志望動機

例文13選|エントリーシートの志望動機は「企業目線」の作成がカギ

目次

  1. エントリーシートの志望動機は「企業がどう見るか」の理解が重要!
  2. 就活生に聞いた! 志望動機で悩んだこと
  3. 評価軸を理解しよう! エントリーシートの志望動機で企業が見ている4つのポイント
  4. エントリーシートの志望動機を書く前に必要な4つの準備
  5. 簡単4ステップ! エントリーシートで採用担当者の印象に残る志望動機の書き方
  6. 就活生に聞いた! 志望動機を作成する際に意識したポイント
  7. 作って終わりではない! エントリーシートの志望動機が完成したらチェックすべき4ポイント
  8. 業界・職種別! エントリーシートの志望動機例文13選
  9. 要チェック! エントリーシートの志望動機を作成する際の2つの注意点
  10. エントリーシートの志望動機は企業視点を意識して選考突破につなげよう

エントリーシートの志望動機は「企業がどう見るか」の理解が重要!

エントリーシート(ES)を用意する際、志望動機を求められることは多いです。しかし、ESの志望動機を書き慣れていないと、どのようなことを書いたらいいのか、どのような書き方をすればいいのかなど、さまざまな疑問を感じるでしょう。

そんな人は、何のために企業がESの提出を求めるのかを考えることで、企業の印象に残る志望動機を書くことができますよ。

この記事では、ESの志望動機をどのように書けばいいのか悩んでいる人に向けて、企業が見ているポイントや書き方、例文などを紹介します。魅力的な志望動機を書けるようにするためにも、参考にしてください。

就活生に聞いた! 志望動機で悩んだこと

就活生に聞いた!みんなのリアルQ志望動機の構成で悩んだ部分とは?

ESの志望動機で悩む部分は、人それぞれ異なります。そして、早い段階から志望動機を考える際に悩む部分について把握しておくと、志望動機の作成をスムーズに進められますよ。

そこで、学生の皆さんに志望動機で悩んだことについて質問してみました。

その企業ならではの理由という回答が多数

アンケートの回答には、その企業ならではの理由に悩んだという回答が多くみられました。

ESの志望動機を考える際に、多くの学生が他社では実現できないことについて考え、悩んでいることがわかりました

たしかに、志望動機を他社でも実現できるような理由にすると、採用担当者から志望意欲が低いのではないか、と感じられてしまうでしょう。そのため、志望動機を考える際は、その企業ならではの特徴や長所など、企業研究が大切であると言えます。

限られた文字数で書くことという回答も

アンケートの回答には、限られた文字数で書くことに悩んだという回答もみられました。

志望企業によっては、ESの志望動機に上限文字数を設定している場合があります。そのため限られた文字数のなかで、志望動機やエピソード、自己PRなどをまとめる必要があるのです。

指定された文字数を超えてしまうと、採用担当者からはルールを守れない応募者だと思われてしまう可能性があるため、注意が必要ですよ。

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評価軸を理解しよう! エントリーシートの志望動機で企業が見ている4つのポイント

エントリーシートの志望動機で企業が見るポイント

魅力的な志望動機が書かれたESは、担当者の印象に残ります。そして、魅力的な志望動機を書くためには、企業がどのようなポイントを見て評価しているのかを把握しておくことが大切です。

ここでは、企業が志望動機で確認しているポイントについて紹介するので、企業の目を引くESを提出するためにも参考にしてください。

①志望度の高さ

志望動機からは、入社への意欲がストレートに伝わるため、担当者は応募者の志望度の高さを判断しています。

たとえば、会社説明会で知った情報や自分の経験が盛り込まれた志望動機と、どの会社にも当てはまるような定型文が書かれている志望動機では、前者のほうが志望度は高いと判断できますよね

志望度が低い学生を採用すると、内定を辞退されたり入社後に早期退職されたりなどにつながってしまうため、このようにESの志望動機から応募者の志望度の高さを確認しているのです。

②自社との相性

新卒を募集する企業のほとんどは、内定者にはできる限り長く活躍してほしいと考えています。そのため、ESの志望動機からは、自社との相性が良いかも見ていますよ。

たとえば、志望動機に「入社後は新規事業の立ち上げたい」と書いている場合、会社の成長を考えて主体性のある人材を求めている企業とは相性が良いと言えますよね。

このように、企業は志望動機から学生が目指す将来像や入社後の展望などを確認し、それが自社で実現可能であるか、自社が目指している方向性と合っているのかなど相性を判断しているのです

