内定について

【内定保留を決断したら】迷っている人から決断した人まで読んでほしい内定保留のリスクと正しい対応法とは

新卒の就活で頻発する内定保留

就活の基本的な流れは企業にエントリー、書類選考を経て面接や筆記試験などを複数回受けて合格すれば内定というものです。内定が出るまでが就活の一連の流れであり、内定が一旦のゴールでもあります。しかし、どこかの企業から内定が出ればその時点で就活が終了するというわけではありません。内定が出ても自分がその内定を受けなければ就活を続け、他の企業の面接を希望することができます。内定が出れば承諾するか辞退するかを決める必要がありますが、内定をどうするかは大きな決断であり、じっくり考えるためにも内定を保留するということもあるでしょう。就活生が内定をもらうのに必死になるように、企業も優秀な就活生を確保しようと必死です。とにかく多くの就活生に内定を出すという企業もあります。複数の内定を抱えることも多く、新卒の就活では内定保留が頻発しやすいのです。

内定保留をする目的

内定先を決めるというのは自分の人生を決めるということでもあり、非常に大きな問題ですが、そもそもなぜ内定を保留するのか、その目的は何でしょう。自分の人生を決める大きな選択であることは確かですが、忙しいスケジュールの合間を縫って複数回選考を受けるということは、その企業に就職したいと思うからです。就職したい気持ちがあるのであれば迷うことなく、内定を受ければいいはずですが、どうして一旦内定を保留にするのでしょう。内定を保留する理由は様々で、大きく3つに分けられます。

他社からも内定を通知され悩んでいる

内定を保留する理由としては、他社からも内定を通知され悩んでいるということではないでしょうか。就活では、一つの企業を受ければ必ずしも受かるというものではなく、何社、何十社と受けるのが普通です。面接等も同じような時期に行われることもあり、複数の企業の選考を並行して行うということも少なくありません。そのため複数の企業からほぼ同時期に内定をもらうこともあり、複数の企業から内定をもらい、決め兼ねていてもう少し吟味したい時に、内定を保留しようと考えることが多いでしょう。企業のことをネットの情報などで知ることはできますが、それは不完全なものであり、企業の全てではありません。もちろん選考を受けただけでも企業の全てを知ることはできませんが、企業の雰囲気、働いている人の雰囲気を感じることはできます。選考を通じてノーマークだった企業が気になり始めるということもありますし、決定に迷い内定保留をする人は多いです。

第一志望の企業が選考途中

選考をしていく中でも気持ちの変化は起きず、当初の予定通り第一志望は別の企業であるという場合でも他社からの内定を保留する場合もあります。それは第一志望の企業がまだ選考途中の場合です。内定を受けられるのは一社だけであり、志望する企業があるなら当然その企業の内定を受けたいと思いますが、どれだけ志望度が高くても選考で落とされてしまうことはあります。内定をもらうことは大変なことでもありますので、第一志望が不合格だった場合に内定なしの状態ではまずいと考え保険のために内定保留をする人も多いです。

漠然とした不安を抱えている

内定保留をするのは必ずしも複数の企業から内定をもらっている場合や第一志望が選考途中であるだけではありません。他の企業から内定をもらっている訳ではないが、数多くある企業の中から一つの企業に決めてしまう事に漠然とした不安がある時に、とりあえず内定保留をするという人もいます。日本には膨大な数の企業があり、それら全てをチェックすること、受験することは不可能です。どれだけ精力的に就活をしていたとしても全ての企業を見ることはできず、限られた範囲の中で就職先を決めるということになります。就活は企業と就活生のマッチングを図るものと言われるように、自分に合う企業、合わない企業は存在するのです。選考を受けた企業とマッチしていると感じていても、他を探せばそれ以上にマッチする企業がある可能性は0ではありません。他にもっと良い企業があるのではないかと考えている時に、内定保留をする人は多いです。

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内定保留を決意したら

内定保留をする目的や理由は人によって様々ですが、内定保留を決意したらその旨を企業に伝えなければなりません。内定通知をもらい、答えを出さなければ自動的に内定保留が成立するわけではないからです。内定保留をするためには必ず企業に連絡をし、内定保留が可能か伺いを立てる必要があります。企業への連絡もなしに、自分の中で勝手に内定保留をしていた場合は返事がなければ内定を受ける意志はないとみなされ、取り消しになってしまう可能性もあります。内定保留は、内定を受けるか辞退するかを判断するためであり、自分の決定次第ではどちらにも転ぶ可能性がありますし、企業からの通知に対して何らかの返事をするというのは社会人のマナーとしても大切なものです。企業には必ず連絡を入れ、内定を繋ぎとめておきましょう。

メールで連絡をする

【例文】
〇〇株式会社

人事部人事課 〇〇様

お世話になっております、〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。

この度は採用のご連絡を頂き、誠にありがとうございます。

御社からこのような評価を頂いた事を大変嬉しく思っており、

すぐにでもお返事をさせて頂きたいのですが、

現在選考途中の企業があり、結果が◯日に通知される予定となっております。

大変恐縮ですが、悔いのない決断を下したいと感じているため、

◯日まで猶予を頂くことは可能でしょうか?

