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【協調性を自己PRできる例文4選】上手くアピールするポイント

「協調性」は就活で十分なアピールポイントになる

企業のような組織での仕事は、どんなに個々のスキルが備わっていたり、優秀な人であったりしても、一人では進められないケースがほとんどです。周りの人と協力し合いながら、それぞれの役割を果たして仕事を完成させていく必要があります。

また、周りの人に対する思いやりはもちろんのこと、的確な報告・連絡・相談によって連携を図ることも大切です。さらに、困っている人がいれば適切なフォローやサポート役に回りながら進めていくことも必要ですし、常に周りと歩調を合わせる姿勢が大事です。企業は、社員の協調性なしでは成り立つことはできません。社会生活を送るうえで基本とも言える協調性をアピールすることは大切なことであり、企業からも高く評価してもらえるポイントとなります。

企業が協調性を評価する理由

職種や企業が変わっても活かせる最大の強みが、他人に関わる力、すなわち協調性です。協調性はチームワーク、指導力、育成力など企業で働くうえで様々な面で力を発揮することができ、仕事を進めるうえでは必要不可欠な要素となります。

仕事スキルは入社後にいくらでも身に付けることはできますが、協調性のような人間性に関わる部分は身に付けることが難しいものです。よって企業は多くの人と一緒に協力して仕事ができる人材を求めており、就活においても協調性のある人材は高く評価されるようになります。

入社後も円滑なコミュニケーションが期待できる

社会人の中には、「会社に自分とは合わない人がいる」という悩みを抱えている人も多いです。学生であれば合わない人と距離を置くことで済むことも多いですが、社会人だとそうもいきません。「この人は苦手だから話したくない」「合わない人とはなるべく違う席に座ろう」などという自分勝手なことは許されませんし、そのような要望は会社で働く以上通ることは難しいです。

どんなに苦手な人とでも向き合わなければいけませんし、自分と意見が合わない場合でも相手の意見を尊重しながら力を合わせていく必要があります。企業側からしても、協調性のある人の方が周りとの衝突が少なく、業務全体が円滑に進むため、協調性は社会人として求められる大きな要素のひとつとなります。

離職の理由に上がる人間関係の課題が比較的少ない  

新卒者の3年以内の離職率は30%を超えるといわれています。この状態はバブル時代から30年経った現在でも変わることなく25~35%の範囲を推移しています。その離職理由の大きな原因のひとつに「人間関係がよくなかった」ことが挙げられます。人間関係を退職理由に挙げる人の多くは「周りと上手くいかない」場合が多く、チームプレーが苦手な人が多いことも原因のひとつです。

企業としても、協調性のない人であれば「人間関係を理由に離職するのではないか」ということが懸念されてしまい、不安に感じてしまうのは当然のことです。そうなると、協調性のある人の方が当然、人間関係というネガティブな理由で離職する確率は少なくなるでしょう。

集団で協力して業務をおこなえる人材を求めている

企業では、仕事を一人で進めていくよりも複数人でおこなうことが多いです。自分の意見を主張することも大事ですが、自分とは違った主張を持つ人たちを理解すること、意見を尊重することができなければ仕事を成功させるということは難しいでしょう。自分の持っているスキルや意見などを周囲に伝えつつも、相手の意見も受け入れ共有することはチームの作業効率を上げるためには不可欠です。

そうなると、スタンドプレーでどんどん一人で進めていくような人よりも、より協調性のある人の方が、目標達成のためにチーム活動ができる人、調和のとれる人というイメージを持たれ、好印象につながります。

自分の強みは「協調性」なのか、自己分析ツールで確認しよう

『協調性』を自己PRする人の中には、自分の強みを勘違いしている人もいます。強みを勘違いしていると自己PRは上手くいきません。

自分の本当の強みを見極めるには、自己分析ツール「My analytics」が便利です。36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み→それに基づく適職をサクッと診断できます。