③性格や人となり

企業はESの志望動機を通じて、その人の性格や人となりも確認していますよ。

たとえば、志望動機に「チームで一丸となって目標を達成させる社風に惹かれました」と書かれていれば、その学生にはコミュニケーション能力があったり、一人で行動するよりも団体行動が好きであったりなどの性格や人となりがわかります。

また、「新しいことにチャレンジする社風に惹かれました」と書かれている場合は、新しいことへの興味関心が強く、積極的に行動できる学生といえるでしょう。

このように、志望動機を通じてあなたの性格や人となりを確認しているため、企業が求める人材像を考えたうえで、アピールしたい自分の性格を積極的に伝えましょう

④ポテンシャルの高さ

志望動機では企業のどこに惹かれたのかを伝えるだけでなく、入社後どのように活躍するかも伝える必要があるため、多くの学生が志望動機に入社後に活かせるスキルや経験を盛り込んでいます。そのため、企業は志望動機から学生のポテンシャルの高さも確認していますよ。

たとえば、IT企業の志望動機に「入社後は、新しい知識や技術を積極的に学び続けたい」と書いた場合、常に最先端のIT知識を活用できるポテンシャルを持っていると判断されるでしょう。

ただし、業界によって重視されるポテンシャルは異なるため、注意が必要です

このように、企業はESの志望動機を見て、その学生のポテンシャルを把握し、自社が求めている能力を持っているのかを確認しているのです。

エントリーシートの志望動機を書く前に必要な4つの準備

エントリーシートの志望動機を書く前に必要な4つの準備

ESの志望動機について考えている人のなかには、まず何から取り掛かれば良いのか悩んでいる人もいるかもしれませんね。

いきなり書き始めても、途中で行き詰ってしまったり、伝えたい内容がうまくまとめられず、かえって時間がかかってしまうこともあります。まず書き始める前に取り掛かっておきたい準備が4つあるので、ここでしっかりチェックしておきましょう。

①自己分析で自身の性格やスキルを言語化する

ESの志望動機を書く際は、自身の性格やスキルを言語化できるように自己理解を深めておくことが大切です。

たとえば、次のような、性格やスキルを自己分析で見つけてみましょう。

このように、あなた自身の性格やスキルを、これまでの経験などから書き出してまとめてみてください。そうすることで、志望企業にアピールする自身の強みを見つけられますよ

自己分析の方法はたくさんあります。さまざまな方向から自分を深掘りしていくことで、自己理解が深まるので、ぜひいろいろな方法を試してみてください。

自己分析のやり方を詳しく知りたい人はこちらの記事がおすすめです。

自分史を試してみたい人はこちらの記事を参考にしてください。

マインドマップを使って自己分析する方法はこちらの記事で紹介していますよ。

他己分析についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。

②自分なりの企業選びの軸を明確にする

企業選びの軸を明確にすることで、志望動機の内容と面接で答える内容に一貫性を持たせられるため、説得力のある志望動機になります。また、企業選びの軸を明確にしておくことで、自分に合った業界や企業を探しやすくなりますよ。

企業選びの軸は人それぞれ異なります。何を大切にしたいのか、何は妥協できるのか、自分なりの企業選びの軸をじっくり考えてみてください

企業選びの軸について悩んでいる人は、こちらの記事で詳しく解説しているのであわせて参考にしてみてくださいね。

就活の軸については、こちらの記事で詳しく解説していますよ。

③志望企業ならではの強みや特徴を把握する

ESの志望動機を書く際に、志望企業の強みや特徴などを把握しておくことで、その企業ならでは説得力のある志望動機を書けるようになりますよ。

どんなに魅力的な強みを持っている学生であっても、自社への入社意欲が低い場合には、採用に至りません。その企業でないといけない理由を示すためにも、企業理解を深めることは重要です。

