身だしなみ

研修時の服装マナー【女性編】好印象なコーディネートとおすすめのサイト3選

内定者研修とは

内定者研修とは、学生が社会人になるための心構えやマナーを学ぶ場のことを言います。主に10月に行われ、企業によってはプロの講師を呼んだり、スキルアップのためのセミナーを開いたりするところもあります。内定者研修の場では主に挨拶の仕方や名刺の渡し方を学ぶことが多いです。また内定者同士の親睦を深める場でもあります。

さて、この内定者研修は、どんな服装で臨むのが良いのでしょうか。スーツなのか、それとも私服でいいのか、迷ってしまいます。そこでこの記事では、内定者研修の服装マナーと女性が知っておきたい好印象なコーディネート、そしてコーディネートを揃えることができるおすすめのサイトについてご紹介します。

自分が納得できる就活をすることが大前提

就活では、正しい服装や身だしなみについて悩む声も多いです。身だしなみは第一印象に大きな影響を与える一方で、就活の身だしなみに「正解」はないということも覚えておいてください。

最も重要なことは自分の魅力を伝えるということです。今回の記事の内容は参考にして、自分自身が納得できる就活を行いましょう。

内定者研修での服装について

内定者研修の場では何を着ていけばいいのか迷ってしまうことがあります。スーツ着用とはっきり明記されていたとしても、どんなスーツでも良いというわけではなく、TPOをわきまえた派手ではないスーツを着用しなければなりません。しかし、TPOをわきまえたスーツとはいったいどのようなものなのでしょうか。

また、ほとんどの企業は内定者研修の服装について、特に指定をしてきません。特に指定がなかった場合、スーツなのか私服を着ていくのか迷ってしまうでしょう。仮に私服を着るにしても、何でも良いという訳ではありません。こちらもTPOをわきまえたものでなくてはなりません。

指定がなければスーツがベター

もし指定が特に無かった場合、スーツを着ていけば良いのか、それとも私服を着ていけば良いのか、最も迷ってしまいやすい状況と言えるでしょう。このようにもし指定がない場合は、スーツを着ていくのがベターです。しかし、一口にスーツと言っても、派手なものを着用して内定者研修に臨むのは好ましくありませんし、入社前に評判を落とすことは避けたいものです。

スーツの色は黒が基本で、もし黒のスーツでなければ紺色など、控えめのものを着用しましょう。こちらは就活で使用したリクルートスーツで特に問題ありませんので、新調する必要はありません。

私服の場合はオフィスカジュアル

企業によっては、私服で参加しても良いというところもあります。しかし、私服参加しても良いと言われても、普段着で行っていいのか分からないと疑問に思う方も多いのではないでしょうか。もし私服で参加しても良いと言われた場合でも、私服の基準が明確ではないため、普段着ているような私服を着ていくことはおすすめしません。

私服で良いというのを鵜呑みにし、奇抜な格好で臨んでしまっては、いらぬところで評価を落としてしまいます。私服で参加しても良いという場合は、オフィスカジュアルで参加するようにしましょう。次の項目で、オフィスカジュアルがどのようなものか説明します。

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「めんどくさいな」と思われがちな就活マナーですが、身だしなみで第一印象が決まるといっても過言ではなく、それが原因で選考がうまくいかない可能性があります。

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研修にふさわしい服装

上の項目でも説明しました通り、内定者研修はビジネスの場ですので、私服指定された場合でも、奇抜な格好をせず、TPOをわきまえた失礼の無い物でなければなりません。しかし、私服指定の場合、スーツと違って何を着ていけばよいのか特に迷ってしまいやすいでしょう。そこでこの項目では、私服指定の研修にふさわしい服装について、アイテムごとに解説していきます。この項目を参考に服選びをしてみてください。

トップスはシャツがおすすめ

トップスには、長袖のシャツやブラウスを着用することをオススメします。カットソーでもいいですが、襟付きの方がかっちりした印象を与えられるため、より印象良く見られます。色は白が無難です。白シャツはスカート・パンツスタイルどちらでも合わせやすく、かつ清潔感があり、仕事ができる印象を与えてくれます。白シャツを着用することで、同僚や会社の人から印象良く見てもらえるでしょう。

