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17例文|「学生時代に力を入れたこと」を書く際の構成5つや注意点
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目次
- 「学生時代に力を入れたこと」の魅力的な書き方を例文から理解しよう
- 「学生時代に力を入れたこと」を書く場合の前提知識
- マッチ度をアピール! 学生時代に力を入れたことの考え方4ステップ
- 就活生に聞いた! 「学生時代に力を注いだこと」の題材
- 学生時代に力を入れたことを伝える際の5段階の構成とコツ
- 「学生時代に力を入れたこと」が思い付かないときの対処法3選
- 就活生に聞いた! 学生時代に力を入れたことが思い付かないときの対処法
- 題材別13選! 「学生時代に力を入れたこと」のおすすめ例文
- こんな内容に要注意! 「学生時代に力を入れたこと」の4つのNG例文
- 「学生時代に力を入れたこと」は企業とのマッチ度アピールが選考突破のカギ
「学生時代に力を入れたこと」の魅力的な書き方を例文から理解しよう
よく就活で聞かれる「学生時代に力を入れたこと」を考える際につまづく人はたくさんいます。学生時代に力を入れたことは履歴書や面接での頻出質問なので、あらかじめまとめておき、いつでも答えられるようにしておくことが大切です。
その際には自分の学生生活を思い返しながら考えますが、題材の見つけ方や伝え方にはポイントがあります。それらをしっかりとふまえたアピールができれば好印象を残すことができる一方、注意点を押さえておかないとイメージダウンにつながる可能性もありますよ。
この記事では、ポイントや注意しておきたいことを例文をふまえて解説しています。どのような点が評価されるかを正しく知って、自分なりの「学生時代に力を入れたこと」を考えていきましょう。
「学生時代に力を入れたこと」を書く場合の前提知識
学生時代に力を入れたことを書く前に、まずは知っておきたい前提知識を押さえておきましょう。企業が何を求めて学生時代に力を入れたことを聞くのか、どのようなエピソードを選べば良いのかを知っておくことで、ポイントを押さえた企業に響く内容にすることができます。
企業に魅力ある人材と思ってもらうには何に気を付ければ良いのかを知り、印象アップを狙いましょう。
企業は「学生時代に力を入れたこと」から自社とのマッチ度を確認する
就活では必ずと言って良いほど学生時代に力を入れたことを問われますが、多くの企業は学生時代の経験から自社と学生とのマッチ度を確認したいと考えていますよ。
「学生時代に力を入れたこと」からわかるもの
・人柄
・強み
・趣味や嗜好性
学生時代に力を入れたことを聞けば、どのようなことに情熱を持って取り組めるのか、物事にどのように向き合うのかがわかります。
これは学生がもともと持っている性質であり、入社後に後から身に付けるのは難しい部分です。だからこそ事前に企業に合う性質を持った学生かどうかを見極めるために、学生時代に力を入れたことを聞く企業が多いですよ。
面接で学生時代頑張ったことが問われる理由についてより詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてくださいね。
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派手なエピソードである必要はない
ボランティア活動に精力的に取り組んで多くの人に貢献したり、部活で全国大会に出場するなど、インパクトのある経験でなければアピールできないと考える人もいますが、決してそのようなことはありません。学生時代に力を入れたことは、日常の些細なことでも大丈夫ですよ。
大切なのは、物事の大きさに関係なく自分なりに精一杯頑張ったと思うものをアピールすることです。
エピソードのインパクトが大きければ印象には残りやすいものの、必ずしも評価されるわけではありません。一見地味に思えるエピソードであっても企業とマッチしていれば高評価となる可能性もあるので、難しく考えすぎないようにしましょう。
マッチ度をアピール! 学生時代に力を入れたことの考え方4ステップ
いきなり学生時代に力を入れたことを考えようとしても、なかなか思い付かないことも多いですよね。まずは学生時代の経験の棚卸しから始め、そこで得た結果の見直し、志望企業が求める人物像との照合といったようにステップを踏んで考えていくのがおすすめです。
志望企業とのマッチ度を効果的にアピールできる内容にするためにも、この先で解説する4ステップに沿って学生時代に力を入れたことを考えてみてください。
ステップ①学生時代の経験を棚卸しする
