面接対策

【集団面接の質問8選】答え方と回答例もあわせてご紹介

集団面接は頻出の質問を知ることが攻略のカギ

集団面接を攻略するためには、頻出の質問を知っておくことが大切です。就活の選考は面接が中心となっておこなわれますが、面接は個人面接と集団面接に分けられ、それぞれで特徴が違っています。同じ面接でも個人と集団では違っている点がたくさんありますし、それらを踏まえた上で対策をしておかなければなりません。

個人面接の対策だけでは集団面接を攻略するのは難しいですし、集団面接に合わせた準備をしておくことが大切です。また集団面接には、集団面接ならではの頻出の質問もありますので、それらを知って事前に回答を考えておくことも攻略するポイントです。集団面接をおこなう企業は多いですし、就活攻略のためには対策は必須ですので、ポイントを押さえて集団面接の攻略を目指しましょう。

集団面接では全員同じ質問をされるとは限らない

就活の面接の1つに、複数人の就活生でおこなわれる集団面接があります。同じ就活生ですから、やはり質問も同じものをされると思うでしょう。しかし、集団面接では全員同じ質問をされるとは限らないのです。質問が同じ場合と違う場合の見られるポイントを、それぞれご紹介します。

同じ質問の場合

集団面接で聞かれる質問が同じ場合は、しっかり面接の準備をおこなってきたのかを見ている可能性があります。例えば、自己紹介や志望動機、学生時代頑張ったことなどです。これらの質問は、就活生ごとにエピソードや構成が変わり、回答が全く同じになることはほとんどありません。もし同じような回答ならば、「慌てて今考えたんだな」と担当者の評価を下げてしまうでしょう。事前にしっかり考え、オリジナルのものを用意しましょう。

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違う質問の場合

一方違う質問の場合は、ユーモアのある回答やどれだけ関心があるのかを見ている可能性があります。「最近気になったニュース」や「隣の人の意見について」の質問が、これにあたります。集団面接における注意点で詳しくご紹介しますが、回答自体は同じになっても問題ありません。「なぜそれを選んだのか」という自分の意見を、きちんと話しましょう。

集団面接でよく聞かれる質問8選

集団面接のときには、一体どのような質問を聞かれるのでしょうか。頻出される質問が分かっていれば、面接前に対策を練ることができますし、何かと心強いものがあります。集団面接は、複数人が同時に面接をしてもらう場です。そのため、面接官の記憶に残るような、印象付ける答えを持ち合わせていなければいけません。

そんな相手の印象に残るような質問の返事を瞬時に思いつくのはなかなか至難の業だと言えるでしょう。どのような状況でも冷静に対応できる精神力があればいいのですが、大抵の人は「集団面接の場」でかなりの緊張状態にあることでしょう。ここでは、集団面接でよく聞かれる質問を8選ご紹介していきます。

質問例①自己紹介

集団面接時の質問で、必ずと言っていいほど頻出するのが「自己紹介」です。集団面接が始まるとほぼ同時に、「では1番の方から自己紹介をお願いします。」と言われるケースが多いです。緊張してしまうのは仕方ありませんが、くれぐれも緊張で頭の中が真っ白にならないように注意しましょう。

集団面接の際の「自己紹介」は、だらだらと話してしまってはいけません。あなたの他にも複数人の面接者が待機しているのです。事前に自己紹介の内容を考えるときには、簡潔・丁寧・インパクトを頭にいれておくと、面白味のある自己紹介ができます。面接官は一度に複数人を相手にしている訳ですから、面接官の立場になって自己紹介文を考えることで、面接官からの評価はグンと上がることでしょう。

大学・学部・氏名は最低限盛り込む

集団面接時の自己紹介の内容には、最低限「所属(出身)大学・学部・氏名」は必ず盛り込むようにしましょう。自己紹介であるのにもかかわらず、所属(出身)大学も氏名も名乗らないようでは、面接官からしたら「どこの誰だ?」となってしまいます。インパクトとしてはあるかもしれませんが、印象を悪くするリスクの方が大きいです。何を言おうか焦るかもしれませんが、自分の所属(出身)大学・学部・氏名は忘れないようにしましょう。

