就活のマナー

【内定後に質問しておく内容】メールや電話で質問する例もご紹介

内定後でも気になることは質問してOK

志望していた企業から内定をもらった後は、実際に働くことをイメージできるようになります。そうすると、いくつか気になることも出てくるでしょう。また、内定をもらったら、就活中には聞きにくかったことを質問したいと考えている人も多いです。内定後、企業に気になることを質問しても失礼には当たらないのでしょうか。

内定をもらった後に気になることがある場合、質問をしてもかまいません。しかし、質問の仕方によっては相手を不快にさせたり、ビジネスマナーがわかっていないと判断されたりする可能性もあります。内定をもらったら、気になることを質問するときに知っておきたいマナーや入社前に知っておきたいことについて確認してみましょう。

内定後でも質問をするべき理由

頑張って就活を進め、志望していた内定をもらえば一安心です。しかし、内定をもらったからと言って安心してしまうと入社後にギャップを感じて後悔する可能性があります。例えば、残業が想像よりも多かったり、給料が予想よりも少なかったりすると、人生プランにかかわります。このようなギャップに関しては、入社後に後悔しても遅いです。

いったん就職すると、想像と異なっていても頑張って働くか、せっかく頑張って内定を手に入れた企業を短期間で退職するしかありません。そうならないためには、気になることを入社前にしっかりと質問しておく必要があります。確認すべきことを質問し、実際に働くことをイメージすることでギャップが減り、社会人として働くモチベーションも上がるでしょう。

ビジネス用語を押さえておこう

「PDCA」や「エビデンス」などの言葉を正しく使えますか?これらは、企業で使用されることが多いビジネス用語です。内定が決まったという就活生は、入社までの間にビジネス用語について理解を深めておきましょう。そこで活用したいのが「就活・ビジネス用語集」です。IT、航空、金融、メーカーで使用される用語も紹介しています。無料でダウンロードできるため、就活が終わって入社に向けた準備を始めたいという就活生におすすめです。

内定後に質問をするときのメールと電話の例文

内定後、質問をするこ自体は問題ありませんが、質問のやり方がマナー違反であったり、質問の内容が失礼だったりすると、相手を不快にさせてしまう可能性があります。内定をもらった企業で働く場合は、入社後に相手と気まずくなることもあるので、質問をする際は必ずマナーを押さえて丁寧に尋ねることが大切です。

では、具体的にはどのように質問すれば良いのでしょうか。内定先に気になることを質問するときに知っておきたい3つのポイントについて例を見ながら確認していきましょう。

①メールで質問する場合

件名:社宅に関するご質問

株式会社○○
人事部 人事課 ○○様
○○大学の〇〇です。

先日の内定者研修ではお世話になりました。
社宅に関して2点質問がございますので、
差し支えのない範囲で教えていただければ幸いです。

1.社宅はございますでしょうか。
この段階で恐縮ですが、引っ越しをするか決めるために伺います。

2.社宅の家賃はどのくらいでしょうか。
社宅がある場合、引っ越し先を決めるときに参考にしたいので教えてください。

ご多忙のところ恐れ入りますが、よろしくお願いします。

内定先に質問をする場合、手段はメールでも電話でも問題ありません。事前に内容を十分に確認して質問をしたい人はメールを選ぶと良いでしょう。内定先にメールをするときは2つのポイントに注意しましょう。

1つ目のポイントはわかりやすく件名を書くことです。企業で働いている人は一日に多数のメールを受けるため、わかりづらい件名でメールを送ると、返事をするときにメールを探し出すのに手間がかかります。そうならないように、質問をするときは一目で内容がわかる件名をつけましょう。

2つ目のポイントは相手の名前や会社の名前を省略せずに書くことです。省略すると失礼になるので、メールのはじめには必ず正式な会社名やメールを送る相手の名前を書きましょう。相手が所属している部署などがわかる場合はそれも会社名の下に書きます。

②電話で質問する場合

○○大学の○○です。配属先について質問があり、お電話いたしました。ただいまお時間よろしいでしょうか。

はい、大丈夫です。

ありがとうございます。差し支えがなければ、入社後の配属先はどのように決まるのか教えていただけないでしょうか。

入社後の配属先は能力を見て、こちらで決定します。希望は聞きますが、はじめは希望が通ることは少ないです。

かしこまりました。お忙しいところ、誠にありがとうございます。では、失礼いたします。

失礼いたします。

電話で内定先に質問する場合、比較的にどの企業でも業務が落ち着く14~17時頃に電話しましょう。あらかじめ聞きたいことをまとめておき、回答を書くためのメモを用意しておくと便利です。質問のために電話をしたら、必ずはっきりと名乗ることを心がけましょう。名前を伝える前には例文のように「お忙しいところ、恐れ入ります」などと挨拶すると好印象を与えられます。