たとえば、幅広い事業を展開している企業であれば、さまざまな分野におけるネットワークなども、その企業の強みだと言えるでしょう。

企業のホームページからリサーチしたり、企業説明会に参加するなど、さまざまな方法で企業の理解を深めてください。

企業研究についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。

こちらの記事ではIR情報の見方について詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

OB・OG訪問でのおすすめの質問についてはこちらの記事で詳しく紹介していますよ。

④志望企業が求める人物像を考える

企業はそれぞれ採用したいと考える理想の人物像を持っており、それは企業ごとに変わります。

たとえば、チームで目的を達成させる仕事が多いIT業界や建設業界、広告業界では、協調性がありコミュニケーション能力に優れている人材を求める傾向にあります。

一方で、患者の生命にかかわる医療業界や、生徒の学習環境をどのように整えていくかなどを考える教育業界では、責任感がある人や自発的に行動できる人などが求められるでしょう。

このように、志望企業が求める人物像を考えてみて、自分の性格やスキルとマッチしている点がないかを確認しつつ、志望動機を書く際は企業とマッチしているあなたの性格やスキルを中心にアピールできるようにしておきましょう

志望企業が求める人物像をうまくイメージできない場合は、OB・OG訪問で現場の社員に話を聞いてみるなど、生の情報を取り入れることで想像しやすくなりますよ。

簡単4ステップ! エントリーシートで採用担当者の印象に残る志望動機の書き方

採用担当者の印象に残る志望動機の書き方

志望動機を書く準備が整ったら、自分の性格やスキル、志望企業の特徴などを一つひとつ整理しながらESの志望動機を書いていきます。

ここでは、ESで印象に残る志望動機の書き方を4ステップで紹介するので、一つずつステップを進めていって、採用担当者の印象に残る志望動機を作成していきましょう。

ステップ①:まず軸となる志望理由から書く

まずは、企業選びの軸や志望先企業ならではの強みや特徴から考えた、「これが理由で志望した」という志望動機の軸から伝えましょう。

なぜ志望したのか、その結論から伝えることでより印象強くアピールでき、受け取る企業側としても話が理解しやすくなります

特に書類選考の段階はライバルも多く、応募が多く集まった場合は企業側も一つひとつの書類のチェックにかけられる時間は少なくなります。その観点からもわかりやすく熱意を伝えられる結論ベースの書き出しは非常に効果的なので、ぜひ実践してみましょう。

志望動機の書き出しについて悩んでいる人は、こちらの記事もあわせて参考にしてみてくださいね。

ステップ②:根拠となるエピソードなどを伝える

ESの志望動機において、根拠となるエピソードは不可欠です。志望動機が「専門的なスキルを活かせるから」「強みや特徴に魅力を感じたから」などでは、薄い内容となり、説得力がない志望動機になってしまいます。

そのため、志望動機として選んだテーマをあなたの経験と結びつけ、より説得力のある志望動機にしましょう。たとえば、学校で学んだマーケティング知識を活かせる点を志望動機にする場合、次のようなエピソードを添えてみます。

このように、エピソードを一つ添えるだけでも、より説得力のある志望動機に仕上がりますよ。

ステップ③:仕事で活かせる自分の強みを押し出す

志望動機の軸にエピソードを加えられたら、次にどのような経験やスキルを志望企業の仕事に活かせるのかをアピールしましょう。

たとえば、営業職を志望する場合、自分の強みにコミュニケーション能力があれば、顧客との関係値をすぐに構築でき、信頼を獲得できることをアピールできますよね。その結果、長期的な取引となり、安定した営業成績の確保につなげられます。

また、マーケティング知識を強みとしている場合は、さまざまなマーケティング手法から、顧客のニーズに合ったマーケティング戦略を実施できることや、具体的な成功事例や経験から即戦力として活躍できることなどを強みとして押し出せるでしょう。

このように志望先企業の仕事で活かせる強みを押し出すことで、担当者は入社後にどのように活躍できるかを想像できるため、意欲だけではない、採用するメリットまでもアピールできる志望動機に仕上げることができますよ

ステップ④:入社後の展望に触れて締める

面接官の印象に残る志望動機にするには、入社後の展望について言及する形で内容をまとめるのが効果的です。入社後にどのような目標に向かって働くのかを担当者にアピールできるため、より印象に残る志望動機になりますよ。

文字数に余裕があれば、短期的な展望と中長期的な展望についてもまとめてみましょう。両方の視点でまとめることで、入社後の働き方をアピールできるだけでなく、先のことまで考えているという意欲の高さも示すことができますよ

入社後の展望についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

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志望動機作成ツールはもう試しましたでしょうか?ツールで実際に文章を作成してみてからブラッシュアップする方が効率的に受かりやすい志望動機を作成することができます。

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作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。

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就活生に聞いた! 志望動機を作成する際に意識したポイント

就活生に聞いた!みんなのリアルQ志望動機の構成で意識したポイントは?

