業界研究

食品業界の志望動機を魅力的にする方法と例文3選|内定から遠ざかるNG例文もご紹介

食品業界の志望動機のポイントを押さえておこう


食品業界は製造業、卸売業などさまざまな側面があり、その幅広さから人気が高いので志望動機は念入りに作成しなければなりません。就活生人気が高いということは、それだけ多くの学生が志望していることになりますし、ありきたりな志望動機では他の学生に埋もれてしまいます。志望動機で差別化を図ることが選考の攻略に繋がります。作成のポイントを理解しておくことが大切です。

志望動機は書き方ひとつ、伝え方ひとつで印象が大きく変わります。同じ内容でも文章の構成などによって評価は違ってきます。志望動機作成にはいくつものポイントがありますので、それを理解しておくことが大切です。ポイントを押さえて志望動機を上手に作成し、人気の食品業界への就職を目指しましょう。

食品業界の志望動機のポイント①興味を持った理由

食品業界の志望動機では、まず自分が食品に興味を持った理由を具体的に説明しましょう。食品といっても、米や野菜、肉、魚、加工品はもちろんのこと、ほかにもアルコールや飲料と、その種類は多種多様です。率直に商品が大好きだからというのもわかりやすくて良いでしょうが、ただ好きというだけでは志望動機としては不十分です。

夢を膨らませる内容にするといい

①数ある食品業界の中でなぜこの会社を選んだのか
【例】この食品の中でもこの商品が好き
②それはこの食品の商品がこれほど好きだから
【例】いろいろな味のバラエティがあるが、自分はこの商品のここが好き
③自分もこの食品に関わり多くの人の舌をうならせたい
【例】この食品会社に携われたら、こういった商品の食品を作りたい

こうしたように順序を追って志望動機を作り上げると良いでしょう。こうした順番を考えながら、夢を膨らませる志望動機を作成すると好感を持てるでしょう。

食品へのこだわりをアピールしよう

食品に対してこだわりを見せることも、志望動機を魅力的にするポイントのひとつです。食品業界ではさまざまな食品を取り扱っていますが、企業ごとに取り扱っているものや、商品の特徴などは違っています。例えば同じ加工食品の会社であっても、企業ごとに商品は違いますので、志望企業の商品へのこだわり、愛着などをアピールすることが大切です。

志望動機では他社との差別化も大切でその企業の商品へのこだわりを見せることで、その企業でなければならない理由を明確にすることができます。もちろん、単に商品のファンというだけでは志望動機としては弱くなります。ファンであることはもちろん大切ですが、そこからさらに強いこだわりを見せて、なぜ興味を持ったのかを伝えていきましょう。

質問に答えるだけで志望動機を完成させよう

食品業界の志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に食品業界に採用される志望動機を完成させましょう。

食品業界の志望動機のポイント②学生時代に学んだこと

食品業界は就職活動において人気のある業界ですから、毎年その倍率も高いです。そうした中でライバルと差をつけるには、学生時代に学んだことをその会社で活かせるという理由付けが必要です。

就職してからも活かせる経験を織り交ぜる

・研究室で酵母の研究をしていたので発酵に携わりたく、乳製品の食品に興味をもった
・インターンで飲料の開発に携わり、もっと深く関わりたくて志望した
・食肉加工の見学をして興味を持ち、もっと多くの食品を世に送り出したいと思った

その会社に就職してからも活かせる経験を志望動機に織り交ぜましょう。例がこちらです。とくに学生時代に食品学を専攻したことや、研究室で食品に関わる研究をしたのは志望動機としてベストです。また昨今増えつつある、インターンの参加による経験をアピールした志望動機も良いでしょう。

何を経験して何を学んだかを明確にする

学生時代に学んだことを上手に伝えるためには、何を経験して何を学んだかを明確にすることを意識しましょう。学生時代に得たものは、志望動機のアピールとしても使いやすいですが、ただ経験を話すだけではアピールにはなりません。何を経験したのかを述べるだけでは、思い出話で終わってしまいますし、それではアピールにはならないので注意が必要です。

学生時代にどんなことを経験したのかではなく、経験したことから何を学び、どのように成長したのかが重要視されています。何を学び、何を身に付け、それが仕事をする上でいかに役立つかを伝えていくことが大切です。単に学んだことをアピールするのではなく、仕事で役立てられるものを選んでアピールしましょう。

食品業界の志望動機のポイント③どう貢献したいか

これはどの業界の志望動機にも当てはまりますが、食品での志望動機の締めは、自分がこの会社のこの食品に関わることで、どんな貢献ができるのかを伝えましょう。

社会人としての自負を加える

・容器や包装を工夫することで、環境への取り組みに貢献したい
・廃棄を減らすために〇〇をやりたい
・食品を通じて、老若男女を笑顔にしたい

自分がただ好きな食品に関わりたいだけでなく、多くのお客さんを幸せにしたいことや、食品の改良を通じてムダをなくして、環境への配慮をしたいことなど、社会人としての自負を志望動機に加えましょう。