ご検討のほど、何卒よろしくお願い致します。

内定保留を決断したらメールで理由を明記の上、内定保留の旨を連絡するようにしましょう。電話や企業に直接出向いて担当者にその旨を伝えるという方法もありますが、選考期間中は採用担当者も多忙であり、なかなかタイミングが合わないということもあります。直接話をするとその場で内定を受けるか辞退するのか決断を迫られる可能性も0ではありません。就活生の決定に任せる企業は多いですが、保留が叶わなくなる可能性もありますので、できるだけメールで伝えるようにしましょう。また、内定保留の連絡は迅速に行うことも大切です。内定保留者がいれば企業もそれに合わせて行動しますし、企業の迷惑にならないためにも早めに連絡をする必要があります。素早く連絡をする手段としてやはりメールがおすすめです。まずはメールで一報を入れておくようにしましょう。

期間は自分から提示する

内定保留の旨を伝える時にはその期間についても注意が必要です。内定保留の期間に決まりはないが、一週間以内が常識の範囲内であるので、一週間を大幅に越えてしまわないようにしましょう。第一志望の結果を待って結論を出したいという気持ちも分かりますが、まだ選考が始まっていなかったり、選考段階もかなり序盤で結果が出るのにまだまだ時間がかかるという場合は、はっきりと答えを出さなければなりません。また〇日までに再度連絡する、と自分から期限を提示する事も大切です。内定保留の旨は伝わっても、いつ結果が出るのかその期限が分からなければ、結果がどうなったのか企業から就活生に就活の進捗状況を聞くということになってしまいます。企業に余計な手間をかけさせてしまう可能性がありますし、保留期間を明確にするためにも連絡をする期限を設けておくことが大切です。

保留の理由は正直に伝える

内定保留をするときには内定保留の旨、保留をする期間に加えてその理由も伝える必要があります。内定保留をする理由は人によって様々ですが、他の企業と迷っているなどの理由は正直に伝えることが大切です。他の企業と迷っているからという理由は失礼なのではないかと思う就活生は多いでしょう。しかし、企業としては優秀な人材を獲得したいという思いはあるものの、就活生にとって本当に納得いく形で就活を終えてほしい、という気持ちでいることがほとんどです。社会人の先輩として就活生を応援している人は多いので、その気持ちを裏切らないためにも内定保留の理由は正直に伝えましょう。それが自分を評価してくれた企業に対する誠意であるので、嘘偽りのない理由で、誠意を持って対応することを心がけてください。

内定保留後の正しい対応

内定保留をすれば当然そのままにしておくことはできず、内定保留の期限がくる、あるいは自分の中で答えが決まればそれを企業に伝えなくてはなりません。内定を辞退するのか受けるのかの2択になりますが、それぞれの意志を伝えるときには注意点がいくつかあります。内定辞退を決めたから、もうその企業とは関わることはないと思い失礼な対応をするのはNGです。内定を受ける場合でも、これから一緒に働く仲間として受け入れてもらうためにもしっかりと礼儀を尽くした対応をしなければなりません。内定保留後の対応によっては自分の評価が変わってしまうことがありますので、どちらの場合にしても失礼のないように振舞い、悪い印象をつけないように注意しましょう。

辞退をする場合

【例文】
〇〇株式会社

人事部人事課 〇〇様

お世話になっております、〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。

この度は、内定の承諾にお時間を頂いており誠に申し訳ございません。

数日熟考した結果、他の企業様とのご縁を強く感じたため、

御社の内定を辞退させて頂きたくご連絡を差し上げました。

貴重なお時間を割いて選考をして頂いたにも関わらず、

このようなお返事となってしまった事、心よりお詫び申し上げます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

内定保留後に辞退する場合は、考える時間をもらったことの感謝や謝罪から始め、内定辞退をするという言葉を曖昧にせずにはっきりと記すことが大切です。内定辞退は申し出にくい内容なので、言葉を濁して穏便に済ませたいという気持ちもありますが、答えがどちらなのか分からないメールは相手の迷惑になります。必ず内定を辞退するという言葉を使うようにしてください。内定保留後の辞退に関わらず、内定辞退は企業に多大な迷惑をかけ、企業の採用計画も狂わせる事になるということを知っておきましょう。決断が長引けばそれだけ企業に迷惑をかける期間も伸び、迷惑の度合いも大きくなります。そのため決断をしたらメールか電話で、その旨を迅速に伝える必要があるので期限前であっても、答えが出たらすぐに伝えるようにしましょう。

