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自己PRで向上心を伝えるポイント3つ【例文アリ】|オリジナリティのある内容にするための工夫をご紹介
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目次
向上心は自己PRのよい材料になる
向上心は自己PRではありがちです。ただ、悪いことではありません。向上心は自分のスキルを高めたり、苦手や短所を乗り越えるために必須と言えます。ビジネスの現場でも必要な能力なのは間違いありません。また他に目立った自己PRがなければ向上心をアピールするしかないという事情もあるでしょう。
しかし面接官にインパクトを残さなければ意味がないのです。向上心を自己PRとする時にはライバル達に差をつける意識が大切となります。そのちょっとした意識と工夫だけでも面接官に与える印象は違ったものになるはずです。しかしどのように書けば良いか、いまいちピンと来ない人も多いでしょう。向上心をインパクトのある自己PRにするためのコツを解説します。
どのテーマで自己PRで向上心を伝えられる?
単純に「自分は向上心があります」と説明しただけでは面接官に信じてもらえません。自己PRで重要なのは自分の魅力を面接官に信じてもらうことです。そのためにはどんなエピソードやテーマを使用すれば、より向上心があると面接官に思ってもらえるか考える必要があるでしょう。
ポイントとして、向上心がなければ確かに乗り越えられないだろうなという背景を考えることです。どのようなテーマなら向上心があることを伝えられるのか、例をご紹介します。
働くという点では同じアルバイト経験
大学時代にアルバイトをした人も多いでしょう。働くという観点で考えれば、社会人としての仕事と同じと言えます。正社員とアルバイトという立場の違いもありますし、業務内容も責任も違うでしょう。それでも仕事という面ではどちらも同じで困難もあります。同時に面接官は自己PRを聞いて会社にどんな利益をもたらすかを考えます。
向上心を発揮する場面と言えば困難にぶつかった時が多いでしょう。正社員でも経験する可能性が高いと言えます。その点を踏まえた上で向上心をアピールするなら、困難に対して向上心を発揮しどんな風に乗り越えたのか伝えることはアピールになります。特に具体的なエピソードを絡ませれば、面接官に納得してもらいやすいでしょう。
より難しいものに挑戦した資格の勉強
資格の勉強も同様に向上心をアピールするエピソードとして相性が良いです。誰でも簡単に取れるような資格なら向上心のアピールにはなりません。しかし取得するのが困難な資格なら話はまったく違ってきます。
簡単な資格に合格はしたけれどそれだけでは満足できず上を目指したいと考え、より難関なものにチャレンジしたというエピソードはどうでしょうか?向上心がなければありえない話です。
難しい資格を取得するには覚えることも多いですし、すんなりと頭に入らないこともたくさんあるでしょう。資格の合否に関係なく上を目指すためチャレンジしたというその行為自体が向上心のある証明にもなります。そのため資格の勉強は使いやすいエピソードと言えるでしょう。
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自己PRで向上心を伝えるポイント①言葉を言い換える
イントロダクションでも述べてきたように、向上心をアピールする内容は、よくありがちと思われます。そのため、その言葉をそのまま冒頭で述べて自己PRをはじめていこうとすると、それを一見しただけで、「またか」と思われて印象が悪くなってしまう可能性があります。それは避けたいので、向上心という言葉は使わないのが適切です。
同じ意味の言葉を自分なりに言い換えてみよう
ではどのような言葉を使えばいいのかと言いますと、「常に上を目指す姿勢」ですとか「前に進みたい欲求が強い」ですとか「現状に満足しないところ」とか、自分なりのその言葉を言いかえるだけで良いのです。ただそれだけで印象は大きく変わり、その後の文章の説得力も増してくることでしょう。自己PRで向上心をアピールする際には、まずこの点に注意です。
耳に残るキャッチフレーズで印象に残ろう
面接官に強いインパクトを残すには、向上心という言葉を言い換えるだけではなく、耳に残るような工夫も必要です。具体的には耳に残るキャッチフレーズを意識して伝えてください。例えば「明日は今日の自分より一歩前に進んでいることが目標」とか「弱さを認めて努力で乗り越える」などキャッチフレーズ的な文言を考えましょう。
