目次
太平洋セメントにおける最近の平均年収推移
建築物の材料であるセメントは、現代社会の発展において欠かすことのできない材料となっています。太平洋セメントは、そうしたセメントに関わる事業を扱う企業のひとつです。そんな太平洋セメントの平均年収や生涯賃金などについて調べました。
太平洋セメントとは
正式名称:太平洋セメント株式会社
所在地:東京都港区台場2-3-5 台場ガーデンシティビル
従業員数:1,702人
平均年齢:41.7歳
平均勤続年数:20年
※//www.taiheiyo-cement.co.jp/company/compdata.html
※有価証券報告書を参照
太平洋セメントは、名称の通りセメントの販売や建材の製造、販売など、セメントに関わる業務を主体とした企業です。特に、特殊なセメントの開発や材料の見直しなど、商品の研究にも積極的に取り組んでいるのが特徴です。
近年の平均年収推移
太平洋セメントの近年の平均年収の推移を調べてみました。
年度 | 平均年収 |
平成28年 | 759.0万円 |
平成27年 | 753.0万円 |
平成26年 | 788.0万円 |
平成25年 | 748.0万円 |
平成24年 | 733.0万円 |
※有価証券報告書を参照しています。
太平洋セメントの平均年収は、概ね横ばいで推移しています。ここ5年間の平均金額は約750万円前後で、非常に安定した水準だと言えるでしょう。
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太平洋セメントにおける年齢別平均年収
各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。
平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション
各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。
年齢 | 年収 | 月給 | ボーナス |
20~24歳 | 457.0万円 | 28.5万円 | 114.5万円 |
25~29歳 | 619.7万円 | 38.7万円 | 155.3万円 |
30~34歳 | 715.1万円 | 44.7万円 | 179.2万円 |
35~39歳 | 781.4万円 | 48.8万円 | 195.9万円 |
40~44歳 | 843.7万円 | 52.7万円 | 211.5万円 |
45~49歳 | 914.0万円 | 57.1万円 | 229.1万円 |
50~54歳 | 958.0万円 | 59.8万円 | 240.1万円 |
55~59歳 | 922.6万円 | 57.6万円 | 231.3万円 |
60~64歳 | 617.5万円 | 38.6万円 | 154.8万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション
太平洋セメントの1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。
年齢 | 月給 | ボーナス | 平均年収 |
22歳 | 28.5万円 | 114.5万円 | 457.0万円 |
23歳 | 30.6万円 | 122.7万円 | 489.5万円 |
24歳 | 32.6万円 | 130.9万円 | 522.1万円 |
25歳 | 34.6万円 | 139.0万円 | 554.6万円 |
26歳 | 36.7万円 | 147.2万円 | 587.1万円 |
27歳 | 38.7万円 | 155.3万円 | 619.7万円 |
28歳 | 39.9万円 | 160.1万円 | 638.8万円 |
29歳 | 41.1万円 | 164.9万円 | 657.9万円 |
30歳 | 42.3万円 | 169.7万円 | 676.9万円 |
31歳 | 43.5万円 | 174.5万円 | 696.0万円 |
32歳 | 44.7万円 | 179.2万円 | 715.1万円 |
33歳 | 45.5万円 | 182.6万円 | 728.4万円 |
34歳 | 46.3万円 | 185.9万円 | 741.6万円 |
35歳 | 47.1万円 | 189.2万円 | 754.9万円 |
36歳 | 48.0万円 | 192.5万円 | 768.2万円 |
37歳 | 48.8万円 | 195.9万円 | 781.4万円 |
38歳 | 49.6万円 | 199.0万円 | 793.9万円 |
39歳 | 50.4万円 | 202.1万円 | 806.3万円 |
40歳 | 51.1万円 | 205.2万円 | 818.8万円 |
41歳 | 51.9万円 | 208.4万円 | 831.2万円 |
42歳 | 52.7万円 | 211.5万円 | 843.7万円 |
43歳 | 53.6万円 | 215.0万円 | 857.7万円 |
44歳 | 54.4万円 | 218.5万円 | 871.8万円 |
45歳 | 55.3万円 | 222.0万円 | 885.8万円 |
46歳 | 56.2万円 | 225.6万円 | 899.9万円 |
47歳 | 57.1万円 | 229.1万円 | 914.0万円 |
48歳 | 57.6万円 | 231.3万円 | 922.8万円 |
49歳 | 58.2万円 | 233.5万円 | 931.6万円 |
50歳 | 58.7万円 | 235.7万円 | 940.4万円 |
51歳 | 59.3万円 | 237.9万円 | 949.2万円 |
52歳 | 59.8万円 | 240.1万円 | 958.0万円 |
53歳 | 59.4万円 | 238.4万円 | 950.9万円 |
54歳 | 58.9万円 | 236.6万円 | 943.9万円 |
55歳 | 58.5万円 | 234.8万円 | 936.8万円 |
56歳 | 58.1万円 | 233.0万円 | 929.7万円 |
57歳 | 57.6万円 | 231.3万円 | 922.6万円 |
58歳 | 53.8万円 | 216.0万円 | 861.6万円 |
59歳 | 50.0万円 | 200.7万円 | 800.6万円 |
60歳 | 46.2万円 | 185.4万円 | 739.6万円 |
61歳 | 42.4万円 | 170.1万円 | 678.5万円 |
62歳 | 38.6万円 | 154.8万円 | 617.5万円 |
