履歴書

【履歴書の電話番号欄の正しい書き方】ケース別の記入例をご紹介

履歴書の電話番号の書き方に悩む就活生は多い

履歴書には住所や氏名などを書く際に電話番号も記入しますが、どのように書けばいいのか悩む就活生は意外に多いです。履歴書は正式な書類であるため、間違えのないように書きたいと思う就活生が多いためと思われます。電話番号という細かい記入項目ですが、履歴書全体を綺麗にまとめるためにも正しく記入しましょう。この記事では、履歴書の電話番号欄の正しい書き方を詳しくご紹介していきます。

ケース別の正しい書き方

履歴書へ実際に電話番号を記載する際、フォーマットによって様々な記載方法があることに気づくかもしれません。欄のみ、カッコ書きなど、履歴書によって記載方法は異なります。ショップのメンバー登録や、旅行などで電話番号を記載するときは、気にも留めずスラスラ書いているかもしれませんが、いざそれが履歴書となるとかしこまり「あれっ、これで本当にいいんだっけ?」と思ってしまいがちです。

そんな疑問に答え、以下にフォーマット別にまとめました。現在自分が使っているフォーマットや、企業が用意したフォーマットはどれに該当しますか?正しい記載方法をチェックしておいて、いざ記入するときに間違いがないように準備しておきましょう。

ハイフンを使用するのが一般的

記載欄のみの履歴書は、下記のように番号をハイフンで繋いで書きましょう。

・固定電話:03-xxx-xxxx
・携帯電話:080-xxxx-xxxx

数字を11桁横並びにしていると読みづらく、間違い電話発生のもとになってしまいますし、自分でも間違いに気づきにくいです。履歴書は見やすく書くのが第一です。書くときももちろん数字を判別しづらい汚い文字は避け、丁寧に綺麗にを心がけて書くようにしましょう。

あなたの誠実さは文字にも表れます。汚い文字で間違い電話をかけてしまった企業は、知らない人に謝ることになる上に、あなたにも電話をかけることができず困ってしまいます。企業はあなただけに対応している訳ではありません。他の多くの就活生に一歩遅れを取らないためにも、できるだけ相手に負担をかけないようにしましょう。

()がついている場合

カッコがついている場合の書き方をご紹介します。カッコが左端にある場合は、(03)1234-5674という風に、市外局番以外の後ろの番号をハイフンで繋ぐのを忘れないようにしましょう。カッコが真ん中にある場合は、03(1234)5678で問題ありません。

はみ出したり、小さすぎたりすると読みづらく間違いの元になってしまいます。フォーマットの大きさを基準に、それに沿う形にするのが一番スタンダードで、かつ印象が悪くなることはありません。

固定電話がないのに項目がある時

ひとり暮らしなどで固定電話を持っていない。しかし欄がある場合は空けておくか、「なし」と記載すると親切です。固定電話があっても、それは遠方の実家にあるということも多いでしょう。かかってきたことをすぐに教えてくれる人がいない場合は、記載しないという手もあります。

ただしその場合、携帯電話が繋がらなかったときに、他の連絡手段がなくなるということですから注意が必要です。実家に固定電話があるなら、家族などに話を通して固定電話番号を記載しておきましょう。そして万が一、携帯電話がつながらなくて固定電話へかかってきたときに、スムーズにやりとりをできるように事前に準備しておくと安心です。

もちろん、もともとないのに就活のために固定電話を引く必要はありません。ひとまず携帯電話があれば十分ですが、しっかり繋がる状態にしておくことは大事です。

方呼出の場合

方呼出とは、携帯電話を所持しておらず第三者に電話を取り繋いでもらう必要がある場合のことです。就職活動で上京し、友人や下宿先の電話番号を借りている場合などで、取り繋いでもらう必要がある人は、相手の苗字を忘れず記載しましょう。その場合は、「様」は省略して問題ありません。「鈴木方呼出」という風に記載してください。

そしてきちんと取り繋いでいる相手にも、企業から電話が来るかもしれないということを伝えておくのも大事です。知らない企業から突然電話がかかってきて、心当たりがないとわけもわからず切ってしまうようなことがあったら大変です。

さまざまな理由で固定電話、携帯電話共に持っていない人はいますが、今はどちらかは持っている方が多いかと思います。必要ない場合は空欄、または「なし」と記載しておきましょう。

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誤った電話番号のまま提出してしまった場合

数字の羅列ですから、ケアレスミスによる書き間違いが発生することはまれにあります。しっかり見直しをしても、あとから誤字は出てきてしまうものです。間違えてしまったものは仕方ありませんが、その先の対応があなたの道を左右します。提出後に間違っていることに気づいたらすぐ企業へ連絡しましょう。

