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就活にふさわしいバッグとは
就職活動中は、予定を書き込む手帳にペンケース・メモ帳・本などさまざまなアイテムをバックに入れて持ち歩く方も多いのではないでしょうか。そんな就職活動に使うバッグは、普段大学に通うときなどに持って行っているものと使い分けをしている方も少ないかもしれません。
しかし就活中は、バックも使い分けることがおすすめです。一体どのようなバックがいいのか、就活にふさわしいバッグと、そうでないバッグについてそれぞれ詳しく解説していきます。
就活にリュックがNGな3つの理由
就活に用いるバッグに関連して、説明会や面接の際にリュックを使用している就活生もなかにはいるのではないでしょうか。両肩掛けのリュックは手持ちのバッグとは違い、両手が空くのでたいへん便利ではありますが就活にはおすすめしません。
就活の会場にリュックで向かうのは最悪の場合、個人の評価につながってしまうケースもあります。たかがバッグではありますが、そのようなところで差がついてしまうのはもったいないです。ここでは「就職活動におけるリュックの使用」に焦点を当て、会場へのリュックでの参加が絶対にNGな理由を3つご紹介いたします。
①フォーマルな場にふさわしくない
1つ目の理由は、「フォーマルな場にふさわしくない」というリュックの見た目の印象からくるものです。世間一般的には「リュック=カジュアル」というイメージが浸透しているので、フォーマルな場に用いるのは敬遠されがちです。そのため、面接や説明会などのシーンにおいてリュックを使用してしまうと、「場の空気が読めずに周りから浮いている人」や「このような場面においても学生気分が抜けきっていない人」という残念な印象を持たれてしまいがちです。
リュックでも革張りのものや色味・デザインなど、面接などのシーンにも合いそうなものはあると不満に思っている学生もいるかもしれません。しかし、素材やデザインが良いものであったとしても「リュック」である時点で、それはプライベート用になってしまうのです。これはビジネスの世界でも習慣となっていることなので、プレ社会人である就活生の段階からこのマナーを守る必要があります。
②スマートに置けない
2つ目の理由は「スマートに置けない」という、リュックの構造上の問題です。一般的なリュックはビジネスバッグに比べるとやわらかいので、足元に置いたときにくたっとなってしまい自立しません。そのため、きれいに置くことができずに不格好になってしまいます。就活の際に使うバッグは「置いたときに自立するもの」が好ましいとされているため、ここからもリュックは面接や説明会の時に使うバッグとしてふさわしくないのです。
③中身を取り出すのに時間がかかる
最後の理由は「中身を取り出すのに時間がかかる」という、これもリュックの構造上の問題です。ハンカチなどを入れる小さなポケットが複数ついているものは多くありますが、リュックは縦長で多くの場合、履歴書や冊子などの入る大きなスペースが1つしかありません。
そのため、応募書類を担当者に手渡しする際など必要なものを取り出すとき、また企業でもらった冊子をバッグに入れるときの両方で時間がかかってしまいます。時間の限られている就活において、それによってもたついたことにより担当者を待たせてしまうのは好ましくないです。ここからもやはり就活におけるリュックの使用はふさわしくないということが言えるでしょう。
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リュックで行ってしまいがちな場面
「就職活動におけるリュックの使用」が好ましくない理由を複数に分けてご紹介いたしました。これらはよく言われている話なので「それはもう知っていて、普段から気を付けている」という就活生も多いことでしょう。
しかし、例えば担当者に「私服で来てください」と指定されていた場合、リュックでも良いのではないかと悩んでしまいませんか。次についリュックで行ってしまいがちな2つの場面をご紹介いたします。就職活動では、どの一瞬を切り取っても気を抜かないことが肝心です。
私服指定の面接を受ける
場面その1は、「私服指定」の面接です。私服指定であったとしてもリュックは絶対に避け、シンプルなデザインの手持ちカバンで参加することをおすすめいたします。とはいっても、ビジネスバッグのようにしっかりとした生地でかつ自立するものが好ましいのです。くたっとしたペラペラのトートバッグなどは選ばないでおきましょう。
