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【部活動で学んだことを自己PRで伝えるコツ】実際に使える例文付き
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目次
就活でよく聞かれる「部活動で学んだこと」
就活では「部活動で学んだこと」を聞かれることも多く、どのように答えるかによって評価は大幅に違ってきます。部活動と一口にいってもさまざまなものがありますし、運動部なのか文化部なのかによって活動内容は違います。また同じ運動部でも個人競技なのかチームスポーツなのかによって得られるものも違いますし、自分のやってきた活動に合わせたアピールを考えることが大切です。
部活動はアピールしやすい題材でもありますし、しっかりと考えれば必ずアピールできる内容を見つけることができます。部活動で得たものは仕事でも役立つものが多いですし、上手にアピールして好印象を与えることが大切です。部活動で学んだことを明確に伝え、高評価を獲得していきましょう。
部活動で学んだことを自己PRで伝える際の注意点
部活動で学んだことは自己PRでもよく使われる題材です。部活動は継続した努力を伝えることができますし、その経験によってさまざまな能力を身に付けることができます。また部活動に打ち込んでいたことは企業の受けもよく、印象良く自己PRを行うことができます。
しかし印象の良い部活動のエピソードですが、その伝え方によっては正しく評価されない場合があるので注意が必要です。自己PRはその伝え方次第で大きく印象が変わりますので、どのように伝えるかが非常に重要です。部活動で学んだことも伝え方次第では充分なアピールになりません。伝え方の注意点をしっかりと理解し、それらを踏まえた上で効果的な自己PRを目指しましょう。
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自己PRは就活において必ずといっていいほど必要になります。自己PRが曖昧なまま就活がうまくいかなかったという就活生は多くいます。
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注意点①どのような学びだったのかという理由を明確に
私はリーダーシップを活かしてチームを引っ張ることができます。私は大学時代サッカー部に所属しており、キャプテンを務めていました。サッカー部は人数が多く、レギュラー争いも厳しく、毎日練習に追われていました。
厳しい練習に耐え、自身を磨くことでレギュラーの座を勝ち取ることができ、キャプテンとしてチームを引っ張ることができました。私はキャプテンの役割を果たすことで培ったリーダーシップを活かして、御社でもチームを引っ張る存在へと成長したいと考えています。
注意点の①では部活を通してリーダーシップを学んだとアピールされています。結論が最初に語られており、次にそれを裏付けるエピソードが述べられていて文章構成は問題ありませんが、エピソードの内容が良くありません。例文では結論としてリーダーシップが挙げられているのに対して、エピソードではリーダーシップを学んでいる様子を見つけることができないのが問題です。
リーダーシップと関係のあるものとしてキャプテンを務めたことが挙げられていますが、キャプテンであることは必ずしもリーダーシップと結びつきません。結論に対して根拠がなく、説得力のないままアピールが終わっています。自己PRは結論の説得力が大切ですので、部活動での学びはどんなものであったのか、その理由を明確にする必要があります。
注意点②なるべく具体的に語ること
私は協調性があります。私はサッカー部に所属しており、ポジションはキーパーでした。キーパーはフィールド全体を見渡すことができるポジションであり、一番視野を広く持ちことができるポジションです。私はチームを後ろから支える存在となるために声を出し、チームを盛り上げていきました。
また指示を出すなども行い、チームをコントロールする存在になりました。後ろから指示を出し、チームをコントロールすることで試合でも勝利を掴むことができました。私は協調性を活かして御社でもチームを支え、活躍できる存在になりたいと考えています。
注意点の②では協調性がアピールされています。冒頭で結論を述べ、アピール内容を明確にできているのは良いですが、その内容があまりにも漠然としているのは問題です。協調性と言ってもその能力の幅は広いですので、どのような協調性なのか具体的に述べる必要があります。
またエピソードの中でもチームを後ろから支える、指示を出してチームを導くなどの描写がありますが、これらも漠然としていて協調性の裏付けとしては決定打に欠けます。能力をアピールするのであれば、それを明確に裏付ける根拠が必要です。
例文では根拠が曖昧なため結論のアピール力も弱くなっています。自己PRは結論も根拠もなるべく具体的に語り、相手がイメージしやすいように伝えなければなりません。
注意点③本当に思ったことを書くこと
