面接対策
【特技の見つけ方】代表的な方法や自分自身に秘めたヒントを解説
- 30924 views
目次
特技を見つけて話せるようにしよう
履歴書を書いていている際に、特技の項目があり、「自分の特技は何だろう」と困った経験はないでしょうか。また、面接で特技について聞かれて答えられなかった人も多いでしょう。
就職活動が始まると、履歴書を書く頻度や面接に行く回数も多くなります。そんな時に「履歴書でどのような特技を書けばよいかわからない」「自分の特技が知りたい」「どうやったら見つけられるか知りたい」と考える人は、毎年多いです。
本記事では、就活で印象の良い特技や特技の見つけ方について解説します。これらを知ることで、履歴書に書ける自分の特技が見つかります。特技について理解し、履歴書を書けるようにしましょう。
特技とは「自分がそう思っていればいい」
自分の特技を書くためには、そもそも「特技とはどんなものであるのか」を知っておかなければなりません。特技の定義が曖昧なままでは見つけ出すことも難しいですし、履歴書に書けないでしょう。
特技とは「自分が思う得意なことや能力であり、周囲からの評価は関係のないもの」です。
そのため、自分が得意と感じていることであれば、特技としてアピールできます。一方で自分では得意だと考えていても、それが相手に伝わらなければ意味はありません。
本当に得意なことであるとアピールするためにも、説得力を持たせなければいけません。説得力を意識して、特技をアピールしましょう。
スキマ時間3分で自己分析を完璧にしよう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは以外と難しいですよね。
そこでおすすめなのが「自己分析ツール」です。3分程度で終わる質問に答えるだけで、あなたの性格を12タイプから診断。あなたの強みや弱みを簡単に知ることができます。
このツールを使えば選考でアピールできる強みを簡単に特定することができます。今すぐ活用しましょう。
30秒で適職がわかる!スマホで診断できるお役立ちツールです。
就活で印象の良い特技20選
履歴書に書く特技とはどのようなものなのか、上記で理解できたでしょうか。理解はできたけれど、「履歴書に書けるような特技が自分にはない」と悩む人も多いでしょう。
特技は曖昧なものであり、「自分でそれが特技である」と言ってしまえば成立するものです。そのため、特技の一覧を紹介しますので、それを参考に自身のアピールを考えていきましょう。
就活で印象の良い特技20選
①料理ができる
②アイロンがけ
③掃除を毎日している
④早起き
⑤顔を忘れない
⑥地理に強い
⑦ランニング
⑧プログラミング
⑨暗算
⑩多言語を話せる
⑪人に合ったプレゼントができる
⑫名前を忘れない
⑬ゴルフ
⑭将棋
⑮書道
⑯整理整頓
⑰占い
⑱作詞
⑲作曲
⑳歌唱
企業が面接で特技を聞く2つの理由
次に、企業が面接で特技を聞く理由について解説します。理由としては、「アイスブレイクのため」「人柄を知るため」の2つがあげられます。
面接官が特技を質問する意図を理解することで、それに合わせて落ち着いた回答ができます。意図にあった回答ができると、評価を落とされる心配もないでしょう。
1.アイスブレイクのため
企業が特技を聞く理由として、アイスブレイクとしての意味合いがあります。アイスブレイクとは、人と話す場合において、お互いの緊張をときほぐすために行われるコミュニケーションのことです。
面接においては、就活生の緊張を解きほすぐために、特技について尋ねる面接官が多いです。いきなり志望動機や自己PRに入るよりも特技を挟んだ方が、就活生としては話しやすい話題から話せるので、リラックスができます。
また採用側としても、就活生が緊張せずに話せる場の方が、その人の人柄や能力をより適切に判断できます。そのため、アイスブレイクの一環として、特技を聞く場合があります。
2.人柄を知るため
企業が特技を聞く理由として、就活生の人柄を知る目的もあります。「何に興味があるのか」「何に熱中して取り組める人なのか」のような就活生の人柄について、特技を聞くことで把握できます。
これらの人柄を知ることで、「自社で活躍できそうな人材か」や「社風に合った人物かどうか」が評価されています。
どれだけ能力が高くても、企業や仕事との相性が悪ければ活躍するのは難しく、就職後すぐにやめてしまう可能性も高いです。
このように企業とのマッチング度をはかるために、人柄の出やすい特技を聞く目的があります。
特技の見つけ方
次に、特技の見つけ方ついて解説します。方法としては、「過去を振り返る」「人に聞く」の2つがあげられます。
履歴書で特技を書くことが難しいと悩む人は、何を書けばいいのかわからないだけではなく、自分には特技がないと感じている場合が多いです。
他人に誇れるかどうかは別として、自身のなかでそもそも特技と呼べるものがなければ、アピールはできません。しかし、特技がないからと履歴書を空白で提出するのはNGです。
特技がないと感じる場合でも、自分への理解を進めていけば、特技と呼べるものが見つかる可能性もあります。そのため特技を見つける方法を理解し、アピールできる特技を探していきましょう。
1.過去を振り返る