白の他にも青色のシャツを着ていくと、さわやかな印象を与えることができます。青も白と同様、スカート・パンツスタイル共に合わせやすいのでコーディネートに迷うことがありません。また、シャツの上にジャケットもあれば羽織るとなおよいでしょう。ジャケットも派手な色のものではなく、黒や紺と言った控えめの色のものを羽織るようにしましょう。

白やパステルカラーでフレッシュな印象に

何色のシャツにしようか迷った場合は、明るい白やパステルカラーのシャツがおすすめです。白やパステルカラーは、着ているだけで雰囲気が明るくなり清潔感もあります。また、会社によっても異なりますが、内定者研修は主に業務の見学やビジネスマナー全般などをレクチャーして頂く場です。新社会人としてしっかり学ぶ姿勢を持つことは大事ですので、白やパステルカラーを着ることで、企業側にもフレッシュでやる気があるという印象を与えることができます。

さらに白色は、就活生だけではなく、幅広い年代のビジネスマン・ビジネスウーマンが着用しており、ビジネスシーンでは最も多く用いられる色です。ビジネスファッション初心者の人は白から始めることをおすすめします。

ダークカラーはクールな印象に

ダークカラーのインナーも、女性では幅広い年代から愛されている色です。ダークカラーはクールな印象を与えることができ、自己アピールやパワーを感じさせることもあります。ダークカラーは会議やプレゼンテーションなどでも着用されやすく、信頼感が感じられることから、ビジネスシーンではポジティブイメージのある色です。

ダークカラーは「華がない」「地味である」という理由から女性らしい雰囲気に仕上がらないため、好まれない場合もあります。しかし、控えめながらも上品で都会的な雰囲気を与えることができるので、一度試してみるのも良いでしょう。

ジャケットはノーカラーでもOK

最近ではノーカラージャケットと言って襟のないスーツが流行しています。ノーカラージャケットには襟がないので、首が詰まって堅苦しいというイメージがなく、首回りをすっきり見せる効果があります。

また、露出し過ぎはNGですが、インナーで上手く調整することによって、個性がなくなりがちな就活スタイルにアクセントを付けることができます。ただし、職種や企業の雰囲気によってはカジュアル過ぎるという印象を与えてしまうこともありますので、あくまで状況によって使い分けることが必要です。

 ボトムスはひざ丈のスカートかパンツ

ボトムスはひざまで丈のあるスカートを履いていくようにすることをおすすめします。あまりにも短いミニスカートを履いて行くと、だらしない印象を与えてしまう可能性があるでしょう。研修とはいえ、仕事の一環ではありますから、露出は控えめにしておいたほうが無難です。色は基本的に無地のものを着用するようにしましょう。

またパンツスタイルにする場合はカジュアルになりすぎないように注意が必要です。特に、ジーパンの着用はNGです。最近ではジーパン着用OKの企業も増えてきてはいますが、人によってはカジュアル過ぎると感じる人もいるため、避けるようにしましょう。チノパンやスラックスを着用することで、きちんとした印象を与えることができます。グレンチェックの細身のパンツなどはスマートな印象を与えることができるのでおすすめです。

靴は3~5cmのヒールが一般的

靴は、ローファーやヒールの低いパンプスなどが良いでしょう。パンプスの場合、3~5cmのヒールが一般的です。移動の多い研修があることも考えられるため、高いヒールを履いて行かない方が無難です。

色は黒や茶色、グレーや白など、やはり控えめな色がおすすめです。サンダルやミュールなど、足の指が見えるものはカジュアル過ぎるので避けるようにしましょう。同様にスニーカーやブーツもカジュアル過ぎるので、履いていかないようにしましょう。

プラスして持っておくべきアイテム

研修の場合は、基本的にオフィスカジュアルであれば問題ありません。しかし、実際には企業で取り扱う商品の製造過程を見学したり、内定者同士で与えられたプログラムを行ったりと、あらゆる研修内容が盛り込まれているため、様々な動きが予想されます。

どんな場所や場面になっても慌てずに研修に集中することが大事であり、その為にできる準備は万全にしておきたいものです。急な場面に遭遇しても困らないように、持っていると便利なアイテムをご紹介していきます。

