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就活スーツにリュックはOK?就活生にふさわしいカバンの選び方

就活でスーツにリュックはNGか

最近では、ビジネスマンがスーツ姿でリュックを背負って通勤する姿も珍しくなくなってきました。学生の通学もリュックが多く、ここ数年の流行でリュックを通学や通勤に使う人が急増しています。

社会人が出勤するときにリュックを持っているということは、スーツにリュックは今や常識なのでしょうか?就活にも使ってもよいのかどうか迷うところです。そこで、リュックは就活に使ってもよいものなのか、NGなのかをいろいろな角度から見ていきましょう。

就活においてリュックがNGな理由

最近はバッグとリュックが一緒にお店に並んでいることも多く、バッグとリュックの意味の違いをあまり意識したことがないかもしれません。リュックは本来ドイツ語のRuck sack(リュックザック)を英語読みした「リュックサック」が正式名称で、その意味は「後ろ(背中)の袋」です。

日本では昔、背嚢(はいのう)という呼び方をしていました。日本陸軍の兵士が大量の荷物を詰めて背負っていたこともあります。そんなリュックが就活においてNGな理由をご説明していきましょう。

就活というフォーマルな場にふさわしくない

リュックは荷物がたくさん入って、重たいものでも楽に運べる、便利なカバンです。登山やハイキングに行けば、ナイロン素材でカラフルな色をしているものを見かけることもあるでしょう。

リュックと言うと、アウトドアなどのカジュアルなシーンで使用するイメージが広まっています。たとえ素材や色が変わり、バッグと同じように扱われていても、リュックはカジュアルと認識されがちで、フォーマルな場所にはふさわしくないでしょう。

就職活動ももちろんフォーマルな場であるので、リュックを使うとあまり良い印象を与えない現状があります。基本的にはビジネスの場に準ずる服装や持ち物を選びましょう。

自立せず不安定なので置いた時に倒れやすい

リュックは重い荷物を下の方に入れたとしても、置くとバランスが悪くなってしまいます。就活は企業を訪問して面接をする機会が非常に多く、その際には自分の荷物を持ったままで面接会場に入ることもあります。

ドアをノックして「失礼します」と言いながら入室する際にも、バッグなら手に持って入り、そのあとは勧められた椅子に座ってすぐ横の床に置くことができます。

では、リュックの場合はどうでしょうか?背負ったまま入室して、試験官の目の前で背中から降ろすのはどうかと思いますし、手にぶらさげて入室するのも格好がつきません。しかも形状が不安定で自立していないので、床に置いた際に面接中に倒れてしまう恐れがあり、やはり心証が悪いと言えます。

リュックの重みでスーツが傷む

リュックの重みはスーツが傷む原因になります。そもそも、服が傷む原因は「虫食い」「日焼け」「汗」「摩擦」などが挙げられます。「日焼け」「虫食い」はクローゼットにしまったり、防虫剤を設置したりすることである程度抑えられます。しかし「汗」「摩擦」はいかがでしょうか。この2点は衣服を着用しているときに必然的に発生します。

そのため、服を着るたびに傷んでいくという事実は避けられないのです。いかにして「汗」「摩擦」を避けるかが重要となります。リュックは肩ひもを肩に当てて背中に背負います。スーツの肩、背中部分に摩擦が生じ、スーツに当たっている部分には汗が滲みます。

摩擦が発生することで、毛玉の原因や服の擦り減りが起きます。汗の蓄積は、水分が生地に付着し傷みを促進させ、悪臭の原因になります。リュックを背負う度にスーツが磨り減り、さらにはスーツから汗の臭いが放たれる要素を積み重ねていくのです。

個性や楽さよりもまずはマナーを守ることが重要

説明会や面接には多くの学生が集まりますが、企業側はどうしても限られた人数しか採用できません。すると必然的に多くの学生が振るい落とされることになります。面接では人柄ややる気など、採用する上で重要視されるポイントがいくつかありますが、そのひとつに、マナーを守れているかどうかという項目もあります。

マナーを守れない人は真っ先に落とされるといっても過言ではありません。説明会会場で騒ぐなどは、とんでもないマナー違反でわかりやすいですが、服や持ち物でのマナー違反というのは、なかなか気がつきにくいものです。

フォーマルな「就職活動」の面接時にカジュアルなリュックを持っていき、面接官にマナー違反だと思われた場合、落とされる対象になってしまいかねません。そういったリスクを避けるためにも、やはりマナーを守ることは重要なことでしょう。

スーツにリュックがOKな業界

就活時にも自分の個性を大切にしたいものです。みんなと同じ無難なものは身につけたくないという、こだわりを持った学生もいることでしょう。

それと同じで、すべての企業が就活生に黒いスーツとバッグを求めているわけではありません。特にアパレル業界では、いわゆるリクルートスーツと呼ばれる黒いスーツに、靴とバッグとベルトの色を揃えるなどの固いスタイルではNGです。

ファッションセンスを見る目的もあるので、個性をアピールできる私服で来るように連絡があることもあり、もちろんその際の小物はリュックでもOKなのです。

またマスコミ業界や、IT業界などでも持ち物にはあまりこだわらない企業が多く、リュックが受け入れられやすい傾向にあります。

スーツに合わせるリュックの選び方

リュックの素材は、カジュアルなものでは綿素材、レディースものによくみられるベロアやスウェット素材、軽いものではナイロン・ポリエステルなどがあります。しっかりした素材では合成皮革、牛革などで、大人むけのシックな色合いのものがたくさんあります。

