身だしなみ
研修に参加する際の服装とは?私服指定の場合の注意点【男性・女性】
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目次
研修に参加する時の服装とは
内定者が受ける研修、内定者研修会とはどのようなものなのでしょうか。就職活動を終え、内定をもらい実際に出勤するまでの間、自由な時間が出来た、今のうちに遊んでおこう、好きな髪型髪色にしようと思っている人もいるかもしれませんが、大抵の企業では就職が決まって中だるみをしないため、実際に働くために身に着けておいてほしいことを学んでもらうために、内定者に向けた研修会を開催しているということを知っておきましょう。
内定をしているからといって、気を抜きすぎて規則を守らないということなどがあれば、内定取り消しといったこともあるかもしれませんので、気を引き締めて参加する必要があります。また、服装や髪型、身だしなみについても事前に調査をして、適切な格好で臨むようにしてください。この記事では、内定者研修会での服装について紹介をしていきます。
内定者研修とは
内定式後から入社式までの期間に事前研修を設ける企業とそうでない企業がありますが、そもそも「内定者研修」とはどのような目的のもと行われているイベントなのでしょうか。ここでは企業が「内定者研修」をおこなう目的のうち、代表的なものを3つご紹介いたします。
社会人としての意識を高める研修
1つ目は「社会人としての意識を高める」目的です。当然のことですが、学生の時と社会人になってからでは持っていなければならない心構えは異なります。いつまでも学生気分のままでいると、仕事をこなしていくなかでも数々の支障が出てくることでしょう。
内定者研修の中では、人前で話したり、社員やほかの内定者の話を聞いたり、いろんな方に挨拶をして回ったりするなど、社会人としての基本を学ぶことが多いです。そのような「目で見て」「耳で聞いて」「実際に行動してみる」という経験を通して「社会人としての自覚」を持ってもらうという目的で、企業側は入社前に研修の機会を設けています。
10月以降をメインに行われる
2つ目は「内定者の中だるみや憂鬱な気持ちになってしまうのを防止する」目的になります。この内定者研修ですが、多くの企業が内定式を迎える10月以降に行われることが多いです。
内定式後は「もう就職は決まっている」という浮かれた気持ちから中だるみしてしまう学生と、会社選びを後悔したり、社会人になることに不安になったりする「内定ブルー」の学生がどうしても増えます。内定者研修は、内定者同士の親交を深めて社会人として活躍する準備を進めていくことで、中だるみや内定ブルーを緩和し、入社意欲を高めるために行われるのです。
内定フォローとも呼ばれる
3つ目は、「内定を出した学生を確実に入社させる」という目的です。2つ目の目的からも垣間見えるように、内定者研修には「内定者を逃がさない」という意図も込められています。企業側も毎年の採用活動にはある程度のコストをかけているので、採用試験を経て選び出した学生を「なるべくほかの企業に採られたくない」というのが本音です。
内定者研修は「内定者フォロー(Follow)」とも呼ばれています。社会人として意識を向上させるだけでなく、内定者をフォローすることによって確実に入社まで導くという役割も果たしているのです。
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基本は黒無地のリクルートスーツ
内定者研修に参加する際にふさわしい基本の服装は、面接のときと同じように「黒無地のリクルートスーツ」になります。内定者研修も就職活動の一環ですので、フォーマルな服装で臨むのが無難です。服装をスーツとも私服とも指定されていない場合は、スーツで参加するのがマナーになります。
ただし、清潔感がありビジネスマナーにあった服装であれば、自分自身で考えて選択しましょう。就活の身だしなみに正解はないので、自分自身で納得できる選択をしてください。
私服を指定された時の正しい服装