冷房対策のカーディガン

研修ではどんなことを行うのか、服装はどのようなものが良いかと考える人は多いのですが、意外と見落としがちなのが冷房対策です。特にオフィスにあるような冷房器具は出力量が大きいのでエアコンが効き過ぎて寒いということもよくあります。

しかし、「寒いからエアコンの設定温度を上げてほしい」とはなかなか言い出しにくく、我慢している人も多いです。そこで1枚持っていると便利なのがカーディガンです。カーディガンは使い勝手が良く就活用にシンプルなデザインのものを一着持っていると何かと役に立ちます。冷房対策がしっかりしていないと、大切な研修時期に体調崩してしまうことにもつながるので、カーディガンで対策するのもおすすめです。

シンプルなコート

夏は夏で大変ですが、冬は寒さ対策をしっかり行っていないと体調を崩してしまいます。冬用スーツを準備しておけばある程度の寒さ対策にはなりますが、それ以外にも冬にコートは必要です。どんなオフィスカジュアルにも向いているコートは、トレンチコートと言われる、前の合わせがダブルになっているコートです。

トレンチコートはスーツにも違和感なくマッチし、ビジネスライクになり、場所やシーンを選ばない通勤にはもってこいです。さらに撥水加工が施された素材のコートであれば、突然の雨や雪でもびしょ濡れになる心配がありません。色は濃紺・ベージュ・グレーなどの落ち着いた色が定番で、食べこぼしやフケ・ほこりなどが目立ちにくいのでおすすめです。

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研修にNGな服装

就活スタイルと言えばスーツですが、研修の場合「私服OK」「服装自由」と私服で参加することを推奨する企業も徐々に増えてきました。しかし「どんな服を着たらよいの?」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。服装自由という言葉を真に受けて、普段通りの服装で行ったら浮いてしまったなどという恥ずかしい思いはしたくないですよね。

例え研修であっても業務の一貫であり、社会人としてのルールを守っていかなければなりません。間違った服装で参加して企業からの評価が下がってしまわないためにも、服装の注意点を見ていきましょう。

カジュアルすぎる服装

例え服装が自由であっても、オフィスカジュアルといって「仕事をするのに適している格好」であることが基本です。私服であっても、スーツからカジュアルダウンしたオフィスでの服装を指しているので、基本的には清楚な着こなしやきちんとした雰囲気が求められます。アパレル系やIT企業などではTシャツなどのカジュアルな恰好でもOKというところが多く、服装も個性の一貫と考えられている場合もあります。

しかし一方で、営業や接客業であればスーツに近い恰好しか認められないという業種もあります。どこまでが自由なのかは企業や職種によっても異なりますので、企業の雰囲気や先輩社員の服装などを見ながら、その企業に適した失敗のない服装を心掛けることが大事です。

スニーカーやジーンズはNG

一般的にデニム素材やジーンズは、カジュアルな印象を与えてしまうのでNGなところがほとんどです。ジーンズだけではなく、デニム素材のスカートも選ばない方が無難です。自由な社風の企業では認められている事例もありますが、ジーンズには作業着・ラフ過ぎるという印象があるのでビジネスシーンでは避けた方が良いでしょう。

また、カーゴパンツやミリタリーパンツなどのアウトドア要素の強い服装もNGなので気を付けましょう。さらにスニーカーもカジュアル過ぎるのでNGです。研修中は何かと動くことが多いので疲れにくいようにとスニーカーを選ぶ人もいるようですが、研修にスニーカーはふさわしくありません。例え動きやすさを重視したい場合も、研修であることをわきまえて、ローファーやヒールの低いパンプスなどが良いでしょう。

露出の多い服装

服装が自由だった場合、特に気を付けたいのが露出の多さです。露出が多いとだらしなく見られる原因になります。

POに合っていない服装をしてしまえば場面に応じた対応ができない人というイメージを与え、企業からの印象も悪くなってしまいます。特に露出が多くなりがちで気を付けたいのが腕・背中・胸元・足です。腕や背中はカーディガンやインナーで露出を抑えることができますし、ブラウスやシャツを着れば胸元の露出をガードすることができます。

