業界研究

【コンサルに受かる志望動機】コツと例文5選~NGポイントもご紹介~

コンサルは志望動機の書き方が重要


コンサルは就活生から人気の職業ですが、就職するためには志望動機の書き方が重要になります。志望動機は書き方次第でアピール力は大きく変わりますし、採用担当者からの評価も違ってきます。志望動機では企業への志望度の高さ、仕事へのやる気や熱意、仕事でどのように活躍できるかなど、さまざまな部分が見られていますので、工夫して作成しなければなりません。

ありきたりな志望動機では他の学生に埋もれてしまいます。自分らしさを発揮しながら、周囲の人と差別化を図ることが大切です。志望動機は同じ内容でも書き方一つで印象は大きく違ってきますので、書き方を工夫することが選考攻略のポイントです。志望動機の上手な書き方をマスターして、コンサルへの就職を目指しましょう。

コンサルの理解を深めよう!

コンサルティング業界は様々な企業に対応するべく、幅広くサービスの提供を行っています。大まかに以下の6分野に分類することが可能です。

1.戦略分野[全社戦略、グループ経営、ビジョンの作成、成長戦略、M&A等]
2.業務分野[SCM(供給連鎖管理)、CRM(顧客関係管理)、内部統制等]
3.IT分野[CIOアドバイザリー、システム導入マネジメント、ITインフラ構築支援、分析・調査]
4.人事・組織分野[人事評価制度の導入、年金制度の導入、組織改革、人材育成等]
5.財務アドバイザリー分野[M&Aでの企業価値評価、M&Aスキームのアドバイス等]
6.その他[IR、WEBサイト等]

これらのテーマから、各企業にマッチした提案を行っていくことになり、知識がないとやっていけない業界と言えます。各企業の担当者からの信頼を得るために細かいところまで勉強し知識を増やしていく必要があるのです。

コンサルはある事柄の専門家

コンサルティングは様々な分野の専門家であり、その知識量を活かしながら他の企業のニーズに合わせ、サポートする職業です。企業の担当者では扱えない部分を任されることになり、しかも企業の今後を左右するような大きな事業を扱うことになりますので、お互い非常に緊張感があります。

コンサルティングは、各分野の専門家となり各企業の核となる部分へ提案を行なうため常に知識を蓄える勉強がかかせません。コンサルティング会社は今では多く存在していますので、ひとつのミスで信頼を失ってしまうことも少なくありません。企業との信頼関係構築のために努力が必要な職業です。

的確なアドバイスが必要

コンサルティングは、企業の担当者では扱えない課題がほとんどです。毎回、各企業へ提案を行って納得することがコンサルティングの流れとなります。コンサルティングにおいて重要なことは、企業からの要望の聞き取りです。クライアントが抱えている課題点を解決するために、相手が納得できるような的確なアドバイスをすることがコンサルティングには求められています。

各企業が何を求めて最終地点はどこなのかを見極めて提案をしなければなりません。企業が求めていないものを提案してしまうと、相手との信頼が築けなくなってしまいます。最終地点が分からないと物事が紆余曲折してしまい、多くの時間と手間がかかります。これは企業にとっては大きなデメリットです。クライアントに的確なアドバイスをするためには聞き取る能力は非常に重要となります。

ホスピタリティも求められる

コンサルティング業界は各企業などクライアントに提案をする仕事になります。ただクライアントに必要な情報を与えるだけではなく、クライアントの立場や各企業の立場を意識して献身的な配慮が必要です。企業の将来を左右する案件を扱うことになりますので、クライアントへの気遣いが重要になり、相手の立場に立って考えることは相手との信頼関係を築くきっかけになります。

気遣いができる相手には本音でミーティングもできるため、気遣いはコンサルティング業務には重要です。クライアントありきの仕事なので、相手への気遣いなどホスピタリティとビジネスマナーは必須のスキルになります。

コンサルに受かる志望動機を書くコツ6つ

コンサルティング業界に関わらず、企業に入社する際は書類審査や面接等の入社試験があり、その際に必ず聞かれるのが志望動機です。自分がこの会社に強く入社したいと思っていても志望動機がうまく書けない、伝えられない場合は入社したいという思いが面接官に伝わらずに入社まで至らないことがあります。コンサルティング業界への志望動機の書き方を、6つのポイントに分けて見ていきましょう。