志望動機を考える際に、ほかの学生が意識したポイントを参考にすることで、自分では気付けなかった工夫を見つけられる可能性もあるでしょう。

そこで、学生の皆さんに志望動機で意識したポイントについて質問してみました。

結論から書くという回答が多数

アンケートの回答には、結論から書くという回答が多くみられました。

たしかに、結論を最初に伝えることで、その後のエピソードがどのように志望動機につながるのかを採用担当者は理解しやすいですよね

また学生のなかには、志望動機が複数ある場合、最初に志望動機がいくつあるのかを伝え、その後にそれぞれの志望動機について説明する工夫をしている人もいました。

ほかの人に添削してもらったという回答も

アンケートの回答には、ほかの人に添削してもらったという回答もみられました。

より良いESにするためにも、自身で考えた志望動機をそのまま提出せずにほかの人に添削してもらっている学生も一定数いることがわかりました。

たしかに、言葉の間違いや誤った表現、アピール方法など、自分自身でのチェックだけでは見落としてしまいがちなポイントは誰にでもあるでしょう。そのため、ESの提出前に添削してもらえると安心できますよね。

また、添削してくれる人が周りにいない場合は、無料の就活サービスなどを活用し、就活アドバイザーに志望動機を添削してもらうことも一つの手段ですよ。

作って終わりではない! エントリーシートの志望動機が完成したらチェックすべき4ポイント

エントリーシートの志望動機が完成したらチェックすべきこと

ESの志望動機を書き終えたら、最終チェックをする必要があります。たとえば、誤字脱字をしていないか、違和感のある文章になっていないかなどを確認しましょう。

誤字脱字などを見逃してしまうと、志望動機が良い内容だとしても、企業からは文章力がない人、確認をしない人だと思われてしまう可能性があります。

こちらでは、ESの志望動機で最後にチェックしておくべきことを4つ紹介するので、抜け漏れがないようにしっかりと確認しておきましょう。

①指定された文字数を守れているか

就活の時期になると採用担当者は多くのESを確認する必要があり、効率良く書類選考を進めるために志望動機の文字数を決めている場合があります。その際、企業側が指定した文字数を超えて志望動機を書いてしまうと、ルールを守れない人と判断されてしまう可能性が高いです

なかには、志望動機は文字数が多ければ多いほど意欲が伝わるため、良い評価を得られると考えている人もいるかもしれません。

しかし、多くの応募者から送られてくる志望動機を読む面接官の立場に立って考えてみると、簡潔にわかりやすい志望動機が書かれているほうが印象は良いですよね。超過が判明した時点で評価から外されてしまうこともあるため、しっかりチェックしておきましょう。

志望動機の文字数については、こちらの記事で詳しく解説していますよ。どのくらいの文字数で記載するべきか悩んでいる人は、あわせて参考にしてみてくださいね。

②空欄を残していないか

志望動機を書く際は熱意を伝えるためにも、指定された文字数、または枠のなかで9割以上書くことが望ましいです。そのため、志望動機の枠で空欄が目立っていると、志望意欲が低いと判断されてしまう可能性が高いです。

もしも志望動機に空欄がある場合は、エピソードの部分にその行動をしようと思ったきっかけや、学んだことなどを付け足してみてください。そうすることで、志望動機の具体性が高まり、文字数も増やせますよ。

ほかにも、志望企業の強みや特徴を付け足すことで、その企業ならではの志望理由をより具体的な内容にできます。

③誤字脱字はないか

ESの志望動機は、意欲や企業と自身の相性を面接官にアピールできる項目です。そんな志望動機に誤字脱字があると、面接官からは志望意欲が低い学生であると判断されてしまいます。