また最近では、食品に異物混入などといった食品会社に対する世間の信頼も崩れかけてきています。そうした世間の信頼を再び取り戻したい、日本の食品は安心で安全であると自信を持てるように、会社や社会に貢献したいというのも、志望動機としてベターなものでしょう。

入社後のビジョンを掲げることも大切

企業にどのように貢献するのかを伝えるためには、入社後のビジョンをアピールすることも大切です。企業に入社した際にどのような仕事をして、どのように活躍していきたいのかを伝えていきましょう。入社後のビジョンを持っていることで、企業への志望度の高さが伝わり好印象を与えることができます。ビジョンを上手に伝えるためには、短期と長期両方のビジョンを設定することが大切です。

入社してすぐにやりたいことは何か、それを成し遂げた先に最終的に何を実現させたいかを述べ、短期と長期それぞれのビジョンを伝えていきましょう。それぞれのビジョンが明確にあることで、仕事への熱意も伝わりますし、より好印象を与えることができます。

食品業界の志望動機3選

ここでは、食品業界の志望動機例文を3つご紹介します。上記でもご紹介したように、食品といってもたくさんの種類があります。食品の中で自分が何を扱いたいのかを明確にし、それに合った志望動機を書きましょう。ポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

例文①

私は、以前御社が実施したインターンシップに参加したことがあります。そこでは、御社が開発するオリジナル飲料の存在を知りました。そのとき受けた衝撃は凄まじく、ぜひその商品開発に携わりたいと思い志望いたしました。もともと飲料を開発することに興味があり、自分の手で今までにないものを作り上げたいという夢がありました。
そこで出会ったのが、御社の商品です。御社が開発したこれまでの商品は、飲み物という概念に捉われず常に新しいものを提供しています。そんな会社の一員として、私も世の中に貢献したいと考えております。御社に入社致しましたら、企業理念である「これまでにない飲み物を、自らの手で」に則り、画期的なアイディアを考え出すことで貢献していきます。

1つ目は、新しい飲料を開発したいという志望理由の例文です。なぜそのような商品を開発したいのか、具体的に書きましょう。その際、インターンシップやOB訪問の経験がある場合はそれらも一緒に盛りんでください。この例文は、企業理念も書いています。最低限の企業研究をしていることを、伝えられるでしょう。

例文②

私は、冷凍食品のシェア率国内No.1ので成し遂げたいことがあります。それは、自然解凍できる冷凍食品の開発です。自然解凍でも美味しく食べられる冷凍食品の開発は相当の技術がいると思います。ですが、御社でなら開発できると思い志望いたしました。実際御社では、さまざまなコンセプトをもって冷凍食品の開発をしていると伺っております。
このような冷凍食品を開発したいという夢は、私自身が大きな震災を経験したことで生まれました。私は大学2年生のとき、〇〇県を震源とするM7.3の地震を経験しました。もちろん水は止まり、度々電気が通らないという生活が長く続きました。そこで役に立ったのが冷凍食品です。
凍った状態で保管しているので、ほかの食べ物より圧倒的に日持ちが良く重宝していました。しかし、電子レンジが使えないため食べられない食品もあります。そんなときに、電子レンジがなくても温かいものが食べたいという今の夢ができたのです。ぜひ御社でこの夢を実現させ、新たな時代を築き日本に貢献したいと思っております。

2つ目は、冷凍食品を開発したいという理由の例文です。「地震を経験したから」と具体的なきっかけを書いているので、説得力のある例文になっています。志望する企業がおこなっている事業についても触れているので、担当者からの印象も良くなるでしょう。

例文③

私は、これまでにない調味料を開発したいと思い御社を志望いたしました。店頭に並ぶ御社の開発した調味料を見て、何て斬新で消費者のニーズに応えているのかと感銘を受けたのを覚えています。料理は元の味が大事だという人もいるかもしれませんが、私は料理の味を支える調味料も料理の1部だと思っています。
また、家庭でお店の味に近い料理が食べられることは、とても魅力的だと感じます。日々変化する消費者のニーズに応えられるような調味料は、御社でしか開発できません。御社に入社致しましたら消費者のニーズに敏感に反応し、その時代に的確な調味料を開発したいと思います。

3つ目は、調味料を開発したいという理由の例文です。先述したように、食品業界といってもその種類はさまざまです。自分が志望する企業に合った志望動機を書くことが、担当者の印象を良くするコツです。あまりに的外れな志望動機だと、「うちの会社じゃなくても」となってしまいます。事前に企業研究をしっかりおこない、志望動機を書くようにしましょう。