学生時代に力を入れたことを考えるなら、まずは学生時代の経験を丁寧に深掘りしていくことが大切です。大学4年間の経験を振り返り、印象的な出来事や自分の成長につながったと思えるようなことがなかったかを考えてみましょう。
学生時代の経験を振り返る際におすすめの方法
・自分史
・モチベーショングラフ
・他己分析
この時、できるだけ大学生の間に起こったことをピックアップするのがおすすめです。それ以前の内容で学生時代に力を入れたことを伝えると「大学時代に頑張ったことはなかったのかな」と企業側に懸念を持たれてしまう可能性がありますよ。
こちらの記事では自分史の活用方法を紹介しているので、あわせて確認しておきましょう。
またこちらの記事では他己分析のやり方を紹介していますよ。
ステップ②継続したことや結果を出したことを書き出す
学生時代に力を入れたことの題材になるような経験が見つかったら、次はそのなかから継続的に取り組んだことや、何らかの良い結果につながったものをピックアップしてみましょう。
継続したことと結果を出したことの例
継続したこと:大学1年生の頃から毎日30分読書することを欠かさず続けた
結果を出したこと:サークル活動における課題解決の案を出すことで練習の質が上がった
何かを長い間継続して続けるのは、誰にでもできることではありません。たとえ些細なことであったとしても、何かに継続して取り組んだ経験は印象的なエピソードとなる場合が多いですよ。
また何らかの結果を出したことを伝えるのは、自分の能力をアピールするうえでは非常にわかりやすく、効果的です。客観的な評価を得られたものを伝えれば、よりいっそう好印象につながります。
おすすめの「学生時代に力を入れたこと」の題材は、こちらの記事でチェックしてみてください。
ステップ③志望企業が求める人物像に合致するものをピックアップする
- 自分自身の魅力を伝えられるようなエピソードが見つかったら、次はそのなかから志望企業が求める人物像に一番近いものをピックアップしましょう。どんなにアピールになるエピソードがあったとしても、それが企業が求める人物像とかけ離れていては好印象につながりにくくなりますよ。
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企業が求める人物像をリサーチする方法
・企業理念や社長の理念を読み込む
・公式SNSをチェックする
・社員インタビューから企業で活躍している人物像を見極める
・OB・OG訪問を利用する
企業が求める人物像はインターネットの情報からでも十分に把握することができるので、企業研究をする際にしっかりと確認しておきましょう。
よりほかの就活生と差をつけたいと思ったときは、OB・OG訪問をして志望企業ではどのような人が活躍しているのかを直接聞いてみるのもおすすめです。
OB・OG訪問を成功させるためのコツやおすすめ質問をこちらの記事で解説しているので、参加を考えている人は見てみてくださいね。
ステップ④構成の型に沿って簡潔にまとめる
志望企業にマッチする学生時代に力を入れたことのエピソードが見つかったら、最後にそれを構成の型に沿って効果的に伝えましょう。学生時代に力を入れたことの内容が魅力的であっても、それを企業にわかりやすく伝えることができなければアピールにはつながりづらいですよ。
誰が聞いてもわかるような、すんなりと理解できる内容にするためには、物事をわかりやすく伝えられる構成を意識することが大切です。どのような構成が良いのかはこの先の内容で解説していくので、しっかりチェックしておきましょう。
就活生に聞いた! 「学生時代に力を注いだこと」の題材
学生時代に力を入れたことを考える時、実際にほかの人はどのようなことを題材にしているのかが気になるポイントですよね。そこで、学生の皆さんに「学生時代に力を入れたこと」の題材に何を選んだのかを聞いてみました。
アンケートの結果、アルバイトでの経験を「学生時代に力を入れたこと」の題材にしている人が多いことがわかりました。
アルバイトの経験は実際に社会に出たときに役立つものが多く、入社後に活かせるスキルが身に付く場合が多いことが理由として考えられます。
アルバイトでの経験のなかから志望企業に活かせるものがないかを考え、アピールするのもおすすめですよ。
こちらの記事では学生時代に頑張ったこととしてアルバイトをアピールする際の方法を詳しく紹介しているので、アルバイト経験を伝えたい人は参考にしてくださいね。
学生時代に力を入れたことを伝える際の5段階の構成とコツ
学生時代に力を入れたことを伝える時、どのような内容でアピールするかも大切ですが、構成の立て方にも注意が必要です。アピール内容が良かったとしても、構成の立て方次第では印象は大きく変わり、場合によっては伝わりにくい内容になってしまう可能性があります。
