内定について

「僕がたった1社受けただけで、内定承諾を決断できた理由」



自己分析、腑に落ちてる?業界研究、事業内容だけで決めてない??

「なんで一社しか受けてないのにそんなズバっと内定承諾できたの?」
「他の会社と悩まなかったの?」
「どうやって第一希望の会社を決めたの?」

そんな相談を同期の就活生からよくされます。
皆さんが悩む気持ちも良くわかります。
ファーストキャリア、万が一ミスったらどうしようって、不安ですよね。
でも私はこう思えてならないんです。
悩んでるひとは、まだ自己分析と企業研究がしっかり出来てない証拠では……?と。

確かに就活が始まると、
「おおwwこの会社事業内容カッコええwwやべぇ!」
「あ、でもあの会社もお金めっちゃいいwwうほwww」
と、いきなりだだっ広い都会に放り出された田舎モンみたいに、いろいろ目移りしますよね(笑)

…しかし、ここで一度落ち着いて振り返ってみて下さい。

自己分析、本音でやってますか?本当に腹落ちしていますか?

企業研究、上っ面の四季報や業界地図のデータだけ見てませんか?
あなたが行きたいと思っている、会社の良いところと悪いところ、両方把握してますか?

少しでも自信のない方は自己分析・企業研究をもう一度やり直そう

少しでも「んー…」と自信のない方は、
まず就職先をどこにするか悩む前に、「自己分析→業界研究」をやり直してください。
行きたい業界を絞れたら、さらに各業界の各会社レベルまて研究してください。

私の友人で、渋谷に本社を構える大手国内ネットメディアに内定もらった学生が、
事業の内容をあまりよく理解してないのにも関わらず内定を貰ったと言っていた時は、
さすがにその会社大丈夫か?と思いましたが、そんなのは稀です。
案の定その子はどこ行くか迷って相談してました(笑)
(女の子だったので、恐らく採用戦略あたりの諸事情もあったのでしょう。。。と僕は思っています(笑))

とにかく、時間をかけましょう。
苦手でもここはしっかり理詰めしましょう。
感覚や直感でやって、落ちてから後悔しても遅いですからね!!(笑)
自己分析と業界分析(会社レベルまで)まで出来て初めて、
会社を比較できるスタートラインに立てます。

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僕のとった「決断」の方法

『「決断」とは、「断つ」ことを「決めること」だ。』

これは僕の尊敬する先輩から教わった言葉です。
(先輩は先輩の師匠から教わったようですが(笑))
皆さんの就職先選びは、『決断』をすることと同義と言っても過言ではないと思います。

ではどうやって就職先を決断するのか。

ここからは正直、十人十色の決断の方法があると思います。
しっかり自己分析と業界研究をした以上は、それに則した決断になるはずです。
ここでは、私の場合の「決断プロセス」を記載しますので、
あくまでこういう考え方もあるんだなと参考にしてくれればと思います。
間違っても鵜呑みにしてはいけませんよ!咀嚼してくださいね(笑)

就活≒一番愛すべき会社を探すこと

「就職は恋愛と似てます。」

こんなこと言ったら、いろんな人から大ヒンシュクを買われそうですねw
でも少なくとも僕は、就活をしていく中で、
僕の恋愛に対する考え方と就職に対する考え方は似ているなーと思いました。

要するに、「好き」なのか「愛する」かのどっちなんだよってことです。
誤解を招くとややこしくなるので、
先に私なりの「好き」と「愛する」の定義の違いを説明しておきます。
価値観は人それぞれなので、全く強制はしません。
あくまで定義の共有です。

==========================
好き…浅いもの。見返りを求めるもの。ころころ変えても許されるもの。気が付いたらなってるもの
愛する…深いもの。無償でもよいもの。忠誠を誓うもの。自分で決断(覚悟を決める)するもの
※食べモノとかは該当しませんよ!!w異性に対しての場合のみです。
==========================

若造が舐めたこといってんじゃねぇよと言われそうですが、
21年間生きて、色々経験してまだ暫定的ですが、これが僕なりの定義です。
私の就職先の決断方法は、まさしく「1番愛すべき会社」を探すことでした。

分かりづらいと思うので、簡単な「好き」と「愛する」の例を出します。
学生と夫婦同士の恋愛で比較してみます。

==========================
【学生同士の恋愛=好き合う】
何かが「好き」だから付き合うってパターンが多いですよね?
じゃあ別れる主な原因は何か。
・「好きな部分」が好きじゃなくなった
・「嫌いな部分」が多くなった
・他よりももっと好きな人ができた...

【夫婦同士の恋愛=愛し合う】
・嫌いな部分が多くなっても、それも含めて一人の人間として愛してる
・貞操がある人なら伴侶に忠誠を誓い、
 「伴侶よりも異性として好きな人」という概念自体存在しないはず(本来ならw)
※一夫多妻制の方はごめんなさい。思想の違いですorz
==========================

この場合、前者が『好き』で、後者が『愛する』に当てはまります。
「愛」は「好き」の延長線上とおっしゃる方がいますが、確かにそういう場合もあります。
しかし元来「好き」と「愛」は次元の異なる概念だと僕なりに解釈してます(笑)

最愛の会社の探し方

さて、話を戻します。
恐らく就職先を悩んでる就活生の皆さんは、
「愛すべき会社」をまだ見つけてないんじゃないかなと僕は思います。
第一志望群の会社はどこも「好き」なんだけど、
どれも一長一短があって、なかなか1つに決められない。
そんな人が多いと思います。