志望動機の誤字脱字を見つける手段としては、志望動機を声に出して読んでみたり、友人やキャリアセンターの職員に確認してもらったりすると、文章の違和感に気付けますよ。

ほかにも、1文の長さが読みやすい長さでまとめきれているか、間違った接続詞を使用していないかなどもあわせて確認しておくことで、より読みやすい志望動機にできますよ。

誤字脱字があったときの印象や対策についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

④丁寧な字で書けているか

手書きで作成する場合、志望動機に関係なくESに書く字はできる限り丁寧に書きましょう。

なぜなら、字が下手であっても、丁寧に書こうとしている気持ちが伝われば面接官に志望意欲を伝えられるからです。自分が書いた字が丁寧であるかは、親や友人など、身近な人に確認してもらいましょう。

ほかにも、丁寧な字を書いていても、読みにくい志望動機になっていないかもあわせて確認してみてください。

ESの志望動機を丁寧な字で書くのはもちろんのこと、これらの要素も確認し、読みにくい志望動機になっていないかを最後にチェックしましょう。

業界・職種別! エントリーシートの志望動機例文13選

どのようなことを書けばいいかわかったものの、具体的なイメージがついていない学生もいるでしょう。そこで、ここからは業界・職種別でESの志望動機の例文を13個紹介するので、あなたの志望先企業と似ている業界・職種を参考にしてみてください。

実際の例文を確認することで、どのようなテーマでアピールできるのかを確認できるため、志望動機を考える際の参考になりますよ。

例文①メーカー

この例文では「太陽光発電機を製作」や「モノづくりにおける環境への配慮や社会貢献」など、モノづくりを中心にこれまでの経験や考え方を志望動機としてアピールしています。

このように、具体的な経験や考え方を通じて事業内容や価値観が一致していることをアピールすることで、長期的に活躍してくれそうな学生と感じてもらえますよ

メーカーの志望動機についてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

例文②商社

この例文では、商社の仕事にグローバルな視点から社会に貢献できることに魅力を感じ、学生時代の異文化間の交流をアピールしています。

そして、応募先企業ならではの「環境保全に配慮した取り組み」「新興国への貢献活動」も伝え、企業研究をしっかりとしていることを伝えています

商社の志望動機ついてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

例文③小売

この例文では、小売業として、お客様の生活を豊かにすることに魅力を感じたことを伝えた後に、過去のエピソードで具体性を高めています。

ほかにも「顧客満足度を常に追求している」「社員一人ひとりの姿勢」などと説明し、志望企業ならではの志望動機になっていますね。

このように、志望動機では、業界を選んだ理由だけでなく、あなたが魅力に感じた志望先企業の強みや特徴もしっかりと伝えましょう

小売業界を目指している人はこちらの記事もあわせて参考にしてください。

例文④金融

この例文では、金融業界を志望する理由に、「大学時代に学んだ経済学」と「家族の企業経営」について話しています。そして、志望先企業が展開している「フィンテック事業」などに魅力を感じると伝えつつ、最後にこれまでの経験から活かせる知識をアピールしています。

このように、これまでの経験をエピソードだけで終わらせるのではなく、そこで学んだ知識やスキルを最後にまとめてアピールすることで、入社後の活躍イメージにつなげることができますよ

金融の志望動機ついてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

例文⑤サービス

この例文では、サービス業についてどのような観点から興味を持っているのか、志望先企業ではどのような魅力を感じるのかをアピールしています。そして最後に、これまでのエピソードから「一人ひとりに合った最適な提案ができる強み」を入社後に活かせると伝えています。

ただし、注意点としては、例文中の「常に新しいサービスを導入する姿勢」などは、面接で具体的なサービス名などを聞かれる可能性が高いため、答えられるようにしておくことが大切です

サービス業の志望動機ついてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

例文⑥マスコミ

この例文では、マスコミが与える影響力や責任感といった、仕事に対する重要性や思いについて、過去のエピソードと結びつけて話しています。また、入社後はこれまでの経験を活かしたうえで、具体的にどのような記者になりたいのかまでをしっかりと伝えられていますね。

例文⑦IT

志望企業の理念と自分の価値感がマッチしている点が伝わる例文です。

また、高齢者の生活を豊かにするためのアプリケーションの開発をしたなど、志望企業の仕事内容に関係する実践経験があることも伝え、即戦力として活躍できる人材であることもアピールしています

IT業界の志望動機の例文や作成方法はこちらの記事で詳しく紹介していますよ。

例文⑧官公庁

この例文では、市役所職員を志望する際の志望動機について書かれています。市役所をはじめ官公庁は国民のために働く仕事なので、志望する地域にどのように貢献するのかをアピールすることが重要です

