企業研究

キヤノン電子の平均年収と生涯賃金|年齢別・役職別の年収・月給・ボーナス推移と業界比較

キヤノン電子における最近の平均年収推移

キヤノン電子株式会社は、埼玉県秩父市に本社を置く産業向け製品の製造販売を手掛けるキャノングループ企業です。昭和29年、株式会社秩父英工舎を設立し、カメラむけ露出計の製造を開始しました。その後、オープンリール、放送VTR、カセットステレオデッキ、8ミリVTR映像用磁気ヘッド、一眼レフ用レンズ絞りユニット、電卓・ワードプロセッサ用プリンタ、5.25/3.5インチフロッピーディスクドライブ、各種スキャナなど数多くの製品を製造してきました。

そんなキャノン電子の初任給や年収などを、企業が公開している情報を元に紹介します。

キヤノン電子とは

正式名称:キヤノン電子株式会社
所在地:埼玉県秩父市下影森1248番地
従業員数:1,713人
平均年齢:39.1歳
平均勤続年数:15.9年
//www.canon-elec.co.jp/
※有価証券報告書を参照

キャノン電子の製品は、コンポーネントと呼ばれるデジタルカメラなどに使用される小型モータ、紙幣認識用磁気センサなどの精密機器を製造しています。その他、宅配業者などで使用されているプリンタを搭載した携帯情報端末機器や企業の情報資産を守るセキュリティーソフトウエア開発など、ビジネス向け商品の製造・販売をしています。

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近年の平均年収推移

キヤノン電子の近年の平均年収の推移を調べてみました。

年度 平均年収
平成28年 555.0万円
平成27年 560.0万円
平成26年 553.0万円
平成25年 557.0万円
平成24年 552.0万円

※有価証券報告書を参照しています。

平成28年の平均年収は555万円です。平成20年に発生したリーマンショックの影響で、多くの企業で年収が大幅に減額しました。キャノン電子は影響を受けることなく、550万円前後の平均年収を推移していることから、安定性のある企業であることが分かります。

キヤノン電子における年齢別平均年収

各年齢ごとの平均年収の推移はどのようになっているのでしょうか。年齢階層別の平均年収と、1歳ごとの平均年収をそれぞれ算出しました。

平均年収の年齢階層別の推移シミュレーション

各年齢の年収推移を5歳刻みで推定し、月給・ボーナス・年収についてそれぞれ推定値を算出しました。

年齢 年収 月給 ボーナス
20~24歳 334.1万円 20.9万円 83.8万円
25~29歳 453.1万円 28.3万円 113.6万円
30~34歳 522.9万円 32.7万円 131.1万円
35~39歳 571.4万円 35.7万円 143.2万円
40~44歳 616.9万円 38.5万円 154.6万円
45~49歳 668.3万円 41.7万円 167.5万円
50~54歳 700.5万円 43.7万円 175.6万円
55~59歳 674.6万円 42.1万円 169.1万円
60~64歳 451.5万円 28.2万円 113.2万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

平均年収の1歳ごとの推移シミュレーション

キヤノン電子の1歳ごとの平均年収の推移をシミュレーションしました。

年齢 月給 ボーナス 平均年収
22歳 20.9万円 83.8万円 334.1万円
23歳 22.4万円 89.7万円 357.9万円
24歳 23.8万円 95.7万円 381.7万円
25歳 25.3万円 101.6万円 405.5万円
26歳 26.8万円 107.6万円 429.3万円
27歳 28.3万円 113.6万円 453.1万円
28歳 29.2万円 117.1万円 467.1万円
29歳 30.0万円 120.6万円 481.0万円
30歳 30.9万円 124.1万円 495.0万円
31歳 31.8万円 127.6万円 508.9万円
32歳 32.7万円 131.1万円 522.9万円
33歳 33.3万円 133.5万円 532.6万円
34歳 33.9万円 135.9万円 542.3万円
35歳 34.5万円 138.4万円 552.0万円
36歳 35.1万円 140.8万円 561.7万円
37歳 35.7万円 143.2万円 571.4万円
38歳 36.2万円 145.5万円 580.5万円
39歳 36.8万円 147.8万円 589.6万円
40歳 37.4万円 150.1万円 598.7万円
41歳 38.0万円 152.3万円 607.8万円
42歳 38.5万円 154.6万円 616.9万円
43歳 39.2万円 157.2万円 627.2万円
44歳 39.8万円 159.8万円 637.5万円
45歳 40.4万円 162.4万円 647.7万円
46歳 41.1万円 164.9万円 658.0万円
47歳 41.7万円 167.5万円 668.3万円
48歳 42.1万円 169.1万円 674.7万円
49歳 42.5万円 170.7万円 681.2万円
50歳 42.9万円 172.4万円 687.6万円
51歳 43.3万円 174.0万円 694.1万円
52歳 43.7万円 175.6万円 700.5万円
53歳 43.4万円 174.3万円 695.3万円
54歳 43.1万円 173.0万円 690.2万円
55歳 42.8万円 171.7万円 685.0万円
56歳 42.5万円 170.4万円 679.8万円
57歳 42.1万円 169.1万円 674.6万円
58歳 39.3万円 157.9万円 630.0万円
59歳 36.6万円 146.7万円 585.4万円
60歳 33.8万円 135.5万円 540.8万円
61歳 31.0万円 124.4万円 496.2万円
62歳 28.2万円 113.2万円 451.5万円
63歳 22.6万円 90.5万円 361.2万円
64歳 16.9万円 67.9万円 270.9万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