My analyticsで、あなたの強みが本当に『協調性』なのか確認してみましょう。もしかすると、思っていたものとは違う強みも発見できるかもしれません。

自己PRで協調性を魅力的に伝えるためのポイント

協調性は短所として使用することは避けなければなりませんので、長所として使用しましょう。しかし協調性を長所として用いたからといって、必ずしもプラスの評価を得られるとは限りません。自己PRはどれだけ題材がよくてもそのアピール次第でプラスにもマイナスにもなってしまいます。

協調性が企業に求められる能力だからといってアピールの仕方を間違えれば高評価を獲得することはできません。自己PRで協調性を魅力的に伝えるためにはポイントがあります。それらを踏まえて効果的な自己PRを作成していきましょう。

協調性を発揮した場面を具体的に記載する

協調性のアピールになる経験として、部活動やアルバイト、ボランティア、チームで何か取り組んだことなどが挙げられます。部活動やアルバイトなどの経験を話す際は、自分ひとりのことだけではなく【周囲との関わり方】や【自分がその集団でどのような役割をしていたか】などを交えて話すと協調性のアピールに繋がるでしょう。つぎに、協調性を題材とした自己PRの上手な作り方についてみていきます。

①状況の説明

協調性をアピールするためには自己PRを使うのが効果的ですが、その際に、単に「私は協調性がある」と直接的にいってしまっても説得力がありません。単にコミュニケーション能力があるといわれても「だからいったい何ができるの?」と思われてしまうだけであまり説得力はないです。それを裏付ける経験がないと、逆に不安を感じさせてしまうだけでしょう。協調性は数値などで表すことができない分、より相手に伝わりやすくするための工夫が必要です。

まずは「聞き手が安易に想像できるような経験やエピソードなど」を盛り込むことです。5W1Hの「いつ」「どこで」を使い、例えば「大学2年生の時、所属している野球サークルで」などと具体的な状況を説明しましょう。客観的に誰でも想像できるくらい詳しい説明をすることでより説得力が増していきます。

②課題の説明

「私は所属サークルにおいて、持ち前の協調性を発揮していました」といくら詳しい状況を伝えても、何のために協調性が必要だったのかが分からないと説得力がありません。「企業にとって必要な存在だ」と思わせるためには、その所属サークルではどのような問題があったのか、その問題解決のために果たすべき役割はどういうものだったかという課題が明確でなければなりません。

例えば、「野球サークルを全国大会に導くためには団結力が必要でした。そのために自分がおこなったのは~」などと具体的に乗り越えなければいけなかったことが何かを説明するのがおすすめです。目標と現状の差を埋めるためにやるべきことはどういうことだったのかを明確にし、自分の果たすべき仕事が何だったかを分かりやすく伝えるようにしましょう。

③自分の取った行動の説明

あなたの協調性を面接官に伝えるためには、具体的にあなたが取った行動を詳しく説明することが大事です。例えば、「野球サークルの団結力を強めるために、チームの練習メニューを決めたり、マメなミーティングをおこなっていました」など、自分がチームに働きかけたことを説明すると、あなたのチームへの真剣な姿勢が伝わって高評価となります。

チームの目標を達成するためにはどんなことが必要だと思ったか、その時に自分が考えたこと、相手のために行動したこと、周りと一緒に成し遂げたことなどをたくさん盛り込んでいきましょう。あなたが頑張っていた姿がリアルに伝わるような表現をすることで、面接官は具体的にイメージしやすくなり、協調性の伝わり方もグンとアップすることでしょう。

自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用してみよう

「協調性」の自己PRを作成する際、伝えたいことは沢山あっても、文章で上手くまとめる自信がない就活生も多いはず。

そんな時は、「自己PRジェネレーター」を活用してみましょう。

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協調性をアピールする際の注意点

協調性は選考でも評価されやすい題材ですが、アピールの方法を間違えてしまうと、場合によってはマイナス評価になってしまいます。そのため、高評価を獲得するには、評価されるかどうかだけではなく、いかにマイナスの印象を与えないかも重要です。