名乗った後は要件を伝えてから相手に時間があるか確認すると相手に迷惑がかかりません。もし、相手が忙しい場合は予定が空いている時間を聞き、折り返して質問しましょう。質問をすることになったら、なるべく簡潔に気になることを聞きます。相手が答えてくれたら丁寧にお礼を伝え、電話を切りましょう。

内定後に確認しておく質問例

内定後に確認しておくべき質問例

入社前からしっかりと社会人になる準備をして入社後のギャップを小さくするためには、入社前後にやるべきことや給与、残業などについて詳しく確認しなればなりません。しかし、これらに関する質問はやり方を間違えると印象が悪くなったり、働く気がないとみなされたりする可能性もあります。

それでは、内定後に確認しておくべきことはどのように質問すれば良いのでしょうか。入社する前に確認しておきたい質問例について詳しく確認してみましょう。

入社前後について

  • 入社前に準備しておくこと
  • 入社後のスケジュール
  • 働き始める時の心構え

学生の多くは入社前の過ごし方に不安を感じています。不安を和らげるためにも、内定をもらったら、入社前の過ごし方について質問すると良いでしょう。持っていると役立つ資格や知っておくべきことを教えてもらい、勉強すると、社会人になったときに同期と差をつけられます。また、入社後のスケジュールに関しても確認しておくべきです。入社式を終えて社会人として働きだすと、慣れるまでは時間に余裕がありません。

入社後に長期間の研修などがあっても準備をするための時間を確保できない可能性があるので、あらかじめ入社後のスケジュールを知っておくと安心です。さらに、入社するときの心構えも教えてもらいましょう。新社会人になることには不安もありますが、心構えを持っておくとやる気が生まれます。

給与などのお金について

  • 手取りでの給与はいくらになるか
  • 賞与はあるか
  • どのような評価基準で昇給が決まるのか

給与は人生プランに大きく関わるものです。就活中に予想していた給料よりも実際に受け取れる金額が大幅に少なければ、生活が大変になったり、結婚などの計画が崩れたりすることもあります。しかし、給与やお金に関しては就活中に質問しづらいです。そのため、お金に関して気になることがあれば、内定後に必ず確認しておきましょう。しかしながら、給与などに関する質問は相手を不快にさせる可能性もあります。

デリケートな内容なので、失礼のないように、知りたい理由を述べながら丁寧な言葉で質問することが大切です。お金に関しては手取り額や賞与、昇給などについて把握しておきましょう。いずれも人生プランに関わる大切なことですが、企業や個人によって差があるので、不明な点は明らかにしておくことが大切です。

残業について

  • 月に何時間残業があるか
  • みなし残業は給料に含まれるか
  • 特に忙しい時期はいつか

学生の多くは入社前には残業時間を把握し、生活リズムをイメージしたいと考えています。残業に関しては質問をためらう学生も多いですが、気になることがあれば入社前にしっかりと確認しておきましょう。残業に関して質問するときは聞きたいことをオブラートに包むことが大切です。例えば、「一日何時間残業がありますか」ではなく、「繁忙期の平均残業時間はどれくらいですか」と尋ねると悪い印象を与えません。

また、「生活リズムを整えるために知りたい」などと理由を付け加えるとさらに印象が良くなります。みなし残業に関しても確認が必要です。みなし残業が給料に含まれている場合、あらかじめ決められた時間内で残業をしても手取りは増えません。入社後に戸惑わないように、わからないことは聞いておきましょう。

内定後に質問する場合はマナーを守ろう

入社後に感じるギャップを少なくするためには、内定後でも気になることを質問する必要があります。質問をすることはマナー違反や失礼にはあたりませんが、給与や残業などデリケートなことが気になるときはできるだけ丁寧に質問しましょう。質問は一度にまとめることも大切です。内定から入社までの期間、人事担当者は来年度の採用活動に向けて仕事が忙しいです。

何度も質問をすると手間をかけてしまうため、質問をするときは他にわからないことがないかよく確認しておきましょう。なお、給与やスケジュールに関しては企業のホームページや渡された書類に記載されていることも多いです。質問をする前にはできる限り自分の力で気になることを調べ、どうしてもわからないことだけを尋ねましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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