志望動機

電力業界徹底研究ガイド|主要企業や志望動機例文などをご紹介

電力業界とは

人々の生活や産業の発展の基盤を支える電気は、現代の世の中になくてはならないものです。その電気を生み出し、供給するのが電力業界の仕事です。地域密着型の業種で生まれ育った地域に貢献できるので、就活生に人気の業界となっています。近年では東日本大震災の影響や電力自由化により、電力会社の業務形態が大きく変化しつつあります。そのため、業界の現状や展望を知ることが非常に大切となります。

電力業界

これまでの電力業界は地域独占と言われており、他社との競争も激しくなく安定した業界と考えられていました。そのため、安定した電力の供給やクリーンなエネルギーの創生が主な業務とされていました。
しかし最近では、震災の影響による大規模な事故などで、原子力発電の信頼性が大きく低下しました。

原子力発電の稼働には賛否両論があり、大きな課題となっています。また、
電力自由化
による企業間の競争が激化しています。平成
28年
には、電力の小売の完全自由化が開始されました。
これからの電力業界では電力部門だけでない様々な分野への展開が期待されますので多くの分野で活躍できる業界へと変化するでしょう。

電力業界の業績推移について

  • 業界規模202400億円
  • 平均年収707万円
  • 平均継続年数20

電力業界の業績は、電力自由化や世界的な省エネルギー化の影響を受け、ほとんどの電力会社の電力販売量は減少しており、現在の業績規模(主要対象企業12社の売上高の合計)は
20

2,400
億円となっております。売上高は東京電力が6兆699億円、関西電力が3兆2,459億円と都市部の電力会社の方が高いです。

平均年収は業績に比例するわけではなく、平成27〜
28
年では中国電力が779万円で業界トップとなっております。最近では原子力発電所の停止の影響などで平均年収の減少が見られます。原子力発電所の再稼働により増減することが予想されますので、データの見極めが重要です。
平均継続年数は約20年と、他業界と比べ長く、大手電力会社では勤続年数の差は少なくなっております。

電力業界の細かい職種分類について

  • 営業・販売促進
  • 技術(電気・機械・土木・建築など)
  • コンサルタント

電力業界は他業界と違い、半数以上もの従業員がエンジニアである企業が多いという珍しい業界です。電気を発電するにしても、発電所の設計・建設、発電機の設計などあらゆる分野の技術者が携わります。そのため、多くの分野のエンジニアが必要とされるでしょう。

日本の高い技術を広めるため、海外に進出する電力会社が増加しています。発展途上国へのコンサルティングを行う企業も多いので、英語が話せる人材も求められています。海外での仕事を取ってくるには営業も必要なので、様々な職種の人が1つの事業に関わります。

電力業界の主要トピック3つ

企業の動向が大きく変化している電力業界では、業界のニュースやトピックを知ることが大切となります。就職活動時のエントリーシートや、面接で時事問題を問われることは少なくありません。電気料金の変化や停電など、電力会社のニュースは普段から目にすることが多いですが、曖昧な知識のままだとかえって悪印象を与えてしまう危険性もあります。

業界の現状を研究するだけでなく、就職活動の武器として扱えるように最近のトピックを知っておきましょう。

電力自由化の成果検証

日本経済新聞によると、2016年4月に始まった電力の全面自由化について、自由化前からの料金メニューをなくすかどうかの議論が経済産業省で行われました。電力自由化により消費者が自由に電力会社を選べるようになりましたが、電力の小売りに参入する事業者が少ないと競争が起きにくく、かえって電気料金が上がってしまう危険性があります。これを回避するために政府は2020年3月まで、各々の電力会社がこれまでに設定していた料金設定を残すことを認めました。

従来の電気料金は、政府が内容や水準を審査していました。大手電力会社は自由化後、国の審査を通さずに自由に設定する料金と従来の料金の2本建てを続けています。既存の電力会社から別の会社に乗り換えた消費者と、同じ電力会社でも新たな料金設定プランに変更した消費者の合計は2017年7月末の時点で11.2
%
となっております。
中でも東京電力ホールディングスや、関西電力ではおよそ9
%
の顧客が新電力に乗り換えたのに対し、中国電力では1.4
%
、北陸電力では2
%
と低くなっています。