私は大学時代の部活動を通して努力を続けることの大切さを学びました。大学時代野球部に所属しており、ポジションはピッチャーでした。野球部の練習は厳しく、途中で逃げ出す部員もたくさんいました。私も一度逃げ出したことがありましたが、寮生活であったためすぐに連れ戻されました。
私は観念して厳しい練習にもどうにか耐え、何とか4年間をやり過ごすことができました。厳しい練習に耐えることで野球の技術は上がりましたし、試合に勝つこともできました。私は御社でも努力を続け、大きく活躍できるように成長したいと考えています。
注意点の③では部活動を通して努力を続けることの大切さを学んだとされています。冒頭で具体的にアピールポイントが語られていますし、続くエピソードも4年間の努力が語られています。しかしそこからは自分の意志での努力の跡を見ることができません。
確かに厳しい練習にも耐え、逃げだしても連れ戻されるという過酷な環境にいたことは分かりますが、ただそれらに耐えただけで自ら進んで努力をしている様子が語られていません。練習に耐えた結果、試合で勝つなどの実績を残すことはできていますが、ほとんどの描写で練習に耐えたことだけが語られています。
与えられた練習に耐えているだけであり、努力を続けることの大切さを学んだとは考えられません。自己PRは頑張ったことなら何でもいいのではなく、本当にそう思ったことを書くようにしましょう。
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部活動で学んだことを伝えるときのNGポイント
「部活動の経験があれば就職活動は問題なく切り抜けられる」と考えている就活生が多くいます。たしかに部活動の経験は貴重な経験であり、そこで学んだことや身に付いたスキルを話すことでアピールに繋がることは多々あります。
しかし部活動の経験であれば何を話してもプラスに繋がるというわけではありません。伝える内容や伝え方によっては評価を落としてしまうこともあります。ここでは部活動での経験を伝えるにあたってのNGポイントを解説していきます。しっかりと押さえて、思わぬ減点を食らわないようにしましょう。
成績の自慢ばかりしない
部活動の経験を伝える際、気を付けなければならないことは、成績の自慢ばかりしないということです。成績をアピールすること自体に問題はないのですが、過度なアピールにならないように気を付けなければなりません。優秀な成績を残すために日々努力してきたのであり、その成績をアピールしたくなる気持ちはわかります。
しかし面接官は成果に至る過程であなたが何をしてきたのかを知りたいのです。自分が話したいことばかりを話し、面接官が聞きたいと考えていることを話さないのであれば、それは面接官へのアピールにはなりません。
相手が何を聞きたいと思っているのかを考慮し、その上で、それに沿って話を行うことで相手へのアピールになるのです。成績の自慢に走りすぎることなく、そこに至る過程の説明に、力を入れるようにしましょう。
マイナスの印象を与える表現は避ける
部活動の経験を伝える際、マイナスの印象を与える表現は避けるようにしましょう。部活動というと、「休みが少ない」「遅刻に厳しい」というイメージを持つ人が多いです。そのこともあり、部活動で頑張ってきた人は、「自分に厳しく、辛いときにも頑張れる精神力」を持っていると思われやすいのです。
そのような中で、「ずる休み」や「遅刻が多かった」などネガティブな内容を伝えてしまうことは、たとえそれが今は改善されているとしても、かえって悪い印象を与えてしまう恐れがあります。限られた面接時間の中でネガティブな内容にあえて触れる必要はありません。マイナスの印象を与えてしまう恐れのあるフレーズは避け、事前に文章を作り込んでおくことが無難だと言えるでしょう。
部活動で学んだことを伝えるポイント
部活動で学んだことを伝える際にはポイントがあり、それを守ってアピールすることが大切です。ポイントが守れていなければ上手に伝わりませんし、どれだけ素晴らしい経験をして、多くのことを学んでいても評価されないこともあります。
何を経験してきたかも大切ですが、それがどれだけ上手に伝えられるかも大切です。同じ経験をしていても、伝え方一つで印象は大きく変わりますので、ポイントを踏まえて部活動で学んだことを上手にアピールしていきましょう。
自分が伝えたいことは最初にもってくる
部活動で学んだことを伝えるポイントとしては、アピールしたい部分を一番最初に持ってくるということです。部活動を通して何を学んだのか、結論となる部分を最初にアピールして、何を伝えたいのかを明確にすることが大切です。伝えたいことが明確になっていないと、どれだけ長々と説明しても伝わりませんし、アピールにもなりません。
最初に伝える内容を示すことで、採用担当者もアピール内容を把握しやすくなり、伝わりやすくなります。また最初に結論が提示されていますので、アピールがブレにくくなり、簡潔にまとめやすくなります。部活動で学んだことは簡潔にアピールすることが大切です。最初に伝えたい内容を持ってきて、わかりやすく伝えることを意識しておきましょう。
