ES(エントリーシート)

【ES添削は誰にしてもらう?】おすすめの無料サービスをご紹介

ESを誰に添削してもらうかは重要

ESは就職活動において非常に重要な書類であり、時には合否を左右する可能性も秘めています。だからこそ、自分をしっかりアピールできる充実した内容に作り上げたいものです。

ESでは、自分のことを自分でまとめることになるため、第3者の視点でみてもらうことが重要になってきます。そのような理由もあり、ESは添削をお願いしたいと思う人が多いでしょう。

しかし、やみくもにES添削をお願いする人を選んではいけません。ESを添削してもらう目的は、今よりもよい内容にすることです。添削者を適当に選んでしまっては、その目的から外れてしまう可能性があるでしょう。

そのため、ES添削をお願いする人は、あなたに適切なアドバイスをくれる人、今よりも充実したものになるように努めてくれる人であることが重要になります。

就活経験のあるOBOGがおすすめ

ESの添削は、就活経験のあるOBOGにお願いすることをおすすめします。なぜなら、OBOGも実際にESの作成で苦労した経験があるためです。どのような構成で書くのか、注意点は何かなど、経験から得たESの作成におけるポイントをフィードバックしてもらえるでしょう。

また、OBOGは先輩にあたる存在であるため、就活生からしてもESの添削を頼みやすいと感じる人が多いです。キャリアセンターやエージェントは利用しにくいと感じる人でも、OBOGであればお願いしやすいでしょう。OBOGも、後輩のこととなれば、積極的に添削に取り組んでくれる人は多いです。

OBOGは就活のプロではありませんが、経験者目線でのアドバイスができる存在です。経験者からの意見を反映することで、よりよいESの作成を目指しましょう。

無料のサービスを利用する

ES添削をお願いする相手は、友人・先輩・大学のOBOGなど、身近な人ももちろん対象にはなってくるでしょう。しかし、自分自身のことを全く知らない第3者からの客観的評価を得たいということであれば、無料のサービスを利用するのもおすすめです。

ESでサークルやアルバイトでの経験についてまとめていた場合、その内容を知っている友人や先輩たちは、すでに、書かれていることについての知識をある程度持っているでしょう。内容を分かったうえで添削してもらうのと、内容が全く分からない状態で添削してもらうのとでは、添削そのものが大きく変わってくる場合があります。

内容の分かる知人からの添削は、本来望むような客観的視点からの添削はしてもらえない可能性があります。そのため、無料のサービスを利用するというのはある意味とても効果的でしょう。

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就活エージェント

今では多くの就活エージェントがあり、ES添削をおこなってもらうことも可能です。就活エージェントを利用するメリットは、多くの就活生を就職に導いているプロの視点から、信頼のおけるアドバイスを受けられるという点です。また、多くのESをみてきているため、ESに対する知識が豊富にそろっています。

面接官がどんな観点でみているかや、業界や企業ごとに好まれる書き方を網羅しているため、添削をしてもらうことによって多くの学びを得ることができるでしょう。自分だけでは発見できなかった自分のよさや表現方法を知ることもできます。ESだけでなく、就職活動において重要なポイントを気付かせてくれることでしょう。

ES添削におすすめの就活エージェント

「キャリアチケット」では、自己分析やES作成、企業探しなどの就活におけるあらゆる場面で、サポートを受けることができます。また、就活生ひとりひとりに合わせたサポートを提供してくれることも特徴です。

「就職エージェントneo」は、年間で15万人以上の学生が利用しているサービスです。エージェント専用履歴書を1枚作成することで、複数の企業にエントリーすることも可能になります。

「digmee新卒紹介」では、ES添削をしてもらえるのはもちろんのこと、そもそもES不要な企業にエントリーすることも可能です。就活の効率化を考えている人に魅力的なサービスといえます。

就活エージェントでは、選考を通過するためのさまざまなサポートを受けられることが多いです。エージェントごとに特色が異なるため、自分に合ったサービスをみつけ、ES添削にも活用しましょう。

学内のキャリアセンター

就職活動において、学内のキャリアセンターを使わない手はありません。ES添削についてももちろんしっかりと対応してくれます。

学内のキャリアセンターでES添削をお願いするメリットは、毎年多くの学生の書類準備を手助けしているプロであるということがあげられます。学内の生徒が着実に就職活動をおこなうことができるように助けてくれ、またその学内での就職における傾向や対策などの情報を教えてくれる大切な場です。

自分の生徒という点でより親身になってくれるため、時には優しく、時には厳しく接してくれることもあるでしょう。最後まで粘り強く頑張ろうと思う気持ちを持たせてくれる身内のような存在であり、しかも客観的意見もしてくれる学内のキャリアセンターは、ES添削をお願いする候補としてはうってつけです。

他者に添削をしてもらうメリット2つ

ES添削は大切と分かっていても、他人にお願いをするのに抵抗があり、迷っている人もいるでしょう。そのような人は、まずはなぜES添削が必要なのか、そのメリットを理解するとよいです。必要である理由を知ることは、ES添削をお願いするかどうかを判断する材料にもなります。

また、メリットをよく理解することで、ES添削をお願いする相手選びにも役立ちます。ここで紹介するメリットを満たせるような添削者を、ぜひ探してみてください。

①あなたのいいたい事を言語化してくれる

メリットとしては、あなたのいいたい事を言語化してくれることです。文章にはそれぞれ人によってよく使う単語や言い回しなどの癖があります。1人として全く同じ文章表現をする人はいないといっても過言ではありません。自分では気づいていないものの、伝えたい事を言語化できないために、文章が回りくどくなっている学生は意外と多いです。

