職種研究

販売職の志望動機の書き方【例文4つ】|未経験でも差をつけるコツ

採用担当の印象に残る応募者になろう

就活において志望動機はその人のやる気や入社意欲などを表したもので、非常に重要なものです。どれだけ能力が高くても、モチベーションが低ければ成長することはできませんし、内定を出してもそれを受けてくれるとは限りません。企業にとっては内定を出せば就職を決めてくれるかということも大切であり、入社意欲が高いことを示すのは大切なことです。

志望動機は自身のモチベーションを伝えるものですので、応募する企業や職種ごとに変えていかなければなりません。販売業を目指すのであれば、それに合わせた志望動機を作成する必要があります。販売で求められる志望動機はどのようなものなのかを知り、採用担当者の印象に残る応募者を目指しましょう。

販売職の志望動機の書き方

販売職への就職を目指すなら、志望動機をしっかりと考えておかなくてはいけません。文章をしっかり考えておくことで、面接でも質問にスムーズに答えられるようになるでしょう。志望動機を考えるにあたり、内容の書き方のポイントをしっかりと押さえておきたいところです。書き方の基本を押さえておくだけで、より自分の強みや能力を具体的にアピールすることができます。ここでは、志望動機の書き方とそのポイントとなる部分について、解説していきます。

①なぜ販売職を志望するのか

まず、なぜ販売職への就職を考えているのかを記載する必要があります。慎重に内容を考えなければ、内容によっては印象を悪くしてしまうこともあるかもしれません。例えば「企業が扱っているものが好きだから」という理由では、動機づけとしては弱い内容になってしまいます。

また、ただ「企業理念に共感したから」という内容も内容が薄く感じられてしまいます。志望動機には「明るく親しみやすいお店づくりに貢献したい」というような、企業目線で貢献することを意識した内容を書くことを心がけましょう。企業目線の志望動機を書くために、企業の事業内容をしっかりと理解した上で書きましょう。

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②なぜその企業を志望するのか

企業への就職を目指すからには、その企業でなくてはいけない理由があるはずです。その理由を思い返して、文章にまとめるようにしていきましょう。また、企業を志望するに至った理由を書く場合、あわせて具体的なエピソードを盛り込むようにしましょう。志望動機に説得力を持たせるには、話を聞いた相手が具体的なイメージができることが重要になってきます。

この部分が弱かった場合、「同業他社でもいいのではないだろうか」と企業に思われることもあります。「この会社に就職したい」と思ったきっかけが具体的なものであrば、企業も「この人は本気で就職を考えているのだ」と受け取ってくれることでしょう。

③入社後の展望

入社後に会社の中でどのような仕事をしたいのかを書くのも、志望動機において重要なことになります。キャリアプランをすでに考えているというのであれば、そこにつながるような仕事をしたいと思っていることでしょう。「企業の中で就職後に何をしたいか」を考えて、文章に起こしてください。

この際、文章の締めに「社会に貢献したい」と書くのは必ずいい印象を持たれる訳ではないと覚えておきましょう。企業はあくまでも、自社に貢献してもらいたいのです。社会に貢献するのは企業の役割であるため、1人の社員として企業に貢献したい旨をアピールしましょう。

就活に有利になる資格やスキルをアピールしよう

就活ではモチベーションや入社意欲を伝えることが大切ですが、能力が全く必要ないというわけではありません。仕事を進めていく上で有利になる資格やスキルがあれば、就活でも有利に働きます。販売の仕事で有利になる資格やスキルはさまざまありますので、それらをアピールしていくことも大切です。販売ではどのような資格やスキルが優遇されるのかを知り、正しくアピールしていきましょう。

語学力は強みになる

販売の仕事は接客業ですので、お客様との会話が必須です。近年では外国人観光客も多く、販売の仕事でも日本語以外の言語を扱うことができるのは強みになります。特に英語や中国語で会話ができる人材のニーズが高いので、それらの言語を習得していれば選考でも有利です。

単に日常会話を話せるだけでなく、接客用語やビジネス用語なども外国語で扱うことができればさらに評価は高いでしょう。外国人観光客が増えたとはいえ、それでもメインとなるのは日本人のお客様です。綺麗な言葉遣いで話すことができる、コミュニケーション能力が高いというのもアピールポイントですので、言語の資格やスキルをアピールしていきましょう。

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作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。

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販売士検定を取得して知識をアピールしよう

販売の仕事に直結する資格として、販売士検定という資格があります。販売士検定は、販売に関する知識やマーケティング力を問う試験です。販売に関する専門知識や、マーケティングの知識がある販売員を求める企業が増えているので、販売の選考では有利になる資格です。

販売はただ接客をし、商品を売ればいいというものではありません。どのように売るのか、どんなものが売れるのかを考えながら販売する必要があります。それらは経験から導き出される場合もあれば、専門的な知識やスキルを身に付けることで導き出される場合もあります。

未経験であってもこの資格を取得していれば大きな戦力として期待できますので、販売を目指すならおすすめの資格です。販売士検定は3級から1級まであるため、より高い級を獲得し、アピール力を高めましょう。

販売の経験がない場合は不利?