企業でどう活かすのか伝える
企業でどう活かすのか伝えることも、部活動で学んだこと伝える際のポイントです。部活動でどんな経験をし、何を学んだのかをしっかりアピールすることが大切ですが、学んだ内容を提示するだけでは評価の対象にはなりません。就活で聞きたいのは何を頑張り、何を学んだのかではなく、学んだことがどのように活かせるのかです。部活動を頑張り、さまざまなことを学んでいたとしても、それが企業の仕事で活かせないのであれば評価はされません。
就活ではすべて企業の仕事に活かせるかどうかにつなげることが大切であり、学んだことが仕事にどのように活かせるのかをアピールすることが大切です。仕事でどのように活かせるかを具体的に伝え、企業で活躍している姿を採用担当者にイメージさせましょう。
部活動で学んだことを伝える例文5選
部活動で学んだことを自己PRで使用するのであれば注意点を踏まえて自己PRを作成する必要があります。しかし注意点を知り、それを避けるだけでは効果的な自己PRを行うことはできません。
自己PRはNGなポイントを抑えた上で、そこからさらに上手に伝えるためにはどうすれば良いかを考えていく必要があります。NGポイントを避ければマイナスの評価になることはありませんが、それだけでは大きなプラスにもなりませんので、上手に伝えることを意識して自己PRを作成しましょう。
例文①コミットメント
私は継続して努力を行うことで結果に対してコミットメントすることができます。私は大学時代に野球部に所属しており、ポジションはピッチャーでした。大学入学時の球速は140キロで、卒業までに150キロを出すことを目標に練習しました。
私は球速を上げるために筋力トレーニングを行い、その効果を最大限に引き出すために毎日の食事の管理なども徹底しました。また鏡の前で何度も投球フォームを確認しました。その結果3年で150キロ、4年で152キロを達成し、速球を活かしたピッチングで最後の大会ではベスト4まで勝ち上がることができました。私は御社でも努力を継続し、成長することで実績にもコミットメントしたいと考えています。
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例文の①では継続して努力を行うことで結果にコミットメントできるとアピールされています。コミットメントとはかかわりあいなどの意味があり、結果に関わる、関与することができるなどの意味で使われています。エピソードでは球速の目標を設定し、それに向かって努力したとありますが、目標を定めて努力をすることで向上心がアピールできており好印象です。
トレーニングについて具体的に語られており、努力した様子が分かり、結論の説得力を上げることができています。目標であった150キロには3年で到達し、さらに4年では152キロとさらに成長できているのも好印象です。最終的な実績もベスト4を達成できるなど自身が結果にコミットメントしていることがアピールできています。
例文②協調性
私は協調性を活かして相反する意見を取り入れ、全員が納得する代替案を提案することができます。私は大学時代にバスケ部に所属していました。バスケ部ではチームの戦略を部員たちで決めていましたが、戦略決めで揉めることが多くありました。
攻撃重視と守備重視どちらにするか揉めたことがあり、私は前半攻撃重視、後半守備重視の戦略を提案しました。前半に一気に点数を取り、相手を消耗させ、後半きっちり守って確実に勝ちを狙うと説明したとこと全員が納得することができました。
またその戦略で大会でも勝ち上がることができました。私は協調性を活かしてチームをまとめ、ゆくゆくはチームを引っ張る存在に成長したいと考えています。
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例文の②では協調性を題材にアピールが進んでいます。漠然と協調性があるとするのではなく、協調性を活かし相反する意見を取り入れ、全員が納得する代替案が出せるとすることでアピールに具体性を持たせることができています。
協調性は多くの就活生がアピールする題材ですので、特に能力を限定して、分かりやすく伝えるのが差別化のポイントです。例文では戦略決めについて語られており、それぞれの意見を踏まえた代替案を提案し、それを説明することで全員の納得を得ることができています。それぞれの意見をまとめることで協調性がアピールできていますし、説明して納得させることでプレゼンテーション能力もアピールされており好印象です。
例文③礼儀やマナー
私の長所は、部活動を通して学んだ相手を重んじる礼儀です。私は大学時代にアメフト部に所属していました。私の大学のアメフト部は下級生がやる雑用なども上級生が進んで行い、下級生は練習に精を出し、実力でチームに貢献することが最優先であると教えられました。
私は先輩たちに感謝の気持ちを持ちながらも練習に取り組み、2年にはレギュラーを獲得することができました。実力をつけ、先輩たちと同じように雑用にも率先して取り組み、今度は後輩に練習に集中できる環境を作ろうと決めました。
