職種研究

臨床工学技士の志望動機の書き方ポイント【例文5選付き】

臨床工学技士について

医療関係には、看護関係や臨床検査技師など幅広くさまざまな職種があります。そのため臨床工学技士として働きたい場合には、なぜ臨床工学技士なのか志望動機に明確に記載する必要があります。

臨床工学技士の主な業務内容

医療業界は年々技術的に進歩をしています。しかし、進歩と同時に医師が使う機器もどんどん進化していっています。そうして最先端の技術を使われた機器は素人が操作・整備できるものではありません。そのために医療機器を操作・整備するための専門家が臨床工学技士です。

例えば、人工呼吸器や人工透析など生命維持装置の操作をして手術中の医師の補佐をしたり、病院の設備への点検をします。人の命に係わる機器の操作・点検であるため、同じ現場で働くため医師とのコミュニケーションも必要とされます。さらに、患者に対して直接ではないとはいえチームの一員として対応するため、非常に責任が重い仕事です。

志望動機を書く際のポイント

医療事故の事件がニュースに取り上げが多い昨今ですが、医療チームのスタッフとしての臨床工学技士の使命を必ず記述する必要があります。そして医療機器の適切な操作についての心構えや医療事故が起こらないようにする決意も重要なポイントです。

志望動機を作成するうえでは、このようなプロフェッショナルとしての自覚を持って仕事に取り組む覚悟や、現場に対応する勉強など、記載ポイントはさまざまです。以下詳しく見ていきましょう。

病院の特徴を抑える

志望理由は、自分がなぜその病院に勤めたいのかを書く必要があります。臨床工学技士ならばどこの病院に行っても機器を取り扱うことには変わらないと思うかもしれませんが、何の病院なのかによって取り扱う機器は違いますし、病院の規模によっては働き方の考え方が変わります。特に志望する病院が何を専門にしているのかの把握は重要です。

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キャリアビジョンを伝える

自分が志望する病院の特徴を抑える必要性を述べた際にも書きましたが、キャリアビジョンを伝えることが大事です。臨床工学技士という専門家が入ってくれるのは病院としてはうれしいくはありますが、採用側としてはなるべく自分の病院で働き続けてもらう必要があるのです。もしも予期せぬタイミングで採用した人がやめてしまうと、病院としては欠員があるなか業務をしていかなけでけないため、大きなダメージを負います。

キャリアビジョンが合わないため病院とのミスマッチが起こったり、キャリアビジョンを持たないことでより条件が良い病院への転職をしてしまったりなどが考えられると、安心して採用ができないのです。そのため、臨床工学技士技師としての専門的なキャリアを明確にして自分のためにも病院のためにもミスマッチを起こさないようにしましょう。

臨床工学技士の志望動機NG例

臨床工学技士の職業に就きたいと希望する場合に、志望動機として好ましくない例文についてご紹介します。

NG例

ある時にテレビの番組で、特集として臨床工学技士が取り上げられていた内容を見て、なんとなくすごいと思ったので関係する専門学校で学びました。また貴病院は、自宅からも近く通勤時間もあまりかからないので理想の職場です。

スタッフの方との人間関係も、学生時代にサ-クルで友達も多かったので問題ないと考えています。何事も慎重にするという性格ですので、合っている仕事だと思います。ぜひ採用をしていただければありがたいです。

この志望動機では、臨床工学技師の仕事を志した動機が弱く、スタッフに迎えようと雇用先の方が思うことは少ないでしょう。また医療関係のスタッフとのかかわり方は、専門的な技量に基づく信頼関係が必要になりますので、その点でも表現が軽く捉えられかねません。

臨床工学技師の仕事について、学校で深く学びやりがいのある仕事であると思っているという点や、命に関わる重要な仕事であるという使命感や倫理観などを表現する必要があります。

また、実際に大手企業に内定した先輩のESを参考にすることで、より説得力のある志望動機を作成することが可能です。

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臨床工学技士の志望動機例3選

臨床工学技士として就職を強く志望しているということを雇用先の方に理解してもらえるような志望動機を3例ご紹介します。

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例文①

貴院で働かせていただきたいと思ったのは、さまざまな医療機関の中でも患者に目を向け、心のケアなどに真摯に取り組んでいる職場だと感じたからです。それは、貴院の就職説明会の折に、単に治療のサポートをするだけでなく、心のケアの重要性を述べられていたためです。

