。

身だしなみやマナーを見直す

選考では、自分の魅力と志望度の高さをしっかりとアピールすることが重要です。しかしそれだけではなく、身だしなみやマナーを見直すことも重要です。

身だしなみの印象やマナーができているかなどは、選考でチェックされています。これらができていないと、第一印象が悪くなって高評価を獲得づらくなったり、評価を下げられてしまったりすることも多いため注意が必要です。

就活での身だしなみは、ビジネスシーンにふさわしいフォーマルさを出すことが大切です。清潔感も重要視されるため、スーツの着こなしや持ち物、髪型などもこまめにチェックしておきましょう。ビジネスマナーを守ることも重要であるため、言葉遣いや立ち居振る舞いなどにも注意して、社会人らしい行動を心がける必要があります。

就活エージェントを利用する

新卒の就活では企業からの求人情報が確認できる、就活ナビサイトを使用している人が多いでしょう。ナビサイトも便利ですが、無い内定の状態から脱するには就活エージェントの利用もおすすめです。

就活エージェントは、登録するとエージェントによる就活のサポートが受けられます。サポート内容はエージェントごとに異なりますが、自分に合った企業を紹介してくれることはもちろん、履歴書の添削や面接練習などの、具体的な選考対策をしてくれることもあります。

また、エージェントの口添えで選考での評価がプラスになることもあるでしょう。利便性の高いサービスといえます。就活エージェントは無料で利用できるものが多いため、就活の進め方に悩む人は利用してみることをおすすめします。

「無い内定」の人が就活を続けるときの注意点

無い内定の状態でも、根気強く就活を続けたり、対策を練りながら取り組んだりすることで、内定はもらえます。最後まで諦めなければ内定をもらえる可能性はありますが、無い内定の状態で就活を続けるなら、いくつか注意しておきたいことがあります。

注意点が守れていないと、就活に失敗するだけではなく、ストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。納得のいく形で負担なく就活を終えるためにも、無い内定の状態だからこその注意点を知っておくことが大切です。

不採用通知が続いても落ち込まない

選考に挑んでいるのに無い内定の状態が続くということは、それだけ不採用通知を受け取っているということです。不採用通知を受け取っても、深く落ち込みすぎないように注意しましょう。

落ち込むこと自体は問題ありませんが、それをいつまでも引きずってしまうと、その後の就活に悪影響を及ぼす可能性があります。気が滅入ると次の選考へ気持ちが切り替えられず、実力を十分に発揮できなくなってしまうでしょう。

不採用通知が届いたからといって、社会に必要ないといわれているわけではありません。企業によって求める人材は異なります。不採用になった人は、その条件に合わなかっただけです。つまり、単純に企業との相性がよくなかったといえます。不採用通知が自分自身を否定するものとは思わないようにしましょう。

「無い内定」に悲観せず気持ちを切り替える

周囲が内定をもらって就職を決めていく中で、自分だけ無い内定の状態が続いていると、焦ったり悲観的な気持ちになったりすることもあるでしょう。しかし、無い内定であるからといって、悲観的になる必要はありません。

今後の頑張り次第で内定をもらえる可能性は十分にあります。最後まで諦めずに就活を続けることで、天職といえる仕事をみつけられる可能性もあります。内定をもらうタイミングが早いか遅いかで、人の優劣は決まりません。単に自分に合う企業に、早く巡り合えたかどうかの違いでしかないと考えてよいでしょう。

悲観的になって就活に嫌気が差してしまうと、その時点で挽回しづらくなります。無い内定でも気持ちを切り替え、常に前向きに行動することが大切です。

「無い内定」の人も対策を続けて就活を成功させよう

内定がもらえない無い内定の状態であっても、他の人より劣っていると考える必要はありません。内定がもらえないことにはさまざまな理由があり、就活のやり方が間違っていたり、志望先がたまたま自分に合わなかったりするだけのことも多いです。

そのため、就活のやり方を見つめ直し、諦めずに対策を練り続けることで、無い内定を脱出することは十分に可能です。無い内定を脱するには、真剣に就活に取り組み、なにが原因で内定がもらえていないのかを考え続けることが大切でしょう。

諦めたり、対策をやめたりすると、その時点で就活は失敗に終わります。卒業ぎりぎりの時期まで選考をおこなっている企業もあります。最後まで諦めずに取り組み、無い内定から脱して就活の成功を目指しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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