礼儀の形はさまざまで相手を大事に思うことが礼儀だと学びました。私は御社でも誰にでも礼儀正しく接し、良好な人間関係を築いていきたいと考えています。
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例文の③では部活動を通して相手を重んじる礼儀を学んだとアピールされています。エピソードでは本来下級生がやるはずの雑用を実力が未熟な下級生を練習に集中させるために上級生が行っていたとあります。
部活動では上下関係が厳しいことも多く、下級生が雑用を行うのは当たり前と考えられますが、例文のように珍しいエピソードを話すことで印象深いアピールになっているでしょう。エピソードでは自分も雑用に取り組みようになり、礼儀の在り方の多様性を学んでいます。
礼儀の在り方は一つではありませんし、自分なりの形を見つけるのは大切なことです。部活動を通して自分なりの礼儀をきちんと身に付けることができており、好印象でしょう。
例文④指導力
私は指導力を活かしてチームの実力を底上げさせることができます。私は大学時代サッカー部に所属していました。練習はポジションごとに行われ、そこでは全員が一緒に練習に取り組んでいました。
下級生に練習を教えるのも上級生の役目であり、私は教えるためにまずは自分がもっと上手くなろうと自主練習を行いました。自主練習を行い、プレー技術の向上、またプレーに対する理解を深めることで、より分かりやすく教えることができました。
またただ一方的に教えるのではなく、後輩に考えさせながら教えることで、他のポジションの部員よりも高いレベルに成長させることができました。私は御社でも指導力を活かして社員を育てる存在になりたいです。
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例文の④では指導力を題材としてアピールがされています。新卒はこれから仕事を教わって成長していく立場ですが、教える側の指導力をアピールしても問題はありません。新卒でも成長していけば教える立場に回りますし、物事の教え方は誰かに教わるものではなく、自分で身に付けるものなのでそれが備わっていることは大きな魅力でもあります。
例文では後輩に教えるためにまずは自分のスキルアップを目指したとあります。教えるためには自分が相手よりも高いレベルにいる必要がありますので、この努力は正しく、好印象です。
また相手のためを思って努力できることで指導する立場としての素質もアピールできています。工夫して指導することで他のポジションよりも後輩を成長させることができたとあり、これも指導力の裏付けとなって高評価です。
例文⑤巻き込み力
私は周囲を巻き込んで努力し、チームで目標を達成することができます。私は大学時代バスケ部に所属していました。バスケ部は最下位のリーグでしたので、上のリーグに昇格することをチーム目標に掲げていました。
圧倒的に実力が足りず、私は練習後の自主練を呼びかけました。しかし部員は反応せず、仕方がなく私は毎日一人で練習を行っていました。それが何ヶ月も続き、私の努力を見ていたチームメイトが自主練に参加するようになりました。
その後もどんどん自主練に参加する部員は増え、最終的には全員で自主練を行い、目標のリーグ昇格を果たすことができました。私は御社でも周囲を巻き込んで仕事をし、大きな成果を上げたいと考えています。
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例文の⑤では周囲を巻き込んで目標を達成する力がアピールされています。エピソードでは実力をつけるために自主練を呼びかけ、チームメイトが反応しないので一人で練習を続けたとありますが、ここが大きなポイントです。自主練はあくまで自主的なもので他人に強制するものではありません。
ここで強制してしまうと巻き込み力ではなく、単に相手のことを考えない自分勝手さがアピールされてしまいますが、例文では無理に呼びかけを続けず、自身の努力でアピールしています。
頑張る姿を見せることでも人はついてきますし、結果的に頑張る姿を見せることでチームメイトの心を動かすことができています。強制するのではなく、自分の意志で練習に参加させることで巻き込み力が正しくアピールされており好印象です。
部活動で学んだことをアピールして内定を勝ち取ろう!
就活において自己PRは非常に重要なもので、何をアピールすればいいのか迷う人は多いです。題材選びに迷って最終的に部活動で学んだことをアピールしようと考える人も多いですが、これには注意が必要です。
部活動の経験を活かすことで自己PRはやりやすくなりますし、面接官の印象も良いですが、伝え方を間違えれば正しく評価されることはありません。部活動で学んだことは自己PRで使うメリットも多いですが、気をつけて行わなければ失敗に終わる可能性がありますので注意が必要です。
部活動の経験は一生の財産になるものですし、方法さえ間違えなければ就活でも大きく評価されます。正しい伝え方を知り、部活動で学んだことをアピールしていきましょう。