電力自由化が成功であるのかを検証するのは、まずその基準の設定が必要となってきます。先行する欧米の結果との比較や、地域による競争の差の原因を解明することで、今後の方針が決まってくるでしょう。

政府が関電の大飯廃炉方針に「便乗」原発新増設へシフト

近年、最も話題に挙がる電力業界のニュースは原子力発電所の廃止、再稼働をめぐる問題です。
2017年10月17日、関西電力が福井県の大飯原子力発電所1、2号機の廃炉方針を固めたことが明らかになりました。維持費などを考えると採算が合わなくなると考えたからです。

政府が原発を重要なべースロード電源と位置付けている以上、再稼働に向けて動くことが予想されます。一定の基準を満たした原発については再稼働させると示しているのですが、現時点では再稼働した原発は5基と、目標としている「原発20
%
」には程遠くなっています。目標達成には廃炉が決まっていない原発39基全てを、再稼働させる必要があります。発電量の多い大飯原発が廃炉になれば、目標達成はより困難になってしまいます。そのため、新増設・リプレースという説が浮上しています。

今回の選挙で与党である自民党が政権を奪還したことで、旧民主党政権が掲げていた「原発ゼロ」の方針を撤回しました。これにより原発の再稼働の選挙の結果から企業の方針が決まることからも、事業の責任感の大きさが読み取れます。

水力発電、「純国産」で再び脚光 電力各社、相次ぎ設備増強

電力各社が、水力発電所の設備増強を進めていると報じています。水力発電は発電容量は比較的小さいとされますが、太陽光発電などの再生可能エネルギーの中では安定した供給が可能で費用も安価に抑えられるといった利点があります。
原子力発電所が問題視される中、石炭火力発電の新設計画が相次ぎましたが、二酸化炭素排出量が問題視されています。

そこで「大正・昭和の遺物」と言われていた水力発電が再び注目されています。
水力発電には大型のダムが必要であるので、簡単に新設することがでません。政府は平成30年度の電源構成のうち、水力発電の比率は8.8~9.2
%
程度とあまり伸びないという見解を示しています。

国土交通省は2013年に河川の環境や使用者に影響がなければ、水力発電所の新設・増強に必要な取水量を増やす手続きを簡素化するといった方針を示しました。
大型のダムの新設が困難であるため、既存の河川の高低差を利用した3万キロワット未満の中小水力発電所の建設が注目を集めています。

太陽光などの売電価格が下降している今、中小水力は高水準の価格が維持されており、今後も市場の伸びが予想されます。水力発電は「純国産エネルギー」として、日本のエネルギー業界を再び支えてゆくでしょう。

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主要企業5選紹介

電力業界はかつて地域独占と言われていたように、企業数が少ないことが特徴です。電力会社は消費者の日常生活に身近な企業なので、普段からニュースなどで企業名を耳にすることも多いでしょう。

しかし、電力会社によって何が違うのか、何が強みであるのかということは調べても分かりにくいことが多いです。
事業内容や社風だけでなく、その企業が何を重視しているのかも知っておきたいところです。あなたに合った企業を見つけるために、代表的な企業を見ていきましょう。

東京電力ホールディングス株式会社

  • 企業名東京電力ホールディングス株式会社
  • 代表者名小早川 智明
  • 従業員数32,440
  • 設立年月日195151

東京電力ホールディングス株式会社は、国内の販売電力量の約3分の1を担う業界最大手企業です。総資産、従業員数も国内電力会社では最大の数字であり、多くの関連会社を合わせるとその規模は国内最大級となっております。2016年4月からホールディングカンパニー制に移行し、事業部門を分社化しており、様々な分野での活躍が期待されます。

また、東京電力は実質国営化と言われるように、事業内容が国の仕事に近いことが特徴の1つです。そのため安全性を重視することが多く、企業の姿勢としては挑戦というよりは安定志向が強いです。1つの事故で大きなニュースになるので、強い責任感を持って働きたい人には向いていると言えるでしょう。

