面接対策

面接で「学生時代頑張ったこと」について聞く理由と答え方|例文付き

目次

  1. 面接で定番の質問「学生時代頑張ったことは何か」
  2. 企業が面接で学生時代頑張ったことを聞く2つの理由
  3. 学生時代頑張ったことをアピールするポイント
  4. 学生時代頑張ったことをアピールする際の注意点
  5. 学生時代頑張ったことがない就活生は?
  6. 面接で学生時代頑張ったことを話すコツ
  7. 日常系もおすすめ!学生時代頑張ったことの例
  8. 学生時代頑張ったことの面接での答え方【例文】
  9. 学生時代頑張ったことを面接で聞かれたら論理的に説明する

面接で定番の質問「学生時代頑張ったことは何か」

面接では必ずと言っていいほど、学生時代頑張ったことは何かを聞かれます。面接を受ける業界や企業によって質問が異なることも多いですが、学生時代頑張ったことについての質問は共通して聞かれることが多いので、対策しておかなければなりません。

必ず聞かれる質問ではありますが、この質問に対してどのように答えればいいのかを悩む人も多いです。学生時代頑張ったことでは当然、学生時代に自身が一生懸命に取り組んだことを話せばいいのですが、他人に誇れるものが見つからないと感じる人も多いです。

また、アピール内容はあってもそれをどのようにアピールしていけばいいのか分からない場合もあります。学生時代頑張ったことの質問は、定番の質問になるので、しっかりと対策をしておくことが大切です。

企業が面接で学生時代頑張ったことを聞く2つの理由

学生時代頑張ったことの質問に答えて高評価をもらおうと思えば、企業はなぜその質問をするのか、質問の意図を知っておく必要があります。面接ではひとつひとつの質問で就活生を知ろうとし、評価しようと考えています。

学生時代頑張ったことについての質問は、単に就活生の思い出話を聞きたいのではありません。企業側はその質問を通して、就活生のことを深く知ろうと考えています。そんな面接で、学生時代頑張ったことから知れることを2つ見ていきましょう。

①入社後のイメージと結びつけて人柄を把握するため

面接官は学生時代頑張ったことの質問から、その人の人柄を見ています。どのようなことを頑張ったのか、そこから何を得て、どのように考えて行動したのかによって人柄が判断されるので、人柄が分かる伝え方を心がけることが大切です。

また単に人柄が見られているだけではなく、そこから仕事で活躍できる人材であるか、成長していける人材であるかも見られています。物事に対してどのような姿勢で取り組むのかによって、入社後どのように頑張るか具体的にイメージしやすいです。

企業は学生時代頑張ったことを通して、その人がどのように頑張る人なのか、その頑張り方や人柄を知り、企業で活躍できる人材かどうかを判断しています。

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②伝える力を知りたい

学生時代頑張ったことの質問からは人柄だけではなく、伝える能力があるかどうかも見られています。学生時代頑張ったことは自身の経験を語ることになり、それをどれだけ分かりやすく魅力的に話ができるかが見られています。話す力、伝える力はビジネスマンにとっては重要なスキルです。

営業職やサービス業など対人関係の多い職種であればなおさら必要ですし、それ以外の職種でもコミュニケーションをとって仕事を進めるためにはそれらの能力が必要です。上手に話す、分かりやすく魅力的に伝えることは簡単そうに見えて、実は難しいことでもあります。しかし仕事をし、活躍するためにはそれらの能力は必須ですので、それが現時点でどれだけ備わっているかが見られています。

学生時代頑張ったことをアピールするポイント

学生時代頑張ったことをアピールするポイントは、「そのエピソードに汎用性はあるか」ということです。なんのために頑張ったのかという理由や目的、出てきた課題をどうクリアしたかという過程をしっかり伝えることで、自分の人柄や人生観を面接官に伝え、汎用性をアピールできます。ビジョンを明確にして行動できる事例として、頑張ったことをアピールできれば、面接官も入社後の様子をイメージしやすくなり、良い印象を与えることができます。

結果よりも過程を具体的に伝える

大事なことは「目的に対してどのような目標を立て、どのような手段で取り組んだか」を明確にすることです。「〇〇大会優勝、△△選手権準優勝」など好成績を列挙することに終始したエピソードは、単なる自慢話と扱われます。

面接官は面接の時間を有効に使って就活生の人柄を知りたいと思っているので、自慢話や思い出話など「時間の無駄」を共有させる人間は、会社のニーズがくみ取れない人間と、かえって悪い印象を与えるため注意が必要です。

