身だしなみ

【内定式の髪色】新入社員がおさえておきたい常識とマナー

内定式には茶髪で参加していいのか?

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ほとんどの企業では、入社式の前に内定者が集う内定式があります。内定通知書に同封して案内があったり、改めて内定先の企業から連絡が来ることがあります。ここでは、その内定式に参加する際の心得として、茶髪で参加するのがOKなのかNGなのかをまとめました。

厳しかった就活が終わり、残りの学生生活を羽を伸ばして楽しみたいという人は多いものです。入社式までに直せばいいと羽目を外したくなる気持ちもあるでしょう。何事も、一歩間違えれば内定取り消しという、重要な時期であることを念頭に置き、もうじき社会人になる自覚を持って内定式に臨みましょう。

社員と会う内定式は第一印象が大切

内定式では、実際に内定先の社員と会う機会があります。企業によっては、代表の先輩社員が内定式に出席することもあります。先輩社員が内定式に出席しない場合でも、企業の窓口で、式場の案内をする社員に会うこともあるでしょう。第一線で働いている社員にとって内定式は、内定者を初めて見る場となるのです。

言葉を交わす前の第一印象は、視覚から入ります。羽目を外したままの個性的な髪型や、明るすぎる髪色だと、社員からは学生気分が抜け切れていないと受け取られます。こんな人物と一緒に働きたくないと思われることの無いよう、内定式では、清潔感のある髪型を心がけましょう。

就活中とイメージが異なりすぎると印象がよくない

内定式では、履歴書に添付した証明写真や、面接の際の髪型から大きく逸脱しないようにしましょう。企業の担当者から、「こんな人物だとは思わなかった」と幻滅されてしまう恐れがあります。極端な言い方をすると、人が見ていなければ何をしてもよいと考えている、常識のない人物だと受け取られてしまいます。

就活中と内定式でのイメージがあまりにも異なると、採用担当者からはなぜこの人物を採用してしまったのかとマイナスに捉えられてしまうので、就活中の自分と大きく違った容姿で内定式に参加しないことが大切です。

男性の茶髪はNGとする会社が多い

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男性の茶髪が良い=社風がとてもゆるいところはその限りではありませんが、基本的には内定式での男性の茶髪はNGとされることが多いです。社風がとてもゆるいところですら、内定式では茶髪でくるのはやめて欲しいと思っている先輩社員が多いようです。
もちろん茶髪で行ったからといって、その段階で家に帰れと言われたり、すぐに黒に染めろと言われたりするところはあまりありませんが、それでもよく思われていないということは確実です。

男性は黒に染め直すのが無難

ですから、ほとんどのところで男性の場合は内定式に茶髪で参加することは避けた方が良いのです。もし茶髪に染めてしまっているのであれば、内定式までに黒に染め直すか、スプレーなどで一日だけで良いので黒にするようにしていきましょういきなり印象を悪くするのは避けるべきです。

内定式後は髪色の変化に気を付ける

内定式では、会社に出勤する初めての日というイメージを持っている方も多いでしょう。誰でも初めての日は、緊張感を持って何事にも取り組みますが、少しなれてくると中だるみしがちです。元々髪の毛を染めていて、内定式に参加するために黒染めをしたという人は、数日経つと徐々に黒い色素が抜け始め、前の髪色に戻ろうとするので、1ヶ月も経たないうちに色が変わってしまうことはよくあります。

1回黒くしたから少々髪色が戻ってしまっても仕方がないと思っていては大間違いです。何度も黒く染め、入社してから大変な思いをしないで済むように、内定式までに自然に黒髪になるように計算して戻すととても手入れが簡単に済むので、ぜひ参考にしてみてください。

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女性の茶髪は問題ない

内定式での女性の茶髪は、あまり問題ないとされているところが多いです。会社的に、髪を茶髪に染めている女性社員がいるような会社の場合は、内定式に茶髪で行っても、あまり何とも思われないことが多いです。実際に行われたアンケート調査では、「内定式に茶髪でくる新入社員の女性をどのように思いますか?」というでデータでは、およそ8割程度の先輩社員が、なんとも思わないと答えています。

黒く染めすぎると返って不自然

ただ、2割程度はちょっと「ん?」と思うような方がいることはいるので、そうしたところにもケアして、完全に印象をよくしておきたいと思うのであれば、直しておいた方が良いでしょう。ただあまりに黒くしてしまうと、そのせいで不自然に見え逆に目立ってしまうという可能性もあるので、要注意です。

業界によっては黒髪の方が良い場合もある

こげ茶色くらいは許容範囲と思っている人もいるかもしれませんが、すべての業界において許容範囲ではないということを知っておきましょう。例えば、金融機関や銀行員など、対お客様というような業界で、利用する年齢層が未成年からお年寄りまでというような業界は、規律が厳しいことが多いです。