関西電力株式会社

  • 企業名関西電力株式会社
  • 代表者名岩根 茂樹
  • 従業員数42,060
  • 設立年月日195151

関西電力株式会社は関西を代表する企業であり、関西出身の人には馴染みの深い企業です。販売電力量は東京電力に継ぎ業界2番手となっており、所有している設備も国内最大規模です。

新卒採用の理念として

挑む

を掲げており、アグレッシブな人間を求めています。関西電力は海外事業にも力を入れており、半世紀以上にもわたる電気事業の経験や技術力を活かして、発展途上国に対し大規模な発電事業やコンサルティング事業も行なっています。

海外でも活躍したい、今後の電力業界で新たなアイデアを生み出したいと考えている積極的な人には、おすすめの企業と言えるでしょう。

中部電力

  • 企業名中部電力株式会社
  • 代表者名勝野 哲
  • 従業員数16,749
  • 設立年月日195151

中部電力株式会社は名古屋に本店を構え、中部地方を中心に事業を行ってきた企業です。所有設備や事業規模などは申し分なく、原子力発電の安全性向上や電力安定供給のための研究開発にも力を入れています。

中部電力の特徴として

ビジエネ

という新たな料金メニューを開始したことが挙げられます。これは中小企業に対して電気分野だけでなく、オンラインセミナーや広告作成など、あらゆるサポートをしてくれるサービスです。電力会社としての経験が省エネや幅の広いサービスを可能にしています。

東北電力株式会社

  • 企業名東北電力株式会社
  • 代表者名原田 宏哉
  • 従業員数12,399
  • 設立年月日195151

東北電力株式会社は東北地方を実質独占している安定した電力会社です。設備の規模や地域の信頼感から電力自由化の開始後も、新規参入企業が手を出しにくい風潮にあります。経営理念として

より、そう、ちから

を掲げており、地域によりそう姿勢や顧客の要望を取り入れるなど、地域に根ざした企業となっております。

東日本大震災の際、東京電力の福島第1発電所が大事故を起こしたにもかかわらず、より震源に近い位置にあった東北電力の女川原子力発電所は、一切の事故もなく安全に停止されました。このことから国際的にも高く評価されている企業です。

福利厚生や労働環境がしっかりとしており、景気にも左右されにくい安定した企業で働きたい人には合っている企業であると言えます。

中国電力株式会社

  • 企業名中国電力株式会社
  • 代表者名清水 希茂
  • 従業員数9,305
  • 設立年月日195151

中国電力株式会社は、中国地方を拠点として火力発電に力を入れている電力会社です。原子力発電の安全性が全国的に議論されている中、かねてから火力発電を強化していた中国電力は、他の企業と比べ、世論の煽りをあまり受けていません。

キーコンセプトを
“ENERGIA
(エネルギア)

としており、環境問題への配慮に力を入れています。
2015
年から

隠岐ハイブリッドプロジェクト

という、日本初となるハイブリッド蓄電池システムによる実証事業が開始されました。
今後の日本で重要視されるであろう再生可能エネルギーにいち早く着手する前向きな姿勢が見られます。

電力業界の志望動機例文

電力業界は、理系の学生はもちろん、中でも電気分野を専攻している学生に人気の就職先です。競争倍率もとても高くなることでしょう。そのため、ESや履歴書などの書類審査で足切りをされてしまうことも少なくありません。選考の項目の中でも、面接官が注目しているのが「志望動機」です。

志望動機の良し悪しによって、面接に進めるかどうかが変わるといっても過言ではないでしょう。ここでは、電力業界の企業を志望する際の志望動機をまとめました。こちらを参考にしながら、自分なりにアレンジしてより質のいい志望動機を作成しましょう。

例文①

私が貴社を志望した理由は、私の生まれ育った地域の発展に「電力の安定供給」という形で貢献できるからです。私はこれまで、ボランティア活動を通して地域に貢献してきました。もちろん、ボランティア活動でも地域貢献は可能ですが、あくまでもごく一部への貢献で終わってしまいます。
貴社であれば、地域発展の基盤である電力を供給することで、より長期的かつ大規模な貢献ができると考えています。大学では電気分野を専攻していました。その知識と取得した資格を活用し、貴社に貢献していきたいと思います。