特技を見つける方法としては過去の経験から考えることも挙げられます。今まで自分はどのような経験をしたのかを考え、そのエピソードのなかから自身の特技を見つけ出していきます。
例えば、「中学生の時にハマっていたこと」や「幼い時から習慣化していること」「今まで取得した資格」などでも良いでしょう。
過去を振り返る際に、何かを乗り越えた経験があれば、そこでは何らかの能力が発揮されているでしょう。それを深堀りすることで特技につなげられます。
また困難な経験だけではなく、楽しかった思い出や印象的な出来事などどんな経験でも構いません。過去の経験のなかで自分がどのような行動をしたのかを考えれば、その行動から特技を発掘できます。
今までの人生を自問自答をすることで、気づかなかった特技を見つけられるでしょう。
「自己分析」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。
2.人に聞く
自身の特技が何かわからなければ、周りの人に聞いてみるのもおすすめです。
例えば「自分を昔から知っている親や兄弟」「社交的な一面を良く知っている友人」「真面目な姿を見ている先生」「実際に働いている様子を知っているバイト先の先輩や後輩」など、様々な人に聞いてみましょう。
周りの人に聞く方法としてはその人の特技を尋ねる場合と、その人から見た自分の特技は何かを尋ねる場合にわかれます。
他人の特技を知ればどんなことを特技としていいのかわかりますし、自分もそれができるのであれば特技としてアピールできます。
反対に他人から見れば特技であっても、自分では当たり前だと思っている場合も多いです。そのため、他人の意見を求めることで自身の特技を見つけられるでしょう。
自分についてを正しく知るのは難しいですし、主観だけで全てを知ることはできません。時には周囲の意見を参考にして、自身の特技を見つけていきましょう。
「他己分析」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。
linklist:+
- 【他己分析の方法とは】基本的なやり方と自己分析との違い
特技を見つけるための5つのヒント
次に、特技を見つけるためのヒントについて解説します。上記で特技の見つけ方については解説しましたが、「実際に何を基準にしてしたらいいのか」「周りと比べたときに自分は特技と胸を張っていいのか」など、悩んだこともあるのではないでしょうか。
特技は目に見える点数があるわけでもなく、自分のさじ加減で決めなければいけません。そこで、どういったケースが特技になりやすいのかといった目安を挙げていきます。
1.自分の長所
「特技を見つけやすいヒント」として、1つ目は自分の長所を振り返ってみましょう。長所とは「その人の優れた考え方や行動の特徴」です。一方で、特技は「自分が思う得意なことや能力であり、周囲からの評価は関係のないもの」になります。
これらは「周囲が評価しているか」と「自分でそう思っているか」が違うだけであり、本質的に「優れている特徴」というポイントでは同じです。
また長所は「他人が評価している」という高いハードルがあります。一方で、特技の定義としては「自分だけが評価していればいい」のです。
そのため長所は、そのまま特技として履歴書に書いたり、面接で話しても問題ありません。実際に何を基準にしていいかわからない場合には、自分の長所を振り返ってみましょう。
長所の例
・主体性がある
・思考力がある
・真面目
「長所」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。
2.習慣化していること
「特技を見つけやすいヒント」として、2つ目は習慣化していることを振り返ってみましょう。習慣になっていることは、自分でも気づかないうちに、自然と得意になっていたりする場合もあります。
自分の中で習慣化されていることは、自分にとっては当たり前と思っているでしょう。一方で他の人から見れば、その当たり前が高いレベルにあるケースも多いです。
毎日行っているルーティーンや、中学生から自然と行っていることなど、日々の行動を振り返ってみましょう。これらの習慣が、特技となりやすい場合があります。
習慣化していることの例
・毎朝5時に起きる
・週4で運動をする
・寝る前の読書
・毎日日記をつける
・寝る前に翌日の予定をたてる
・基礎代謝を上回らないように消費カロリーを計算する
・毎朝新聞を読む
・靴を磨く
・毎晩ストレッチ
・毎日英単語10個覚える
3.好きなことや趣味
「特技を見つけやすいヒント」として、3つ目は好きなことや趣味を振り返ってみましょう。過去の経験を思い出し「どんなことをしてきたのか」「どんなことが印象に残っているのか」などを洗い出していきます。
物事を行う時には、何らかの能力を発揮していることが多いです。過去の経験の中で、自分が活躍したことなどを思い出していくといいでしょう。
特技と言っても、必ずしもそのレベルが高い必要はありません。自分の中で得意と言えるものが「特技」なので、他の人と比べなくても問題ないです。
過去の経験の中から自分が好きなものや、趣味にしていることを思い出してみることでも、特技を見つけることはできます。印象的な出来事をできるだけ思い出していきましょう。