面接官が学生時代頑張ったことを質問する意図は、就活生の人柄や伝える力を測り、「同じような成果を会社でも上げられる人材かどうか」を見極めるというところにあります。結果よりも目標達成に向けて工夫したこと、努力したこと、困ったこと、トラブルへの対応などを具体的に伝え、結果を出すためにどんなアプローチができる人間かということを知ってもらうことが大切です。

なぜ頑張れたのかを明確にする

学生時代頑張ったことをアピールする場合、「どんな目的があったから頑張れたのか」を明確にすることで人間性を面接官にアピールすることができます。頑張ったことの目的は企業が求める人間性を意識したものにするといいでしょう。

実際は単にお金を稼ぐ目的で続けていたアルバイトでも、「他人と話すことが苦手な性格を社会人になるまでに改善する目的で、あえて接客業のアルバイトを選んだ」と、向上心が推測できる目的にすることで、話の印象が大きく変わります。

また、「仲間のために」と周囲を意識した目的を掲げれば、他人と良好な関係を築ける人物と印象付けることもできます。「頑張ったのはただ好きだったからで、汎用性はない」と面接官に思われないように、なぜ頑張れたのかを明確にして、その表現を工夫しましょう。

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頑張った結果から得られたことを伝える

学生時代頑張ったことを伝える際には、頑張った結果から得られたことを伝えるよう意識しておきましょう。ただ頑張った話だけではなく、頑張った結果どのような成果が得られたのかを伝えるのもポイントです。ただ頑張った話をしても評価の対象にはなりませんので、そこから何を得たのかを伝えることが大切です。

そもそも面接官が学生時代頑張ったことについて聞くのは、その経験からどのように成長したのかを知りたいからでもあります。どのように考え行動したかも大切ですが、その結果何を得ることができたのかも重要視されています。また主観だけでアピールするのではなく、周りからの評価を伝えることもアピールポイントになりますので、周囲からの評価も含めてアピールしていきましょう。

学生時代頑張ったことをアピールする際の注意点

学生時代頑張ったことを上手にアピールするためのポイントはさまざまありますが、それだけではなく注意点もあります。せっかく上手にアピールができていても、注意点が守れていなければマイナスの印象を与えてしまいますし、評価も下げられてしまいます。

面接を攻略するためには、上手にアピールするだけではなく、注意点を理解した上でアピールすることも大切です。注意点を踏まえて上手にアピールを進め、マイナスの評価にならないように注意しましょう。

自慢話にならないようにする

学生時代頑張ったことを伝えるときには、自慢話にならないよう注意しましょう。力を入れた結果、自分の強みして紹介できることで誇らしくなり自慢したくなるのもわかりますが、一番になった、賞をとったことをただ強調するだけではあまり意味がありません。もちろんその事実は結果として立派ですが、面接時点では既に過去の出来事となっています。

面接官が知りたいのは、そういった経験を通したあなたが何を得たか、その経験が今後どんなことで活きそうか、仕事をするうえで活躍できそうかが知りたいのです。長々と聞かされる自慢話ほど、他人にとって不快な時間もありませんので、実績などは少し触れるくらいにしましょう。

嘘はつかないようにする

学生時代頑張ったことをアピールする際には、嘘はつかないようにすることが鉄則です。アピールすべき内容が見つからないからといって、嘘を話してしまうのはよくありません。嘘をついてしまうと突っ込まれたときに答えられませんし、嘘を見破られ、マイナスポイントになってしまいます。

嘘は信用を大きく損なうことになりますし、評価も大幅に下げられてしまいます。嘘をつくくらいであれば何も答えない方がましですし、嘘がバレればその時点で不合格が決定してしまう可能性もありますので注意が必要です。

誰しも探せば学生時代頑張ったことは思いつきます。思いつかないのは探し方が悪い可能性がありますので、もう一度自己分析をおこなうなどやり方を見直し、嘘だけはつかないようにしましょう。

誰かに言われて頑張ったエピソードはNG

学生時代に頑張ったことを伝える時は、自分で考え、自分で行動したことを伝えることが大切であり、誰かに言われて頑張ったエピソードはNGです。誰かに言われたから頑張ったエピソードは説得力に欠けますし、印象がよくありません。誰かに言われなければ行動できない受動的な印象を与えてしまう可能性もありますし、マイナスの評価になってしまう可能性が高いです。

また必要に迫られて仕方なくやったエピソードも、好印象にならない場合がありますので注意しなければなりません。学生時代に頑張ったことは、自発的に頑張ったことをアピールすることが大切です。誰かに言われたり、仕方なくやったものではなく、自分の意思で選択し、行動したものをアピールするようにしましょう。

学生時代頑張ったことがない就活生は?

