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【趣味はゲーム】面接における対策と好印象を与えるポイント4つ

今やゲームプレイがお金になる時代

今となっては、ゲームでプレイをすることが収入に繋がる時代。広告から収入を得るYouTubeのような動画サイトが広く浸透してきたことから、オンラインで活動するゲーマーが増えつつあります。つまり趣味である「ゲーム」が収入源になり、それによって生計を立てている人もいるのです。

そのような事実もあり、就活の場においても「趣味はゲームだ」と口にする就活生が増えています。しかし実際には世間一般はゲームに対する理解があまりなく、批判的な目を向ける人も中にはいるのが現状です。そんな中でも、就活でゲームが趣味だと主張して良いのでしょうか。

その疑問を解決すべく、「趣味はゲームだ」と答える際のポイントから活かせる業界まで一挙ご紹介します。就活ではゲームの話題を公にして良いのか、それともタブーな話題として隠しておくべきなのか、気になる疑問点の真相をここでチェックしましょう。

楽しい時間の過ごし方は人それぞれ

余暇をどう楽しむかは人それぞれです。アウトドアが好きな人がいるように、インドアが好きな人もいます。余暇をゲームにあてることで楽しい時間を過ごそうとするのも、個々人の自由であり、何も問題ありません。面接官が趣味の質問する意図は、以下の3つです。

①趣味の話で緊張をほぐそうとしてくれている

②仕事でストレスを感じた時に発散する手段を知ろうとしている

③物事に対する熱中度を知りたい

ゲームをすることで余暇を楽しむことが出来るのであれば、それを堂々と語ればいいのです。漫画やゲームを好きな人は多いため、面接官も例外ではないかもしれません。面接の場だからと言ってやったことのない趣味を答えるよりも、正直に答えた方が罪悪感も残らないでしょう。

ゲームやアニメが趣味だと世間の目は冷ややか?

イメージとしてゲームやアニメを趣味だと感じている方は多く、それを隠している方も実は少なくありません。なぜなら、これらは「世間一般には受け入れられにくいもの」だという認識を持っているからです。ゲームやアニメは現実的ではないことから、万人に受ける趣味ではないことは事実だと言えるでしょう。

そこで実際に就活でゲームやアニメが趣味だと主張した場合、面接官から冷ややかな目でみられてしまうのでしょうか。ここでは、これらの趣味がどのような印象を持たれているのかご紹介します。

趣味がゲームしかないと世間の目は厳しめ

実際のところ、趣味がゲームのみだと世間からは厳しい目で見られてしまうことも多いです。今となってはゲームプレイだけで生計を立てることができる時代になりましたが、まだまだその事実は広くは知られていません。若い世代ならまだしも、就活で面接を担当する役員ほどの世代となればなおさらです。

いくつか趣味を持っている上で、その中のひとつとしてゲームを挙げる分には特に問題ないと言えます。その際には万が一面接官から指摘を受けてもいいよう、ゲームをすることのメリットなどを事前に考えておいてください。

コミュニケーション能力などがないと思われがち

ゲームやアニメの世界と全くかけ離れた人々からの印象ですが、ゲームが趣味であると聞くと「コミュニケーション能力がない」と思われがちです。さらに日本のオタクという文化やメディアの行き過ぎた報道から、ゲーム好きは「引きこもり」「地味」のような印象を持たれつつあります。

もちろんこれは周囲の人々が持つ偏見だと言えますが、そのような印象が根強く持たれていることは事実なのです。よって、就活でゲームを趣味だと主張する場合には、悪い印象を与えないように注意が必要です。例えばゲームのことを話していても、明るい表情でハキハキと語ることができれば、世間一般に浸透している悪い印象を払拭することができるでしょう。

仕事に影響が出ると思われる可能性がある

ゲームをしていると時間を忘れて熱中してしまいます。特に、ロールプレイングゲームなどはゲームの途中で一時中断しにくいでしょう。一時中断したとしても、頭の中ではスコアを上げることばかりに気を取られてしまったり、プレイの続きが気になって、他のことが手につかなくなったりします。

採用担当者は、ゲームを趣味とする社員を採用することで、勤務時間内に仕事に集中できず、悪影響が出ることを危惧しています。また、ゲームアプリをダウンロードして、スマートフォンでゲームを楽しんでいる人も多いため、勤務時間中も携帯電話を片手にゲームをして、仕事がおろそかになるのではないかと危ぶまれるのです。

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ゲームばかりしている印象を与えないための対策

ゲームが趣味と言うと、「ゲームばかりしているのだろうか」と思う面接官もいます。そのようなイメージを抱かせないためにも、面接では対策が必要です。面接は好印象を与えることが大切であるため、マイナスのイメージを少しでも拭う必要があります。ここからは、ゲームばかりしている印象を与えないための対策をご紹介していきます。