承諾をする場合

【例文】
〇〇株式会社

人事部人事課 〇〇様

お世話になっております、〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。

この度は、内定の承諾にお時間を頂いており誠に申し訳ございません。

数日熟考した結果、御社へ入社する事を決意致しました。

自分の将来を左右する決断を下す猶予を頂いた事、大変有り難く思っております。

また、その結果これまでの就職活動に対して悔いのない決断を下す事ができました。

御社の選考の中で〇〇様から伺った仕事に対する熱い思いに心を動かされ、

御社の一員として働いていきたいと強く感じています。

入社後は戦力として活躍していけるよう邁進致します。

今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い致します。

内定保留後に内定を承諾する場合には入社の意志があることや内定保留の期間を設けてもらったことのお礼、入社後の仕事への熱意や内定をもらったことに対するお礼などを再度述べるようにしましょう。また、内定辞退のときと同じように内定を承諾する場合も、決断したらすぐに連絡をする必要があります。迅速に連絡をするためにはまずはメールで一報を入れておくことも大切ですが、なるべく対面か電話で入社意欲が高い事を伝えるようにしましょう。決断すれば取り急ぎメールでその意志を伝え、後日電話をするか採用担当者と会う時間を設けるのも良いです。一度保留をしているので、仕事への熱意はある事を伝えることがポイントになるので、入社後のことを考えて、仕事への熱意を伝えておいて損になることはありません。

内定保留をするリスク2つ

就活に悔いを残さないため、自分が本当に行きたいと思う企業を見つけるためにも時には内定保留をすることが大切になることもあります。しかし企業としてはいち早く人材を獲得したいと考えていますし、企業ごとに採用計画があり、それを達成するためにも、内定を受けるか辞退するかはっきりしてほしいと考えている部分もあるでししょう。そもそも内定を受けるか辞退するかは素早く決断する必要があり、内定保留をしてもらうというのは特別な措置でもあります。企業の就活生の対応は公平でなくてはなりませんし、自分だけが優遇されるとは限りません。内定保留は就活生にとっては考える時間ができるというメリットがありますが、同時にリスクがあるということも覚えておきましょう。

①内定が取り消しになる可能性がある

内定保留をするリスクとしては、内定保留によって内定が取り消しになる可能性があるということです。自分から提示した期限を過ぎたり、第一志望としている学生が他にいる場合はそちらを採用する可能性は十分にあるということを覚えておきましょう。内定をもらうことは大変なことであり、志望度が高くても企業の評価を受けられなければ内定はもらえません。しかし評価も大切ですが、志望度が高い人を優先して獲得したいと考える企業は多いです。答えがすぐ出ない人よりも、内定を出せばすぐに承諾してくれる人を企業が望むのは自然なことですし、採用枠を埋めてしまいたいという本音もあります。内定保留はあくまで特別な措置であって、必ずしも企業が待ってくれるとは限らないので注意が必要です。

②入社意欲が低いと思われる

内定保留をする理由は人によって違いますが、それは個人的な問題であり、答えを待たされる企業にしてみれば理由は関係なく、内定保留をするという事実だけが残ります。仮に第一志望群であるがゆえに他の企業と真剣に悩んでいる場合でも、企業側からすると入社意欲が低いと思われる可能性があるので注意が必要です。入社意欲が低いと思われれば前述したように内定が取り消しになる可能性もありますし、内定保留後、内定の承諾を決めてもやる気のない人だという認定を受けてしまう可能性もあります。入社意欲も高く、仕事へのやる気に満ち溢れている場合でも内定保留をすることで誤解されてしまう可能性があることを覚えておいてください。内定を承諾した際は今後の誤解を解くためにも、仕事への意欲が高いことをしっかりとアピールするようにしましょう。

意思決定は必ず自分で行っていこう!

就職先を決めることは非常に大きな問題であり、企業の内定を受けるか辞退するかには大きな迷いが生まれることも多いです。内定保留をすることもできますが、どれだけ悩んでも最終的には答えを出さなくてはなりません。決断の決め手となるものは人によって様々ですが、最終的な意思決定は必ず自分で行うようにしましょう。内定をどうするか悩んでいれば周囲の人や企業がアドバイスをくれたり、場合によっては答えを押し付けてくることもあります。悔いを残さないために考える時間を作っているのに、そこで他人の意見に押し切られては本末転倒です。周囲の意見は参考にしながらも自分の意志を大切にして、どんな結果であっても後悔しない選択をしていきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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