反対に、一見地味なエピソードであっても構成次第では魅力的なアピールにすることができます。読み手に魅力が伝わる構成を知って、学生時代に力を入れたことを上手にアピールしましょう。
①結論:学生時代に力を入れたことを簡潔に伝える
学生時代に力を入れたことの伝え方として大切なのは、「結論ファースト」です。結論から伝えることで話の整理がしやすくなり、文章を簡潔にまとめることができます。
結論を伝えるのが後回しになってしまうと話題の主旨がわからず、相手に「結局何が言いたいんだろう」と疑問を抱かせてしまいます。また自分でも最終的には何を伝えたいのかがわからなくなってしまい、重要なアピールポイントがうまく伝えられない可能性もありますよ。
最初に「私が学生時代に力を入れたことは〇〇です」と明確な結論から伝える意識を持って作成しましょう。
②理由:背景やきっかけとなるエピソードを一つに絞って伝える
結論を伝えたら、次に根拠づけをしましょう。なぜその取り組みに力を入れたのか、きっかけとなるエピソードを伝えてください。
ここで意識しておきたいのは、エピソードを一つに絞ることです。一度に複数の話題を展開してしまうと、エピソードを伝えることに重きを置いてしまい結局何を言いたいのかがわかりにくくなってしまいますよ。
選ぶべきエピソードの例
・特に印象に残りやすい話題
・より企業が求める人材にマッチするもの
・数値で示せるものや結果をアピールできるもの
エピソードの絞り方で悩んだら、家族や友人に聞いてみたり、OB・OG訪問をして実際に先輩社員がアピールしたエピソードを質問するのもおすすめですよ。
③結果:「過程」を意識して客観的・具体的な結果を伝える
理由の次は、その取り組みに対する結果を伝えましょう。大切なのは、成果までのプロセスを中心にすることです。どのように行動し、どのような努力をすることで成果を得られたのかを具体的に示していきましょう。
面接官は努力をした結果でなく、あなたが目標に向かってどのように工夫し、取り組む人材なのかという点に注目していますよ。
また、このときはできる限り上げた成果を客観的に示すことが大切です。自己評価だけでなく周囲から得た評価を挙げたり、「〇%増加した」のような具体的な数値を伝えましょう。
④学び:入社後の仕事に活かせる学びを伝える
努力の結果を伝えたあとは、そこから得た学びを伝えてください。どんなに素晴らしいエピソードでも、得たものが何もないのではアピールにはつながりにくいです。面接官は学生時代に力を入れたことから何を学んだか、どのような能力を身に付けたかに注目していますよ。
この時、入社後の仕事に活かせる学びを押し出すことが大切です。仕事に活きる能力をアピールすることで、企業が自分を採用するメリットを示すことができます。努力の結果学んだことを企業の仕事にどのように活かし、どう貢献できるのかといったようにアピールにつなげてくださいね。
⑤締め:入社後にどのように活躍したいかで締めくくる
学生時代に力を入れたことの最後は、これまでの学びを入社後の仕事にどのように活かし、どう活躍していきたいのかで締めくくりましょう。
企業が最終的に知りたいのは、自社と学生のマッチ度や入社後に活躍できる人材かどうか、どのように企業に貢献してくれるのかという点です。自分を採用するメリットを伝えることで、選考通過率が上がりますよ。
どのように活躍したいかは、できるだけ具体的に伝えましょう。実際の仕事内容に言及したり、数値をふまえた目標を伝えることでより意欲の高さが伝わります。
入社後にどのように活躍したいかを考えるときは、キャリアプランを練るのがおすすめです。考え方や効果的な伝え方をこちらの記事で解説していますよ。
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「学生時代に力を入れたこと」が思い付かないときの対処法3選
学生時代に力を入れたことを考えてみたものの、なかなか思い浮かばないという人もいますよね。自分では忘れてしまっていたり、特別力を入れたとは意識せずにしていたこともあるでしょう。
そのような場合は、第三者にリサーチするのがおすすめです。自分では気が付かずに努力をしていたことがわかったり、自分の経験を振り返る方法をしっかりと学ぶことで学生時代に力を入れたことが見えてくる可能性もありますよ。特に思い浮かぶことがない場合の対処法を知り、徹底的な対策をしましょう。
①周りの人にリサーチする
学生時代に力を入れたことが思い浮かばないときは、身の回りの人にリサーチしてみるのがおすすめです。自分が何かに継続的に取り組んでいたり、努力をしているように見える瞬間がなかったかを聞いてみましょう。