63歳 | 30.8万円 | 123.8万円 | 494.0万円 |
64歳 | 23.1万円 | 92.9万円 | 370.5万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
太平洋セメントの役職者の年収
役職者の年収について
役職 | 平均年収 |
部長 | 1,360.3万円 |
課長 | 1,064.0万円 |
係長 | 810.2万円 |
20~24歳の一般社員 | 457.0万円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
太平洋セメントの大卒・大学院卒初任給について
学歴 | 初任給 |
大卒 | 21.454万円 |
大学院卒 | 23.352万円 |
※マイナビ2018より参照しています。
太平洋セメントでは、事務と技術系の両方の採用を行っているため、技術を身につけた大学院卒の初任給のほうが若干高くなっています。募集学科については、文理両方の採用を行っているようです。
ガラス・セメント業界における年収の傾向と生涯賃金
ガラス・セメント業界とは
建材として欠かすことのできないガラスやセメントは、我々の生活に欠かせないものですが、ガラスやセメントを専門に扱う企業については、あまり知る機会が少ないのも事実です。
ガラスに関してはスマートフォンの液晶パネルなどの需要が見込まれ安定していますが、セメントは需要に波があり、企業の再編なども行われています。近年は東京オリンピックでの需要などが増えてきているために、比較的好調なようです。
ガラス・セメント業界の平均年収推移と生涯賃金
年齢 | 太平洋セメント |
ガラス・セメント業界
|
20~24歳 | 457.0万円 | 358.0万円 |
25~29歳 | 619.7万円 | 447.0万円 |
30~34歳 | 715.1万円 | 512.5万円 |
35~39歳 | 781.4万円 | 549.6万円 |
40~44歳 | 843.7万円 | 599.6万円 |
45~49歳 | 914.0万円 | 642.6万円 |
50~54歳 | 958.0万円 | 682.6万円 |
55~59歳 | 922.6万円 | 662.9万円 |
60~64歳 | 617.5万円 | 459.2万円 |
生涯賃金 | 3.41億円 | 2.46億円 |
※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。
ガラス・セメント業界全体の年収推移と比較すると、太平洋セメントの平均年収は高めの予測となっています。生涯賃金にも約0.95億円の差があり、30代後半の年収は、231.8万円もの差があると見られます。
年収以外の魅力
太平洋セメントは年収以外に、企業としても魅力的な部分を多く持っています。ガラス・セメント業界企業の中から太平洋セメントに就職したいと考えているのであれば、将来自分が就職した後のことを踏まえて、年収や企業としての魅力、ポリシーなどもしっかりと調べた上で就職活動に臨みましょう。
太平洋セメントの企業としての魅力や特徴は、セメント製造技術をリサイクルにも応用できる技術面や、セメント硬化後の劣化予測についても研究をおこなっている細やかさにあります。これらのことはある程度他の企業も事業展開としておこなっていることかもしれませんが、その中には太平洋セメントならではの魅力があるのです。以下に太平洋セメントならではの魅力について、詳しくまとめてみました。
セメント製造技術を用いたリサイクル技術
太平洋セメントの魅力のひとつが、セメント製造事業と技術を用いた環境問題への取り組みです。一般的な都市ゴミは、現状焼却などの処理をおこなった後最終処理場へ埋め立てる以外に、有効な処理方法が少ないのが問題となっています。太平洋セメントでは、それに対して「灰水洗システム」というシステムを生み出しました。
これは焼却後の焼却灰、ばいじんなどと呼ばれるごみの残りをセメント原料として加工するシステムです。これにより最終処理場の延命や、ダイオキシンの発生抑制が可能になっています。環境にも関わるセメント製造を用いて、環境問題へのアプローチを試みる事業展開は、長年セメント製造に関わってきた太平洋セメントならではの魅力と言えます。
セメント硬化後の劣化予測を独自技術で実現
太平洋セメントの魅力には、硬化後のセメント・コンクリートに対しての研究・技術開発もおこなわれている点も挙げられます。セメントやコンクリートは硬化後、経年劣化などによって耐久性が落ちてくる素材でもあります。太平洋セメントでは、このセメント・コンクリートの耐久性低下を予測するための技術を開発し、さまざまな条件下での耐久性予測をおこなっているのです。
この耐久性予測は、非常に多彩な形の予測が可能になっています。任意の環境条件下での劣化予測から、複数の原因による複合劣化における耐久性低下などについても予測できる、という技術です。セメント・コンクリートの硬化後まで含めた幅広い研究は、常に製品の使用について意識を傾けているということでもあるのです。
▼参考サイト
//www.taiheiyo-cement.co.jp/rd/taikyusei/index.html
//www.taiheiyo-cement.co.jp/rd/incineration/
セメント業界の動向
太平洋セメントの連結経営の売上高は、2017年と2016年を比較したところ4.4%ほど減少していることが、企業の公開情報から分かります。それに対して、純利益自体は30.7%増加している形となります。
太平洋セメントは、ガラス・セメント業界の中でもセメントを主体とした企業です。特に同業界の企業の中でも、太平洋セメントはシェアトップの企業になっています。
最近のセメント業界の動向としては、震災復興や東京オリンピックに向けて建築素材の需要が高くなってきたこともあり、売上高の推移は全体的に上昇傾向にあります。セメント業界は不動産や住宅、土木業界の影響を受けやすく、また経済動向にも左右されるのが特徴です。
▼参考サイト
//www.taiheiyo-cement.co.jp/ir/kessan.html
//gyokai-search.com/3-doseki.html
まとめ
セメント業界で安定したポジションを確保している一方、環境問題などの課題にも積極的に取り組んでいる太平洋セメント。今後の取り組みにも期待です。
※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。