面接対策
【オフィスカジュアルでの面接に適した服装】男女別にご紹介
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目次
オフィスカジュアルでの面接は比較的多い
就職活動というと、リクルートスーツを思い浮かべる就活生も多いでしょう。しかしリクルートスーツでなく、オフィスカジュアルでの面接も多いです。
オフィスカジュアルで面接に臨む際、相応しい服装でなければ、「社会人としてのマナーを理解できていない」とマイナスの評価を受けてしまう恐れがあります。
服装で印象を悪くしないように、オフィスカジュアルについて理解しておく必要があります。ここではオフィスカジュアルでの面接で選ぶべき服装について、印象の良いコーディネートを男女別に解説していきます。
就活の身だしなみは自分で選択することが大切
就活の身だしなみで悩む人は多いです。特にスーツの指定では無い場合、選択肢も多くて悩んでしまうでしょう。しかし、覚えておいていただきたいのが就活の身だしなみに正解はないということ。
さまざまな情報があふれていますが、全てを鵜呑みにするのではなく、参考にしたうえで、自分で納得して選択することが最も大切です。なぜなら、就活は自分の魅力を演出して、その魅力を評価してくれる企業と出会うことが大切だからです。
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オフィスカジュアルとは
オフィスカジュアルでの業務を認めている企業は、多く存在します。そもそもオフィスカジュアルとは何なのでしょうか。就活生のなかには、「私服みたいなもの」と理解している一定数います。
オフィスは、社会人が仕事を行う場所です。カジュアルな装いは、気軽な服装を表します。つまり、オフィスカジュアルは、仕事を行う場に適した軽装という意味になります。
スーツ以外の服装で、仕事をするのに相応しい服装が、オフィスカジュアルにあてはまります。「ビジネスシーンに相応しい私服」であるため、日常生活における私服とは大きく異なります。
オフィスカジュアルはあくまでもビジネスシーンに相応しい私服であり、カジュアル過ぎるものはオフィスカジュアルとして相応しくありません。スーツではない分、選択肢が広いため、より気を遣って服装を考える必要があります。
【男性編】オフィスカジュアルな服装のポイント
オフィスカジュアルを考えるにあたって、男性と女性で注意すべき点は変わってきます。ここでは、男性におけるオフィスカジュアルなコーディネートのポイントを4点挙げ、それぞれ解説していきます。
男性の場合、オフィスカジュアルに適した私服を持っていない人も多くいるでしょう。オフィスカジュアルは就職活動に限らず、社会人になってからも必要なものであるため、持っていない人は以下を参考に一式揃えておくのもおすすめです。
ジャケットと襟付きシャツを着用する
男性におけるオフィスカジュアルなコーディネートのポイントの1つ目は、「ジャケットと襟付きシャツを着用すること」です。ジャケットを着ないのは、ビジネスマナーに反します。スーツではないとはいえ、ジャケットはしっかりと着用してください。
ジャケットとは、スーツよりもカジュアルなものを指します。スーツのようにパンツとセットになっておらず、基本的に単体での販売です。スーツよりもカジュアルな素材を使用したものが多く、丈もスーツより2~3cm短くなっています。
その際、色は落ち着いた印象を与える紺・グレー・ベージュが賢明です。柄は、線の細いチェックか細かい千鳥格子など、目立ちにくいもの選んでください。また、自分の体格に合ったサイズを選択しましょう。
またシャツに関しては、ビジネスシーンでは襟付きシャツが基本になります。ジャケットの下に着るシャツは、ボタンダウンが一般的です。ノーネクタイで着てもだらしなくならないように、衿の高さがある衿型を選びましょう。色は、白やライトブルーが無難です。
Tシャツは、面接ではカジュアル過ぎる印象を与えてしまう恐れがあるので避けてください。誠実な印象を与える襟付きシャツを着用し、ジャケットも羽織って、面接に臨みましょう。
OKなジャケット
- 黒、紺、グレー
- 選の細いチェック柄
- 細かい千鳥格子柄
NGなジャケット
- オーバーサイズ
- 装飾のあるデザイン
- 光沢がある素材
OKなシャツ
- 白やライトグレー
- ポケットがついていないデザイン
- 無地、または細いストライプなどの目立たない柄
NGなシャツ
- Tシャツ
- 派手な色柄
- スーツのシャツ
パンツはチノパンかスラックスを
男性におけるオフィスカジュアルなコーディネートのポイントの2つ目は、「パンツはチノパンかスラックスを選択すること」です。あくまでもオフィスカジュアルなので、カジュアル過ぎる印象を与えてしまうパンツはNGです。
穴の開いたジーンズやダボダボなパンツは、避けたほうが賢明でしょう。私服なら構いませんが、ダメージやオーバーサイズのデザインは、カジュアルな印象になるため、面接には適しません。
