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自己PRでチームワークを伝える方法|例文とNG例文をご紹介

自己PRにはチームワーク力がおすすめ

チームワーク力のアピールは、他の就活生との差別化が期待できます。チームワークを発揮するには、自分の役割に責任を持つことも必要となり、その点をアピールすることができれば一石二鳥です。この記事では、どうしたらアピールできるかわからないと不安を覚える受験生のために、チームワーク力と自己PRをつなげる考え方やエピソードの作り方などを紹介していきます。

チームワークが自己PRに効果的な2つの理由

組織全体で成果を出す会社にとって、チームワーク力は入社する誰もが持っていてほしいと考えています。そこで、以下に挙げる自己PRに効果的な理由をしっかり理解しましょう。自分の役割や責任を果たしつつ、集団で成果を上げることを重視している姿勢をアピールすることで、プラス評価につながります。

①社会人に必要なもの

チームワーク力は、まさに社会人にとって1番必要とされているものになります。会社の事業とは、社内の様々な人、子会社、協力企業とともにものづくりやサービスの企画、実施、制作、広報、販売などを手掛けていくことです。当たり前のことですが、1人では決して成り立ちません。仕事は、事業に関わりのある人々とコミュニケーションをとって信頼関係を築いた上で協力して成果を出す必要があります。

もしあなたがチームワーク力を発揮できれば、それに比例してより大きな成果が表れてくることでしょう。チームワーク力は会社で1番必要とされているものだと伝え、その力があることをアピールすることができればプラス評価につながるのです。

②業種に関わらず必要な能力

チームワークは、分業が進む現代の会社のあらゆる業種で必要です。総務事務、企画営業、開発、マーケティングなど、どの職種であっても組織的な取り組みであることは間違いありません。そのような点から、チームワーク力はポータブルスキル(持ち運び可能な普遍的なスキル)ともいえるのです。

そして、チームワーク力は伝え方次第で「チームづくり」「コミュニケーション能力」「交渉力」「調整力」「コーチング力」など様々な面をアピールできます。志望する会社の職種や特徴に当てはめて働くイメージを持ち、チームワーク力をどのように活かすのか考えてください。それを的確に伝えることで評価は高くなるはずです。

質問に答えるだけで自己PRを完成させよう

自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。

言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ自己PRジェネレーターを活用しましょう。自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。

効果的なチームワークのアピール方法

実際の面接では、「サークルで意見をまとめました」「チームで努力し大会で勝ちました」など具体性のない話をしてしまいがちです。担当者にも納得してもらうためには、具体的なエピソードを盛り込みますが、チームで効果をあげただけではあなた自身の自己PRにはなりません。

そこで、チームの中で自身の役割を含めた話として構成し、あなた自身がチームワークの重要性に気づいていることをアピールすることが効果的なのです。

エピソードを交える

チームワーク力をエピソードで伝えれば、状況やあなたの行動が浮かび記憶に残りやすくなります。しかし、だらだらと長く話すと逆効果となるため、簡潔に伝えることが大切です。そこでエピソードは、チームワーク力はこのように役立つと結論から入り、自分の役割を中心にしながら過程を紹介します。

要となる過程では、①チームを作る前の危機的状況、②チーム形成におけるあなたの行動、③チームが選択した課題解決の方法とあなたの役割、④あなたやチームが得られた成果、の4点構成が効果的です。エピソードの最後は、チームワークの重要性と、会社でどのように活かすのかについてまとめるといいでしょう。

自分のチームでの役割を伝える

自分がチーム内でどのような役割であったのか振り返ってみてください。例えば、チームには指示命令を出して人を動かす人、リーダーの補佐役に徹する人、人間関係を円滑にするためフォローする人、場の空気を盛り上げる人、慣れていない人を育てるのが上手い人などの役割があります。