企業によっては「スーツではなく、過ごしやすい服装でお越しください」など、私服を指定してくることもあります。こういう場合はその指示に素直に従って、スーツではなく私服で出席するようにしてください。
しかし、どんな服を着ていくべきなのかがわからないと悩む就活生も多いことでしょう。次に内定者研修で私服を指定された時に着ていくとよい服装を「男女別」に分けて詳しく解説していきます。
男性編
【服装例】
- 就活で着用していたスーツ&シャツ
- 爽やかな青色のネクタイ
- 黒色の靴下
- 革靴
- A4サイズの書類が入るビジネス用のカバン
私服とはいっても、大学に通う時に着ていくカジュアルな服装とは全く異なります。ここでいう私服は、いうなればフォーマルなカジュアルスタイルを意味するので、スーツではないとはいえ基本は「ジャケットにパンツ」というスタイルです。ネクタイの有無はどちらでも良いでしょう。
青色のネクタイは、「知的」「冷静」「さわやか」という好印象を与えることができるので効果的です。「靴下」「革靴」「カバン」に関しては、面接や企業説明会の時のものと同じものを使ってもかまいません。ちなみに、ジャケット&パンツスタイルにおいては「ベルト」「靴」「バッグ」のカラーを同じにするのが、おしゃれに見せるコツです。
女性編
【服装例】
- 就活で着用していたスーツ&スカート
- シンプルなデザインのブラウス
- 黒のパンプス
- A4サイズの書類が入るビジネス用のカバン
次は女性の方のスタイルを見てみましょう。女性の場合も、私服とはいえ「ジャケットスタイル」が無難です。スカートスタイルかパンツスタイルかは、個人の好みに合わせて選ぶようにください。
あとの「黒パンプス」「ビジネス用のカバン」は男性と同じく就活の時のものと同じものを使用するとよいでしょう。
季節ごとの服装のポイント
内定者研修会では、服装を指定されることがあります。スーツと指定がある場合は、その通りスーツを着用していれば問題ありません。全く指定がない場合は就職活動時と同じようにリクルートスーツスタイル、私服を指定された場合は砕け過ぎないように注意してリクルートスーツとカジュアルスーツの間くらいの恰好をするようにしましょう。
ただし、季節ごとにふさわしい服装は異なります。どのような着こなしをしたらよいのでしょうか。こちらでは着こなし方、服装のポイントを季節ごとに紹介していきますので見ていきましょう。
男性編
まずスーツには春夏用のスーツと秋冬用のスーツがあり、その季節に合ったスーツを持っておくと良いでしょう。着こなしとしては、研修ですので季節問わずジャケット、ネクタイを着用するようにしましょう。私服可でカジュアルスーツを着用している人も同じです。
また、夏場はワイシャツは半そでのものもありますが、熱いからといってジャケットを持ち歩かなければマナー違反となるので注意をしてください。夏はジャケットを脱ぐと、肌着が透けるので派手な色味の肌着を着用するのはやめましょう。
靴下はくるぶしソックスはNGです。寒くなってくると、スーツの上に羽織るものが必要となります。ダウンや、私服で使用している革ジャン、Gジャンなどは場違いになることもあります。コートを着用するようにしましょう。
女性編
女性用スーツにも春夏物と秋冬物があるので、季節に合ったスーツを選んでおくと良いでしょう。夏は暑くてもジャケットは必須です。また、夏はブラウスになると下着が透けてしまいやすいので注意を払ってください。透けにくい素材のブラウスも近年では販売されていますのでおすすめです。夏でもストッキングはマナーですので必ず着用するようにしてください。
冬は寒くなるとコートが必要になりますが、私服で着ているようなファーがついたコートや派手な色味のコートは研修には適さないため注意しましょう。また、基本的には肌色のストッキングを着用しましょう。
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就活時とかけ離れた髪型で参加しない
企業から内定を頂いたことにより、気持ちがゆるみ安心感が出てくる時期であるといえます。こういった内定者を対象とした企業の研修は、まだまだ気が抜けない大切な行事ということを心に留めておきたい所です。