ちなみにここでいう「私服」ですが、普段大学に通う時に来ているようなカジュアル服装ではないことに注意してください。この場面で着るべき服装はあくまで「フォーマル」な場面においての私服ですので、トップスは襟付きのシャツやブラウスで、あればジャケットを着用しましょう。
ボトムスはチノパンやスカートなどを、そして靴は革靴やパンプスが好ましいです。ちなみに、この服装を選ぶうえでの注意点ですが、デニムやスウェット、サンダルでは行かないようにしてください。デニムはもともと作業着であることから、スウェットやサンダルは「家からちょっとそこまで」というようなラフすぎる印象を与えてしまうからです。どうしても服装がわからないという就活生は、社会人の「オフィスカジュアルスタイル」を参考にしてみましょう。
遠方から面接を受けに来た
2つ目の場面は、「遠方から面接を受けに来た」というシ場合です。希望する企業の所在地によっては、遠方まで試験を受けに行かなければならないということも多々あります。長期に及ぶ場合、滞在中の着替えなども持ち運ぶ必要があるのでついつい大荷物になりますが、リュックやキャリーバッグを持ち込むのはNGです。
どちらもビジネスの場にふさわしくない、かつキャリーバッグは幅があるので置いておくにも迷惑がかかってしまいます。とはいっても、リュックやキャリーバッグで来ること自体がダメなのではありません。ただ面接会場に持ち込まなければよいだけの話なので、リュックやキャリーバッグを持ってきたという場合は近くのコインロッカーなどに預けて向かうようにしましょう。
ちなみにビジネスバッグ・リュックどちらにせよ、そもそもカバンがパンパンになるほどの荷物が入っているというのは見た目にも悪いので好ましくありません。必要になりそうなものを「とりあえず持っていこう」とする気持ちはわからなくもありませんが、本当に使いそうなものだけを見極めて来るようにしましょう。
リュックでもいい場合がある業界
これまで述べたように、就活では基本的にリュックはNGですが、例外的にリュックでも良い場合もあります。特にアパレル業界などを志望している場合は、黒一色のコーディネイトだと固すぎる印象を持たれてしまいます。
面接や説明会などでファッションセンスも見られていると考えると、個性をアピールできるような小物をうまく取り入れるのが良いでしょう。そういった場合はリュックの使用もOKです。具体的にどういったケースでリュックがOKになるのか、詳しく見ていきましょう。
アパレル業界
カジュアル専門のアパレル企業を志望している場合は、黒いリクルートスーツに靴、ベルト、バッグを全て黒で揃える、といった固いスタイルでは、かえってNGとなります。説明会や面接に私服で来るように指定されることもあり、その際は志望する企業のブランドを取り入れたり、流行に合わせた小物を取り入れることが出来れば、アピールポイントとなります。
それでもカジュアルすぎるものや、派手な装飾がついているものは好ましくありません。「置いたときに自立するもの」、「中身を取り出しやすいもの」という基本のポイントをおさえたリュックを選びましょう。また、中にはリュック不可のアパレル業界もあります。重衣料と呼ばれる、コート、スーツ、ドレスなどを取り扱うアパレル企業や、フォーマル部門を展開しているアパレル企業では、リュックは避けるのが無難です。
ベンチャー企業や外資系
ベンチャー企業や外資系などでは、人材の能力を重視するため、志望者の持ち物にはあまりこだわらない場合も多いです。ごくまれに、リュックの方が良いケースもあります。その大きな理由は、リュックの機能性の高さです。リュックを使用すると両手が空きますし、ノートパソコンや大型タブレットを日常的に持ち歩く業界では、大容量のリュックを多用するところもあります。
能力至上主義の企業などでは独創性をアピールすることが何より重視され、カジュアルなリュックの方が好まれる場合もありますが、基本的には黒一色でシンプルなデザインのものを選ぶのが良いでしょう。リュック・ショルダー・ハンドバッグとして3通りの使い方ができるバッグなどもおすすめです。心配な場合は先輩社員やOB・OGに相談しましょう。
就活用に黒無地の手持ちカバンを用意しよう!