好きなことや趣味の例
・イラストを書く
・筋トレ
・ギターを弾く
「趣味」について詳しく説明している記事もあるので、合わせて確認してください。
4.人から評価や感謝されたこと
「特技を見つけやすいヒント」として、4つ目は人から評価や感謝されたことを振り返ってみましょう。周囲から褒められるには、何かしら理由があります。
「TOEIC900点すごい」と褒められた際、その点数自体はもちろん、目標に向けて必死に頑張る姿勢を褒めた可能性があります。
この場合、あなたにとって「英語力」だけでなく「やると決めたことをやりきること」も特技だと発見できるでしょう。周囲から褒められた経験を思い返し、なぜ褒めてもらうことができたのかを考えてみてください。
場合によっては、褒めてくれた相手に聞いてみるのも効果的です。自身では把握できていなかった自身の特技を明らかにすることが可能になります。
人から評価や感謝されたことの例
・文化祭で主役を務めたことでリーダーシップを評価された
・おばあちゃんの荷物をもって上げたらありがとうと言われた
・友達が落ち込んでいる時に相談にのったら優しいねと言われた
5.取得している資格
「特技を見つけやすいヒント」として、5つ目は取得している資格を振り返ってみましょう。資格を取得できるほど勉強したり没頭したりした経験は、特技になります。
例えば、英語が好きで勉強してTOEICや英検を取得したならば、それは特技と言えるでしょう。他にも、パソコンが好きでパソコン関係の資格を取得した場合も、特技の候補として考えられます。
取得した資格から特技を導く方法は、「なぜ取得しようと思ったのか」「取得した資格をどのように活かしたいか」を考えておくと良いでしょう。そうすれば、面接官に踏み込んだ質問をされても自信を持って答えられます。
資格の例
・TOEIC〇〇点
・MOS
・簿記〇級
自分の強み・弱みは、ツールを使えばかんたんにわかります
自己分析ツールはもう試しましたでしょうか。就活では自己分析が重要です。中途半端に自己分析を終わらせてしまうと、入社後のイメージギャップから早期退職につながってしまいます。。
そんな時は「自己分析ツール」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
30秒で適職がわかる!スマホで診断できるお役立ちツールです。
NGの特技や注意点
次に、NGの特技や注意点について解説します。ポイントとしては、「ギャンブルや犯罪を連想させるもの」「嘘の特技」「特にありません」の3つがあげられます。
これを知らずに履歴書に書いてしまうと、思わぬ減点を招いてしまう恐れもあります。そのためNGの特技や注意点を、しっかりと把握しておきましょう。
1.ギャンブルや犯罪を連想させるもの
ギャンブルや、犯罪を連想させるような特技はNGです。もちろん趣味で競馬や競輪に通い、お金をかけることは悪いわけではありません。
しかし世の中にはギャンブルをする人に対して、「お金の管理が出来ない人」「私生活がだらしない人」のような、マイナスのイメージを持つ人が一定数いるのも事実です。
履歴書をチェックする採用担当者が、ギャンブルに偏見を持っている方である可能性もあります。そのため、偏見を持たれてしまう恐れのあるギャンブル系の特技は書かないほうが賢明です。
特技はギャンブル系以外にも複数あるでしょう。記入する際は、他の特技を優先してください。
2.嘘の特技
特技の欄は、例え「特技」であっても嘘はNGです。特技の欄で、採用担当者に少しでも「魅力的な人間である」ことをアピールしたい気持ちもわかります。
しかし嘘の特技を書いてしまうと、面接で深堀りされたときに回答に詰まったり、回答できないことがあるでしょう。仮にそのときに嘘がバレなかったとして、採用されてから嘘だと発覚した場合、虚偽の事実を述べたとして解雇されるというケースもあり得ます。
特技だからといって嘘をつくのは非常に危険ですし、嘘は必ずどこかでバレます。ビジネスマンは「信用」が第一です。そのため、就活では嘘をつかないようにしましょう。
3.「特にありません」という答え
特技の欄や面接時に「特にありません」と答えるのもNGです。上述の通り、特技の質問はアイスブレイクや人柄を知る目的があります。
そのため質問に対して「特にありません」と答えてしまうと、企業側の配慮をないがしろにしてしまうだけでなく、アピールの機会を無駄にしてしまいます。その結果最悪の場合、「入社への意欲が低い」と志望度を疑われてしまう可能性もあるでしょう。
「特技なんてない」と思う方もいるかもしれませんが、固く考える必要はありません。何かしらしっかりと記入を行い、熱意を疑われないようにしましょう。
特技を見つけ、自信をもって就活に挑もう
履歴書の特技は多くの人が悩むポイントであり、就活にはそれほど影響する部分ではないだろうと軽視する人もいますが、それは間違いです。
特技はその人の能力や人となりを見るための大切な項目であり、軽視して良いものではありません。それらのアピール次第ではプラスとマイナス両方の評価になるため、プラスの評価が得られるように、しっかりとアピールを考えましょう。