部長か副部長といった役職に就いたとだけ語る人も多いのですが、その一言だけでは印象に残りません。役職だけでなくチームの中で自分が実践したことを語ることで、人柄やスキルをアピールできます。日常的な行動の中に答えはあるはずなので、言語化をきちんとしてエピソードに反映させてください。

チームワークが重要だと思う理由を話す

チームワーク力を示すエピソードを見つけたとしても、それだけでは不十分です。面接官にとって、エピソードそのものに対する関心は薄いといえます。チームワークがどのように会社に役立つのか、チームワークの何が重要かに触れて初めて自己PRにつながるのです。

チームワーク力は、会社で1番必要とされるもの、どの業種でも必要とされる能力であることを自分の言葉でまとめるといいでしょう。チームワークに含まれる「チームづくり」「コミュニケーション能力」「交渉力」「調整力」「コーチング力」など様々な面に触れるのも効果的です。エピソードからチームワークの重要性に話をつなげて、会社で働く意欲あるとアピールしましょう。

仕事での活かし方を伝える

チームワーク力を発揮したエピソードやチームワークの重要性を書くことで、自己PRとしての体裁は整うでしょう。ただし、ここで終わってしまっては少しもったいないといえます。さらに採用担当者にいい印象を持ってもらうためには、仕事での活かし方を具体的に書くようにしましょう。仕事は基本的に自分ひとりで完結することはありません。

パソコンの前から動かずに作業をしているイメージのあるプログラマーや、実験を繰り返す研究者であっても、必ずチームで作業をおこなっています。その中で仕事をしていくには、チームワーク力は必須ともいえる能力です。希望する部署がある場合は、その仕事について触れることで、業務に対する理解度を伝えることができます。その上で、強みであるチームワーク力をどう活かすかを書くことで、より説得力のある自己PRとなるでしょう。

チームワーク力を伝えるおすすめエピソード

面接で伝えるエピソードはどのような内容がいいのか、興味がある就活生は多いでしょう。面接では本当によくある題材ですが、やはり部活・サークル活動やアルバイトの経験はチームワークの話題に適しています。ありきたりと感じるかもしれませんが、エピソード作りの4点構成で組み立てると、自分らしいエピソードになります。具体的にどうすればよいか分からない人のために解説と事例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

部活やサークル活動

部活やサークル活動といった定番の題材を扱うためには、まずは入部直後の状況を思い出してみてください。部活やサークルの目指す目標や課題があったはずです。試合で勝利を目指すことは当然あったと思いますが、その他にも人間関係の対立、運営や練習方法の改善、チームの一体感づくりなど取り組んだ課題がいくつかあるはずです。

それに対してチームがどのように解決していったのか、そしてどのような成果となったのかを言語化していきます。その時に、あなたの役割やチームへの貢献に触れておくのがコツです。そしてまとめでは、その過程を仕事に置き換えて、チームワークの共通点を強調すると印象深いエピソードとなります。

アルバイトでの経験

アルバイト経験は、最も会社に近い環境で分かりやすい事例になります。エピソードには、アルバイトを始めたときがおすすめです。新入りのあなたが仕事を覚えることが職場の課題となります。分からないことを教えてくれる人やあなたのミスをカバーする人など、協力があって仕事を覚えたことでしょう。

その過程は、まさにチームワークで仕事をしたことを意味します。成果として、今度はあなたが新たな新人に教えたかもしれません。このような形でまず1つエピソードを作り、慣れていけば他のエピソードもできるはずです。アルバイトの話は、会社の業務にも置き換えられる部分が数多くあるため、入社後のイメージと重ねながらまとめます。

学校のイベント

高校や大学の時の学園祭なども、大きなアピールポイントになります。学園祭実行委員会などでは、多くのところからの要望を調整したうえで、誰もが納得できる形で開催します。楽しんでもらうことが目標なので、とても1人だけでは成し遂げることはできません。