質問への回答例

〇〇大学、〇〇学部に所属しております(または、在籍しておりました)、就活 太郎と申します。私は大学で、日本語教育を専攻しております。本来の日本語の美しさをもっと周囲に伝えたく、楽しい日本語というサークルを立ち上げ、仲間と協力し合いながら切磋琢磨、サークル活動に取り組んできました。このサークル活動を通して、さらに日本語の魅力を学べ自分自身の強みになったと思っております。本日はこのような場を設けてくださり誠にありがとうございます。どうぞよろしくお願い致します。

上記の回答例では、200文字程度で自分について明確に表現しています。自分が関心のある事柄や大学で取り組んできたことを述べることで、面接官から見たあなたの理解が深まりますし、人柄が分かります。サークル活動はあなたの個性のようなものなので、盛り込むことで印象付けられるでしょう。

質問例②志望動機

集団面接の場で、もっともよく聞かれるのが「志望動機」です。面接官は、なぜこの会社に志望したのか、この会社に入社した後はどのようなことをしたいのかを聞きたいと思っていることでしょう。志望動機を伝えるときは自分の言葉で的確に、そしてしっかりとした口調で答えることが大切になります。

複数人の就職希望者が、同じ企業を志望している訳ですから、曖昧な内容だと面接官の記憶には残りづらいでしょう。志望動機を伝える際には「自分の言葉」で表現することが大切です。自分が何を思ってこの企業に志望したのか改めて考える機会にもなるため、志望動機はきちんと準備してから面接に挑みましょう。

オリジナリティを出す

志望動機は、マニュアル通りの回答になってしまいがちです。今までたくさんの人材を面接してきた面接官たちには、「他の人と違う」と思わせることが大切です。マニュアルに沿った内容だと、聞いているほうもつまらなく感じてしまいますし、何より印象に残りません。

複数人の就職希望者が志望動機について話すとなると、残念ながら同じ内容になりがちです。志望するきっかけとなった出来事や企業に対する思いなど、志望意欲が高い企業であればなおさら念入りに作成しておく必要があります。

質問への回答例

私は、経理部門において貴社の経営を支えたいと考えております。経理は業績管理などをおこなうため、几帳面さや根気強さが求められる仕事です。学生時代は、データ入力のアルバイトをしていました。データ入力の仕事は正確性が求められるため、ひとつひとつの案件に真剣に向き合うことを意識していました。貴社に入社しましたら、アルバイト時代に培った事務の正確性と責任感を活かして貢献したいと考えております。

この志望動機では、几帳面さや根気強さが求められる経理部門で活躍したいということを伝えています。経理は、日々パソコンや資料に向かい合うため根気が必要とされる仕事です。学生時代に事務の仕事を経験している場合は、即戦力として好意的に見られるでしょう。このようなアルバイトの具体的な経験は、自分にしか語れないことです。全く同じ経験をしている人はいないので、効果的にオリジナリティを出せます。

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集団面接における質問例③5年後の自分の姿について

5年後10年後にどうなっていたいかという質問については、集団面接でよく聞かれる質問のひとつです。集団面接では、答える順番により、有利不利がでないように、答えのない質問に重きを置いて問われることが多いです。この質問は、最終面接などでは良く聞かれる質問ですが、個別の一次面接では聞かれることはあまりないので、しっかり対策していかないと答えに詰まるところでしょう。

仕事への意欲や企業研究の成果を見極めている

この質問では、5年後10年後にその会社でどんな仕事をしたいか、どんなふうになっていたいかを聞くことにより、その仕事への意欲や企業研究の成果を見ようとしているのです。集団面接の中で埋もれてしまわないように、しっかり研究して的外れな意見を言わないように準備しておきましょう。

