ESの項目「学生時代頑張ったこと」がないと思っている就活生へ|題材の探し方と正しい文章構成を知って勝てる文章を作成しよう!

誰にでも頑張った経験はある

エントリーシートの中に必ずある「学生時代頑張ったこと」という項目は、なにを書いて良いのかかわからず難しく感じてしまいます。学生時代に頑張ったことというと、スポーツや研究実績、ボランティアなどのハードルが高いものを想像しがちです。しかし少しだけ視点をずらすことができれば、頑張った経験は誰にでもありますので、ハードルはグッと下がります。
誰もがスポーツ大会やコンテストで優秀な成績を修めているわけではありませんし、必ずしも企業がそれを求めているわけではありません。実績とは、努力や人格のわかりやすい指標なだけであって、企業がそれで利益を得ているわけではないのです。華やかな経験がなくても、頑張ったことの探り方や文章の構成、伝え方に工夫を凝らしてさえあれば問題ありません。

学生時代頑張った事がない人はいない

大げさな表現になってしまうかもしれませんが、学生時代に頑張ったことがない人はいません。単純に「頑張ったこと」という、題材の引き出し方が分からないだけで、誰にでも頑張ったエピソードはあるはずなのです。
たとえば「ピアノを頑張った結果、コンテストで入賞しました」は誰にでもわかりやすく、頑張りも十分に感じます。しかし企業では「食生活や生活習慣を意識し、学生時代に学校を休むほどの体調不良は起こしていません」という学生のほうが魅力的な場合があります。どちらも簡単なことではありませんが、該当する学生が多いのは後者ではないでしょうか。

題材の探し方

「学生時代に頑張ったこと」のエピソードは、題材の探し方ひとつで、いくらでも見つけることが可能です。これまでの人生でやってきたことを振り返ってみるのはもちろんですが、視点を変えることも大切です。あるいは第三者に聞いてみることで、思いもよらない答えを出してもらえることもあるでしょう。
語れるほどの華やかな結果を残した人よりも、そうでない人の方が多いということは、まぎれもない事実です。しかし頑張ったことがないという人はいない、というのも事実であります。そんな中でも多くの人が頑張ったエピソードを話し、就職活動を終えているということは、探し方ひとつなのです。「なにか頑張ったことあったかな」と悩み続けるよりも、探し方を変えてみてはいかがでしょうか。

今までやってきた事を振り返る

わかりやすく「頑張ったこと」が見つからない人は、これまでやってきた事を振り返ると良いでしょう。2年間で3,000人の就活生を支援したエージェントによると、学生の90%がゼミ・アルバイト・部活のいずれかを経験しているそうです。ゼミ・アルバイト・部活のどれをとっても、なにも頑張らずにできることではありません。その中で自分がやってきた事を丁寧に振り返って考えてみれば、「頑張ったこと」として話せるエピソードがあるはずです。
大学時代だけにこだわらず、小学生のときや中学生のときから頑張ってきたことも有効といえます。伝え方さえ工夫できれば、プライベートで頑張っていたことでも十分に使える題材になるでしょう。丁寧に振り返ることが重要なので、必要であれば時系列順に紙に書きだしてみることもおすすめです。

視点を変えてみる

学生時代頑張った事の探し方がわからなければ、視点を変えてみると良いでしょう。「一番結果を残せたこと」や「諦めなかったこと」という風に、自分への問いかけ方や視点を変えることがおすすめです。最初に一番結果を残せたことを自分に問いかけることで、「残せた結果」から「頑張ったこと」を逆算できます。例えば勉学で好成績を修めることができたという人であれば、勉強を頑張っていたはずです。
もしも残せた結果が思いつかない場合は、「諦めなかったこと」に視点を変えてみてください。学生時代の数年間、一切諦めることなく何かを続けられていた人は、企業にとって魅力的な人材に映るでしょう。

第三者に聞いてみる

どうしても自分で思いつかない場合は、第三者に聞いてみるというのも良い手段でしょう。例えば家族や友人はもちろんですが、お世話になった恩人に聞いてみても何かヒントが得られるかもしれません。またエージェントやコンシェルジュなど無料で利用できるサービスを利用して、エピソードを引き出してもらうのも有効です。
自分1人で考えていると同じ思考を繰り返してしまうため、「エピソードが思いつかない」ループに陥ることがあります。そんなとき自分以外の人に聞いてみることで、思いもよらない「頑張ったエピソード」が出てくるかもしれません。あるいは頑張ったと思っていなかったことでも、第三者は頑張ったと評価してくれているエピソードが出てくる場合もあります。