①なぜそのコンサルなのかを明確にする

志望動機は、自分がその企業に入りたい思いを伝える場になります。ただ企業に入りたいと思う情熱を伝えるだけではなく、なぜその企業なのか?なぜコンサルティング業界を志望しているのかを情熱的に伝えないと希望した会社への入社は難しいです。数ある業界の中でコンサルティング業界を志望した理由、なぜその会社なのかは最低限答えられるようにしましょう。

また、可能であればなぜその分野のコンサルを志望するのかを明確できていれば自分の行動の指針にもなりますので、志望動機は作りやすくなります。その分野のみがやりたいと伝えるとそのほかの分野には興味がないと判断される可能性がありますので、伝え方は気をつけましょう。

②新卒は思考力で勝負する

社会人経験がない新卒は、基本的には仕事をする能力に差がない状態での入社になります。その分、志望動機など思いを伝える場が非常に重要になっています。学生の就職活動は思考力、伝え方での勝負です。

社会人経験のない学生が完全に業務理解できていない事は企業側も分かっているので、その状態の中でどうしてコンサルティング業界を志望したのか、自分の経験を含めて論理的な説明をすることが重要になります。コンサルは倫理的な思考が求められるので、思考力で仕事での再現性を面接官に感じさせることが大切です。

③相手を説得するスキルを見せる

コンサルティング業務は、クライアントの要求を受け入れつつも課題解決のために相手を納得させなければならないスキルが必要です。このスキルは社会人になってから少しずつ身につけていけば問題ありませんが、日々納得させる提案を考えておけば課題解決への納得させ方の下地は作ることができます。常に問題の本質、論理的な伝え方を意識し行動していれば身についてくるスキルです。

面接などにも役立ち、書類や面接の受け答え方で面接官を納得させられればスキルをアピールできます。企業へのアピールのみならず、納得させる伝え方はコンサルティング業界以外にも重要なスキルとなるため意識してみましょう。

④業務に活かせる自分の強みを伝える

学生時代の経験を通して、コンサルティングという職業だからこそ活かせる自分の強みを伝えるようにしましょう。そうすることにより、面接官に説明する際にも説得力が生まれ会話に厚みもでます。例えばサークル活動内での課題の分析、改善案の提案やアルバイト内での売り場の改善提案など主体的に改善を行ったものがあるなどの、過去の経験から話を膨らませて、自分の強みを面接官にアピールしてください。

ただ、過去の経験を多く伝えれば自分の強みを多く伝えられるというわけではなく、自分が最も思いを持って行動した経験一つだけを伝えるようにしましょう。過去の経験から基づく話になりますので、伝えやすく説得力のある文章になり面接官にも響きます。

⑤将来のビジョンを伝える

面接官に将来的になりたい自分のビジョンを伝えることもとても大切です。現在、社会人経験がない新卒の学生が自分なりに将来ビジョンをもって新たに挑戦しようとしていることは、とても前向きに見えます。自分の将来プランを構築していて、それに向けて努力できる人間だということをアピールできるでしょう。

ビジョンをもっての行動を伝えるには、論理的な思考が必要になるため面接官を納得させる事に繋がります。キャリアプランが明確にできあがっていて、それを達成するために就職したいという流れが面接官を一番納得させることができるので、将来的なビジョンを立てておく事が賢明です。

⑥結論ファーストで書く

志望動機を作成する場合は、なぜ志望したのかという結論を最初に書くようにしましょう。結論を最初に書くことにより、インパクトを与えて伝えることができます。新卒の入社試験は何百人という人数が応募してくるため、限られた人数しか入社することができないとても狭き門になっています。

面接官はたくさんの志望動機を見なくてはいけません。そういった人たちにアピールするには、結論ファーストで書き、まずは面接官にインパクトを与え、そのあとに論理的な理由を展開していきましょう。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。

質問に答えるだけで志望動機を完成させよう

コンサルの志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的にコンサルに採用される志望動機を完成させましょう。