では就活のスーツに合わせるリュックは、どんなものを選べばよいのでしょうか?押さえておく点をご説明していきます。

素材と機能性を重視

スーツに合わせるリュックは、革製で機能性がよいものを選ぶとよいでしょう。スーツのときには基本的に革靴を履くので、コーディネートの面でも、きちんと感が出るという意味でも革製がおすすめなのです。

大きさは、面接先で必要な書類が折らずに入るよう、A4の紙が入ることは必須です。またリュックの外側にファスナーつきのポケットがあれば、定期券の出し入れなどに便利です。

黒い荷物が多い場合は内側の色が黒くないものがおすすめです。リュックは縦に長いので、中が黒いと意外と物が探しにくく、大事な場面で手帳が見つからないなんてことになりかねません。内ポケットにもこだわり、筆記用具がすぐに見つかるようにペンを差すポケットがあるものがよいでしょう。

メンズにおすすめのリュック

BISON DENIM 本革リュックメンズ2WAY ¥9,880
サイズ:縦38.5cm×横29.5cm×厚さ11cm
メイン材質:本革(牛革)
カラー:ブラック

熟練の職人により優れた素材を使用して、丁寧に丹精込めて創り上げられた本革のリュックです、背部はメッシュで風を通し蒸れを解消する構造で、夏でも快適です。

取っ手つきなので、肩にかけるだけではなくバッグとしても使用可能です。大容量の収納力があり、オープンポケットとファスナーポケットは合わせて全部で9個あります。おしゃれな外見の上に多機能で実用性が高いリュックです。本革使用は表面のみなので、軽くてお手頃価格です。

レディースおすすめリュック

BOSTANTEN(ボスタンテン)レザーリュックサック本革 ¥7,480
サイズ:縦38.5cm×横29.5cm×厚さ11cm
メイン材質:本革(牛革)
カラー:グリーン、ピンク、ブラック

かばん職人が1点1点丁寧に制作している、収納力が抜群できちんと感にもこだわった2WAYリュックです。柔らかい素材でで仕立てているので、手さげの取っ手も柔らかく、手で持った時の負担を軽減することができます。

多くのレディースのリュックは肩ひもが細いものが多く、荷物が重たくなると、肩への食い込みが気になるものです。しかし、こちらの商品は肩ひもに程よい幅があるので肩への負担も少なくなります。

就活生は手提げタイプのかばんを使うのがおすすめ

就活ではリュックの使用をなるべく避けたいです。手提げタイプのかばんは手に持つだけですから、かばんでスーツが傷む原因をつくる可能性は低くなります。手提げタイプのかばんを肩にかけている女性も見受けられますが、なるべく手で持ち歩いた方がスーツは長持ちします。

かばんから持ち物も取り出しやすいので、持ち方を変えてみることもおすすめします。就活は移動が多いため、その分かばんを持つ時間も長いです。スーツや自分自身に負担にならない持ち方をしましょう。

黒で無地のビジネスバッグを選ぶ

肝心なかばんの色や柄はどういったものを選べばよいのでしょうか。かばんは黒色で無地のもの、型は一般的なビジネスタイプのものを選びましょう。普段使いのトートバッグなどではなく、リクルートスーツに合うかばんが適切です。そのうえで、持ち物が整理しやすく収納力に優れたビジネスバッグを購入しましょう。

ビジネスバッグは、ビジネスシーンで大活躍の機能がたくさんです。スーツのブランドでもリクルートスーツに合うバッグを販売しているため、一緒に購入しておくといいでしょう。

A4サイズが入り自立するもの

説明会、面接中は自分が座っている椅子の横にかばんを置きます。その場で直接、面接官に履歴書を提出するパターンもありますし、面接の最後に企業のパンフレットや次回の選考のお知らせをいただくことがあるかもしれません。大抵の書類はA4サイズです。A4サイズが余裕で入るかばんを選びましょう。

また、安定して床に置けるタイプのかばんだと安心です。季節によっては、秋冬コート・春コートが手荷物に追加されます。面接中、上着はかばんの上に置きます。コートを折り畳み、自立したかばんの上に置きましょう。そうすることで、上着を床に直に置かなくてもよいですし、清潔なままコートを保てます。

軽くて防水機能付きが便利

長時間持っていても手が疲れにくく、突然の雨にも対策できる軽量型・防水機能付きタイプのかばんが便利です。就活生のかばんには、履歴書、封筒、SPI対策参考書など、重要書類がたくさん入っています。女性は、化粧直しポーチ、替えのストッキングなども持ち物に追加されます。重たい荷物を手に提げながらの移動は体力を消耗します。

雨の日でも、うっかり傘の横から侵入してくる雨水や、車の水はねも気になります。就活では疲れにくいかばんを選び、書類が濡れることは絶対に避けたいものです。軽量型・防水機能付きタイプのかばんは、軽くて持ち運びがしやすく、素材が水に強いので、水はね対策もできます。百貨店やスーツ専門店など取り扱っている店舗に出向き、実際に手に持って軽さや素材を試してみてください。

リュックはできるだけ避けた方が無難

就活のために今から買いそろえる場合は、希望する業界が定まっていて揺るがないのであれば、その業界に合わせてリュックやビジネスバッグのの準備するとよいでしょう。訪問したい業界が、IT業界やアパレル業界などリュックでOKな企業かどうかは重要です。

銀行や商社などの固い業界では、リュックは絶対にNGです。訪問したい業界が複数ある場合や、決めていたはずでも、途中で気が変わって違う業界を訪問するかもしれないと思う場合には、リュックとビジネスバッグをうまく使い分けてみましょう。

持ち物だけでNGということは避けたいものです。個性を出すことも必要ですが、リュックはできるだけ避けた方が無難だといえるでしょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也 (よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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