どのような仕事に就職する場合でも経験があるに越したことはありません。未経験よりも経験者、経験者の中でも能力のある人が優遇されるのは当然のことです。販売が未経験と言っても、アルバイトで経験があるという場合と、全く経験したことのない2種類に分けられます。アルバイトでも販売の経験があることに変わりはありません。では、アルバイトもしたことがない販売未経験者は、選考で不利になってしまうのでしょうか。

消費者の立場から感じたことをアピールしよう

販売の仕事が全くの未経験だからと言って、必ずしも不利になるとは限りません。未経験の場合は、消費者の立場から感じたことをアピールすることで、経験者との差を埋めることができます。企業は販売士に対して、マーケティングの知識や能力を求めています。

マーケティングとは簡単に言えば消費者の気持ちや動向を考える、消費者の立場に立って何が求められているかを考えることです。消費者の考えを持っていることは重要なことですので、未経験であることは大きなマイナスとはなりません。

志望動機についても自身が経験したエピソードを含めることが大切ですが、未経験の場合はあなたが素敵なサービスを受けた体験を志望動機に変えましょう。自分もそんなサービスがしたい、目指したいとすることで志望動機も問題なく作成することができます。

サークル活動やアルバイトでの経験を自己PRに繋げよう

販売の仕事が未経験というのは大きなマイナスにはなりませんが、それでも経験者と比べれば評価に差が出てしまう場合もあります。経験者であれば即戦力として活躍も可能ですが、未経験の場合はそうではありません。未経験では即戦力であることをアピールすることができないため、成長力の高さや仕事に対する適性をアピールすることが大切です。

それらをアピールするためには、志望動機だけではなく自己PRについても考える必要があります。サークル活動やアルバイトなどの自分の体験が、販売職に就きたいと思ったきっかけになったという自己PRにつなげるようにしましょう。サークル活動や販売以外のアルバイトでも、販売に必要な能力を身に付けることはできるため、それらをアピールして成長力の高さや適性を伝えていきましょう。

販売職の志望動機4つ

就活では業種や業界によって志望動機は様々です。ですが、志望動機を構成する上で大切な要素は一緒です。販売職を志望する際は、「何故接客をしたいのか?」が提示されていないと、説得力がありません。

販売職を目指している場合、接客に対する興味や意欲、そしてその理由を提示してください。志望動機では、その企業を選んだ理由を明確に定時しておくことも重要です。志望企業に関連したエピソードや、企業の持つビジョン、その企業が持つ強みについて理解しておきましょう。

例文①

私が御社を志望した理由は、他社と比較して個々のお客様の合わせたきめ細かいサービスを提供している点に共感し、志望しました。大学時代は、大手アパレル業界の接客スタッフとしてアルバイトをしていました。それぞれのお客様の性質や好みなどに合わせて、素早い対応と明るく元気に対応していました。
特に仕事をする上で大切にしていたことは、お客様の求めているものを把握するために、あらゆるニュースや雑誌に目を通し、お客様との会話に役立ててきました。その結果、接客スキルが評価され、店舗内のトレーナーにば抜推されました。また、店長のサポート業務も行ってきましたので、経験・スキルを活かして貢献していきたいと思い御社を志望しました。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」

上記の志望動機のポイントとしては、大学時代に接客スタッフとして、ただアルバイトしていたのではなく、お客様の会話に役立てるために、細かいサービスを心がけていたところがアピールポイントになります。

また、自分の接客スタイルが共通していることと、志望先の販売方針など、接客スキルを評価された実績も交えることで説得力があります。自分の接客の経験から「もっとこうしたらお客様は満足してくれるのでは?」と考え、自分で何かしらのアクションを起こしているという点も仕事をする上で一番大切になります。

この志望動機は「成長意欲」「向上心」「相手の気持ちを理解している」などの自分の強みもアピールできている例文です。また、自分の経験が活かすことができるサポート業務経験も、早期に戦力になれる可能性を感じさせます。