ESはできる限り簡潔でわかりやすく、すっと相手に伝わりやすい言葉で表現できることが理想です。どんな文章でもそうですが、同じ内容でもわかりにくい表現・わかりやすい表現によって相手に伝わる度合いはかなり違ってきます。

同じことを繰り返していたり、回りくどくなっていたりする文章に客観的な意見で指摘してもらえることで、よりESが充実して引き締まった文章になるでしょう。

自己分析ツールを活用して、受かる履歴書を完成させよう

履歴書はあなた自身を売り込む文章。採用担当に響く履歴書を書くには、自己分析を通じて、「あなた自身」を深く理解しておく必要があります。

そこで便利なのが、無料の自己分析ツール「My analytics」です。36の質問に答えるだけで、あなたの強み・弱み→それに基づく適職をサクッと診断できます。

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②客観的なアドバイスがもらえる

客観的なアドバイスがもらえることも大きなメリットでしょう。自分自身のことを自分の言葉だけを使って表現していると、間違いに気付くことなく見過ごしてしまう恐れもあります。

他の人にES添削をしてもらうことで、自分では気づかなかったミスを客観的な視点で確認してもらえることはとてもありがたいことです。自分では間違っていないと思っていても、実は文法上おかしな表現を使っていたり、ずっと誤った漢字を使用していたりする場合もあります。

「他の人からどうみえるか」は重要な要素です。自分で自分を表現することに酔いしれてしまって、本来相手に伝えるべき部分がおろそかになっていてはどうしようもありません。客観的な視点で意見をもらうことで、自分の書いたESと向き合い改善につながるでしょう。

添削者によって判断基準が違うというデメリットはある

ES添削をしてもらうデメリットは、添削者によって判断基準が違うということです。複数の人にES添削をお願いした場合、添削者によって判断基準が違うために添削内容が変わってくる可能性があります。

ESはさまざまな内容を記載しているため、添削者によってチェックしている観点も異なるでしょう。添削者がどこを重点的にチェックしているかによって、添削結果も異なってきます。その結果、どちらがいいのか悩んでしまうケースもあるでしょう。

そのため、あまり多くのカウンセラーに聞きすぎると、まとまらなくなる恐れが出てきます。自分が信頼できる特定の人に添削をお願いするのがおすすめといえるでしょう。

ES添削をお願いする人を選ぶことは慎重に、じっくりと考えてみることが大切です。誰でもいいからたくさんの人に聞いてみよう、とお願いしてしまうと、後で自分が困ることになってしまうため注意しましょう。

ポイントを押さえればセルフ添削もよい

他の人に添削を受けることに迷いがある、添削を受ける前にある程度自分でESをしっかり作り込みたい、などと思う人もいるでしょう。そのような場合には、セルフ添削というやり方もあります。セルフ添削の主な内容としては、上記の通りです。

自分自身をみつめ直すためにも、再確認の意味でセルフ添削をすることも有効でしょう。

手軽にできて時短になる

ESをセルフ添削することのよさは手軽にできることです。就職活動や様々なことに時間をとられて毎日慌ただしい中でも、自分の時間を少し作ればセルフでおこなえるため、時短になります。

簡単なチェックであれば、主語と述語はあるのか、誤字脱字はないかなどの項目を立てて確認をするだけです。じっくりと他の人にES添削をお願いする前にも、ぜひ自分自身でチェックしてみるといいでしょう。

他の人にお願いすれば、場所や時間にも様々な制約がつきものです。セルフ添削であれば時間や場所を選びません。自宅ですぐに実践できるため負担が少ないことも、セルフ添削の大きなポイントといえるでしょう。

客観的な判断ができない人には不向き

注意するポイントですが、セルフ添削は自分の書いた内容をできるだけ客観的な視点でみることが重要になってきます。もしも客観的な視点で判断できない人だと、偏ったままの文章に仕上がってしまうため、不向きといえるでしょう。

客観的に自分をみつめるというのは誰にとっても大変難しいことです。しかし、冷静になって自分のよい点・悪い点を受け入れることができれば、客観的に自分をみつめることが楽になるかもしれません。

「自分は間違いなんてないはずだ」と自分を正当化することに注力してしまっていると、どうしても頑固になってしまいがちです。性格によっては客観的に判断できない人もいるでしょうが、自分を正当化しすぎる癖のある人は、今一度、自分をみつめ直すことも大切といえます。

就活ではES添削を誰にしてもらうかが重要

ESは、自身を着飾らせてよくみせるための就活ツールではありません。自身をより「上手く言葉で表現して伝える」ためのものです。

就職活動において、採用担当者は限りある時間の中で、企業にマッチする人間を採用するために必死です。採用担当者が、あなたのことを短い時間でできるだけよく理解するために、ESでスムーズにどのような人物かを伝えていく必要があります。

一方で、ESの添削には正解がありません。そのため、突き詰めるとキリがないでしょう。完璧を求めて添削を続けていると、本来の意味での就職活動ができなくなってしまいます。自分の信頼できる人のチェックやセルフ添削もある程度完成したら、切り上げる事も大切です。

しっかり出来上がったと自分で自信を持てたら、そのあとはESではなく面接や他の選考への対策に時間を使うことも有効です。ある程度自分の中でオッケーが出たら、あとは自信を持つこと、これがとても大事になります。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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