食品業界の志望動機NG例文3選

ここまで食品業界の志望動機のポイントを解説してきました。ここでは、食品業界の志望動機としてNGポイントを含む例文を紹介していきます。食品業界は、就活生にとって非常に人気の高い業界のひとつとなります。そのため食品業界の倍率は高く、志望動機にNGポイントがひとつ入っているだけで、内定への道のりが大きく後退してしまう恐れがあるのです。

以下、就活生がよく陥りがちなNGポイントを抜粋して紹介し、それぞれ解説していきます。しっかりと内容を押さえ、内定に近づくことの出来る志望動機を作成できるようにしましょう。

NG例文①

私が御社を志望する理由は、御社の〇〇という商品が大好きだからです。私は幼いころから今に至るまでずっと、御社の〇〇のファンでした。辛いことがあり、食べることで気持ちをリフレッシュしようと思うときはもちろん、大事な試合の前日にもゲン担ぎとして御社の〇〇をいつも食べていました。
私にとって御社で働くということは、ずっとプロを夢見ていた野球少年が、プロ野球チームに入団することが出来るぐらい嬉しいものなのです。私は御社に入社し営業の仕事に従事し、〇〇の素晴らしさをもっと社会に発信し、〇〇のファンを増やしていきたいと考えております。

食品業界を志望する就活生の中には、このように「御社の製品が好きです」ということを前面に出して志望動機を作成する人がいます。もちろん自社の製品が好きだと言われれば、採用担当者も嫌な思いはしないでしょう。しかし製品が好きであるということは、その企業に関心を持ったひとつのきっかけでしかなく、これでは志望動機として浅いものとなってしまいます。

本当にその企業で働きたいのであれば、企業の仕事内容や事業に関して、魅力を感じたポイントがあるはずです。それらを上手く伝えるようにしなければ、面接官の心に刺さる志望動機にはならないのです。

NG例文②

私はモノづくりに携わりたいと思い、そのため御社を志望しております。私は学生時代にコンビニでアルバイトをしており、新商品が導入される機会を何度も見てきました。その中で「もっとこうすれば喜ぶ人が増えるのではないか」など、商品の開発について考えることに面白みを感じるようになりました。
私は食品業界において、皆に長く愛される商品を開発していきたいと考えています。御社はより良い商品を作るために、年次を問わず年に一度自身が考えた商品を発表するコンペが開催されているとのことで、そのような環境だからこそ、より良い商品を意欲的に考えていくことが出来るのだと考えています。

この例文のNGポイントは「なぜ食品でなければならないのか」という点が全く伝わってこない点です。「モノづくりに携わりたいから」という理由で食品業界を志望する就活生は多いです。もちろん食品業界でも商品開発に携わることの出来る可能性はあります。

しかしそれは他の業界であっても同じことが言えるのです。この志望動機では、「食品業化でなくても良いのではないか」と採用担当者に思われてしまいます。必ず「なぜ食品業界でなければならないのか」を述べるようにしましょう。

NG例文③

私は食を通じて社会を支えていきたいと思い、食品業界を志望しております。学生時代のゼミ活動でインドを訪れた際、劣悪な衛生環境と食糧不足で苦しむ人々の姿を目の当たりにしました。食は体の健康だけでなく、心の健康にも影響を与えるものです。
良い商品を広く提供していくことで、人々の生活の質を向上させていくことが出来るのです。私はより良い商品を多くの人に届け、社会全体の幸福度を高められるよう活動していきたいと考えています。
その中で私が御社を志望する理由は社員の方々の雰囲気に魅力を感じたからです。説明会の場などでも社員の方々が非常に丁寧に対応してくださり、このような方々と働きたいと思い、御社に魅力を感じています。

この例文のNGポイントは「なぜその企業なのか」が弱い点です。前半、「なぜ食品業界なのか」という点について、熱意を持って述べることが出来ています。その分、「なぜその企業なのか」という点がより際立って弱く映ってしまっています。

食品業界は同規模の企業で同種の食品を作っているのであれば、その違いは見えづらいものです。しかし異なる企業である以上、必ずそれぞれの特徴は存在します。しっかりと企業研究を行い、その企業でなければならない理由を明確に述べましょう。

食品業界の志望動機はどう社会貢献をしたいのかがポイント

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食品は、人が生きていくうえで欠かせないものです。数ある食品会社の中で、なぜ自分がこの食品を選んだのか、自分の今までの経験や学んだことが、どうその食品に活かせるのか、そしてその食品を通じて自分はどのような社会貢献をしたいのかを志望動機に加えていくことが大切なポイントだといえます。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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