就活その他

なぜ就職するのか?|就活前に知っておきたい回答の考え方【例付き】

「なぜ就職するのか」面接で聞かれるケースもある

「なぜ就職するのか」を面接で聞かれるケースもあります。この「なぜ就職するのか」という質問は、就活において志望動機などのような定番の質問という訳ではありません。しかし、定番の質問以外を聞かれたときにもスムーズに回答できるような対策が必要です。「なぜ就職するのか」は、就職活動という行動の根幹に当たる部分になります。

答えを見つけられない就活生は多い

「なぜ就職するのか」という質問に対する答えを見つけられない就活生は多いです。これは、就職に対して固定観念を多くの人たちが持っているためでしょう。就職が当たり前になっているので、そもそも就職活動に対する理由を深く考えずに始めているのです。

また、一般的に、就職のために就職活動を行う段階では、ネガティブな考えが先行してしまうため、いい答えが思い浮かばないという理由もあります。楽しんで就職活動をする学生は少ないでしょう。不採用通知を得てネガティブな気持ちになっているときもなかなか「なぜ自分は就職するのだろうか」と立ち止まって考える就活生はほとんどいません。

就職活動は“誰もが通らなければならないルート”ではない

そもそも、就職活動が何のために存在しているのかというとそれは文字通り「就職先を決めるため」です。つまり、前提として就職活動をする人には「企業に就職する」という意思があり、これを達成するための手段として就職活動を行っているということになります。

ここで大切なのは、そもそもあなたが「就職すること」を自分で決断しているのかです。「周りがやっているから」「親に就職しろと言われたから」「就職するのが当たり前だから」心のどこかでそんな風に思っていませんか?しかし、実は上記のような理由だけでは弱いのです。

あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください

就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

診断スタート【無料】

なぜ就職するのかの考え方

面接で質問される可能性がある以上、「なぜ就職するのか」に対する答えを用意しなければなりません。そして、この答えは、面接の担当者を納得させるものである必要があります。仮に、何も考えていない状態で、面接中にこの質問をされてしまうと、アドリブだけで答えるには難易度の高い質問になってしまいます。では、どうすれば、相手を納得させるような考え方になるでしょうか。事前に質問された時の対策を講じましょう。

自分が求めている結果は本当に就職活動によって得られるのか

なぜ就職するのか答えを出すうえで大切なのは、自分自身と向き合うことです。

例えば、あなたの本当の夢がモデルになることだったとしたら、就職活動をするよりオーディションに出るでしょう。あなたがもっと研究を深めたいのだとしたら、大学卒業時に就職せずに大学院に進むという道もあるはずです。

つまり、あなたが求めるものや、目指すゴールによってそれに向かう手段も変わってくるわけです。だからこそ、就職活動を始める前に考えて欲しいのは「あなたがこれからどうしていきたいのか」なのです。周りがどうするからとか、誰がどういうかではなく、自分自身がこれからどんな人生を送りたいのか。それを達成する方法として就職活動があてはまるのであればそれは大いに行う意味があります。

結果に結びつかない場合は早期離職に繋がる

就職活動を行っている時には、内定がゴールのように思えてしまうものです。しかし、内定は将来の結果に対するスタートラインでしかありません。それに気づかず、なぜ就職するのかと将来の結果が結び付かないと、早期離職に繋がってしまう可能性もあります。就職後に、すぐに本当に自分のやりたいことを見つけられれば、早期離職も間違いではありません。

しかし、就職先が自分の求める結果と違うが、やりたいことの指針もないという状態になる可能性もあります。このような状態で早期離職をしても、本当にやりたいことにたどり着けなくなってしまいます。就職は、その後の長い人生の時間を左右します。だからこそ、目先の結果にこだわりすぎないようにしましょう。

就職する理由を探すにあたり、就職活動の軸を見つけることも1つの方法です。就職活動の軸は、今の自分にできることと、これからやっていきたいことの2つが重なる部分に当たります。今の自分を含んでいるため、これから叶えたいこともそう遠い未来ではなく考えられます。

あなたにぴったりな職業は〇〇です。

適職診断はもう試しましたでしょうか?就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

診断スタート【無料】

なぜ就職するのか【回答例】

なぜ就職するのかに対する回答例をご紹介します。

就職活動をして企業に就職することが自分のありたい姿にもっとも近づける道だと思ったからです。

実は私の両親は、私が幼い頃に離婚をしています。それからというもの、私は仕事・育児・家事をすべて1人でこなす母をこの目で見続けてきました。そんな母親を見てきて、1つ思ったことがあります。それは、将来家庭を持ったとしたら私の母親のように大事な家族を守れる自分になりたいということです。

この想いを強く抱いた後、そんな自分になるためにはどうすればいいのかを考えました。
私なりに考えた結果、絶対に外せなかったのが「働き続けること」でした。大事な家族を養っていくためには、お金が必要です。経済面で家族を困らせない自分になるためにも
結婚・出産後も働き続けられる自分でいたいと思いました。

起業するつもりが全くない私は、働き続けるためにはどこかの企業から必要とされる人材にならなければなりません。しかし、今の私はわからないことや出来ないことばかりです。そこで、まず会社に入って学ばせて欲しい!修行させて欲しい!と思いそのために就職活動をすることを決めました。

なぜ就職するのか自分なりの回答を導いてから活動を始めよう

なぜ就職するのかなど、考えもつかないと感じるかもしれません。しかし、その答えは、必ず自分の中に眠っています。焦らずに、自分なりの回答を導けるようにしましょう。仮に、焦って就職活動を始めても、いい結果を得るのに苦労するでしょう。

また、就活は上手くいっても、就職後に、必要な結果を得ることが出来なくなってしまうかもしれません。そうならないためにも、なぜ就職するのか自分の答えを持ち、理想の将来に繋げましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