自分が学園祭の実行委員長の場合、どのようなことをして貢献してきたか、実行委員会のメンバーである場合、どのように行動することが求められるかを考え、仲間と力を合わせて無事に成功に導くことができたといったエピソードが理想的でしょう。

チームワークを題材とした自己PR例文

例文①

私の強みはチームワーク力を強化する存在となれることです。学生時代、引っ越しのアルバイトをしていました。最初は入ったばかりでコツがつかめず、お客様の家の柱に物をぶつけ大変な迷惑をかけました。その後先輩が力の入れ方、持ち方、声かけの大切さを改めて教えてくださり、チームとして動くことを実感したのです。
それ以降も先輩と話し合い傷をつけず安全な持ち方を研究し、新しい方法を提案することができました。このようにチーム一丸となってミスを無くし安全に行うことは、御社の研究開発部でも1番必要なことだと思います。私はこれからもチームワーク力で成果を求めていく姿勢で取り組んでいきたいです。

最初にチームワーク力で改善することと結論に触れ、アルバイトを始めた直後を題材にしたのは解説通りです。過程は自ら起こした問題と解決に向けたチーム全員での取り組みを紹介しています。

その後自分の起こした問題点を先輩とともに追及し、チームのために貢献したい気持ちや諦めず改善する姿勢を伝え自己PRにつなげているのです。最後に入社後でもその力の必要性を説き、その会社の職種への情熱をアピールしています。

例文②

私の強みは、チームワーク力を皆に伝え周りを巻き込む存在となれることです。学生時代、学園祭の実行委員長を務めた時に、最初は同じ立場の実行委員にどのような指示を出せば良いかわからず、そのせいでどんどん学園祭の準備が滞ってしまいました。しかし、昨年の実行委員長が、顧問としてバックアップしてくれたので、的確なアドバイスをもらいながら、一緒にやっていこうという雰囲気を自ら作り出しました。
良い雰囲気のまま学園祭当日まで持っていき、無事に成功を収めることができました。このように、周りのみんなを巻き込む能力は御社の営業部において、なるべく多くの人からの知恵を得るために必要な能力であると確信しています。私は、これからもこのチームワークの力を皆に伝播させていく姿勢で、仕事に熱心に取り組んでいきたいと考えています。

このケースは、チームワークの力を皆に伝え、周りを上手に巻き込むことによって生まれる相乗効果をアピールしたものです。これを企業でも行うことによって、なるべく多くの人を巻き込み、より質の高い取引や製品を作ることができるというアピールに繋がっていきます。

例文③

私の強みは、チームワークを作るためのきっかけとなることです。チームワークの基本は、お互いがお互いのことを良く知り、人間性をきちんと互いに理解し合うことだと私は考えています。大学の時のゼミナールでの経験から、多国籍の学生からなるチームでチームワークを作るために、飲み会や食事会を週に1度は実施することによって、メンバーとのコミュニケーションに努めました。
最初は、なかなか話してくれないメンバーがほとんどでしたが、ひと月ほど同じことを続けていると、作業やレポートの作り方でこのほうが作りやすくていい、といった意見がでてくるようになり、それを活かすことができました。御社の仕事においても、同期や先輩方と最初はお互いのことを良く知らないとは思いますが、積極的に話しかけ、チームワークを作るための原点となり、仕事を盛り上げていきたいと考えております。

このケースは、チームワークの原点を作ることの重要性をどのようなエピソードから学習し、それを企業の仕事においても応用していきたい、という内容をアピールする文章となっています。

チームワークを題材にしたNG自己PR例文

ここまで、チームワークを題材とした自己PRの書き方や例文を紹介してきました。これらを参考に自己PRを書くことで、採用担当者の心に響く自己PRを書くことができるでしょう。しかし、自己PRの書き方を少し間違えてしまうと、逆に採用担当者からの印象が悪くなってしまうこともあります。ここでは、自己PRを書く際にやってしまいがちな間違いを含んだNG例文を紹介します。NGになる理由を把握したうえで、自分で作った自己PRを今一度見直してみましょう。