またホ-ムぺ-ジからも、入院をしている患者にターミナルケアの一環として精神科の医師が心のケアにあたっているということを知れました。このような患者に寄り添ったさまざまなケアを実施している医療の場で仕事がしたいという強い希望を持っております。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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患者に寄り添った医療を心がけたいという点を強調した志望動機の例です。各病院には、必ず中心的に取り組んでいるアピールポイントがありますので、説明会やホームページなどをチェックしてその点について記述すると効果的です。その中でご自分の意向に合致した部分について、具体例などを交えながらアピールすると良いでしょう。

例文②

私は、臨床工学技師としてより幅広い医療に関わりたいと考えています。貴院は、様々な病院があるなかでも、新人の技師にも経験のある臨床工学技師とともに責任のある医療業務に就かせていただけることを知りました。

また先輩の臨床工学技師の方から、医院に勤めながらも新人研修をしっかりとしていただけることを聞いています。さらに医療スタッフの一員として他職種の方との連携の機会も多いので、医療に関わる様々な知識も勉強できる職場であると病院説明会の時に感じました。ぜひ貴院で働かせていただくことを希望しています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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病院に勤務しながら臨床工学技師としての成長を目指しているという意欲をアピ-ルした例です。より安全な医療を、自分の技術的な向上で提供したいという意思が、雇用先の担当者にも十分伝わる内容となっています。

仕事として医療機器をその専門性を活用して操作し、患者のおかれている問題を解決したいという点も示すとより効果的です。受験者の中でより着目点が新鮮なものが差別化要因となり、有利な状況を生み出します。

例文③

貴院は医療業界の中でも、患者や医師などから高い評価を得ておられます。また病院としての経営面でも長い歴史を持ち、技術的な面での改革意欲がすばらしいと感じています。また臨床工学技師に対する就職後の教育が充実している点に魅力を感じております。

就職説明会の時の、医療業界における貴院のスタンスや現在のポジションにも興味を持ちました。新人として貴院で経験を積むことができれば、患者や医療スタッフの方達に必要とされる臨床工学技師になれると希望を持っています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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最新の医療機器の操作や保守、点検を実施するためには、日々現場での実習の中から学ぶ必要があります。その点を就職後に頑張りたいという意思が表現されているのが好印象となるものです。臨床工学技士としてより安全な医療に携わりたいという意欲が感じられる志望動機となっています。

担当する医療機器による医療事故などは、絶対に起こしたくないという点も加えると、一層説得力が出ます。

例文④

私は臨床工学技士としてより多くの人を救いたいと思っています。貴院では様々な医療機関の中でも特に規模が大きく、幅広い科の先生が在籍しているため、様々な経験を積めると感じたました。また、貴院では新人研修制度が整っており、自分が臨床工学技士としてキャリアを積むための下地があったり、既に何人もの臨床工学技士が在籍しているため教育環境が充実していることに惹かれました。新人として様々な領域で経験を積んだのちに貴院で専門性を磨き、貢献していきたいと思っています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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例文④では自分が臨床工学技士になった理由を述べ、志望病院の特徴を述べることで臨床工学技士になった理由への説得性を持たせています。また、志望する病院で働き続ける意思を見せながら、キャリアビジョンを持たなくとも、今後に期待させる将来性を見せています。

例文⑤

私は祖母が肺炎で亡くなったときをきっかけに臨床工学技士を目指し、呼吸治療専門臨床工学技士を目標に臨床工学技士になりました。貴院では呼吸器内科や循環器内科のスペシャリストが在籍しており、その設備も充実しているため、全国から患者が集まっています。そういった場所で祖母と同じように苦しんでいる患者を救いたいため、貴院を志望しました。大学でも自分のキャリアビジョンに沿える様にしてきます。美⒮ジョンを呼吸器を特に専門的に学んでいたため、貴院での力になれると思います。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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例文⑤では、はっきりと自分が目指したい専門性を示しています。自分の親戚の不幸という経験の記載により、志望する原体験を伝えて説得力を持たせています。また、大学での勉強領域を伝えることで今後もその専門領域を目指していくだろうという将来性が見えます。

臨床工学技士の志望動機は病院の特徴とキャリアビジョンを記載する

臨床工学技士への熱い思いや将来の展望などをしっかりと志望動機の中に反映させることで、雇用先の病院の担当者に意欲が伝えられます。またニュースなどで報じられる医療事故などに関しても、自分が関わる中では絶対に起こしたくないという強い決意を志望動機に含めると、責任感や信頼感にもつながります。

さらに学生時代の経験などから学んだ「命を守り助ける」という医療スタッフを志す者としての心構えなども記述すると、説得力のあるものとなります。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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