訂正の連絡はメールではなく、直接電話をかけることが重要です。誠実な姿勢を見せ、きっちり訂正をしておけば心象は悪くなりません。ですが、間違えたまま放置したり、電話口で雑に「間違えたから変えて」などと伝えることはNGです。電話口に出た人が就活担当や人事でなかった場合でも、よくない対応をすると、担当者に態度ごと伝えられてしまう可能性が高いです。

提出書類はコピーして手元に持っておく

企業側に伝えた連絡先が間違っていることに気がついた場合には早急に正しい連絡先を伝えればよいのですが、問題は自分が間違った連絡先を伝えていることが分かっていない場合です。応募書類に電話番号やメールアドレスを書き間違えたりしても、それすら気づいていなければ、最悪の場合は面接や内定の連絡がきちんと本人に届きません。

それが原因で面接の機会を失ったり、内定の返事も出せずに辞退したと判断される場合も考えられます。そのようなことの無いように、提出する書類は予めコピーを取っておいて後から再度確認するようにクセをつけておきましょう。

履歴書は再提出する必要があるかを確認する

企業側に伝えた連絡先が間違っているときは、まずは何を置いても早急に電話をして訂正するようにしましょう。但し、その間違った連絡先を書いている書類が履歴書の場合は、再提出の必要があるかどうかを企業の人事担当者に確認するようにしましょう。

なぜならば、履歴書は選考時に使うだけでなく、入社後の人事データとして活用することも多いので、間違った情報が載っていると後々不都合が発生する可能性があるからです。もちろんどんな書類であっても連絡先を間違えないことが重要ですが、履歴書は特に細心の注意を払うようにしましょう。

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履歴書を提出した後にしておくべき2つのこと

企業に履歴書を提出すると、採用担当者から次の面接の日程や次の選考に進むかどうかの意思確認の電話がかかってくる可能性があります。採用担当者からの電話は、どのタイミングでかかってくるか分からないため、採用担当者から電話がかかってくる場合に備えて、事前に準備をしておくことが大切です。履歴書を提出した後から電話がかかってくるまでに、どのような準備をしておけばよいのでしょうか?履歴書を提出した後にしておくべき2つのことを説明します。

①留守番電話の設定を見直す

履歴書を提出して採用担当者から電話を待つ状況になったら、留守番電話の設定を見直しましょう。採用担当者から授業中やアルバイト中、電車に乗っている時、お風呂に入っている時などのタイミングで電話がかかってくると、電話に出られません。

採用担当者からの電話に出られないと、採用担当者は時間をおいて再び電話をしなければならず、タイミングが合わないと、何度も電話をかけさせることになります。採用担当者は採用活動以外にもさまざまな業務をしており多忙です。

留守番電話の設定をしていれば、伝言で用件を伝えられるので、採用担当者の負担が減ります。少しでも採用担当者の負担を減らすために、留守番電話の設定をしておくことが大切です。

②採用担当の電話番号を登録しておく

採用担当者から電話がかかってくるまでの準備として、採用担当者の電話番号を登録しておくことも大切なことです。登録していない知らない番号から電話がかかってきた場合、誰からの電話か分からないため、特に心の準備をせずに電話に出てしまいます。

心の準備をせずに電話に出て、電話の相手が採用担当者だった場合、何の準備もしていないために、採用担当者に失礼な対応をしてしまう可能性があります。ただの電話対応であっても、失礼な対応をしてしまうと、相手からの印象は悪いです。

採用担当者の電話番号を登録しておくことで、電話がかかってきた時点で誰からの電話かを判断でき、心の準備をしてから電話に出られます。電話に出てから慌てないように、採用担当者の電話番号を登録しておきましょう。

記載した電話番号には常に出られる状態にしよう

記載した電話番号は、企業とあなたをつなぐ大事なホットラインです。電話番号ひとつと思わず、しっかり細部までチェックしておくことが、あなたの未来を明るくするためにとても重要です。そしてしっかりチェックしてエントリーシートを出したあとは、学校やバイトで忙しい日々を送っているかもしれませんが、平日は特に常に出られる状態を心がけましょう。

もちろん出られないこともあるでしょうから、そのときのために留守電設定を見直しておくことも大事です。留守電に切り替わらないと企業の人が延々と待たなければならず、時間の無駄になってしまいます。とはいえマナーはきちんと守って、電車内や禁止されている場所ではその場で電話を取らないように気をつけてください。

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監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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