学生時代頑張ったことの質問が答えにくいのは、全ての人が他人に誇れるほど頑張った経験があるとは限らないからでもあります。さまざまなことに積極的に取り組んでいた人であれば、どれをアピールしようかその題材選びに迷いますが、頑張った経験がない人はアピールする題材を見つけることすらできません。しかし、アピールできることがないからと言って諦める必要はありません。学生時代頑張ったことがすぐに思い浮かばない場合でも、その対処方法はあります。

今から作っても遅くはない

学生時代頑張ったことがないと感じているのであれば、それを今から作っても遅くはありません。読書でもPCでもプログラミングでも、興味のあることに今からチャレンジすることで、それを学生時代頑張ったこととしてアピールすることはできます。学生時代頑張ったことの期間は、それほど関係ありません。

長期的に続けているものであれば頑張っている内容に加え、継続力があるなどを伝えることもできますが、必ずしも長く続けている=良い評価であるとは限りません。長く続けていてもその取り組み方やアピールの仕方によって低評価です。続けている期間が短くても本当にそれに真剣に取組み、そこから何を得られたのかを適切にアピールすることができれば、高評価を獲得することはできます。

これまでの経験を細かく見直す

学生時代頑張ったことは新しく作るだけではなく、学生生活で何をしていたのか見直すことでも見つけていくことができます。学生時代の経験を振り返って魅力的にアピールできそうな何かを探すようにしましょう。学生生活で何をしていたのかは意外に忘れてしまっていることも多いです。

4年間を振り返り、自己分析を進めるとともに何かアピールできる題材はないかを確認していきましょう。学生生活を振り返ってもアピールできる内容がどうしてもなければ、勉強や講義やゼミへの取り組み姿勢などでもアピールすることはできます。アピールできる題材はいくらでもありますので、学生時代に何をしたのかを思い出し、印象的なエピソードからアピールする題材を考えていきましょう。

面接で学生時代頑張ったことを話すコツ

自分が力を入れた経験、頑張ったことをまとめたからには熱弁したくなるのは分かりますが、「あれを話そう、これを伝えよう」と力むと、ついつい必要に長くなってしまいます。

では、どうすれば相手に自分の言いたいことがスムーズに伝わるのでしょうか?

まず全体をできるだけシンプルにまとめましょう。プロセスを1から伝えることをやめ、結果どうなったかという結論を先に伝えるようにするのもいいかもしれません。

何故なら話全体が長いと、断片的なエピソードだけが記憶に残り、何の話をしていた?と自分が伝えたかった要点が忘れられてしまうこともありますし、面接官と会話をしていると、自分の言いたかったことをからズレて話の収拾がつかなくなることもあります。そういったケースを避けるためにも結論を先に述べることで、自分の言いたいことをまず伝えることができます。またこれからどういう話をするかの見通しをもってもらうと、話は格段に伝わりやすくなりますので、話を始める前に話の全体像を伝えるのも1つの手段です。

①話す順番を整える

相手に話を伝えたい時には内容の整理も大切ですが話す順番も重要です。自分のエピソードを4~5つの段落に分けてどういった順序で話すか整理してみましょう。

・頑張った内容
結果や成績だけでなく、どういった行動をしたか、得られた経験や実感した事柄などについて端的に述べます。細かく説明するタイミングは後にありますので、これからどういった話をします、という話の入り口部分だと考えましょう。

・なぜ取り組んだのか
取り組んだ理由については、解決するべき課題として元々あったのか、自分の意思で取り組んだのかなど、客観(やらなければいけない)と主観(やったほうがいいと考えた)を意識します。またどんな最終目標を意識していたか触れるのもよいでしょう。

・具体的な取り組み
結果にたどり着くまでに自分が実行した事を述べます。一貫してやったこと、途中で方針変更した事柄など、工夫したことや気づきについて説明する部分です。個人差が出るためつい力が入って回りくどくなりがちな部分ですので、シンプルな説明を心掛けましょう。

・結果
自慢にならないようにどういった結果になったのか、その結果に自分の取組みがどういった影響を与えたのかを述べます。ここで頑張った内容につなげられれば話に一貫性が生まれます。