自己PRで失敗しないためにも、協調性を伝える際の注意点はなにかを知っておき、スムーズに自分の強みをアピールしましょう。

誰とでも仲良くできるのは協調性といえない

協調性とは集団内で円滑にコミュニケーションが取れることや、自分の意見をグループ内で適切に伝えられることを指します。そのため、単に誰とでも仲良くなれること=協調性があるとはいえず、これだけでは評価を得られない場合もあるため注意しましょう。

誰とでも仲良くなれることで、フレンドリーな人間性は伝わりますが、必ずしも協調性があると判断されるわけではありません。伝え方次第では、周囲に合わせられるだけ、流されるだけといった、悪印象を持たれてしまうこともあるでしょう。

誰とでも仲良くなれるだけでは協調性の根拠としては弱いため、どのような手段で仲良くなれるのか、円滑にコミュニケーションが取れるのかを伝えることが大切です。

自分の手柄を強調したアピールもNG

協調性がある人は、集団で上手く力を合わせて、目標の達成を目指せます。つまり、自分ひとりで目標を達成することは協調性とは呼ばないため、仮に何らかの目標を達成した経験があっても、すべて自分の手柄のようには伝えないようにしましょう。

自分の手柄として成功体験を伝えてしまうと、自己中心的なイメージを持たれてしまい、協調性がないと判断される場合があります。仮にグループで力を合わせて成し遂げたことでも、伝え方次第では協調性が上手くアピールできないこともあります。

自分のおかげ、自分の力によって目標を達成した場合でも、協調性をアピールしたいなら、チームでいかに力を合わせられたのかに焦点をおいて伝えたほうがよいでしょう。

協調性を題材とした自己PRの例文

では、協調性を題材とした自己PRの例文をご紹介します。文章の流れを参考に、まずは自分の作成した内容と見比べてみてください。そして、上記で紹介した自己PRの作成ポイントと照らし合わせながら読むことで、例文の流れがより理解できるでしょう。

また、ここではNG例についても紹介します。自分の改善点も分かりますので、ぜひ一緒にチェックしてみましょう。

例文①

私の長所は協調性です。多様な意見を取り入れ、全員が納得するアイデアを提案することが出来ます。私は大学時代に野球部に所属しており、キャプテンを務めました。私はチームワークを高めようと考え、部員を集めてミーティングをおこないました。チームワークを高めるためのアイデアは人によって様々で、主に声出しをする、様々な人とペアが組める練習を取り入れるという2つに分かれました。
私はそれら2つを取り入れるためにペアを入れ替えながら出来る練習と、練習時に出来るだけ相手の名前を呼ぶという声出しを提案しました。チームのみんなもそれに賛同し、監督からもチームとしての結束が高まったと評価を頂きました。私は協調性を活かして貴社でもチームの中心的な存在として活躍したいと考えています。

 協調性といってもその能力は幅広いため、例文のようにどのような協調性なのかを明確にすることでよりピンポイントで自身の能力をアピールすることができます。エピソードもチームワークを高めるために全員の意見を聞いたということ、全員が納得するアイデアを提案し実現できたこと、そして監督という客観的な視点から評価されたということでより具体的にアピールができています。

他者からの評価や意見が含まれていることで自己PRの信憑性がぐっと上がります。最後に協調性を活かして活躍したいとすることで、入社意欲の高さもアピールすることができるでしょう。

例文②

私は協調性があり、チームでの円滑なコミュニケーションを目指すことで、ひとつの目標に向けて周りを巻き込みながら行動を起こせます。大学時代は居酒屋のキッチンでアルバイトをしており、リーダーを任されていました。キッチン内でスムーズに仕事をするために、私は他のアルバイトにどのように動くと楽かを聞き、全員で話し合う場を設けました。
こまめにコミュニケーションを取ることで、動きがスムーズになり、オーダーから提供まで5分以内と定めた目標を全員でクリアしました。貴社では協調性を活かしてグループとしての力を高め、大きな目標の達成を目指して活躍します。 