例文②

私は大学時代に空港内にある免税店の販売スタッフとして約3年間アルバイトをしていました。具体的には、特に外国人の接客対応、商品陳列、補充、仕入れ、発注などの業務経験があります。接客対応ができる程度の「英語力」と笑顔を絶やさないことを心がけている「コミュニケーション能力」が私のアピールポイントです。
私の地元である〇〇で地域密着型企業として評判の高い御社にて、地域限定ショップスタッフを募集しているということに強い興味を持ちました。私のこれまでの経験が御社の事業拡大に貢献できればと思い、志望致しました。どうぞ宜しくお願い致します。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」

販売職として3年間アルバイトをしている経験があるということは、ある程度の接客の流れやテクニックは理解しているとわかります。ここでポイントなのが、接客業を通して、「英語力」と「コミュニケーション能力」が強みであるとアピールできている点です。

これは、3年間で培ったスキルと経験値で実った自分の魅力であり、強みです。なので、面接官の印象としては「この人はすぐ戦力になってくれる」という印象を与えることができるでしょう。また、志望企業の魅力を把握し、自分の強みを志望企業にどう活かすことができるのかを結論から、端的に、根拠を持って伝えているので、とてもわかりやすい志望動機です。

例文③

私は学生時代にインターネット通販サイトのお問い合わせ窓口のオペレーター業務を経験し、実物を見ずに商品を買うことの不安やリスクを肌で感じたことで、改めて店頭販売の魅力を感じ、志望しました。大学時代は、商品情報から購入者のレビューまでを隅無くチェックして、商品理解を深めることで、「わかりやすい」「不安が解消した」とのお声をいただくことがやりがいでした。
また、電話であっても声の笑顔を意識して、実際に笑顔で対応することを徹底していたことは御社での業務においても活かせると思います。接客業は未経験ではありますが、大学時代でのその経験を活かしつつ、個々のお客様に合わせたきめ細かいサービスをすることでお役に立ちたいと考えております。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」

一度も接客業を経験をしたことがない人の志望動機の際は、接客業を志望したきっかけや旺盛な意欲を充分に盛り込むことが大切です。今回はオペレーターという接客業に近い業務を例に挙げましたが、大学時代のアルバイトのスキルが今後も多いに活かせるというアピールも効果的です。即戦力とまでもいかなくとも、今後戦力になると思わせることが重要になります。

例文④

私は販売の仕事を通じてお客様を笑顔にし、楽しい思い出を作る手助けがしたいと考えています。私は大学に入って初めてアルバイトをし、その初任給で両親にプレゼントをしようと考えました。父のプレゼントを買おうと紳士服売り場に行きましたが何を買えばいいのか悩みました。そこに販売員の方が優しく声をかけて下さり、世間話を交えながらさまざまなアドバイスを頂きました。
そのおかげで父にはネクタイ、母にはスカーフを買うことができ、喜んでもらえました。喜んでもらえたのは販売員の方のアドバイスがあったからです。私は現場で販売員として働き基礎的な知識やスキルを身に付け、将来的には販売戦略に関わる仕事をし、より多くの人の笑顔を生み出したいと考えています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」

例文では結論が一文目に書かれています。結論を最初に語ることで志望動機にインパクトが出ますし、何をアピールするのかを明確にすることができます。次に結論を裏付ける根拠として原体験となるエピソードです。例文では販売のアルバイトの経験ではなく、消費者として感じたことを軸にエピソードが展開されています。

売場で悩んでいたこと、販売員が世間話を交えながらアドバイスをしてくれたことなど詳細な描写により、信頼性が増しているのもポイントです。最後の締めの文章では入社後にやりたい仕事、ビジョンが描かれ、そこでの目標を語ることでモチベーションの高さがアピールできています。

事前準備は就活をスムーズに進める!

就活では志望動機や自己PRなどさまざまな要素によって評価が決定します。どれかひとつが良ければ採用が決まるというものではなく、それらがトータルで評価されますので、全てしっかりと準備しなければなりません。

志望動機ひとつとっても準備をしなければならないことはたくさんあります。志望動機の内容やその伝え方、どうすれば印象に残るか、高評価を得られるかなど考えることは山積みです。それを志望動機だけではなく自己PRでも行わなければなりませんし、それらに並行して自己分析や企業研究も進めなければなりません。

しかしそれらも準備次第で攻略することは可能になります。事前準備をきっちり行えば就活はスムーズに進めることができますので、準備を怠らないようにし、早めに動き出しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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