キヤノン電子の役職者の年収

役職者の年収について

役職 平均年収
部長 994.7万円
課長 778.0万円
係長 592.5万円
20~24歳の一般社員 334.1万円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

キヤノン電子の大卒・大学院卒初任給について

学歴 初任給
大卒 22万円
修士了 24.32万円

※リクナビ2018より参照しています。

キャノン電子の初任給は、一般企業の平均よりも高額といえます。高専卒の初任給は193,300円です。

職種は磁気関連製品・画像情報機器・ネットワークシステム商品の開発・設計、新製品開発、システムコンサルティング、生産技術、加工開発、材料研究、製造技術、品質保証管理があります。

教育は新入社員研修の他、階層別教育、職能別教育、レクチャー研修、自己啓発制度などキャリアアップ向けの研修があります。

複写機・プリンタ業界における年収の傾向と生涯賃金

複写機・プリンタ業界とは

OA機器業界の景気は平成19年までは上昇傾向にありましたが、平成20年に発生したリーマンショックの影響で大幅に下落しました。その後、産業向け機器の需要減少、低価格競争、円高などの要因で平成24年にまで低迷が続きました。25年以降、市場の景気回復と共に景気は一旦上昇しますが、リーマンショック前の水準には達することなく横ばいが続いています。

国内OA機器業界はキヤノン、セイコーエプソン、リコー、富士ゼロックスの企業がシェア争いを展開し、世界的にも需要があります。家庭や企業ではスマートフォン、クラウドサービスの普及でペーパーレス化が進んでいることから、複写機やプリンタの需要は低迷が続き、OA機器業界は厳しい状況が続いています。

複写機・プリンタ業界の平均年収推移と生涯賃金

年齢 キヤノン電子
複写機・プリンタ業界
20~24歳 334.1万円 463.6万円
25~29歳 453.1万円 578.9万円
30~34歳 522.9万円 663.6万円
35~39歳 571.4万円 711.6万円
40~44歳 616.9万円 776.4万円
45~49歳 668.3万円 832.1万円
50~54歳 700.5万円 883.9万円
55~59歳 674.6万円 858.3万円
60~64歳 451.5万円 594.6万円
生涯賃金 2.50億円 3.18億円

※編集部で規定したアルゴリズムに基づいた算出であるため、あくまでも予測シミュレーション数値となります。

キャノン電子の平均年収は、複写機・プリンタ業界の平均年収を下回っています。業界平均年収との差額は約125〜180万円となり、年齢と共に差額が広がっている傾向です。

まとめ

ここまでキャノン電子について調査をしてきました。初任給は一般企業よりも高額ですが、平均年収は複写機・プリンタ業界の平均年収を下回っていることが分かりました。

スマートフォンの普及やペーパーレス化が進んだことで、デジタルカメラやプリンターの売上げが落ち込み、キャノン電子にとっては厳しい状況が続いています。複合機向けレーザープリンターの売上げが伸びていることから、積極的に製品開発を進めて業績を伸ばしています。

新規事業の宇宙関連分野では、超小型人工衛星の打ち上げが平成29年6月に成功し、これらの実証実験などを進めていくことで、新たな事業化に向けて取り組みを始めているところです。

※最後に、本記事につきましては、公開されている情報を活用し、当社が独自の基準によってシミュレーションした結果を開示しているものとなります。読者の皆様に企業選択の一助になればという趣旨で情報を作成しておりますため、なるべく実態に近い状態のシミュレーションとなる様に最善を尽くしているものの、実際の報酬額とは異なります。 あくまでも参考情報の一つとしてご活用くださいませ。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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