電力業界で共通して求められている人物像として「社会貢献へのモチベーションが高いこと」が挙げられます。電力は多くの産業の基盤であり、人々が安定した生活を送る上で欠かせないものです。その電力を供給する側として、責任感や使命感はなくてはならないものと言ってもいいでしょう。地域貢献に関して言及することで、業界やその企業を選んだ理由、さらにはそのモチベーションまでを端的にわかりやすく伝えることができます。

例文②

私は、人々の暮らしをより豊かにしたいと思い貴社を志望しました。以前の震災で、私の地域は1日中停電した状態となりました。冷蔵庫や冷房が動かず、電子レンジも使えない状態での生活は、食事すら満足にできず、とても苦しいものだと感じました。
その経験を経て、改めて電気の重要性を認識し、電力業界に興味を持ちました。中でも貴社の、電気業界だけでなく、ガス業界への参入も果たしている点に魅力を感じました。人々の暮らしをより豊かにするために、電気やガスの安定供給とともに、より効率的な発電、送電システムの開発などにも積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

具体性を持たせることは、志望動機全体の強い裏付けとなります。例えば、停電により不便だった経験があれば「何が動かず、どんなふうに辛かったのか」まで書くことで、よりイメージのしやすい文章となります。電力業界や企業を志望する理由に関してエピソードがあれば、具体的に書くことを心がけましょう。

例文③

私は、電力業界の中でも、幅広い視野を持った貴社に魅力を感じ、貴社を志望しました。私は大学時代電気を専攻しており、電力業界に興味を持っていました。福島の原発事故を受け、原発規制の動きが強まっている中、電力業界は少し厳しい立ち位置に立たされていると感じています。
その中でも貴社は、日本だけでなく世界に目を向け、いち早く海外の電力業界に手を広げている点に魅力を感じました。私が専攻していた電気分野の知識を活かし、貴社に貢献していきます。

現在の情勢と企業の強みを絡めて作られた志望動機です。特に企業の強みを踏まえた志望動機を作ることは、その企業のことをしっかり調べ、入社意欲があることのアピールにもなります。ただし、企業の強みだけを述べてしまうと、ただただ褒めちぎるだけの文章となり、志望動機とはなりません。どういった点に魅力を感じたかを書くと同時に、自分の知識や経歴をどういった点で活かせるのかまで書くことで、より面接官の心に響く志望動機となるでしょう。

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電力業界の内定をもらうために覚えるべき用語

電力会社は社員の大多数が技術者もしくは、今まで大学などで専門の技術の勉強をしてきて知識がある、という環境の業界です。面接試験や、入社後の研修、配属後の訓練などでも様々な用語が出てきますので、電力業界に就職を希望している就活生は、あらかじめ基本の電力に関連する用語を頭に入れておきましょう。

面接で他の就活生に差をつける為や、入社後の為にも、今からしっかり準備していく事が後々、自身の成功への手助けとなるでしょう。ここでは一般社会でも話題となっている下記の3つの用語について紹介していきます

電力システム改革

2011年の東日本大震災の原子力発電所の原発事故をきっかけに、以降国内のほとんどの原子力発電所が休止し電気料金が上昇の傾向にあります。通常時及び災害時の国民への安定した電力を供給する必要性から電力システム改革がスタートしました。改革の概要は「政府主導で進められている電力の完全自由化への改革」です。

その目的は、多様な電源を電線網を活用して電力を安定して供給する事、電力の料金上昇を抑制する事、電気を使用する国民の電力の選択しの幅を広げ、事業者が新規ビジネスへ参入する機会を増やす事、などです。

2015年にスタートし、2020年までの間で3段階に分けて行われています。第1段階の「広域的運営推進機関の設立」は2015年に実施され、第2段階の「電気の小売業への参入の全面自由化」は2016年4月から実施されています。第3段階の「法的分離による送配電部門の中立性の一層の確保」は2020年に実施される予定となっています。(参照:電力自由化について|関西電力

再生可能エネルギー

今世界でも注目されているのが良く耳にする再生可能エネルギーです。一言で言うと自然界で発生する太陽光、太陽熱、地熱、水力、風力、バイオマスなどのエネルギーを指します。従来、電気を生産・供給する為には石炭、石油などの地球の地下資源を使用して発電していました。(参照:再生可能エネルギーの種類と特徴|経済産業省 資源エネルギー庁