言葉は短い方が良いです。面接官の耳や脳へストレートに飛び込みます。ただ、キャッチフレーズを考える時は、的確でなければなりません。的確でなければ意味がないどころか、ネガティブなイメージを持たれる可能性もあります。良いキャッチフレーズを思い浮かべるには、新聞や書籍などたくさん読むことで語彙を増やすことも大切でしょう。
自己PRで向上心を伝えるポイント②満足できない理由を述べる
なぜ向上心があるのか、なぜそのままで満足できないのかということについて言及していくと、より自分のパーソナルな部分を見せることができて、印象がよくなります。なぜある程度結果が出ていても満足できないのでしょうか。向上心を自己PRに使おうと思ったらそれを一度考えてみてください。
理由は抽象的でも良いので向上心の理由を述べよう
そこの理由自体は、実はなんでも良かったりします。憧れの人がそういう人物だから、とかでもいいですし、常に家族にそういう教えをされてきたから、とかでも良いですし、昔にこんな経験をしたからなどのエピソードがあればそれを語るも良いです。理由は何でもよく、そこの理由を明かし、自分なりのアピールとすることが大切なのです。自己PRでは正直にその向上心の理由を述べてあげてください。
きっかけがあればより具体的になり説得力が増す
向上心が自然に生まれた人も多いでしょう。しかしそこにはきっかけがあったはずです。また、人に納得してもらうには、向上心が重要だと思ったきっかけがあると説得力が増します。良くあるのは、部活でも勉強でも努力をせず怠けていたら、成績が下がり挫折を味わったことなどが挙げられるでしょう。
向上心が大切だと気づくきっかけをエピソードに交えることで信憑性が高まります。信憑性はビジネスの現場でも重要な要素です。声高に良いことを叫んでも、簡単に人は信じてくれません。
向上心を自己PRにするライバルは多いです。オリジナル性を出したいなら、個人的で具体的なきっかけを交えましょう。そこではじめて面接官も信じる気持ちになってくれます。
自己PRで向上心を伝えるポイント③複数の結果を述べる
自己PRで向上心を伝える際には、向上心があるゆえの努力とその努力によってどんな結果がもたらされたかをアピールすることも大切です。そうしないと、その向上心の度合いが分かりづらいですし、いまいち魅力的にはうつらなくなります。ですから、どういうことで努力し、どんな結果になったかも述べてあげましょう。
どのような努力をして結果どうなったのかを具体的に述べよう
それも、ある一つの努力と結果だけでは弱いです。自己PRで向上心を使うためには、その努力とそれによりもたらされた結果もいくつかないといけません。「ここではこんな努力をし、これをかなえ、さらにそれだけでは満足せず、こんな努力をし、これをかなえた」と2つ程度の事象を語るようにすると、向上心の良いアピールが出来る自己PRになるでしょう。
今後の展望があれば流れに沿って一緒に伝えよう
向上心があれば魅力的な人間とアピールできます。しかし企業はそれだけでは満足してくれません。どんなに魅力的な自己PRでも、企業に利益をもたらしてくれるものでなければ無意味だからです。
向上心があるのは分かりました。しかしそのことで将来どんな展望を描いているかを知りたいのです。そのため向上心を発揮した結果としての今後の展望も伝えることが大切でしょう。
例えば志望企業の部署で向上心を発揮すれば、どのような将来の理想が描けるかイメージしてみてください。技術職なら技術を磨き資格を得ることでも良いでしょう。仕事において何をしたいか、どんな立場になりたいかなども具体的に伝えましょう。そうすることで面接官に本気度を伝えることができます。
自己PRで向上心を伝えるポイント④集団行動の結果
個人の結果だけでなく、集団でどのような結果を出したかも重要なポイントになります。企業での仕事はそれぞれ個人で行うものも多いです。しかし全体を俯瞰してみると、チームで一つの仕事を行っていることに気づきます。
つまり一人一人の仕事が誰かの仕事につながり、それが企業全体の仕事になっているとも言えるでしょう。集団というのも1つの大きなポイントです。そのことを踏まえて、向上心をアピールしましょう。
向上心が周囲も巻き込んでいる場合評価が高くなる
企業が求めるのは将来、会社を引っ張っていける有能な人材です。そのためには、他の人と関わりをどうしても持たなければなりません。向上心があったとしても、集団に迷惑をかけるようなものであるなら、ネガティブイメージを持たれてもしかたありません。そのため向上心を持ち、実践したことで他の人にどんな影響を与えたのかもポイントになります。