学業や課外活動などとのバランスを重視する

ゲームばかりしているという印象を与えないためには、規則正しく生活していると伝えることが大切です。そのためにも、学業や課外活動もきちんとこなしているというアピールをしましょう。学校の勉強やアルバイトやサークルなど、生活のリズムが整っていることが大切です。

ゲーム以外に頑張っていることがないと、社会人になった後の生活を不安がられるかもしれません。学生らしい生き生きとした印象を削ってしまわないためにも、ゲーム以外にも打ち込んでいることを伝えましょう。

健康管理のために時間を決めているなどの対策を伝える

先ほど趣味にゲームをあげることで、企業の採用担当者には、仕事に悪い影響を与えるのではないかと不安視されることをお話ししました。そのため、面接ではそのようなマイナスイメージを払しょくする必要があります。ゲームを趣味とすることで誤解されてしまうことを理解し、それにまつわる質問が来ることを予測した上で、事前に対策を講じておくことが重要です。

具体的な対策法としては、ゲームをしていても、きちんと食事や睡眠の時間を確保するようにしていることを相手に伝えるとよいでしょう。時間を決めてゲームを楽しんでいることが採用担当者に伝われば、きちんと自己管理ができているというイメージを与えることができます。

面接で好印象を与えるためのポイント4つ

世間一般が持つゲームやアニメに対する印象をご紹介しました。その悪い印象はスマホなどが普及することで幾分かは薄れてきていますが、まだまだ発展途上状態なのです。就活の場で語る際には、マイナスイメージを与えないよう注意が必要だと言えます。

しかし実際には、ゲームという趣味からその人の人物像が伝われば、一般企業の面接でも趣味がゲームだと伝えても問題ありません。そこで次に、面接で好印象を与えることができるポイントをご紹介します。

①ゲームによって成長した点

まず1つ目のポイントは、ゲームをプレイすることによって成長した点を述べることです。例えば【ゲームクリアの為には膨大な時間や労力が必要である旨→クリアできるために頑張ったこと、工夫したこと→自分の頭で考え行動し成功した体験】などのエピソードをうまく述べることで、面接官に好印象を与えることができます。

なぜなら、時間や労力をかけてまでやり抜いたことが「忍耐力」のアピールにつながったり、ゲームの攻略を探し求めることが「問題解決力」につながったりするからです。一般的にはそのような強みをアルバイトやサークル活動のエピソードから示しますが、この場合はただ舞台がゲームになっただけになります。得られた成果に関しては、何の変わりもないと言えるでしょう。

②ゲームを通じて体験した素晴らしい経験

2つ目のポイントは、ゲームを通じて体験した素晴らしい経験を述べることです。一口にゲームと言っても、様々な種類があります。1人でプレイするものから他人と協力してプレイするもの、さらには実際に対面をしておこなうものだってあります。その中では、人対人でプレイするものだからこその素晴らしいエピソードがあることでしょう。

例えば、オンライン対戦で外国人とプレイをして、生きた英語力が付いた経験や、オフ会などで対人スキル・コミュニケーション能力を鍛えた経験。これらは、就活においても立派なアピールポイントになると言えます。さらにそのようなエピソードは誰もが簡単に経験できるものではないため、面接官の興味を引くことができるはずです。

③ゲームによって考えさせられた点

3つ目のポイントは、ゲームをプレイすることによって考えさせられた点を述べることです。ゲームは、ただ単に架空の世界の中で楽しむだけではありません。現代の社会問題や政治問題を考えさせられるようなものから、道徳的な心情を育てるものまで存在するのです。

よって、ゲームによって、そのような現実問題へ目を向けていることをアピールすると、面接官に好印象を与えることができます。ゲームと聞けば仮想世界を舞台にした娯楽だとイメージをすることが多いため、そのように現実問題にまで目を向けていることをきちんと主張しましょう。すると面接官のゲームに対する印象も変わってきますし、あなたに対してもプラスのイメージを抱くはずです。

④ゲームのおかげでどのようなことが身についたのか

上記でご紹介したように、重要なのはゲームを通じて身に付いたことを伝えることです。「趣味はランニングです」と聞くと、「体力があって粘り強い精神力を持っていそう」「コツコツ地道に努力することが出来そう」といったプラスのイメージを持ちやすいです。

一方、「趣味はゲームです」と聞くと、「コミュニケーション能力が不足していそう」「引きこもりがちで体力もなさそう」といったマイナスのイメージを持ってしまいがちなのが現状です。趣味をゲームと語るのであれば、ゲームを通じてどのようなプラスの影響が得られるのか説明することでこの差を埋めましょう。

例えば、ひとつのゲームをやり遂げたときに得られる達成感が好きであるとか、とことんゲームを攻略することにやりがいを感じるなどです。これらは、粘り強さや追究心のアピールにも繋がります。

