目次
最終面接で不採用になるパターン①ミスマッチ
最終面接で不採用になるパターンの1つは、「会社の求める人材ではなかった」ということです。最終面接にまで来たのですから、一次面接、二次面接で合格とされたわけです。
エントリーシート、履歴書が十分であり、志望動機、自己PRなどの説明も申し分なく、面接時のマナーやコミュニケーション力も合格だったということです。それならば、なぜ最終面接に不採用になってしまうのかというと、「マッチングしなかった」ということになります。マッチングしなかったというのは、その会社の求める人材ではなかったということです。
- ミスマッチ=企業が求める人物像に当てはまらなかった
一次面接、二次面接までは、ある程度のレベルに達してさえいれば通過できるのです。
エントリーシートや履歴書とある意味では同じで、その段階における一定のレベルを満たしてさえいれば合格と判断されるのです。ですから、最終面接まで進むことができた人というのは、その会社でなくても同じように最終面接まで進むことができるような実力者なのです。
ところが、そのような実力者の中から、この会社にふさわしい人を決定するのが「最終面接」なのです。ですから、最終面接でチェックされることは、それまでよりも現実味を帯びた内容となります。実際にこの人がうちの会社で働くことになったらどうなるだろうか、というポイントからチェックされるのです。
他の会社でも働ける人ではなく、うちの会社で働ける人、うちの会社で働いてほしい人を選ぶのが最終面接なのです。最終面接で不採用になる人は、そう思ってもらえなかった人ということになります。
最終面接で不採用になるパターン②やる気・熱意が伝わらなかった
では、「うちの会社でぜひ働いてほしい」と言ってもらえる人がどんな人なのかというと、やる気や熱意が伝わってくる人なのです。最終面接は、これに合格した人には内定を出す面接です。春が来たら一緒に働くことになる人を決めているのです。その先何年も何十年も同じ目標に向かって歩く人であってほしいのです。それなのに、最終面接を受けている人からは、やる気も熱意も伝わってこないとなると、最終面接で不採用となることは当たり前です。
- 第一志望であることをアピールする
たとえば、一次面接や二次面接までの評価がまったく同じだった2人の学生がいたとします。この2人は見た目も双子かと思うほどそっくりだったとしましょう。さらにこの2人は、最終面接で一言一句まったく同じことを言ったとします。
しかし、1人は別の会社が第一志望であり、もう1人はこの会社が第一志望でどうしても入社したいと考えていました。この2人の最終面接の様子は簡単に想像できますよね。だれの目からもわかるほど、やる気や熱意に違いがあるはずです。
最終面接で不採用になるパターン③会社側の事情
最終面接まで進むことができたのですから、その人は合格するに値する人物であることは間違いありません。ところが、最終面接でも大きな失敗はなく、自分としては手ごたえを感じていたのに不採用となってしまうことがあります。このような場合、もしかすると「会社側に事情があった」ことが、最終面接で不採用になった原因であることも考えられます。
- 会社の経営状況や社長や役員の鶴の一声で選考が左右される可能性もアリ
あなたが優秀であったとしても、あなたよりさらに優秀な人がいたら不採用になってしまいます。他にも、採用活動を始めた頃とは会社の状況が変わってしまって採用人数を減らすことになったりします。最終面接で面接官をした役員や社長の、いわゆる「鶴の一声」で採用不採用が決まってしまうことだってないことではありません。このような会社の事情だとしたら、もうどうすることもできません。ベストを尽くして天命を待つしかないのです。
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最終面接で不採用になるパターン④一貫性がなかった
最終面接で不採用になる場合、発言の一貫性がなかったことが原因となっている場合があります。もちろん選考が進んでいくにつれ、自己PRも志望動機もブラッシュアップされていくものであり、一次面接の際と全く同じ内容を話さなければならないというわけではありません。しかし、話の筋がズレてしまうのはNGです。
それまでの選考を通過出来たのは、その時に伝えた自己PRや志望動機等に好感を持ってもらえたからであり、その時の話とは関係のない話をしてしまうと、「コロコロと考えが変わるんだな」と思われ、マイナスの評価に繋がってしまう可能性があるのです。
一次や二次で伝えた内容を振り返っておく
最終面接に臨む前には、一次、二次面接で伝えた内容を振り返っておくようにしましょう。上述の通り、話す内容がブラッシュアップされるのは問題ないのですが、論点まで変わってしまうのは逆効果なのです。一次面接を受けてから最終面接に臨むまでの間、さまざまな情報に触れることでしょう。
その中で、一次面接で話した内容が記憶の中で薄れてしまう可能性もあります。そうなると最終面接前に振り返ることも出来なくなってしまうので、面接を受けた際にはそこで話した内容を記録しておくようにしましょう。最終面接まで進めば内定まであと一息です。しかし「ここまで来ればもう大丈夫だろう」と油断するのはNGなのです。最終面接だからこそ、より慎重に準備を進めるようにしてください。
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最終面接の不採用になるパターン⑤企業の社風と合わなかった
最終面接で不採用となった場合、企業の社風と合わなかったことが要因である可能性もあります。通常最終面接に至るまでの面接では、就活生のスキル・ポテンシャルが見られています。そのため最終面接に残った候補者はスキル・ポテンシャル面では同等なことが多く、最終面接では企業とのマッチング度合いが見られることが多いのです。
入社後3年以内の離職理由で主要なものは、企業とのミスマッチングです。企業としてもせっかく採用した人材が早期に流出してしまっては大きな痛手を被ることになってしまうので、そのようなことのないよう、就活生とのマッチングについては慎重に見てきます。そのためスキル・ポテンシャル面で問題がなくとも、企業の社風とのミスマッチングにより、不採用となることもあるのです。
入社後のミスマッチを防ぐ方法について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
OB訪問やインターンから社内の雰囲気を感じ取る
企業の社風を事前に把握しておく方法として、OB訪問やインターンを利用することが挙げられます。HPやパンフレットを見るだけでは、企業における実際の仕事内容や職場環境、人間関係までは見えてきません。それらを把握するには実際にそこで働く社員の方と会話をする、実際に職場に行く、といった行動をとるしかないのです。
ミスマッチを防ぐことは企業にとっても重要ですが、就活生にとっても重要なことです。自身の考えと合わない風土の根付く企業に就職してしまうと、いくらその企業に憧れを持っていたとしても、働く中で違和感を覚えてしまうでしょう。そのようなことのないよう、選考に臨む前にOB訪問やインターンを利用し、実際の企業の雰囲気を感じ取っておくことが重要なのです。
OB訪問のやり方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
最終面接で不採用になったら自分を見つめ直す最大のチャンスと捉えること!
最終面接で不採用になるとかなり落ち込みます。内定がすぐそこにあったのですから、第一志望であればなおさらショックは大きくて、立ち直れないほどのダメージを受けることでしょう。しかし、あなたが原因ではないこともあるのです。最終面接に不採用になる人の確率は50%という説があります。この数字は、2人に1人が最終面接に不採用になるということなのです。
また、あなたが原因だとしても、自分を見つめ直す最大のチャンスです。そこから成長し、最終面接で不採用になってよかったと思える人生にしてほしいと思います。
不採用メールへの返信については、こちらの記事で詳しく解説しています。