例えば自分が一生懸命努力をしていたら、他の人たちも負けたくないと感じで同じように努力をするようになったなどの具体例を挙げましょう。
自分の向上心に周囲を巻き込んで良い結果を出したというエピソードは、面接官も良い印象を持つはずです。そのような人材を企業は求めているのだから当然と言えるでしょう。
リーダーや補佐役などの役割も明確になる
チームを組んで仕事をしたり何かを目標にして進んでいく際には、リーダーや補佐役などが存在します。その際、自分がどのような立場に居て向上心を発揮し、集団を巻き込めたか絡ませて説明することでより良いアピールになるでしょう。向上心があると言えば多くの人はリーダーと思いがちです。しかし向上心はリーダーだけではなく、補佐的な役割の立場でも発揮できます。
みんなをまとめるのが上手い調整役タイプのリーダーも居れば、向上心を持ってグループを励ましたり煽って集団を上手く誘導する補佐役も居ます。自分が集団においてどんな立場で向上心を発揮させたか具体的に伝えることで、面接官も想像しやすくなるでしょう。
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向上心の自己PR例文3選
最初から向上心のある人もいれば、あとから向上心に繋がった人もいるでしょう。ここでの例文は、自分のスキルアップのために向上心がわいたり、大きな舞台に立ちたいとレベルアップを図ったり、現状に満足することなく努力した経験などを理由にした例文をご紹介します。
例文①
私の強みは、常に高い目標を目指す向上心です。私は、自宅の隣にパソコンスクールがあったので、空いた時間を利用してExcelやWordを習いに行っていました。ExcelやWordの検定を3級から始め、最低限の機能を使えるようになったので、さらに上は目指さなくても良いかなと思っていました。しかし、いつもの時間より早く行った時に、先生が作られたExcelの表を見てすごいと感じました。
私は、もっと上を目指したいと思いました。これから就きたい設計の仕事で、高いソフトを購入するのではなく、CAD等をExcelとリンクしてマクロが組めるようにスキルアップしたいと思ってます。
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習い始めたときにはあまり向上心がなかったけれども、目標とする人がいるだけで向上心がわいてきた例文です。始めたきっかけはどうであれ、やり始めてからの目標設定は大切です。また、自分が就きたい職業に繋げられるスキルを学べるので、どういうことができるようになったかなどを盛り込むと良いでしょう。
例文②
私の長所は、常に向上心を持って行動できる点です。私は、日本舞踊を3歳から始めました。きっかけは、体が弱かったことと祖母から日本舞踊を勧められたことです。物心ついたときには、舞台に立って踊っていたので、好きなことをしているというより義務的な感じでお稽古をしていた時期もありました。しかし、名取を取る話になった時に、県内での舞台だけではなく、東京の大舞台で踊ってみたいと思うようになりました。名取を取ってからは、東京と地元の往復の練習をしていますが、必ず大舞台に立ちたいという姿勢は崩したくないと思っています。
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物心ついたときからしている日本舞踊が、義務ではなく自分のやり遂げたいことのひとつになったという例文です。日本舞踊は、流派によって、名取を取る年数や年齢が違います。3歳から始めて長年続けられていることも、好きでなければできないことでしょう。地元の舞台より大きな都会の舞台に立つために、どのような努力をしているかを内容に盛り込むとさらに向上心が伝わるでしょう。
例文③
私は、負けず嫌いな気持ちが人一倍強いです。小学生からずっと、バレーボールをしています。同級生がベンチ入りしたり、試合に出たりしている状況で、私は全く試合に出られませんでした。悔しくて、毎日の練習のあと、自宅に帰ってから母に自主練習に付き合ってもらいました。
そんな家族の支えがあって、私がやりたかったセッターのポジションにつくことができました。さらに練習を重ねたことで、地区の選抜チームに選ばれることができました。