お客様からの信頼を大切に第一に考えているので、髪色が明るい人はだらしのないイメージや、ふざけているようなイメージを持たれてしまうこともあります。こうしたことから、髪の毛は男女問わず黒髪で、男性は短髪、女性は長い人は束ねなければならないという業界もあり、業界によっては黒髪でなければならないということを理解しておきましょう。

髪色についての注意点

ここからは、髪色についての具体的な注意点について見ていきましょう。茶髪で行くにしても黒髪で行くにしても、それぞれに注意点があります。髪色が許容される範囲のものだったとしても、これから紹介する注意点がクリアできていなければ、どんな髪色でも悪印象を与えてしまいます。

内定式では初めて顔を合わせる人も多いので、悪印象を与えるのは避けなくてはなりません。外見からの第一印象は、人柄や仕事の能力への評価にも繋がり、後から挽回するのは難しいものです。好印象からスタートを切るためにも、髪色についての注意点に十分気を付けましょう。

髪色がプリンにならないようにする

髪色は絶対にプリンにならないように注意してください。女性の茶髪は問題ないことは先述しましたが、あくまで髪色に清潔感があることが大前提です。プリンになっていれば清潔感のない印象となってしまいますので内定式ではNGです。

自分の髪色は、自分自身であれば鏡で見慣れているでしょう。徐々にプリンになっていくため、自分では変化に気がつきにくい点が要注意です。自分では許容範囲と思っていても、内定式で会う人はほとんどが初対面です。自分が思っている以上にプリンは目立ちますので、自分自身で確認する場合は根元まで慎重に見るようにしてください。

もちろん、プリンになっていれば綺麗に染め直す必要があります。その際、できるだけ美容院に行くのがおすすめです。自分自身で染めることもできますが、色のむらができる、染め残しがあるなど、綺麗に仕上がらないリスクがあります。確実に綺麗な状態を作るのであれば、美容院に行くのが一番安心できるでしょう。

黒染めスプレーを使用する場合は汚れないように気をつける

内定式当日に黒髪で行く場合、黒染めスプレーで染めて行くというケースもあるでしょう。この場合にも、服などが汚れないように注意しなければなりません。慣れていないと上手にできないことも多いので、できれば当日までに一度試しておくと良いでしょう。

特に服が汚れてしまうというのはよくあるトラブルです。内定式に行きますので、当然綺麗なワイシャツやブラウスを着ることになりますが、これらは黒染めスプレーで汚してしまうと落とすのが困難です。

黒染めするときには汚れても良い服装にするなど、着ていく服を汚さない工夫をしましょう。また、服が汚れる以外にも、色むらができる、一箇所にたくさん噴射してしまってゴワつくなどのトラブルが発生することもあります。当日までに方法を押さえ、実際に試してから黒染めするようにしてください。

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女性でも明るい茶髪はNG

いくら茶髪でも問題ないとされる女性でも、明らかに明るいようなほとんど金髪ともとれるような明るい茶髪はNGとされます。色のトーンで表すと、内定式で印象を悪くしないような茶髪はせいぜい10トーンくらいまでの茶髪でしょう。それ以上明るい髪色であると、ちょっと危ないです。

7トーン前後のこげ茶くらいがベスト

やはり女性であっても大切なのは清潔感になります。10トーン以上の明るい茶髪は清潔感にかけるとみなされることが多いのです。7トーン前後の茶髪であれば、逆に清潔感があるように見えますが、それ以上はどうしても清潔感が欠けて見えてしまうので、もし10トーン以上の明るい茶髪なのであれば、内定式までに少し色味を抑えて、落ち着いていて清潔感のある女性を演出するようにしていってください。

美容院で染めてもらおう

明るい髪の毛の人は、わざわざ直したくもないのに黒髪に戻すのであれば、自分で染めたい、美容院で染めるとお金がかかるので、もったいないと思っている人もいるかもしれません。しかし、黒髪に戻すときは、美容室で染めることをおすすめします。自分で染め直したり家族の人に染め直してもらったとしても、どうしても色ムラができてしまったり、毛染めのあとの置き時間が足りなかったことで再度染め直したり、置きすぎて髪が痛む可能性もあります。

美容師さんは、就職活動前や、入社前などの時期に黒染めをするお客さんをたくさん経験しています。一人ひとりにあった髪の毛の染め具合や色味なども相談にのってくれるほか、失敗がなく髪に無駄なダメージを与える心配もありません。黒髪に戻すときは美容院の利用が1番良い方法であるということを覚えておいてください。

内定式に参加する際は男性は黒・女性はトーンの暗めの茶髪がベスト

内定式での茶髪はこのように、男性であればNG、女性であればトーンの暗めの茶髪ならまず問題ない、ということがいえます。こうしたルールの中で自分らしさを出して、内定式から印象の良い自分を演出していきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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