志望動機例文5選

例文①

企業が改革する瞬間に立ち会いたいと考え志望しました。その中でも特に○○の分野へ非常に興味があります。私は学生時代のサークル活動にてパフォーマンスを上げる瞬間に立ち会いました。問題点の分析、解決案の提案、チーム内での話し合いとプレゼンの実施を行い、このサイクルを続けることによりサークル内での課題改善に貢献してきました。常に課題に向き合うことで、課題の本質の理解や人へ伝える能力を身に付いたと周囲の方から評価を頂きました。将来は貴社で働き、クライアントに愛されるようなコンサルティングを行っていきたいと考えています。

この例文では、先にインパクトのある言葉で自分がしたいことを述べています。そして、自分がコンサルに向いている思考の持ち主だということをアピールしています。課題改善をおこなったという具体的な出来事を取り上げることで、業界の理解ができており自分のスキルを活かせるということを伝えられているのです。

例文②

私が貴社を志望した理由は、貴社の「クライアントに寄り添ったコンサルティング」という社是に惹かれたからです。貴社でのインターンに参加した際に、コンサルタント業で取り扱う膨大な情報量に驚きましたが、同時にやりがいも感じました。課題を解決するための提案と検討をクライアント役の社員さんと繰り返す中で、私の案が採用されたときの喜びは忘れられません。自分の提案や行動が企業の経営を支えられる、成果が目に見えるという点が大きなやりがいに繋がると感じました。

就活においてインターンの経験は必須とまでは言いませんが、大きな武器であるといえます。インターンでは生の業務を体感できるわけですから、そこからの学びや企業に対する理解度を伝えましょう。

例文③

貴社の「クライアントと同じ目線でコンサルを行う」ことに魅力を感じ、志望しました。私は人の為に行動し相手の笑顔を見ることが大好きで、大学でも積極的にボランティアに取り組んできました。その中で頂いた「ありがとう」という言葉が忘れられず、どんなに苦しく辛いことでも、率先して計画・行動し、ボランティアを続けました。貴社ではボランティアで培ったコミュニケーション能力と計画力を生かし、クライアントに寄り添いながら、共に企業を発展させていきたいと考えています。

先ほどの例文と似ていますが、「インターン」などの強烈な武器がない場合、自身の「就活の軸」つまり、何に重点を置いてその企業を選んだのかを伝えましょう。なぜこの企業を志望したのか、なぜ他の企業ではだめなのかを伝えるには、十分な企業研究は欠かせません。

例文④

変化がもたらす成果を見たいからです。高校時代、所属していた委員会の仕事の効率が良くないと感じ、新しいやり方を提案しました。はじめは反対されましたが、従来の作業にかかる時間や手間、必要性などを洗い出して話し合いました。次第に周囲の理解を得て、私の提案が採用されたのです。その結果、当番の回数や作業時間の削減に繋がりました。自分の提案がもたらす変化や、それによる成果から、達成感ややりがいを強く感じ、自分の行動が結果に大きく関わる仕事がしたいと考えるようになりました。

自分がなぜコンサルタントになりたいと思ったのか、その根幹となるきっかけやエピソードがあるとぐっと濃い志望動機になります。ただ、チョイスを間違えると「コンサルタントでなくともいいのでは?」と思われてしまう可能性もあるため、注意も必要です。

例文⑤

冒頭の太字がセクションまたはサブセクションの見出しであることを意図する場合は、「見出し3」または「見出し4」を用いること。見出しレベルが無視されることを警戒して、定型文としては含めません。価値ある企業の存続を支えたいと思い、貴社を志望しました。私は製造会社で働いている父の影響で、多くの物や技術に触れながら育ちました。ある時、企業が経営不振により倒産してしまったために、失われてしまった物や技術が沢多くあることを知りました。価値ある技術を持っていたとしても、企業が存続できるとは限りません。私は大学で学んだマーケティングの知識を活かし、貴社で価値ある企業の存続に少しでも助力できればと考えております。

コンサルタントにしかできない方法で多くの企業を支えたい、という具体的な目的が伝わりますね。この業界、この企業でなければならないという明確な動機付けや将来のビジョンがあることで、志望度が高いことが窺えます。