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選手として選ばれないことをそこで諦めるのではなく、自分に負けたくない一心で練習して向上した例文です。念願かなってやりたかったポジションにつけただけでなく、選抜チームに選ばれたことで大きな目標を達成したことを伝えています。目標を達成するまでの過程を伝えるために、悔しかったことや苦しかったことを乗り越えられた理由を盛り込むと良いでしょう。
向上心を自己PRできないNG例文3選
ここまで自己PRで向上心をアピールする際のポイントを解説してきました。ここでは向上心の自己PRのNG例文を紹介していきます。自己PRを作成する際、当然ながら自身の強みがしっかりと相手に伝わるような文面にしなければなりません。
しかし、以下で挙げるNGポイントを含む形で自己PRを作成してしまうと、自身の強みを思うように採用担当者へ伝えることが出来なくなってしまう恐れがあるのです。以下で挙げられているNGポイントは多くの就活生がつまづくポイントです。しっかりと押さえ、適切な形で自己PRを作成しましょう。
NG例文①
私の強みは向上心があるところです。私はこれまでの人生において要所、要所でこの強みを発揮してきました。高校時代の部活動や受験、大学時代のアルバイトなどさまざまな経験をこれまでにしてきましたが、何事にも一生懸命取り組み、スキルアップを目指し、努力を重ねてまいりました。この強みは仕事においても活かすことの出来るものだと考えています。仕事においてこの強みを発揮し、貴社の発展に貢献していきたいと考えています。
この例文のNGポイントは具体性がない点です。単に「私の強みは向上心があるところです」と述べただけでは、「どの程度の向上心を持っているのか」を採用担当者に伝えることが出来ません。その強みの真偽すら、採用担当者には判断が出来ないのです。
自己PRをする際には、その強みを発揮した具体的なエピソードに沿って説明することで初めて、説得力を持って採用担当者に自身の強みを伝えることが可能になります。自己PRを作成する際には、必ず具体性を持たせて作成するようにしましょう。
NG例文②
私は向上心がある人間です。私は学生時代に経営学を学んでいたのですが、その中で財務諸表に興味を持ち、簿記1級の取得に向け邁進しました。始めのうちは当然ながら実務経験もなく、内容を理解することすら困難な状態でしたが、毎日8時間の勉強や、大学の教授への積極的な質問を通じて少しずつ理解を深めることが出来、結果、勉強を始めてからちょうど1年が経過した頃、簿記1級の試験を受け、合格をすることが出来ました。御社の企業理念に『向上心を磨き上げさらなる飛躍を遂げていく』とありますが、まさに私のことだと言えます。向上心は生きる上で重要なことであり、社会人として常識だと感じています。向上心に自信がある点が私の魅力となっております。
この例文のNGポイントは、企業が考える「向上心」に沿って回答を行うことが出来ていない点です。企業は「向上心」をビジネスの面から捉え、企業理念として掲げています。一方、この例文では「向上心は生きる上で重要なことであり…」となっており、企業が求めるビジネス面での向上心とはややズレる内容となってしまっています。このように、企業が求める能力に沿って回答出来ていないと、採用担当者の心に響くアピールを行うことは出来ないのです。
NG例文③
私は向上心が強い人間です。私はこの強みを大学生活で活かしました。学業において、1限の授業に遅刻せずに毎日出席するのは困難なことでした。しかし私は毎日5時に起床し、それを習慣づけることで、一度も遅刻せずにすべての授業に出席しました。また、早起きし自宅を出発するまでの時間で、予習復習をおこない、すべての単位を取得することが出来ました。私は貴社においてもこの強みを発揮し、自身の仕事に邁進していきたいと考えております。
この例文の内容では、「当たり前」だと考えられてしまう恐れがあります。「遅刻をせずにすべての授業に出席すること」や「単位を全て取得すること」は、何も特別なことではありません。このようなエピソードを用いて自己PRを行っても、採用担当者に対して自身をアピールすることにはつながらないのです。
自己PRで述べるエピソードは何も特別なものである必要はもちろんありません。しかしそうは言っても、他の人が聞いた際に「当たり前」だと思われてしまうエピソードは避けたほうが無難なのです。
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以上、向上心を自己PRでアピールする際のコツのご紹介でした。向上心をアピールするためにはこれだけのコツがいるのです。しかし、コツさえおさえれば良いアピールにはなるので、是非これらの事を参考に適切にアピールしていってください。