例文①

私の強みは、チーム全体の士気を上げ、チームのパフォーマンスを上げる存在となれることです。私は学生時代に、バドミントンのサークルに所属していました。平日は、毎日大学の体育館を借りて練習をしていました。しかし、試合にはなかなか勝つことはできませんでした。その理由は、本気で練習に取り組んでいる人が少なかったからです。
大学のサークルなので、本気でバドミントンに取り組んでいる人もいれば、遊び程度に考えて、基礎練習を疎かにする人もいます。このままでは全体の士気が下がり続け、試合に勝つことなんてできないと考えた私は、おおまかに「本気で勝とうと練習している人」と「楽しくバドミントンをしたい人」に分け、それぞれ練習メニューを変更しました。
その結果、バドミントンサークルに所属している人の誰もが楽しく、充実したサークル活動を行うことができるようになり、試合にも勝つことができるようになりました。貴社に入社した際には、私の強みを活かし、チーム全体のパフォーマンスを上げていきたいと考えています

こちらの例文では、エピソードが無駄に長く、読みづらい文章になってしまっています。また、エピソードに力を入れたにも関わらず、強みである「パフォーマンスを上げる存在となれる」ことをあまり強調できていません。具体的なエピソードは必要ですが、端的にわかりやすくまとめましょう。

例文②

私は学生時代に、バイトリーダーとしてチームを取りまとめていました。接客業ですが、バイト仲間の中には接客が苦手で、なかなか笑顔になれない人もいました。このままではいけないと思い、私はバイトの仲間たちに積極的に話しかけるようにしました。
仕事上必要なことはもちろん、趣味や好きな音楽、テレビ番組のことなどを仕事の休憩時間や仕事終わりに話すように心がけました。その結果、チーム全体の仲が深まり、報連相がうまくいくようになったり、お客様への態度にも変化があったりしました。
チーム全体をまとめ、パフォーマンスを上げることが私の強みのひとつだと考えています。貴社ではこの強みを活かし、積極的にチームの仲間に話しかけ、全体のパフォーマンスを上げていきたいと思います。

この例文では、自分の強みである「チームワーク力があること」を、エピソードの後に持ってきています。もちろんこれでも意味は通りますが、最初に結論が書かれていないため、わかりづらい文章となってしまっています。また、企業でどのように強みを活かすかについて、さらに具体的に詳しく書いた方がよりよい印象を与えることができるでしょう。

例文③

私の強みは、チームワーク力があることです。その強みを活かせたのは、洋服販売のバイトをしていた時のことです。お客様の要望を聞きながら洋服を販売するため、基本的には他のスタッフと必ずしも協力する必要はありません。
しかし私は、より売上を伸ばすためにチームワークを重視するようにしました。その結果、売り上げが伸び、表彰を受けることができました。私は貴社でも、持ち前のチームワーク力を活かし、営業成績を伸ばしていきたいと思います。

この例文は、全体的に具体性が足りていません。一口にチームワーク力と言っても、聞く人によってその捉え方は異なります。強みにしてもエピソードにしても、具体性を持たせることで、よりイメージしやすくわかりやすい自己PRとなるでしょう。

チームワーク力のアピールで効果的な自己PRをしよう

自己PRでチームワークをきちんと言える人は、他の受験生との差別化につながります。またチームワークは、あらゆる職場で1番必要とされていることもあり共感を得やすい題材です。しかし、多くの受験生がPRで使うため、他と大差ない中途半端な表現では印象に全く残りません。

そこでチームワーク力を上手く表現するには、部活・サークルやアルバイト経験の題材を工夫し、エピソードで語ること、チーム内での自分の役割を伝えること、チームワークの重要性に自分が気づいていることの3点を外さないように構成しましょう。それらの要素をもれなく盛り込むことで、他受験生とは一味違うエピソードとなり評価につながる自己PRになるのです。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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