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【探究心の意味とは】長所として使う場合の例文選から同義語「追求心」との関係まで大公開

探究心の意味とは

まずは、「探究心」がどういう意味なのか、一度確認しておきましょう。実用日本語表現辞典には、「物事について、深い知識を得たり、原因を解明したりしようという気持ちのこと」とあります。その語義から考えると、エジソンやアインシュタインのような研究者に必要な能力であるとも考えられますが、就職活動や社会人にとっても重要な素養となります。

「探究心」を長所としてアピールするメリット

そもそも、物事に興味を持ち、積極的に知ろうとする姿勢は、誰もが持っているものではありません。仕事に探究心を持って取り組むことができることは、大きなアピールポイントになります。何に対しても「知りたい」という気持ちがある人は、仕事の飲み込みも早いですよね。そのような姿勢があれば、上司や同僚からも信頼されるでしょう。

顧客や商品に興味を持ち続けることができることは、大きな強みです。それに加えて、結果を出すために行動することができれば、仕事で成果をあげやすいと言えます。自己PRで探究心をアピールして、面接官にあなたが仕事で成果を上げる姿を想像させましょう。

「探究心」を長所としてアピールする注意点

「探究心」があるということをアピールすることは誰でもできますが、本当に探究心があると言えるかどうか、という点については事前にしっかりと考えておく必要があります。そのためには、説得感のあるストーリーやエピソードを準備しておきましょう。

また、「探究心」があるといっても、自分の興味関心が強い分野にのみ探究心がある人物なのか、どんなテーマに対しても、探究心をもって取り組むことができる人物なのか、という点については企業の人事は注意して観察します。仕事をする上で、後者のほうがより、会社で成果を発揮しやすいためです。

探究心が強い人の特徴

「探究心が強い人」とは、どのような人を指すのでしょうか。普段生活している中で、自分は探究心が強いと意識することはあまりありません。しかし、客観的になることで、これまでの自分の行動が探究心が強い人の特徴に当てはまるのかを確認することができます。

自分が探究心が強いタイプかどうかを知っておくだけでも、企業にとって求められる人材として自己PRできるでしょう。以下に探究心が強い人の特徴を挙げますので、自分が当てはまるかどうか確認してみて下さい。

物事を本質まで掘り下げる

探究心が強い人の特徴としてまず挙げられるのが、「物事を本質まで掘り下げる」ということです。例えば、学校の講義で偉人について調べるレポート課題が出されたとします。その時、ほとんどの人は図書館やインターネットで書かれていることをまとめ、最低限の条件を満たした状態でレポートを提出します。

しかし、探究心が強い人はここからさらに深掘りします。調べる偉人の経歴や成果だけでなく、偉人を取り巻く時代背景や人間関係を調べ、どうしたら偉業を達成できたのか、全ての要素を考慮した上でその本質を知ろうとするのです。このように、普通の目標達成ラインをはるかに超えて、自分が納得するまでとことん調べ上げ、本質を見極めることに長けています。

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夢中になると周りが見えなくなる

また、探究心が強い人はひとつのことに集中してしまうと、周囲のことに目を向けられなくなりがちです。自分が納得するまで夢中になるのは、より高い成果を求める上で非常に強力な武器ですが、企業に就職する上では裏目に出ることもあります。

企業で働くと、いくつもの仕事を同時進行で行う必要が出てきます。全てのタスクをこなす上で、どの仕事から先に処理するのかを常に考えなければなりません。いわゆる「多動力」が求められるのです。

とことんひとつの物事に目を向けるのはいいことですが、チーム力の求められる職場では周囲の状況にも目を向けなければなりません。チームとして成果を求める場合、夢中になりすぎて目の前のことしか見えない状況に陥らないように注意が必要です。

探究心と追求心の違いはあるのか

ちなみに、探究心と似ている言葉として、追求心が挙げられます。探究心は、「物事について深い知識を得たり、原因を解明したりしようという気持ち」だと説明しました。探究心の「探究」には、「物事を深掘りして見極める」という意味があります。

追求心の「追求」の意味は、「目的のものを得ようと突き詰める」です。どちらも、「1つの物事を詳しく知ろうとする」という部分で、共通しているといえるでしょう。そのため、「探究心」と「追求心」は、ほぼ同じ言葉と考えて問題ありません。

探究心を長所としてアピールする方法【例文あり】

①具体的な行動を示す

自己PRで探究心をアピールする際に重要なのは、「具体的な行動」を示すことです。
PRの裏付けとなるエピソードを、わかりやすく伝え、面接官を唸らせましょう。具体的な行動を示すエピソードは、あなたの自己PRが本当であることを裏付ける証拠になります。

行動を具体的に伝える自己PRの例は、下記のとおりとなります。

私は探究心を生かして仕事に取り組めます。アパレルショップでのアルバイトの接客では、商品について学び続けました。新商品が出た際には、カラー展開やサイズ・値段・在庫状況を調べ、その日のうちに覚えることを心掛けました。また、お客様の年代や性別による色・素材の好みを自分なりに分析し、他のスタッフと共有するようにしていました。