質問への回答例

御社は、サービスの提供を通じてお客様の心と生活を豊かにするという経営理念を掲げています。私は、そのような理念を掲げる御社のもとで、お客様からこのお店に来てよかったと笑顔で言っていただける接客のプロとして活躍したいです。お客様に心から満足していただくためには、ただマニュアル通りの対応をするだけでは不十分です。基本を大切にしつつ、お客様のご希望や状況を瞬時に読み取り、最適な接客をおこなうことが重要です。経験を積み、接客業のプロとして御社に貢献していきたいです。また、身につけた接客スキルを社員に指導する社内講師として活躍し、多くの社員と共にお客様に質の高いサービスを提供したいと考えています。

上記例文では、入社後に接客のプロを目指していることをしっかりと伝えられています。お客様に対する接客だけではなく、社内の人材育成貢献についても挙げられているため、仕事に対する熱意が伝わります。社会人として働き始めると、新たなスキルが身についたり、持っている能力が上がることが多いでしょう。伸びた力を今後どう活かしていきたいのか、じっくりと考えてみることが大切です。

集団面接における質問例④最近関心のあるニュースは何か

集団面接では、このように時事問題について問われることも多いです。これは順番によって、一見有利不利はあるように見えるのですが、面接官は答えがかぶったからといって、たいして気にしません。

ニュース自体はかぶっても問題ない

集団面接でのこの質問は、そのニュースに関心がある理由を聞くほうに意図があるので、ニュース自体がかぶったからといってまったく問題はないのです。それよりも、ニュースがかぶることを恐れて、集団面接の前の人の回答を聞いてから答えを変える方がよほどリスクが高いのです。

他の就活生と同じニュースでも無理に変えないようにしましょう。無理に変えてもしっかりした理由を答えられるのであれば問題ありませんが、多くの人がそうではないでしょうから、本当に関心のあるニュースや自分なりのしっかりした意見が言えるニュースを答えるようにしましょう。

質問への回答例

私は海外からの訪日客の増加に注目しています。日本は観光立国の実現を目指しているにも関わらず、観光客の増加にまだ対応できてない部分が日本にはたくさんあります。まずは食問題です。ムスリム旅行者に対してハラルフードを提供しているお店が少ないため、食事に困ってしまうそうです。また、外国語に対応ができていないことが多く、コミュニケーションに困ることも多いようです。最近は大都市圏だけでなく地方観光に訪れる外国人観光客も多く、外国語対応は地方でも急務です。既に対応を開始している自治体やお店はありますが、これらの問題に国としてどう対応して解決していくかが、国民に問われていると思います。

上記例文では、政治や経済などの難しいトピックではなく、訪日観光客の増加という簡単なニュースについて、自分の意見を述べています。時事問題を面接官が尋ねる目的は、学生が情報にアンテナを張っているか、その問題に対してどう考えているのかということを知るためです。

あえて難しいニュースを取り上げる必要はありません。また、他の学生とニュースのテーマが同じになってしまっても、不利になることはありません。自信を持って自分の意見を述べるようにしましょう。

集団面接における質問例⑤学生時代に頑張ったこと

集団面接では、学生時代に頑張ったこともよく聞かれます。これは集団面接に限らず就職活動全般において頻繁に質問されるものです。集団面接でこの質問を受けた際、集団面接だからといって何か特別な対応をする必要はありません。個別面接と同様の対策を行えばいいのです。ただ、話の長さには注意を払いましょう。

他の就活生と比べてあからさまに長い時間を費やすのはNGです。また、他の就活生と比べて短い時間でアピールを終えてしまうと、「アピールする気はあるのかな」と疑われてしまう恐れがあります。他の就活生の話もしっかり聞いておき、適切な長さで話せるように構えておきましょう。

結果よりも過程を具体的に話す

学生時代に頑張ったことを述べる際は、結果よりも過程を具体的に述べることが重要なポイントになります。具体的なエピソードを用いずに抽象的に話してしまうと、採用担当者に自身の強みを上手く伝えることが出来ません。そうかといってだらだらと述べてしまうのもNGです。