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ゲーム以外に趣味が無くても採用されやすい業界

ここまででゲームだけを趣味とすることはマイナスイメージを持たれやすいとご紹介したものの、実はそうではない業界も存在します。例えばゲーム制作やデザイナー職、ゲーム業界などは、ゲームが趣味ということがプラスのポイントとなることもあります。

ゲームに精通していること自体が、他のどのような強みよりも大きなアピールできるポイントになるのです。よってそのような業界を目指している方は、就活の場であっても積極的に主張することをおすすめします。

同じ趣味を持つ面接官とも会話が弾むことが多く、コミュニケーションをうまく取ることができるでしょう。面接官はゲームへの理解があることから何も恥ずかしいことはないので、ぜひ自信を持って思いを述べてください。

ゲーム以外におすすめの趣味5つ

最後にゲーム以外を考えたときに、おすすめできる趣味についてご紹介します。ゲームが趣味という人に、いきなり「フットサル」や「登山」「釣り」といったアウトドアはおすすめしません。ゲームが趣味という人は、比較的インドアの人が多いでしょう。そのため、インドアの人も取組みやすいものからご紹介していきます。自分にはゲームしか趣味がないと思っている人も、意外に初めてみることでハマる可能性もあります。まずは、趣味にすることを目的とせずに、一度初めてみてください。

①料理

ゲーム以外におすすめの趣味としてまず紹介するのが料理です。最近では男性で料理にハマる人が多く、男女関係なく趣味を料理と答える人が増えています。料理はこだわらなければ食材や調理器具など、お手頃な価格て手に入れることもできるため、料理初心者が始めやすいのです。また、ゲームもひとつのカセットでどんどん突き詰めていったり、スキルを上げっていたりすると思いますが、その点は料理も似ているのです。

料理も、パスタなら麺の固さからトマトソースの作り方など、1つの料理を極めていくこともできます。料理への苦手意識がある人も、まずは簡単な始めやすいものから挑戦するのはいかがでしょうか。普段の生活でも活かすことができますので、趣味と実用を兼ねたものになります。

②スポーツ観戦

2つ目にご紹介するのが、スポーツ観戦です。インドアの人にスポーツを始めてみましょうというのはハードルが高いかもしれませんが、観戦であれば実践しやすいのではないでしょうか。スポーツ観戦といっても、非常に種類は多くあります。野球やサッカー、バスケット、バレー、ボクシングなどです。

小学生のころに野球をしていたけれどハマらなかったという人は、ボクシングや格闘技などスポーツでもジャンルの異なる競技から観戦してみると、意外に「また見たい」「あの選手について知りたい」と思うかもしれません。また、ゲームでサッカーをやっている人は、実際に競技を見ることで、よりサッカーのゲームにも熱が入るかもしれません。スタジアムなどで見れば、テレビで見るのとは違った臨場感が味わえます。

③楽器演奏

ゲーム以外におすすめの趣味として、楽器演奏があげられます。室内で楽しめて気軽に始めやすい楽器として、ギターがおすすめです。ギターなら部屋にいながら弾けますし、初心者でも本や動画を見ながらコードを覚えられます。覚えるコードが増えていくことに喜びも感じられますし、ゲームを攻略するのと同じ気持ちになるかもしれません。好きな曲があれば、それが弾けたときに達成感を感じることができます。

④筋トレ・ヨガ

筋トレやヨガは、自宅でトレーニングすることができます。トレーニングウェアに着替える必要はなく、部屋着のままで大丈夫です。筋トレやヨガも、ギター同様ネットで動画を見て動きを覚えることができます。たくさんの動画があるので、自分が鍛えたい部位や理想のスタイルを思い浮かべてトレーニングに励むことができるのです。

頑張ったら頑張った分だけ結果がついてくるので、綺麗なスタイルになったり疲れにくくなったりとメリットもたくさんあります。ゲームばかりで身体が凝り固まっているという人は、ぜひ筋トレやヨガを始めてみてはいかがでしょうか。

⑤カメラ

カメラもおすすめの趣味です。いきなり高価なカメラを購入しなくても、初心者向けのカメラやスマートフォンのカメラでも問題ないでしょう。写真を加工するアプリが多くあるため、技術がなくても雰囲気のある写真にして楽しめます。

また、カメラを購入した場合は自然と外に出掛けたくなるものです。自然のある場所や遠い地域など、被写体を求めて散歩することもいいでしょう。旅行に出掛けたくなる人もいるかもしれません。カメラがきっかけとなって、活動的になる人も多いでしょう。

面接では自信を持って堂々としよう

ゲームを趣味だと主張することは、まだまだ世間一般に理解されていません。よって就活でそう主張することには、幾分かリスクが伴うことを頭に入れておきましょう。とは言っても、ゲームだからこそ経験できた素敵なエピソードや身に付いた強みを伝えることができれば、それは立派なアピールポイントとなります。

実際に「ゲームが趣味だ」と述べることは、恥ずかしいことではありません。面接でも堂々と主張すれば、その熱意はきちんと伝わるでしょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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