※この例文は自己PRジェネレーターで作成しました。
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多くの学生が取り組んでいる接客のアルバイトをエピソードとして話すことができます。ゼミや研究室での調査・実験は、探究心をアピールする際に面接官イメージしてもらいやすいと言えるでしょう。

私は、探究心があります。幼い頃より、気になったことは突き詰めたいタイプで、学校の図書室やパソコン室にこもることが多くありました。とくに、ニュースを見るのが好きで、気になったニュースはこまめにテレビをチェックしたり、新聞を読んだりして調べます。さまざまなニュースを調べるうちに、外国の市場や、近年のトレンド、日本の現状などについて詳しくなることができました。そうして得た知識を活かした結果、学校新聞を作成する委員会で委員長を任せられた経験もあります。この探究心を活かして、就職後にも気になった物事の深掘りを続け、知識を蓄えていく所存です。

※この例文は自己PRジェネレーターで作成しました。
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探究心をアピールする際には、具体的な行動例を挙げると分かりやすい文章が作成できます。具体的にどういった部分が探究心が強いことに繋がるのか、考えてみてください。また、そこから何を得られたのかもアピールできると、より効果的です。文の最後に、就職後どう活かせるのか付け加えると、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

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②探究心をもって取り組んだ成果を語る

どんなに小さなことでもいいので、探究心をもって取り組んだ成果・結果がどのようなものであったのかを語ることはとても重要です。ビジネスの場においても、成果や結果を求められる機会が多くなるため、成果をアピールする学生は、「目的志向が強い」と判断されて、選考に有利に働く可能性が高いと言えます。

成果を具体的に伝える自己PRの例は、下記のとおりとなります。

私は探究心があります。幼少期から、音楽の歴史に関心が高く、日本の戦前のジャズシーンについての研究を行なっていました。大学2年生の頃、大阪のとあるジャズクラブの歴史にについてまとめた論文を、音楽出版社に送ったところ、その論文を編集者から評価してもらい、論文の一部を掲載していただくことにつながりました。そこから、時々、記事の執筆なども依頼がくるようになり、「小さな領域でもNo.1の専門家となる」という意識が、成果につながった例だと言えます。

※この例文は自己PRジェネレーターで作成しました。
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決して大きな成功体験ではないかもしれませんが、一定の領域に対して深堀りをつづけた結果、成果を出すに至ったということがわかります。

私がアピールしたいのは探究心です。なぜならば、どんなささいなことに対してでも、マニアックになってしまう節があるからです。具体的には、様々な年代の牛乳瓶のフタを収集し、それらをコレクションしていたのですが、飽きたらず、それを並べて解説する写真集を同人出版した経験があります。それをきっかけに、サブカルチャー系の出版社から、声がかかり、ちょっとしたコラムを書かせてもらえるようになった経緯があります。

※この例文は自己PRジェネレーターで作成しました。
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こちらも、前出と近い例になりますが、小さな成功体験であっても、その体験がいかに濃いものであったかどうか、ということが重要になってくるのです。とりわけ、広告代理店や出版社などの、編集者職・ディレクター職などの場合、「探究心」についてのニーズが高いケースがあるので、このようなアピール方法は有効になります。

探究心を深めるための方法とは

さて、ここまで探究心の意味とアピール方法について解説してきました。探究心とはビジネスにおいても、自分の人生を豊かにする上でも、ポジティヴに働くものですので、いまから身につけていくのも決して遅くはありません。

方法①読書量を増やして幅広い世界に触れる

本を読むことによって、様々な情報に触れていくことが、探究心を深めていく上では一番手っ取り早い方法であるといえます。日頃から読書をする習慣をつけていき、教養を深めていきましょう。

元東洋経済オンライン編集長・佐々木紀彦さんの「米国製エリートは本当にすごいのか」という書籍に書かれていますが、スタンフォード大学などの超一流大学では、年間何百冊という読書が、課題として課せられているそうです。思春期におけるそうした経験は、知識を増やすことだけではなく、物事の深堀りの仕方などにも大きく影響を与えていくので、実践をオススメします。

方法②自分が経験していないことを経験した人と話す

自らと異なる考え方をもつ人の話を聞いたり、そうした人と会う機会を増やしていくことは重要です。また、その際には、「なぜ」という理由や背景について深堀りをすることを意識して、自分の世界を広げていきましょう。日ごろ使っていない「脳筋」を使うことで、思考力や探求力がより深まっていくと言えるでしょう。

方法③何事もまずはやってみる

自分の好き嫌いにとらわれて、行動できないことというのはよくあることです。ですが、まずは行動してみることで、自分が予期してもみないような面白い出来事に遭遇することがあります。そうした時に、自分が面白いと思ったとしたら、それはなぜなのか?考えるような機会を作り、自分自身の考えに向き合うことが重要です。

探究心を深めて就活でのアピールにつなげよう

これまで、探究心の意味からアピールする方法、それを身につける方法までまとめてきました。自己PRについては、面接までに準備するのはもちろん、エントリーシートを書く際にも必要になります。就活生の方は、自分の長所や特徴を洗い出し、早めにまとめておきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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