・会社に入って活かせるもの
エピソード内の結果につながった自分の取組みを強みとして、社会人としてどう生かしていくかを述べます。会社ごとに新社員に求める要素は異なりますので、自分の希望する企業の求める人物像に寄せるようにしましょう。

②使用する言葉は分かりやすいものにする

また相手に説明する際には、難しい言い回しや専門用語は使わないように注意しましょう。

専門用語と言われると理系の研究職にありがちな話と思われがちですが、文系でも専門科目での用語や新しいビジネス用語など一般的ではない用語は多数あります。自分がよく聞くから相手も知っているだろう、と考えて使うのは避けたほうがいいでしょう。

どうしても使うときは、具体的にどういうことか簡潔に説明できるようにしておくのがよいでしょう。

③スピーチの長さや時間に気を付ける

面接では学生時代頑張ったことを伝える際、スピーチの長さ、時間を意識して行うことが大切です。起承転結などエピソードの組み立て方の戦略を意識して、簡潔にまとめつつも伝わる内容を心がけるようにしましょう。

短すぎればアピールとしては不充分ですし、反対に長すぎると、伝えたい内容を簡潔にまとめる力がないとみなされ、これも悪印象です。最も良い評価を得るためには、長すぎず短すぎず、適切な長さでアピールすることを心がける必要があります。

日常系もおすすめ!学生時代頑張ったことの例

  • 勉学
  •  アルバイト
  •  部活・サークル
  •  ボランティア
  •  インターン

学生時代頑張ったことで何を答えればいいのか分からない人は、その題材選びに迷っていることが多いです。面接ではただ質問に答えるだけではなく、面接官の印象に強く残る必要があります。

そのため勉学やアルバイト、部活・サークル、ボランティアやインターンなどの日常系では、アピールができないと思う人も多いですが、そうではありません。これらの題材であっても伝え方次第では、魅力的なアピールをすることは可能です。他の就活生と被りそうな題材でも伝え方を工夫すれば面接官の印象に残ることはできます。

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学生時代頑張ったことの面接での答え方【例文】

学生時代頑張ったことで何をアピールするのか、その題材が決まれば次は面接でのアピールの仕方を考えていきましょう。どれだけ題材が良くても、アピールの仕方やその伝え方を間違えれば評価されない、あるいは低評価になってしまう可能性もあります。

学生時代頑張ったことはどの業界や企業でも聞かれることが多いので、徹底的に対策をしておくことが大切です。次に面接で答える時の例文を題材別に紹介します。それを参考に自身のアピール内容も考えていきましょう。

アルバイト

私は学生時代アルバイトに精を出し、そこでチームワークの大切さを学びました。私は大学入学時から4年間居酒屋のホールとしてアルバイトをしていました。アルバイト先は忙しく、ホールの仕事もいかに無駄なく、合理的に動けるかが求められました。ホールは基本的には3人いましたので、開店前にしっかりと打ち合わせをし、それぞれがどのように動くのかを決め、後から出勤してきた人にも、それを必ず伝えました。個人ではなく、チームで動くことをモットーに頑張った結果、週末の忙しいときでもスムーズに店を回すことができました。私は御社でも、それぞれがきちんと意思疎通を図ることでチームワークを高めて、活躍したいと考えています。

アルバイトの例文ではチームワークの大切さを学んだとアピールされています。文頭で学生時代頑張ったことは何か、そこで何を得たのか、結論から語ることでアピールしたい内容を明確にすることができています。アピール内容を明確にすることで面接官に強く印象を残すことができており好印象です。

例文では4年間アルバイトをしたとありますが、長く続けたことをアピールすることで継続力の高さがアピールできています。また、チームワークを高めるために開店前に打ち合わせをするなど、経験を具体的に語ることでアピールの説得力を上げることができています。締めの文章でも意思疎通を図ってチームワークを高めると具体的に仕事に活かす方法が提示されており、これも好印象でしょう。

部活

私は学生時代部活動に懸命に取組み、そこで目標に向かって努力する大切さを学びました。私はサッカー部に所属していました。サッカー部は弱く、最下位のリーグにいました。私は同年代のチームメイトとリーグ昇格を目標に掲げ、練習に取り組みました。リーグ昇格を目指すためには厳しい練習が必要でしたが、目標を強く意識することで、それも乗り越えることができました。厳しい練習を乗り越えた結果、最後のリーグ戦で一つ上のリーグに昇格することができました。私は御社でも目標を定め、それを一つずつ達成して成長していきたいと考えています。