今回ご紹介した5つの志望動機の他に、内定者の志望動機をまとめた「志望動機まとめ」を参考にしてみるのも良いでしょう。営業という職種のみに言及するのではなく、業界動向や志望企業に関する事柄を入れることでより説得力のある志望動機を作ることができます。内定者の志望動機はこの点が守られているものが多く、採用担当者の目を引く志望動機を作る参考として大変役に立ちます。

コンサルの志望動機におけるNGポイント

コンサルティング業界は、ロジカルシンキングが非常に重要な業界です。ロジカルシンキングとは論理的思考という意味であり、難しい内容を単純に分かりやすく説明したり、事実に基づいて倫理的に話せるスキルの事を指します。就活ではそんなコンサルティング業界の人を相手に説明し納得してもらう必要があります。

利益、信頼を得るためには必ず、説明と納得をしてもらう必要があり、そのためには相手に分かりやすく簡潔に伝える能力が重宝します。相手に説明する機会が多い仕事になりますのでロジカルシンキングの精神は必ず身につけましょう。

要点がまとまっていない

ロジカルシンキングを身に付けるためには、日頃から要点をまとめて話すことを心がけておきましょう。ひとつの物事を長々と時間をかけて話すのは簡単なことですが、それでは論理的な思考力は身に付きません。物事を端的に捉え、適切に表現、説明できることが大切ですので、普段から簡潔に話す癖をつけておくのは大切なことです。

就活では情報を簡潔にまとめて伝えていかなければなりません。志望動機なども、コンパクトにまとめて記入する必要があります。長々と書かれた志望動機は、採用担当者も読む気がしませんし、最後まで読んでも結局何がいいたいのか分からないということも多いです。物事を簡潔に説明できることが大切ですので、常に要点を意識して話すことを心がけましょう。

根拠を意識していない

根拠を意識して話すことも、ロジカルシンキングを身に付けるためには大切なことです。論機的に話せているかどうかの大きな違いは、話の中できちんと根拠を示せているかがポイントになります。いかにも、もっともらしいことを言っていても、明確な根拠がなければそれは論理的に話しているとは言いません。

きちんと明確な根拠があり、それに基づいて説明することで論理性は生まれますので、根拠、証拠の部分を大切にしながら話す癖をつけておくのも大切なことです。普段から根拠を意識して話していれば、文章を作成する際にも自然と根拠を提示しながら、自分の伝えたいことをアピールすることができます。志望動機でも根拠を示しながら志望度の高さをアピールすることが大切ですので、論理的思考力を高めるためにも根拠を強く意識しておきましょう。

NG例文

私は大学で経済学を専攻しています。ゼミでは○○についての理解を深め、経済の発展が社会に与える影響がいかに重要かを学びました。これらの知識をコンサルタント業務に活かし、多くの企業のサポートをすることで社会貢献をしたいと考えております。また、貴社の経営方針に強く共感し、やりがいの感じられるコンサルタント業で自分の培ってきた知識を活かしたいと思い、貴社を志望しました。

一見すると「社会貢献」や「経営方針に共感」、「やりがい」など、それらしいフレーズで志望動機として成り立っているように見えます。しかし、経営方針のどこにどう共感したのか、何にやりがいを感じるのかなど、具体性がなく空っぽな印象を受けます。また、「なぜこの企業を志望したのか」が最後に来ているために何が言いたいのか途中まで見えてきません。結論ファーストは大前提だと覚えておきましょう。

コンサル業界の特性を活かした志望動機を作成しよう

どの業界を志望するにも、志望動機は非常に重要になってきます。ただ、使い回しできるような平均的な志望動機は絶対にやめましょう。志望動機は自分の思いをぶつける場になりますので、使い回しの志望動機では何も思いは伝わりません。平均点の志望動機は、面接官に響かせることは難しいので、多少出来が悪くても自分の思いを伝えるような志望動機を作成しましょう。

また、業界の特性を活かした志望動機は非常に思いが伝わり、魅力的な志望動機になります。学生時代から、この業界を志望してこんなことを体験したという物語性は非常に魅力的です。この業界に入るきっかけになったエピソードは志望動機を書きやすくしてくれます。あなたがコンサル業界を志望した理由を素直に面接官に伝え、内定を勝ち取りましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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