採用担当者に誠実な印象を残すには、チノパンやスラックスがおすすめです。チノパンやスラックスは、センタープレスで正面から見て折り目が入ったデザインです。センタープレスはスーツにも共通するデザインで、フォーマルな印象になります。
色に関しても、派手な色はNGです。ベージュやブラウン、黒・ネイビーといった落ち着いた印象を相手に与える色を選びましょう。
また、パンツには必ずベルトが必須アイテムになります。ベルトに関しても派手な色、カジュアルなデザインのものは避け、黒系のシンプルなものを用いましょう。
ビジネスシーンでは、統一感のあるコーディネートが好まれます。シンプルなデザイン、落ち着いた色でそろえると、ビジネスマナーを守った服装になります。
「ベルトの選び方」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「ベルトの選び方」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。
靴や鞄はシンプルなデザインを選ぶ
男性におけるオフィスカジュアルのポイントの3つ目は、「靴や鞄はシンプルにすること」です。靴はレザーのシンプルなシューズがおすすめです。スーツのときに履くような革靴を選びましょう。
中には、飾りがついたデザインのシューズもあります。華美でないことがビジネスシーンでは求められるので、なるべくシンプルなデザインを選びましょう。色は、落ち着きのある印象を与える黒、紺、ベージュを選ぶのが賢明だといえます。
また、つま先がとがっている靴は、カジュアルすぎるので不適切です。革靴のつま先部分の形は様々ですが、就活ではストレートチップが良いでしょう。つま先部分に切り替えがあり、縫い目が一直線で施されているデザインです。
鞄に関しては、スーツの時に使用しているビジネスバックを用いるのが無難です。面接においては、持っている鞄も採用担当者に見られています。
色は、靴と合わせるとバランスのいい、揃った印象のコーディネートになります。靴、鞄、ベルトの色をそろえることが、ビジネスシーンでは好まれます。色の揃ったコーディネートは、整っている印象になるので好印象です。
カジュアル過ぎる印象の靴や鞄は、「ビジネスマナーがわかっていない」とマイナスの評価に繋がってしまう恐れがあるので注意しましょう。
「靴下」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「靴下」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。
ジーンズやスニーカーはNG
男性におけるオフィスカジュアルなコーディネートのポイントの4つ目は、「カジュアルな印象を与えるものは避ける」ことです。私服で着るのであれば、カジュアルなものでも問題はないです。
しかし、面接では、カジュアル過ぎる服装はビジネスマナーを疑われてしまうため、相応しくありません。ジーンズ、スウェット素材、帽子、リュック、スニーカーなどカジュアルな印象を与えるものは避けましょう。
また、リュックに関しては、また、ビジネス向きのデザインのリュックもありますが、避けたほうが良いです。なぜなら、面接会場に向かうまでの間、リュックを背負うことでジャケット、シャツにシワが出来てしまう恐れがあるためです。
面接では、服装ひとつで印象が悪くなれば、どんなに素晴らしい内容を話しても、身だしなみが評価を下げる要因にもなりえます。オフィスカジュアルは、ビジネスシーンに適した服装であるため、その企業内に入っても問題ない服装を心がけましょう。
オフィスカジュアルでNGなアイテム
- スニーカー
- ジーンズ
- リュック
- スウェット素材の服
- 帽子
「身だしなみ」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。「身だしなみ」について詳しくなることで、より優位に就活を進められるでしょう。
面接でよく聞かれる質問リスト&回答集を活用して、面接を突破しよう
不安を抱えた状態で面接本番を迎えると、うまく回答できず、選考に落ちてしまうことが多いです。不安を解消するためには、あらかじめ質問を予想し、その回答を考えておく必要があります。
そこで、無料の「面接質問リスト&回答集」を活用しましょう。面接でよく聞かれる質問とその回答例が多数収録されており、回答の際のポイントも解説してあります。
ぜひ活用して不安を解消し、志望企業の面接を突破しましょう。
【女性編】オフィスカジュアルな服装のポイント
次に、女性におけるオフィスカジュアルなコーディネートのポイントを解説していきます。女性の場合、服装の選択肢も多く悩んでしまう就活生も多くいるでしょう。基本的には男性と同様、「カジュアル過ぎない服装」を選択することが重要になります。
以下の内容を押さえて服装を選択すれば、服装によってマイナスの評価を受けてしまうのは避けられます。不要な減点を防ぐためにも、オフィスカジュアルのポイントを理解しておきましょう。