採用担当者はこの質問を通じて、あなたの強みがどのような場面で活かされたのかを知りたいと考えています。結果よりも過程に重きを置き、具体的かつ簡潔に述べることが大切です。結果について強くアピールしたくなる就活生も多くいることでしょう。しかし、採用担当者が知りたいのは結果よりもむしろ過程であり、その点に焦点を当てて話すことで効果的なアピールを行うことが可能になるのです。

質問への回答例

私が学生時代に頑張ったことは、簿記の学習です。サークルで会計担当になり、収支報告書を作成するようになりました。報告書の数字からは単なる資金の増減だけでなく、その期のサークル活動の特徴や改善点などのさまざまな面が見えることに気がつきました。もっと専門的なことを知りたくなり簿記の勉強をスタートし、決算書類から見えるビジネスの面白さにのめり込みました。学習を続け、日商簿記検定1級に合格しました。合格までは日々の地道な努力の積み重ねが必要でした。一度決めたことを継続する姿勢を活かし、御社の業務においても目標達成に向けて地道な努力を継続していきたいと考えています。

上記の例文は、日商簿記検定1級に合格したという結果を伝えているるだけではありません。収支報告の作成や受験勉強など、地道な努力を積み重ねてきた過程も説明ができています。このように、苦労したこと、乗り越えた出来事など、結果に至るまでのプロセス面も説明しましょう。

学生のプロセス面を見ることで、会社に入った後、その学生がどのような働き方をするのかを面接官は知ろうとしています。具体的なエピソードや出来事を挙げて過程をアピールすることが重要です。

集団面接における質問例⑥自分の強み

「あなたの強みは何ですか?」という質問も集団面接においてよく聞かれます。この質問は集団面接に限らず、就職活動全般において頻出の質問であるため、事前に答えを準備して面接に臨む就活生が多いことでしょう。「他の就活生と強みが被ったらまずいかな」と悩む就活生もいることでしょう。

基本的には強みが被ることに問題はありません。その強みを表すエピソードは1人1人違うものであり、そこに違いが表れるからです。強みに関する話を複数準備しているのであれば、被らないように話すのもひとつの手ではあります。重要なのは、その企業にアピールすべき強みをしっかりとアピールすることです。

強みはひとつに絞る

面接で話す強みは、ひとつに絞りましょう。面接では少しの差で合否が決まるため、多くの強みをアピールしたくなる気持ちはわかります。しかし、面接時間は限られているのです。多くの強みを話すことで、ひとつひとつの話が薄くなってしまい、話が淡白になってしまうのです。

それにより、かえって強みが採用担当者の印象に残りづらくなる可能性が高いのです。ひとつの強みについて、それを活かしたエピソードに沿ってアピールしましょう。企業が求める強みを述べることが出来れば、強みの数がひとつであっても十分なアピールとなるのです。

質問への回答例

私の強みは、飲食店のアルバイトで培ったコミュニケーション能力です。お会計のときにお客様に感想をうかがったり、順番をお待ちになっているお客様への声がけなどを積極的におこなった結果、常連のお客様から顔を覚えていただきました。常連のお客様から信頼されるようになり、大人数の利用やメニュー相談を受け、お店の売上に貢献することができました。また、さまざまなお客様に対応しているうちに、どんな方にも年齢や肩書きに関係のない丁寧な応対ができるようになりました。御社においても、お客様一人ひとりのニーズを的確に読み取り、その人に合った丁寧な接客をおこなうコミュニケーション能力を活かし、貢献していきたいと思います。

上記の例文では、コミュニケーション能力という強みだけをアピールしています。1つの強みしかアピールできないと不安に思う学生もいるかもしれません。しかし、その強みを培った過程や出来事などを説明することで、十分に説得力の強い回答になります。自己分析をおこない、自分の強みを見つけましょう。過去の経験を振り返り、魅力的なアピールができるよう準備をしておくことが大切です。