第三者から一歩引いた目線で見てもらうことで、自分の強みが見つかることもあります。たとえば毎日新聞を読む習慣などは、自分では日課として特に意識していなかったとしても、周りから見れば世界情勢に目を向け、積極的に情報をキャッチする姿勢があるととらえられることがありますよ。
学生時代に力を入れたことが思い付かない場合の対処法は、こちらの記事でも詳しく解説しているのであわせて読んでおきましょう。
②就職エージェントに相談する
就職エージェントに相談して、学生時代に力を入れたことを見つけるサポートをしてもらうのも手段の一つです。
就職エージェントを利用するメリットの例
・無料で就活の相談にのってもらえる
・自分に合う企業を紹介してもらえる
・選考対策が受けられる
就職エージェントは就活のプロなので、就活準備に関する相談にのってもらうことができます。ヒアリングをとおして学生時代に力を入れたことのエピソードとなるような経験を深掘りしていってもらいましょう。
こちらの記事ではおすすめの就職エージェントを紹介しているので、あわせて確認してくださいね。
③ハローワークで就活セミナーに参加する
ハローワークには「新卒応援ハローワーク」という窓口があり、新卒の就活生も基本的に無料で支援を受けることができます。就活に関する多種多様なサポートを受けられるので、悩んだときは利用してみるのがおすすめです。
ハローワークでは定期的に就活セミナーが開催されており、なかには自己分析に関するセミナーもあります。それに参加してワークショップ形式で自己分析を深めていくことで、学生時代に力を入れたことが見つかる可能性がありますよ。
またハローワークには自分と同じような境遇にある人が集まってくるので、コミュニケーションを取ったり情報交換をすることができます。気分転換や切磋琢磨する場としてもおすすめです。
ハローワークの使い方についてもっと詳しく知りたい人には、こちらの記事がおすすめです。
就活生に聞いた! 学生時代に力を入れたことが思い付かないときの対処法
学生時代に力を入れたことがなかなか思い付かないときは、ほかの学生の意見を参考にすることでエピソードが浮かぶ場合があります。ここからは学生のみなさんに聞いた「学生時代に力を入れたこと」が思い付かないときの対処法を紹介しますよ。
「あらためて自己分析をしてみる」という声が多数
多くの学生から、「自己分析を徹底して洗い出した」という回答があがりました。
ただ頭のなかで考えるのではなく、実際に紙に書き出して整理をするのが効果的なようですね。
「第三者に聞いてみた」という声もある
学生時代に力を入れたことが思い付かないときは、先輩や友人など身の回りの人に聞いてみたという声もありました。
周りの人と会話をしながら自分の過去を深掘りしてみることで、学生時代に力を入れたことが思い付くことも多いという声が一定数ありました。就活でアピールするエピソードが思い付かないときは、第三者とコミュニケーションを取りながら過去の体験を整理してみるのも良いですね。
題材別13選! 「学生時代に力を入れたこと」のおすすめ例文
自分なりの学生時代に力を入れたことを見つけ、正しい書き方を理解できたら、実際に文章を作成してみましょう。
まずは頭のなかで内容を整理し、何を伝えるか、どのような構成でアピールするかを考える必要があります。ここからは題材別の例文を紹介するので、学生時代力を入れたことを考える際は参考にしてくださいね。
①学業
学業で培った力が志望企業に入社後どのように活かせるかが明確になっており、強みがしっかりとアピールできていますね。また継続して授業課題に取り組み続けたことから、努力家な面や継続力のアピールにもなっている点で好印象です。
学生時代に力を入れたことの題材を学業にしたい人は、こちらの記事でポイントを押さえた内容にしましょう。
②ゼミ・研究
ゼミのなかで力を入れたことがしっかりとアピールできているほか、個人ブログを運営していることから伺える発信力の高さや、行動力の高さを+αで伝えることができています。多くの魅力を持った人材であることが伝わりますね。
ゼミをアピールする方法についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。
研究内容をアピールしたい学生はこちらの記事も参考にしてくださいね。
③サークル・部活動
部活動でどのような苦労があり、それをどのように乗り越えたか、プロセスが詳細まで語られている点で好印象ですね。最後の結論では身に付けた能力が企業の仕事でどのように役立てられるかが示されており、プラスの評価につながります。
部活動の経験をアピールする方法はこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて確認してください。
