ES(エントリーシート)

【エントリーシートの平均提出数を紹介】通過率を上げる方法も解説

エントリーの平均提出数は26.3社

就活生は、平均どれくらいの数のエントリーシートを提出しているのでしょうか。ディスコの調べによると、内定が出るまでのエントリーシートの提出数は、平均で26.3社です。数が多いと思う就活生もいるのではないでしょうか。

もちろんこれは一部のたくさん提出する人とも合わせた、平均でのエントリーシートの提出数ですから、これより少ない人もいます。

選考を通過できないと提出数が多くなる

エントリーシートがなかなか通らない人は、内定が出るまでエントリーシートを出し続けなくてはいけないため、さらに提出数が増えます。エントリーシートで落とされてしまうという人は、自己PRや志望動機などをもう一度見直し、量より質で勝負できるようにした方が良いでしょう。

エントリーシートの通過率はおよそ65%

リクナビの調査によると、少し前の世代になりますが、2013年のエントリーシートの通過率は65.9%と半数以上は通過していることが分かります。これを少ないと考えるでしょうか、それとも多いと考えるでしょうか。エントリーシートがなかなか通過せずに選考に進めない人は、もう一度自分のエントリーシートを見つめ直す機会になるでしょう。

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エントリーシートの通過率を上げる方法3つ

エントリーシートの通過率をあげるには、いつくかのコツが必要です。逆に、エントリーシートについては、コツさえつかめば、通過率を上げることも可能です。

ここでは、エントリーシートの通過率を上げる方法を3つ紹介します。①企業分析を入念に行う②自己分析のやりなおし③基本を押さえるです。以下に、各項目についての詳細な説明を記載しています。ポイントを押さえて、面接のチャンスを確実に掴みましょう。

①企業分析を入念におこなう

エントリーシートの通過率を上げる方法の1つ目は、企業分析を入念におこなうことです。エントリーシートに記載する内容は、「相手の企業が求めている」「相手の企業に合った」内容を書くのが重要で、そのためには、応募する企業はどんな業界で、どんな仕事をしているのか、どのような社風なのか、ということを掴んでおく必要があるからです。

なお、企業分析の方法として一番手近なのは、企業のwebサイトのチェックです。企業のwebサイトから、企業理念、事業内容、取引先等が把握できます。これに加えて、企業のwebサイトではつかめない部分、つまり、社員の雰囲気や社風の部分については、説明会に参加したり、OB訪問で知ることができます。

②自己分析のやりなおし

エントリーシートの通過率を上げる方法の2つ目は、自己分析のやりなおしです。エントリーシートには、「読んですぐ分かる自分のPRや特徴」を書く必要があります。なぜなら、エントリーシートは、人事担当者のもとに何十通、多いと何百通、何千通と届くので、ぱっとみてよくわからないエントリーシートではきちんと読まれずに終わってしまう可能性があるからです。

この「読んですぐ分かる自分のPRや特徴」を掴むためには、改めて自己分析が必要となってきます。また、エントリーシートはあくまで面接の前の選考であり、書類選考が通った際にはエントリーシートの内容を元に質問がされますので、ここで自己分析をしなおしておくと、面接対策にもなります。

企業の求める人物からPR内容は決める

エントリーシートは、自分が企業の求める人物像に合っているということをアピールすることが重要です。例えば、「100年間続いた伝統を守って、”完璧な品質の商品を世の中にお送りする”という覚悟をもって仕事ができる人物」を求めている会社に対して、「物事を大雑把ながらぐいぐい進めるのが得意です」「弱点は細かいミスが多いこと」などの内容だと、「うちには合わない」と思われる確率が高くなります。

逆に、「今まで10年間、同じ習い事を続けてきました。コツコツと積み上げていくことが強みです」と言った内容であれば、好印象になるでしょう。同じ自己PRのエピソードであっても、応募する企業によって書き方を変えるような工夫が必要となります。

③基本を押さえる

エントリーシートのの通過率を上げる方法の3つ目は、基本を押さえるです。これは一見当たり前のように見えますが、実は非常によく見られています。前の段落でも記載したとおり、エントリーシートは採用担当者の元にかなりの数送られてきます。その際に、基本的なことが守られていないエントリーシートというのは、わかりやすく「落としていいエントリーシート」の対象になります。

空白が多いとやる気が見られない

まず、エントリシート記入の基本の1つ目は、エントリーシートに空白をつくらない、文字数が指定されているのであれば、指定された文字数ギリギリで書くことです。なぜなら、「空白が多い=やる気がない、ギリギリまで書こうとしない程度の気持ち」という風にとらえられてしまうからです。

エントリーシートの記入欄というのは、「企業から公式に与えられたアピールするチャンス」です。そのチャンスを無駄にせず、使い切ろうという姿勢を見せることは、エントリーシート記入の基本の一つとしてとても重要となります。一見PRとは関係のなさそうな趣味・特技の欄等も、しっかり考えておけば十分PRの内容になりますので、確実に書くようにしてください。

字が汚いとだらしなく見えてしまう

エントリーシート記入の基本の2つ目は、字を丁寧に書くことです。エントリーシートの「見た目」で一番最初に読みたいか読みたくないかを判断するのはどこでしょう。それは「字が丁寧かどうか」です。前述したとおり、エントリーシートはとてもたくさんの量が送られてきます。そこで、「さて、気合を入れて読んでいこう」というときに、汚い字で埋め尽くされたエントリーシートがあると、読むのが嫌になってしまいます。

ただでさえ、内容を一つ一つ確認するのは大変な作業ですが、字が汚いと、「これはなんの字だろう」という余計なことまで考える手間が加わります。時は急にきれいになることは難しいですが、「丁寧に」書くことはできます。読み手の事情をしっかりとそうぞうし、読みやすいような丁寧な字で記入をしてください。

マナーとして誤字脱字は0にする

エントリーシートと記入の基本の3つ目は、誤字脱字を0にすることです。誤字脱字は、基本的にしっかりと見直しをすれば防ぐことができるものです。それがあるということは、提出する前にそういったチェックを怠っているとなります。

また、誤字脱字があると、読み手はその時点で「あ、間違えている」ということに気がいってしまい、せっかく内容が良くても欠点にばかり目がいってしまいます。特に、企業名に間違いがあると、その企業を受けたいという気持ちそのものを疑われしまうようなことにもなります。誤字脱字が0は基本としっかりと心に留め、エントリーシートは必ず最後に見直しするようにしてください。

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エントリーシートの平均数は26.3社であり通過率を上げるには見直しをしよう

ここでは、エントリーシートの平均提出数と通過率を上げる方法についてご紹介しました。20数通もエントリーシートを作成するというのは、労力がいります。もし少ない提出数にしたいのならば、1つ1つのエントリーシートの内容を充実させる必要があります。自分のエントリーシートを今一度見直し、本命企業の内定を勝ち取れるようにしましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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