部活の例文では目標に向かって努力する大切さを学んだとアピールされています。最初で結論が語られ、その後に裏付けの根拠となるエピソードが語られており文章構成に問題はありません。例文ではリーグ昇格を目標にしていたこと、そのために厳しい練習に取り組んだとなっています。

リーグ昇格を自分たちで決めていることで、向上心の高さや、厳しい練習も乗り越えた忍耐力の強さがアピールできています。ただ頑張っただけではなく、結果としてリーグ昇格を果たし、目標が達成できているのもポイントです。しっかりと目標を達成したエピソードを語ることで、結論の説得力を高めることができており、面接官に伝わる回答になっているでしょう。

勉強

私は学生時代は勉学に励み、継続して努力し目標を達成する力を身に付けることができました。大学入学時にTOEICのテストを受け、400点というスコアの低さに悔しさを覚えました。私はその悔しさを払拭するために他の勉強と並行し、特に英語に力を入れてTOEICで800点を取ることを目標に定めました。英語の必修は2年で終わりましたが、その後もより発展的な英語の授業を選択するなど、徹底的に英語を学びました。その結果TOEICで目標を越えた900点を取得することができました。私は御社でも地道な努力を重ね、ゆくゆくは企業を引っ張る存在へと成長したいと考えています。

勉強の例文では継続して努力し、目標を達成する力を身に付けたとアピールされています。例文の中では悔しさを払拭するために、必死に勉強したとありますが、その様子から負けず嫌いで向上心が高いことをアピールすることができています。単に英語に力を入れるだけではなく、他の勉強と並行して行っていることもポイントです。

ただ悔しさを払拭するために、他を疎かにしてまで英語の勉強をしているのではなく、やるべきことはやった上で、自身の課題に注力できているので好印象を与えることができるでしょう。努力の結果、目標を上回る点数を取得することができていますし、TOEICなどのように明確な数字でアピールすることで、努力を定量的に示すことができています。

研究室・ゼミ

私は学生時代は勉学、特にゼミでの研究でグループワークの進め方と役割を演じることに力を入れました。今後の××業界の推測を行いましたが、方針が決まらない序盤では発言が少ないゼミ生がいれば私はこう思うけど○○さんはどう思う?と議論が回るよう意識して最初に発言して音頭をとりました。また途中で議論が白熱し、時間内に話がまとまらないときには問題点を共有し、各自の意見を個別に把握しオンライン上で確認できるようまとめることで、明確な方針と主張を導くことができました。その結果20組のゼミ合同の発表会で3位の高評価を得ることができました。私は御社のチーム内でも問題把握や意見の拾い上げなどで問題解決の一助となっていきたいと考えています。

研究室の例文では グループ内の役割と問題意識を明確に認識していたことをアピールしています。方針が決まらない時に議論が回るよう意識して音頭をとった様子や、問題点を全員で共有して解決に繋がったことも、グループワークで自分の役割を理解し行動できる協調性が高いことのアピールに繋がっています。

インターン

志望している御社のインターンに参加したことで、実務に近い経験を学んだことです。
3年の夏休みを利用して、社員の方と同じように実際の業務に近い長期インターンシップに取り組むことで、業界で必要なスキルを知り、社会人として必要なマナーを身につけました。また自分が希望している業界の業務を実際に体験することができ、アルバイトやボランティアではなく、社員の方が感じている責任感をもてるように自身のたち振る舞いや、実践的なスキルが何かを改めて考える機会になりました。実際にインターンを経験してみて、就活当初から企画職を希望していたのですが、体験することで自分自身の適性ややりたいことをインターンを通して再確認し、御社が本当に自分に合っているのかを知る最適な機会でした。

インターンの例文では、志望業界で必要なスキルの基礎を学んだとアピールしています。文頭で学生時代に頑張って得たことを結論からアピールし、自身の志望業界への意識を再確認しています。体験したことを通じて憧れだけでなく自分の適正を明確にすることで面接官に印象づけることができているのではないでしょうか。

学生時代頑張ったことを面接で聞かれたら論理的に説明する

ビジネスシーンではさまざまな職種や地位の人に対し、論理的に説明する機会があります。

そのため学生時代頑張ったことを面接で論理的に説明ができる=わかりやすく納得しやすい説明をする基本ができているとみなすことができます。頑張ったことの結論を最初に出し、裏付ける根拠や背景から出来事という順番で伝えられれば、聞いている相手に好印象を与えやすいでしょう。論理的に説明することは問題に対する解決策を見いだしつつ、どのような思考を経てその結論に至ったのかを面接官に説明できるようになりますので決して損はありません。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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