公務員試験のESの書き方についてはこちらの記事を参考にしてください。

例文⑨営業職

この例文では、営業職の大切さについて過去のエピソードを交えながら伝えた後に、志望先企業の強みや魅力、入社後に実現したいことについて書かれています。また自身のアピールポイントを明確にした後に、入社後にどのように活躍するかまで伝えられているため、企業の印象に残りやすい内容と言えるでしょう

営業職の志望動機ついてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

例文⑩事務職

この例文では、事務職に活かせる経験を、大学時代の学生団体で担当した裏方業務と結びつけてアピールしています。ほかにも、志望先企業に魅力を感じたポイントもしっかりと伝えており、説得力がありますね

また、「自負しています」などの表現を使うことで、自身の経験やスキルに自信を持っていることをしっかり伝えることができています。

事務職の志望動機ついてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

例文⑪企画職

この例文では企画職とはどのような職業なのかを、これまでの経験から自分なりの考えを伝えています。また、自分が大事にしている「人々の生活を豊かにする」という軸と、志望企業の強みや特徴がマッチしている点も伝えられており、マッチ度の高さがうかがえますね。

企画職に興味がある人はこちらの記事も参考にしてください。

例文⑫販売職

この例文では、これまでの経験から販売職に興味を持った経緯について伝えており、説得力がありますね。また、企業の取り組みに着目し、自身の価値観と合致していることをアピールできています

販売職の志望動機ついてもう少し詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

例文⑬技術職

この例文では、技術職として役立つ経験やスキルをどのような場面で培ってきたのかについて書かれています。

この志望動機のように、「機械工学の授業」や「インターン」を通じて、技術関連の経験をアピールすることで、同分野で活躍する企業の印象に残りやすい志望動機になりますよ

技術職の中でも生産技術職を志望している人は、こちらの記事もあわせて参考にしてください。

要チェック! エントリーシートの志望動機を作成する際の2つの注意点

要チェック!エントリーシートの志望動機を作成する際の注意点

ESの志望動機では、注意点を意識せず書いてしまうと、内容が良くても不採用につながってしまう可能性があります。そのため、ポイントだけでなく、注意点も把握しておくことが大切です。

ここでは、志望動機を書く際の注意点を2つ紹介するので、印象に残りづらい志望動機を回避するためにも、確認しておきましょう。

①他社でも通じる志望動機は内定から遠のく

ESの志望動機は、業界全般に共通する理由や、同業種の仕事内容に共通する理由だけでなく、その志望企業だから実現できる理由を一つでも加えることが大切です

たとえば、サービス業の企業を志望する際に、接客業が好きだから、などの理由だけで志望動機を書くと、自社である必要がないと面接官に判断されてしまう可能性が高いでしょう。

一方で、志望企業の社風や取り組みなどを深掘りして、その企業ならではの志望理由が書いてあれば、担当者に志望意欲が伝わり、書類選考にも通過しやすくなりますよ。

②志望動機以外で言及する内容との一貫性も重要

ESの志望動機を書く際は、志望動機以外の自己PRや面接での回答など、選考を通して一貫性を持たせる必要があります。

たとえば、事務職を募集している企業の選考を受けた際、ESの志望動機では周りの人をサポートする裏方業務が得意と書いているにもかかわらず、自己PRではリーダーシップを発揮できると書くなどです

このようにESの志望動機とほかの質問や面接での回答に一貫性がないと、企業はあなたの本当の性格や特徴を把握できないだけでなく、嘘をついているのではないかと不信感を持たれる可能性もあるため、志望動機以外の内容と一貫した内容になっているか意識しましょう。

エントリーシートの志望動機は企業視点を意識して選考突破につなげよう

ESは面接前の選考として導入されているケースが多く、選考を突破できないと面接を受けることができません。そのため、その中でも意欲を伝えられる志望動機は重要な項目となります。

ESの志望動機で周囲と差別化するには、企業がESで知りたいと思っていることやチェックしている項目を意識して作成することが重要です。この記事で紹介した、企業が見ているポイントや印象に残るための作成方法を参考に、選考突破を目指しましょう。

【志望動機に関する調査】 

  • 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
  • 調査日:2024年2月21日~3月3日
  • 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
  • 調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の79人

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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