質問例⑦弱み

集団面接で自身の弱みに関する質問も、近年では頻出する傾向にあります。自分自身の強みとセットで聞かれることが多いため、面接前には「自分自身の弱み」もきちんと整理しておくことが大切です。強みを聞かれる質問には答えやすいと感じる人が多いようですが、「弱み」となるとなかなか難しいものがあります。強みと弱みが噛み合わなくなると、どちらかが嘘なのではと思われてしまうため注意が必要です。弱みについて回答するときには、事前に話す内容を準備しましょう。

仕事に直接影響のある弱みはNG

集団面接で「ご自身で弱みだと感じるところはどこですか?」という質問をされたときに、仕事にマイナスの影響のある弱みを伝えるのは避けましょう。集団面接で弱みについて聞かれたときは、強みを弱みに言い換えた形で伝えることがおすすめです。

「人とコミュニケーションをとるのが苦手です」と言ってしまうと、たくさんの人間で成り立っている会社や、業務内容に支障をきたすことは容易に想像がつきます。他にも「時間が守れない」や「計画性がない」などもあげられます。

質問への回答例

私の弱みは、心配性な部分であると思っております。私は幼少時代から、物事について心配に思ってしまうことがあります。例えば、待ち合わせ時間に遅れるのではないかと必要以上に早く家を出てしまったり、失敗が怖くて新しいことへ踏み出す時に、躊躇してしまうところがあります。これからは、自分の弱みを強みに変えていけるよう、チャレンジ精神や行動力を培っていこうと思っております。

上記の回答例では、言い換えれば長所ともとれるものを「弱み」に挙げています。心配性だから時間を気にしてしまうということは、時間をきっちり守ることのできる人物だという印象を与えることができます。そして、今後自分の弱みを改善していくといったポジティブな言葉で締めることで、弱みを聞いたはずの面接官は、あなたに逆に良い印象を抱くことになるでしょう。

集団面接における質問例⑧隣の人の意見に関する質問

集団面接で良くある質問のうち、もっとも答えづらいのが、「今の隣の人の意見に対して、あなたはどのように思いますか?」という質問です。たとえば、最初に隣の方に、「仕事に対して求めるものはなんですか?」と聞かれ、隣の人がそれにこたえる。それに対してあなたがさらに答えるという流れになります。

意見を求められた場合はできるだけ肯定的に答える

集団面接で他の人の発言について意見を求められたときは、相手の意見の良い点を褒めるなど、なるべく肯定的な意見を述べるようにしましょう。相手の意見を真っ向から否定してしまうと、場の雰囲気を悪くするだけでなく、人間関係でトラブルを起こしそうという悪い印象を面接官に与えてしまいます。

集団面接は討論の場ではないため、相手を言い負かす必要はありません。相手の発言を肯定する意見を述べるほうが、協調性をアピールできます。もしどうしても同意できない場合は、相手の意見の良い点を評価したうえで、自分の意見を述べるようにしましょう。相手の発言を認め尊重することで、反対という行動にクッションを置き、反発を和らげることができます。

質問に対する回答例

〇〇さんの意見はとても分かりやすく、素晴らしい内容だと感じました。新たな顧客獲得に大切なのは、「お客様の求めているものを的確に把握する」という意見にはとても共感できます。〇〇さんのようにお客様の目線に立つことで、新しい発見や、今まで気づかずにいたことを得られるチャンスが広がるのだろうなと感じました。私も〇〇さんの意見を参考にしながら、入社後のお仕事に従事したいと思っております。

上記の回答例で大切なのは、「相手の意見を否定しない」ということです。相手の意見や考えを肯定することは、コミュニケーション能力においてとても大事な部分ですし、人間関係を構築するには基本ともなる部分でしょう。そして、相手の意見に一言自分の価値観や考えを付け加えることで、面接官に「きちんと人の話を聞いている。」と好印象を与えることができます。

集団面接でよく聞かれる質問には事前に対策しておこう

集団面接では、これらの質問が良く出てくるのでしっかり対策していきましょう。集団面接で答えに詰まると、周りの人と無意識に比べてしまい、勝手にすごく焦るということもあります。そこから冷静になって1から考えるのは難しいですから、しっかりと対策しておくことが大切です。

 

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監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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