就職活動に使え最適なバッグがわからないという、就活生も中にはいるのではないでしょうか。就職活動のどの場面でも持っていて恥ずかしくないのは「黒無地の手持ちカバン」です。リクルートスーツを買ったお店で手に入れることができますので、就職活動が始まる前に事前に購入しておきましょう。なかでも革製のものはよりフォーマルな場面に映えるのでおすすめです。化学繊維製のものに比べるとやはりお値段は張りますが、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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就活に適切なカバンの特徴
就職活動で、リュックは相応しくないということはおわかりになったと思います。やはり黒無地の手持ちカバンが無難ですし、実際多くの就活生がそうしています。しかし、色が黒で手持ちできるカバンはたくさんありますし、その中でどのような機能を持ったカバンを選べば良いのか、戸惑ってしまわれるかもしれません。そこで、初めてのビジネスバッグ選びにも迷わないように、ここではどのようなカバンが就活に適しているのか、その特徴を見ていきましょう。
置いた時に自立する
まず大事な特徴が、手で持っている状態からカバンを置いたときに、動いて横に倒れずに、自立することです。面接中に足元にカバンを置いた際、リュックなどの場合はどうしても倒れてしまい、見た目もみっともないですし、面接官からの印象も悪くなってしまうおそれがあるからです。
面接に限らず、会社説明会のときなど、就職活動において「カバンを置く」という行為は頻繁にあります。そのようなときに置いたカバンが横に倒れてしまうと、周りの人たちの迷惑にもなりますし、やはり見栄えは良くありません。そのため、置いたときにピタッと立つカバンが、見た目にもスマートですし、就活では適していると言えます。
A4サイズが入る
就活中に使用するカバンで大事な特徴の2つ目は、A4サイズの紙やファイルが入ることです。履歴書をはじめ、就活で必要となる多くの書類はサイズがA4になっています。そのため、A4が入らないカバンを選んでしまうと、履歴書などを折りたたむ訳にもいかないため、必然的にそれらの書類を手で持って移動しなければならなくなります。
片方の手はカバンを持っているのですから、両手がふさがって不便ですし、他の人の目も気になって見た目も決して良いとは言えません。さらに、雨が降ると、傘を使うのも困難になり、何より大切な書類も濡れてしまうかもしれません。面接官の方などに渡す大事な書類やファイルを汚したり水に濡らさないようにするためにも、A4サイズのものが余裕をもって入るカバンを選ぶことが就活では適切です。
撥水加工がしてある
最後に大切な特徴として、カバンに撥水加工がしてあるという点が挙げられます。たとえA4サイズを収納できるカバンでも、撥水加工が施されていないと、雨が降ってきた際に、水がカバンの中にまで入ってきてしまい、大事な書類を濡らしてしまうことになります。書類に限らず、スマホなどが水に濡れることによって壊れてしまうと、これから面接に向かう会社に連絡を取りたいときに困ってしまいます。
なんとか面接会場に着いたとしても、ビショビショのカバンだとみっともないですし、会社の床や椅子などを汚してしまうかもしれません。先方からの印象も、決して良いものとはならないでしょう。このような事態になるのを防ぐためにも、しっかりと撥水加工がしてあるカバンを選ぶことが重要です。
女子・男子に関係なくリュックはNG
就職活動におけるリュックの使用に焦点を当てて話を進めてきました。面接や説明会の会場にリュックで参加するのは男女ともに好ましくありません。少しでも不利益を被らないようにするためには、「黒無地の手持ちカバン」で臨むのが無難です。就活における服装や所持品に関連して、リクルートスーツ以外、何も考えていなかった就活生は、ぜひこの機会にバッグのことも気にするようにしてみましょう。