また、上半身の露出が少なめであっても、丈の短すぎるスカートではNGです。ミニスカートだけではなくスリットの入ったものにも気を付けましょう。特に膝上何センチまでと決まっているわけではありませんが、膝上5センチ以上のスカートですと、座った際に太ももがあらわになってしまうので気を付けましょう。

オフショルダーやショートパンツはオフィスカジュアルではない

明確な基準がないので悩んでしまうのがビジネスカジュアルですが、避けたいのが遊びに行くような服装です。

あまりに砕けすぎた格好をしていると、あなたではなく服装にばかり目がいってしまい、企業からしても「TPOをわきまえていない人」というイメージを持たれてしまいます。また、そういう目で見られてしまうことであなた自身も研修に集中することができず、研修プログラムを習得することができなくなってしまいます。新社会人として恥ずかしくないように、落ち着いた服装を心掛けましょう。

研修にふさわしい服装を揃えられるサイト3選

ここまで研修にふさわしい服装について、アイテムごとに解説してきました。基本的には派手なものではない、原色ではないものを選んで着用すれば良いことが分かります。しかし、研修にふさわしい服装がどこに売っているのか、どこで取り揃えたらいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。最後にこの項目で、研修にふさわしい服装を揃えることができるサイトを3つ、ご紹介します。是非参考にしてみてください。

①ニッセン

ニッセンはファッションからインテリアまで、さまざまなアイテムをオンライン上で購入することができるサイトです。特にレディースの商品を数多く扱っており、その商品の種類は多岐に渡ります。背が高い人向けにつくられた「スマイルランド」や、逆に小柄な人向けに作られた「プッチージョ」そしてぽっちゃり女性向けのコーディネイト特集があり、どんな人でも研修にふさわしい服を揃えることができます。

最大の特徴は、ブラウス、パンツ、ジャケットのセット販売を行っているところにあります。オフィスカジュアルスタイルを簡単に揃えることができます。

② RyuRyu

RyuRyuとは、カタログ通販で有名なベルーナが運営する女性向けのオンラインショップのことです。Dポイントを貯められるなど、さまざまなキャンペーンが行われることで有名です。通勤用のスーツからオフィスカジュアルまで、さまざまな商品が多数取り扱われています。サイズは5号~23号、M~3Lまであるので、背が高い人から背が低い人まで、すべての人がこのサイトでコーディネート可能です。

豊富な種類があるジャケットやブラウス、デザインの異なるパンツ2本セット売りなど、サービスは多岐に渡ります。クールでかっこよく、フェミニンでかわいらしくの2パターンコーディネートができるのがRyuRyuです。

③ベルメゾン

「選べるメゾン」のフレーズでお馴染みのベルメゾンは、大手通信販売会社である千趣会が運営している女性向けの通販サイトです。ベルメゾンの良い点は、大手の通販会社が運営しているだけあり、アイテムの種類が豊富にあるところでしょう。そしてアイテムの種類が豊富にあるのにも関わらず、ハズレの商品が少ないところにあります。

ノーカラージャケット、ブラウス、スカートの三点セットなど、さまざまなアイテムやコーディネートが揃っています。黒スーツほどかっちりしてるしている訳ではないので、清潔感や爽快感を与えるコーディネートが可能です。

社会人としてマナーを守った服装で研修に参加しよう

就職活動が終わってほっと一息つけるかと思いきや、内定者研修に参加しなければならないということで、面倒に感じる人もいるかもしれません。しかし、これから社会人になるにあたって、内定者研修は非常に重要です。内定先企業への理解を深めたり、社会人としてのマナーを身につける、言葉遣いを身につけるなど、重要な目的があって内定者研修は行われます。

その企業の一員になるためのステップでもありますので、必ず参加するようにしましょう。内定者研修に臨むためのには、服装は非常に重要になってきます。内定者研修は内定者同士の親睦を深めるためにあるものと勘違いされることが多いですが、親睦は二の次です。きちんとした服装で臨むことが、非常に重要です。この記事を参考に、失礼のない服装で内定者研修に臨みましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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