これらの地下資源は有限で将来枯渇する可能性が大きい事と、発電所からの二酸化炭素排出が地球環境の悪化に影響することなどから、代わりになる物として、自然界のエネルギーである再生可能エネルギーを使用する事が注目されてきました。

再生可能エネルギーは従来の地下地源のエネルギーと違い、比較的短い期間で再生し将来も枯渇しない地球環境に優しいクリーンなエネルギーです。日本政府も再生可能エネルギーの普及と促進を積極的に推進しています。

スマートグリッド

スマートグリッドは別名次世代送電網と呼ばれる新しい送電網のシステムです。英語のスマートは賢いという意味もありますので、時代に合ったより優れた送電システムを国が目指している事を表しています。この送電網は専用の機械やソフトウェアが送電網の中に組み込まれている事が特徴です。

スマートグリッド推進の目的は、電気の供給元を分散して送電の無駄をなくし、自然災害時などの停電時にいち早く電力の復旧が出来るという事、普段の電力供給においては供給元を需要者の両方との電力のやり取りが出来るようになる事などです。元々はアメリカのオバマ前大統領が政策の柱として行ってきたスマートグリッドですが、これは自然災害時に早く電力を復旧する事を目的に行ってきました。

しかし日本においては、現在使用している送電網のシステムは大変緊密なもので、停電から復旧までの時間が平均20分以内と世界的にみてもトップクラスの早さです。政府がスマートグリッドを将来の送電網として推進している理由のひとつは、再生可能エネルギーを将来日本の電力の柱とする上で必要不可欠な送電網である事が挙げられます。一方で問題点としては、実用化にあたってのセキュリティの脆弱性の問題です。システムの不正な操作やウィルスからシステムを守る対策などが必要になってきます。

電力業界研究のおすすめ書籍紹介

電力業界の情報をネットで調べると、どれも同じような内容が記載されており、得たい情報が得られない場合が多いです。近年、業界の動向が激しく変化していることもあり、多くのサイトに載っている情報が古いものとなってしまうことが多いです。

最新の情報や、今後の電力業界の展望などを知ることは、就職活動を進める上で必須となりますので、ネットにはあまり載っていない知識を身につけることで、他者と差をつけましょう。

3時間でわかるこれからの電力業界マーケティング編



3
時間でわかるこれからの電力業界

マーケティング編


」という本は今後の電力業界のビジネストレンドを重点的に考察している一冊です。この先、業界のビジネスモデルが多様化するということは、企業が求める人材も多様化しつつあるということなので、今後はどのようなスキルが求められるかを考えることが大切となります

既存の電力会社10社のこれまでを比較しているパートもあり、ネットでは得にくい企業間の強み・弱みといった情報も得られるでしょう。タイトルの通り、必要な情報が端的にまとめられており、気軽な気持ちで読みやすい本だといえます。

電力会社のおしごと

電力会社のおしごと」という本は、電気の発電から小売りまでの流れや業界が抱えている課題など、電力業界を志望するには必ず押さえておきたい情報が多く記載されている書籍です。どのようにして電気が作られるのか、どのような職種があり、どういった作業を日々行うのかが広く書かれているので、就職後の働く自分の姿をより鮮明に描きやすくなるでしょう。

専門的に深く書かれているものではなく、多事業の情報が載っているこの1冊を読むことで、自分の強みに結びつけた志望動機の作成などにも役に立つと言えます。未来の展開を考えるにはまず、基本を知っていないといけないので、電力業界の基礎をしっかりと学ぶにはこの本で間違い無いでしょう。

電力業界を深く知り就活を有利に進めよう!

電力業界は今まさに大再編時代を迎えています。これまでの業務形態とは大きく変化し、様々な分野への展開が期待されるでしょう。その中であなたに合った企業を見つけるために、知名度や収入だけでなく事業内容などにも目を向けてみましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

多くの学生と企業をマッチングしてきた経験を活かし、『就活対策サイト「キャリアパーク!」が教える 「最高の会社」の見つけ方』(高橋書店)を出版。最高の会社を見極めるための基準や失敗しない企業選びの方法を紹介している。

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01459)

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