サークルでの経験を自己PRとして取り上げたいと考えている人は、こちらの記事を参考に対策を進めてくださいね。
④アルバイト
学生時代に力を入れたことが結論から語られ、根拠となるプロセスが詳細に書かれた理解しやすい内容にできています。また学んだことをどのように活かして企業で活躍するかが具体的なので、企業側にも活躍イメージを抱いてもらうことができるでしょう。
アルバイトの経験を自己PRにしようと考えている人は、こちらの記事でコツを解説しているので参考にしてください。
⑤委員会活動
自分がした努力とその努力の成果について、数値をふまえて詳しく伝えることができています。説得力もあり、入社後の活躍が期待できる内容になっていますね。企業からも好印象を持ってもらえるでしょう。
⑥留学
留学経験から語学力だけでなく、社会人として働くうえでも役に立つマインドを学んだことがよくわかる内容になっています。入社後に活躍する姿も想像でき、企業側も採用に前向きになりやすいでしょう。
留学経験を自己PRの題材にしたい人は、こちらの記事でポイントをチェックしておきましょう。
⑦実習
教育実習での経験を詳細に伝えることができており、内容にも非常に説得力があります。また教育実習での学びをうまく入社後のビジョンにつなげることができているので、入社後の活躍イメージがわきやすいですね。
⑧卒業論文
努力の過程や結果が詳しく書かれており、熱意が伝わってきます。企業に入社後も仕事に意欲的に取り組んでくれることが期待できる内容にできていますね。
履歴書に卒業研究のことについて書きたいと考えている人は、書き方のコツをこちらの記事で確認しておきましょう。
⑨資格取得
志望企業の仕事に役立つ資格を多く取得していることから、志望度の高さが伝わってきます。将来どのように活躍したいかも明確に述べられているため、将来性にも期待できますね。
就活で資格の取得のアピール法について悩んでいる人は、こちらの記事を参考にしてください。
⑩インターンシップ
- インターンでの学びを得たことで業界の良い面だけでなく、厳しい局面があることも身をもって実感していることが伝わってきます。また客観的な評価をふまえたアピールができているため、説得力がありますね。
⑪趣味・習い事
趣味の英会話教室での学びが社会課題への意識に結び付き、企業への志望意欲にもつながっている良い例文ですね。納得感のある内容にできており、学生時代に力を入れたことを入社後にも活かして活躍してくれるイメージがわきます。
こちらの記事ではガクチカとして趣味を伝える際のコツを紹介しているので、あわせて確認してくださいね。
⑫ボランティア活動
ボランティア活動をとおして問題意識がわいた過程が詳細に述べられており、納得感がありますね。また入社後にも積極的に仕事に取り組んでいきたいという熱意が伝わってきます。
こちらの記事では、ボランティア経験のアピール法を解説しています。コツを押さえて効果的なアピールにつなげましょう。
⑬日常生活
日常的に取り組んでいる読書の習慣から得た学びを、企業で活躍したいという意欲に結び付けた例文になっています。自分の感動体験を多くの人に味わってもらいたいという説得力のある志望動機につなげることができており、好印象ですね。
こんな内容に要注意! 「学生時代に力を入れたこと」の4つのNG例文
学生時代に力を入れたことを伝える際、内容によってはイメージダウンにつながってしまう場合もあります。たとえばエピソードが遠い過去の話や、努力の過程や結果がともなわないエピソードになってしまうと、説得力に欠けると判断される可能性もありますよ。
ここからは、NG例文とあわせて学生時代に力を入れたことを考えるうえで注意しておきたいポイントを解説していきます。
①高校時代よりも前のエピソード
私が学生時代に力を入れたことは二次関数の理解です。私はもともと数学に非常に苦手意識を持っており、中学生の頃は二次関数が理解できずつまずくことが多くありました。
高校受験を控えていたこともあり、このままではいけないと思い、数学の先生に個別指導をお願いしました。教科書の問題を解くことから始め、問題集の解説をお願いしたり私の苦手克服に特化した問題を作ってもらったりと、ひたすら問題を解いては解説してもらうことを繰り返すうちに、二次関数の問題はむしろ得意分野になりました。
この経験から、苦手なことにもあきらめずに挑戦することで克服ができることを学びました。貴社に入社後も、壁に直面しても逃げずに立ち向かってお客様が抱える課題を解決していきたいと思っております。