ジャケットを着用する
女性におけるオフィスカジュアルなコーディネートのポイントとして、ジャケットを着用することがまず挙げられます。男性と同様、ジャケットの着用は面接においては必須になります。
女性のジャケットも、お尻が隠れない丈で、スーツよりカジュアルな素材であるものを示します。自身に適したサイズのジャケットを選択し、ネイビー・ベージュ・グレーなど落ち着いた印象を与える色のものを選んでください。
「カーディガンではダメなのか」と考える就活生もいるでしょう。カーディガンでもNGではないのですが、面接では、カジュアル過ぎると考える人もいます。そのようなことを考慮すると、カーディガンではなくジャケットを選択するのが賢明です。
オフィスカジュアルでは、落ち着いた色味、ジャケットに合うコーディネートで全体的に清潔感のあることがポイントになります。
ボトムスはシンプルなスカートやパンツ
女性におけるオフィスカジュアルなコーディネートでは、「ボトムスはシンプルなスカートやパンツを選択すること」も重要なポイントになります。
スカートとパンツのどちらでも、派手な色は避け、ネイビー・ベージュ・グレー・ブラウン・ブラックなどを選択しましょう。また、レザー、ジーンズやジャージ素材は避けましょう。カジュアルすぎる印象になります。ポリエステル素材などは光沢もなく、オフィスカジュアルに適しています。
スカートの場合は丈の長さにも注意してください。あまりにも丈が短いものはビジネスマナーに反してしまいます。膝丈もしくは膝より少し上丈のスカートを選択します。
女性の場合、ワンピースという選択肢もあります。ワンピースの場合は、淡い色やベージュ、紺などの落ち着いた色で、小さな柄のデザインか無地を選んでください。丈に関しても、膝丈となるものを着るようにしましょう。
パンツを選ぶ場合は、くるぶしより長い丈が適しています。男性同様、センタープレスのデザインが、フォーマルなパンツになります。
スカートでもパンツでも、色味やデザイン、丈には注意が必要です。オフィスカジュアルは、ジャケットに合う服装なので、落ち着いた色・柄を選びましょう。
靴や鞄は華美でないものを選ぶ
靴や鞄は、華美でないものを選択しましょう。装飾の施されているデザインも多くありますが、そのような靴は避けてください。シンプルなデザインで、かつ色も落ち着いた印象を与えるものを中心に選ぶと好印象です。
面接での靴は、スニーカーやブーツはカジュアルすぎるため、就活には適していません。パンプスなどフォーマルな場にふさわしいものを選びましょう。
ヒールが高すぎる靴も避けたほうが無難です。3~5㎝のヒールの靴をお勧めします。鞄に関しても、華美なブランドものは面接の場には相応しくありません。
カバンは、リクルートバッグ以外のビジネスバッグを選びましょう。トートバッグ、ヴリーフケース、3WAYバッグなどで、A4サイズが入るものが適切です。装飾が少なく、色は黒や紺のシンプルなものが良いでしょう。
シンプルなデザインのものを選択し、色も黒系の選ぶことが無難です。靴や鞄は見えづらいようで、目につきやすい部分なので、細かいところまで気を配りましょう。
オフショルダーやミニスカートはNG
最後に、女性におけるオフィスカジュアルなコーディネートを考える際、NGとなる服装を紹介していきます。オフショルダー、ミニスカートなど露出の高いものは、面接に相応しくないため、避けなければなりません。
肌の露出が多いと、だらしのない印象になる恐れがあるためです。採用担当者に誠実な印象を持ってもらえるよう、肌の露出は抑えましょう。
またサンダル、ブーツ、ヒールの高い靴、デニムといったものはカジュアル過ぎる印象を与えてしまう恐れがあるためNGです。その場に相応しい服装が出来ない人材を採用したいと思う企業はありません。
オフィスカジュアルでは、ビジネスマナーを意識し、その場に相応しい服装を選択する必要があります。面接では、センスの良さよりも、清潔感のある服装を選びましょう。
NGなアイテム
- オフショルダーのトップス
- キャミソール
- ショートパンツ
- 短すぎるスカート
オフィスカジュアルの基本を押さえて面接に臨もう
ここまでオフィスカジュアルについて男女別にそれぞれポイントを解説してきました。オフィスカジュアルは就職活動だけで必要となるものではありません。社会人として働く中で、オフィスカジュアルが必要となる機会も多く存在しています。
場に合った服装を選択することが出来なければ、自身の評価を大きく落としてしまう可能性があります。オフィスカジュアルについて学び、ビジネスマナーを理解していることは、就活生としての最低限のマナーです。
スーツと違い選べるアイテムがたくさんあり、服装選びを難しく感じる就活生も多くいるでしょう。しかし、適切な服装を選択すれば、採用担当者に良い印象を残せるチャンスでもあります。ここで述べた基本をしっかりと押さえ、適切な服装で面接に臨みましょう。