協調性をアピールするには、どのように能力を発揮したのか、具体的な根拠を伝えることが大切です。ただ能力があると提示するだけではなく、過去の経験を用いて、いかに能力を発揮したのかを述べましょう。

例文③

私は協調性があり、チーム内で異なる意見が出ても、全員が納得できる妥協点を探せます。大学時代に文化祭の実行委員をしており、文化祭の内容で委員会で意見が分かれました。私はそれぞれの言い分を聞き、両方の意見を叶えられる折衷案を提示することで、全員の納得を得て、実施内容を取り決めました。
貴社ではチームの意見をまとめ、全員が納得して業務に取り組める指針を打ち出すことで、チームの意欲を高めて利益に貢献したいと考えています。

異なる意見をひとつにまとめ、全員を納得させることも協調性のひとつです。ただ自分の意見を押し通すだけではなく、納得できる妥協点を探りながら、全員の了承を得て物事を達成した経験を伝えると、能力がアピールしやすいでしょう。

例文④

私の強みは協調性であり、人間関係を円滑に進められます。大学のゼミではキャラクターの異なる人が集まり、ゼミ内で派閥のように集団が分かれていました。それぞれ相容れない様子で対立することもありましたが、私は2つの集団の緩衝材としての役割を果たすことで、ゼミ内での交流も盛んになりました。
お互いのよいところを伝え、相手がどのような考えで行動しているのかを伝える橋渡しとしての役を担うことが、私は得意です。貴社では社内はもちろん、他社との橋渡しができる存在になり、活躍を目指します。

円滑に人間関係が築けることも、協調性のひとつです。円滑な関係を築くために何をしたのか、自分がどのような役割を担ったのかを説明すると、協調性はアピールしやすくなるでしょう。

面接で協調性をアピールするNG例

私の長所は協調性です。私は大学時代に野球部に所属しており、そこではキャプテンを務めていました。私はキャプテンの使命としてチームを統率することを意識し、チームとしての結束力を高めることを意識して行動しました。
具体的な行動としてはチームの気持ちを一つにするために声だしを積極的におこない、チームのモチベーションを高めることを意識しました。声出しをすることで私自身もやる気がみなぎりましたし、声が揃うとチームとしての結束力も高まっていることを感じました。チームとしてのやる気も充分にみなぎり、最後の大会ではベスト4にまで残ることが出来ました。私は協調性を活かして貴社でもチームワークを高め、活躍したいと考えています。

例文では最初に結論が提示され、結論を補うようにエピソードが提示されていて文章構成は正しいですが、その内容がよくありません。NGポイントとしては協調性のアピールであるのに全てが主観で記されているという点です。例文ではチームワークを高めるために声出しを積極的におこなっていますが、それによってチームワークが高まった、協調性が発揮されたという確証はどこにもありません。

声出しによって自身のやる気がでたことも、声が揃ってチームの結束力が高まったことも全て主観であり、協調性のアピールとしては不十分です。エピソード自体は申し分ありませんので、客観的な視点や意見を取り入れることでさらによい自己PRへと変えていくことができます。

就活中に協調性をアピールする場合は具体例を用いる

自己PRにおいて大切な点はどのような題材でアピールを進めるかではなく、どのようにアピールするのかという伝え方が大事になります。どのような題材でも伝え方次第ではよくも悪くもなりますので、どのように伝えればより相手に伝わるかを意識して自己PRを作成することが大切です。

協調性をアピールする場合でも、「協調性があります」と直接伝えなくても、具体的なエピソードを添えることで効果的なアピールが可能になります。自己PRはエピソードと絡めることでより伝わりやすくなりますので、アピールの題材となるエピソードを重視して自己PRを作成していきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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