学生時代に力を入れたことではあるものの、エピソードとして挙げた経験があまりにも前の経験であるために説得力に欠ける内容となっています。「大学時代に頑張ったことはないのかな」と企業側に不安を抱かれてしまう可能性があるため、エピソードはできるだけ大学生の間に経験したことに絞って伝えましょう。
学生時代に力を入れたこととして高校時代のことを伝える場合の印象や注意点についてはこちらの記事で詳しく解説しています。高校時代の経験をアピールするか迷っている人はあわせて確認しておきましょう。
②努力の過程や結果がともなわないエピソード
私は学生時代にゼミでの研究に力を入れていました。私が所属していた研究室で中世ヨーロッパの文学の傾向からその時代を知ることをテーマに発表会が開催されたことがあり、学生同士の投票でもっとも良い発表ができたグループを決めるというものでした。
私は参考文献のピックアップの役割を担っていたのですが、その時期はアルバイトが忙しくなかなか文献を探す時間が確保できませんでした。その結果同じグループの人が私のフォローをしてくれ、仲間で協力することの大切さを学びました。
残念ながらゼミの研究発表会で入賞することはできませんでしたが、チームワークの重要さという非常に大きな学びを得たと思っております。この学びを活かし、貴社に入社後は今度は私が誰かを支える役割を担いたいと思っております。
「チームワーク」という題材は良いものの、本人の努力がうかがえなかったり、結果がともなっていないことから学生時代に力を入れたことのエピソードとしてはあまりアピールにつながっていません。ピックアップするエピソードは、自分が精力的に活動して努力したものや、努力の結果が表れたものにしましょう。
③一般的にあまり良いイメージがない題材
私が学生時代に力を入れたことは、パチンコでいかに効率良くお金を稼ぐかということです。私は大学4年間継続してパチンコ店に通い続け、ときには損をしながらも一定の儲けを得るためのコツを研究しておりました。
当たりが出る台のピックアップと周囲で当たりが出ている時間帯や店内の状況、当たりが出た台と隣接する台の状況、台ごとの確率をまとめていった結果、一定の周期で複数の台で大当たりとなり、連チャンが発生していることがわかりました。この周期と傾向をつかむことで、月平均で出費よりもプラス20%程度の儲けを得られるようになりました。
この経験から自分にはコツコツデータを収集して傾向を見たうえで対策を練るような仕事が向いているのだと感じております。貴社に入社後も、マーケティングの分野で能力を発揮し貴社の売り上げに貢献してまいります。
努力の過程や工夫が詳細に伝えられているものの、パチンコという題材はあまり良いイメージにはつながらない可能性があります。企業へのアピールとして選ぶなら、学校での活動のような比較的プラスイメージにつながりやすい経験をピックアップするのがおすすめです。
④嘘や過度な誇張が含まれている
私が学生時代に力を入れたことは、海外の貧困地域に学校を建てるためのボランティア活動です。おもには募金活動や実際に現地に赴いて子どもたちと触れ合っておりました。
特に現地の子どもたちとのコミュニケーションは私にとって非常に思い出深く、今でも大切な思い出です。そのようななかでついに学校建設の目途が立った時、私は居ても立ってもいられず再び現地に赴き、3年間学校の建設現場に通い続け、まったくの初心者ながら建物の建築に携わりました。
この功績が認められ学校の前には私の銅像を立ててもらい、功労者として彼らが使用する教科書に載ることとなりました。この誇りを胸に、貴社でも行動力とコミュニケーション能力を活かして活躍していきたいと思います。
題材は良いものの、現実的とはいえない内容が多いですね。真実であったとしても、企業側には疑念を抱かれてしまう可能性があります。もう少し実現の可能性が高いような、イメージの湧きやすいエピソードを選ぶのがおすすめです。
「学生時代に力を入れたこと」は企業とのマッチ度アピールが選考突破のカギ
「学生時代に力を入れたこと」を考えるときは、面接官が知りたがっているのは結果ではなく、どのような努力をし、何を学んだかであることを意識しましょう。些細なエピソードであっても、きちんとプロセスを語り、経験から身に付けた能力をアピールすることで好印象につなげられます。
大切なのは何を得たのか、それが企業の仕事でどのように活かせるかです。学生時代に力を入れたことをとおし企業とのマッチ度の高さを伝え、高評価を獲得して就活を成功させましょう。
【学生時代に力を入れたことに関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2023年12月13日~19日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の71人