現在は身分が学生という就活生でも、社会人としてマナーが伴った服装や髪形で、面接で持ってもらえた自分のいい印象を変えずに行きたいものです。ここでは、具体的な外見の身だしなみで注意したいことに触れていきます。
明るい髪色は控える
髪についてですが、就活時と変わらずに引き続き社会人として周りから浮いてしまわないように整えていきましょう。まず髪の色ですが、カラーリングをしているなら明るすぎない色にしましょう。
髪型は男性女性ともに、仕事をする場合を念頭においた邪魔にならないスタイルにしていきましょう。
特に女性でロングヘアの人は、顔全体が隠れないようにまとめるか、ゴムなどでくくるようにしましょう。髪は顔と共に第一印象で目立つ箇所ですので、清潔感を心がけてください。
社内の雰囲気や社員を参考にする
各企業は職種や業種によって雰囲気が全く違います。これは服装や髪形にも同時にいえることです。内定者の研修会は、まだ企業の一員ではありませんが、出来れば会社のカラーに沿った様な服装にしていきたいものです。
特に日本の企業は、周りから浮いた服装であると入社後も少々目立ってしまうので、この段階から服装と髪型には注意してきたいものです。就活していく中で、OB訪問があった場合はそのOBの服装や髪形を参考にするといいでしょう。
OB訪問がなかったという人は、面接の際にフロアやエレベーターなどですれ違った社員の服装を覚えておいてください。この段階でおおざっぱにでも、社員の方々の服装がカジュアルなのか、夏の間はノーネクタイなのか、ジャケットは必ず着用しているのかなど、特徴がつかめるのではないでしょうか。注意したいことは、あくまでも企業研修はカジュアル過ぎないということです。
軽装はNG
ここまでで内定者研修の際にふさわしいファッションの例をご紹介いたしましたが、これだけが正解なのではありません。常識の範囲内であれば、おしゃれとフォーマルのバランスをとったコーディネートを楽しむことができます。ただし、「不正解」とされる服装は確実にありますので注意が必要です。
ここでいう「不正解」な服装としては、デニムやスウェットなどになります。面接よりも重苦しい雰囲気はいくぶんと緩和されているものの、それでもフォーマルな場であることには変わりない企業の内定者研修の際にはふさわしくないファッションです。
研修に着ていく服装は一般には「オフィスカジュアル」と呼ばれる、実際の仕事でも着られるような、スーツスタイルよりはラフな服装が好ましいとされています。内定者研修に参加する就活生は、この「オフィスカジュアル」を意識してコーディネートを組み立てるようにしましょう。街を歩いている社会人を観察し、コーディネートを参考にしてみるのもおすすめです。
シャツのしわなど身だしなみに気を付ける
社会人としての服装には、清潔感も求められます。シャツにしわや汚れがついていないかなど、身だしなみにも気を付けるようにしましょう。そこまで目立つしわがついていないとしても、洗濯したものをそのまま着るのではなく、アイロンをかけるように心がけることが大切です。また、意外と気づきにくい襟の汚れや黄ばみなどにも要注意です。
その他にも、肩にフケが落ちていないか、寝ぐせがついていないかという点にも気を配る必要があります。男性ならヒゲが伸びていないか鏡でよくチェックしましょう。女性ならストッキングが伝線していないかというポイントにも気を配り、移動中に伝線しても対応できるように予備のストッキングをカバンに入れておくとよいでしょう。
内定者研修会で私服を指定されたらオフィスカジュアルで参加する
「内定者研修」について、どのような目的のもとでおこなわれ、参加する際の服装などについてまとめてご紹介してきました。内定者研修は、企業側・学生側双方が抱える悩みを解消するために開催される催しです。
面接の時よりかは幾分トーンダウンしていますが、フォーマルな場であることに変わりはないので、その場に最もふさわしい服装で臨むという姿勢も必要になってきます。まずは服装など「社会人」という形から入ってもまったくもってかまいません。これからやってくる次の生活を気持ちよく迎えるためにも、一つひとつのことを全力で取り組んでいきましょう。