内容は結果よりもプロセスを具体的に

「頑張ったこと」の伝え方として、結果よりもプロセスを具体的に伝えた方が効果的ということが挙げられます。企業はあなたの実績ではなく、どんな思考を持って、どう頑張ったのかを知りたいわけです。くわえてもう1つ重要な情報として、「仕事での再現性」を知りたがっています。単純に努力したことを伝えられるよりも、なぜそのように頑張ったのかをアピールできれば、あなたの思考パターンを知ってもらえるでしょう。またそうすることで「理論的な思考で、効果的に頑張れる人材」だということもアピールできます。
仕事での再現性についてですが、「それが仕事でどのように役に立つのか」が伝わらなければいけません。「諦めずに続けた」エピソードであれば、粘り強く仕事に取り組めるというアピールにもなります。

勝てる文章構成

エントリーシートに書くからには、読みやすく社会人として質の高い文章になってなければいけません。理想は結論からはじまり、それを裏付けるエピソードを述べた後に、仕事にどう活かし貢献できるかがまとまっているものです。社会人の文章や話し方は、基本的に結論ファーストであればあるほど良くなります。その後に結論に至った根拠や経緯を述べることで、説得力を増すことができるのです。最終的には、それがどのように役に立つのか伝えてあげることで、相手に対するアピールになります。
今のうちにこのような書き方に慣れておけば、社会人として働きだしてからも報告・連絡・相談などがスムーズになるはずです。ちなみにエントリーシートや面接のハウツー本を持っている人は、1度その文章に気をつけて読んでみてください。結論ファーストのわかりやすいものになっているはずです。

「学生時代頑張った事」の例文

【例文】

私は学生時代の4年間、体調管理を頑張ったので、1度も体調不良による欠席やアルバイトの欠勤をしていません。食事内容や睡眠時間に気を遣ったり、ランニングを習慣づけたりすることにより、健全な生活習慣をおくるようにしてまいりました。その中でもランニングの習慣については、同じことを諦めずに続けるということの大切さを知ることにができました。ですので私は、粘り強く結果が出るまで諦めない性格なうえ、それを休まずに続けることができます。

【例文】

私は学生時代、所属したいた部活内でのコミュニケーションについて、尽力いたしました。私の所属していたラクロス部はとても部員数が多く、1回生の間は全員の名前と顔を覚えられない人もいるほどです。そんな中で積極的にコミュニケーションをとり、時には問題が生じた部員たちのかけ橋になることもありました。この経験をしたことによって、外部・内部に関わらず様々なコミュニケーションを円滑にできると考えています。

ありきたりな題材を魅力的にする必殺技

ありきたりな題材しか出てこないという場合でも、独自性を追求すれば魅力的にすることができます。上記でお伝えした「勝てる文章構造」や「具体的なプロセスを伝える」という技法にくわえて独自性があれば、採用担当者に残す印象は強くなるはずです。というのも、よほど華やかな実績がある場合でもなければ、ほとんどの学生のエピソードはありきたりなものになります。
その中から選ばれるには、魅力的にみえるような独自性が必要になるのです。ありきたりなエピソードを、あなた独自のものにして印象の良いエピソードにしましょう。

独自性を追求する

あなたのオリジナリティを伝えることができれば、ありきたりな題材でも魅力的なものになります。ネットや参考書に載っている、よくある文章ではなく自分の主観を入れることで独自性を出すことができます。そうすることで他の就活生とは違ったオリジナルの文章が作れるのです。
例えばエピソードの締めくくりに、あなたの主観でどのような感想を持ったか述べることで、独自性が増します。感想が理論的なものであれば、その後に述べるアピールに説得力が増すのです。採用担当者は多くの学生から同じようなエピソードを繰り返し聞いているので、独自性の追求は効果的なものになるでしょう。

あなたの頑張りをアピールしよう

頑張った経験なんかない思っていても、ほとんどの人は何かしらのことを頑張っているはずです。採用担当者はそれをどのように伝えてくれるか、どのように役に立つのかに興味があって、内容は問いません。むしろ華やかな努力と経験をしている人こそ、それをどのように仕事に活かすのか厳しい目で見られることもあるでしょう。
ありきたりなエピソードを、会社の役に立つものだと効果的に伝えられれば、採用担当者としてはかえって魅力的です。「学生時代頑張ったこと」を書く様々なノウハウを活かし、採用担当者の心に残るアピールをしましょう。