そうなんです。
「好き」な会社は、何個か好きな要素さえあれば好きになっちゃうんです。

恋愛で言うなら、「面白い」とか、「金持ち」とか、
何か一つの要素さえあれば一応好きになれちゃうんですよね。
会社でいうなら「社員の雰囲気」・「組織制度」・「給与体系」・「働き方」などがそれらの要素になると思います。

でもそれだけじゃきっといつまでたっても、1つに絞れないと思います。

では1つの愛するべき会社を見つける方法は何か。
ここからは人との恋愛と異なりますが(笑)
私の答は、複数の「好き」な会社をリストアップし、
論理的に突き詰めて分析する+申し訳程度の直感で「最も愛すべき会社を一つに絞る」です。
ちなみに恋愛でそんなことしてる奴はつまらない人間になるのでおススメしませんw
その前に複数の人を天秤にかけるなんてチャラいことするのはいかがなものかと思いますし。

でも、就活ではそんなことも言ってられません。
なぜなら一般の恋愛と違って、
就活では「愛すべきかどうか」を意思決定する為の時間は限られている上に、
選択肢も非常に幅広いからです。

論理的な分析方法は様々ありますが、「Want/Must表」の作成が最もシンプルでわかりやすいと思います。

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これで決めろ!!Want/Must表


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Must…愛すべき会社に絶対欠けてはならない要素
Want…あったらいいなと思う要素
Must要素は3~5個、Want要素は何個でもおっけーですので、まずは考えてみて下さい。

【私の場合】
〈Must〉
・社員の雰囲気が自分に合ってる(ロジックとパッションを兼ね備えてる社員が多い)
・実力主義な風潮(実力に比例して給与も上がる)
・事業内容が自分の「好き」な分野である(僕場合はネット産業/ゲーム産業)
・色んな部署を経験できる(部署転属の敷居が低い)

〈Want〉
・組織が未完成(発展途上)
・グローバル市場でNo.1が狙える
・社長が尊敬できる
・オフィスがかっこいい
・その会社の製品やサービスが好き
・外国人社員が多い
・女性社員が可愛い
・社内ビジコンがある
・昇進のチャンスが早いor多い?
・優秀な社員の絶対数が多い
・会社の成長率が高い
・めっちゃ稼げる(入社2年~4年目の間に1000万超える可能性あり)

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そこから、自分の「何となく好き」な会社が、それぞれの要素に当てはまるか○つけていきましょう。
最終的に、Must要素にすべて○が付き、かつWant要素が一番多い会社が、あなたの愛すべき会社です。
そこでまだ違和感があるなら、おそらくMustとWantが建前で、本音でない可能性が高いです。
ちょっとかっこつけてみたりとか。
なのでMust/Want表は絶対本音ベースで書いてください
別に面接のときに見せるわけでもないので(笑)

一番○が多く付いた会社が自分の第一希望で良いと腑に落ちたら、
そこがあなたの愛すべき会社です。
忠義を尽くし、悪い部分も含めて愛すのが筋です。
勿論悪い部分があれば、それを正してやるのもホント意味での「愛」ではないでしょうか?

ちなみにWant/Must表を作ることで、何となく第一志望群だった会社リストに、
優先順位が付けられるというメリット
もあります。
○の数で数値化できるからです。
リストまで出来ればあとは内定した会社の中でもっとも上位の会社に決め、
あとはキッパリ切り捨てる=「決断」するだけですよね?

よって、万が一愛すべき会社にアタックして玉砕したら、
そこはもうどうしようもないので、
すぐに気持ちを切り替えて2番目に愛すべき会社にアタックしてください(笑)
普通の恋愛なら、長い年月をかけてアプローチすることもできますが、
就活はそんな時間掛けてたら無職になってしまうので…。
そこは割り切って、逆に自分を祈ったことを後悔させてやりましょう!

結論:悩んでる人はすぐに自己分析&業界研究をし直しましょう

以上が僕が愛すべき会社を決めた方法です。
少しでも皆様の参考になれたらうれしいです。
合理至上主義の方や、最初から転職Mustでファーストキャリアを考える方は、
この文章見て反吐が出るかもしれませんが←
少なくとも4年生の悩んでる人で、そんな方はほとんどいないと思いますので(笑)

今から自己分析&業界分析をやり直すことに関して、正直遅い感は否めません。
でも、まだ間に合います。もう一度しっかりと自己分析(他己分析も含む)、
そして内定andこれから面接予定の会社の研究をし直しましょう。

3年生の皆さん。
今からやりましょう。自己分析&業界研究は、僕からすれば就活でもなんでもありません。
大学生や社会人なら常に意識して行うべき「セルフマネジメント」と「情報収集」という、
いわば当たり前のやるべきこと
です。

こういうものは一回やってはい、終わり!!ってモンじゃないです。
暇な時間は恋バナや下ネタも良いですが、
自己分析と業界研究にも時間を費やして継続してやってください(笑)
長時間やればいいんでしょ?というのは本末転倒ですが、
時間をかければかけるほど、見えてくるものが増えてくるのも確かです。
ちなみに私は大2の冬からいろんな会社調べまわったり自己分析を先輩にダメだしされまくったり、
OB訪問しまくったりしてました(笑)いち早くスタートダッシュをかけれたからこそ、
就活もなんの未練も無くすぐに終わらせられたと、今は確信しております。

そして。
余談になりますが、私も決断したからには、
内定先の会社を良い部分、悪い部分も含めこれからも全力で愛します
(笑)

僕で良ければ就活から恋愛相談まで何でも乗るので(笑)、
何かあればいつでもTwitterやFacebookで話しかけてみてください。

早稲田大学商学部4年
蒋 詩豪
twitter:@jiang_shihao
Facebook:Shigo Sho

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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