志望動機

【教員を目指している就活生必見】志望動機の書き方・話し方と参考になる例文3つをご紹介

教員になるには志望動機がカギ

教員になるためには、志望動機をしっかりと練り上げることが大切です。志望動機からは仕事を志す理由だけではなく、仕事への意欲や適性なども見られていますし、工夫してアピールすることで高評価を獲得することができます。反対に志望動機が弱いと、仕事への熱意が感じられず、採用メリットもないと判断されてしまうので注意が必要です。

志望動機はありきたりなものでは他の志望者に埋もれてしまいますので、周囲といかに差別化を図るかが重要です。仕事への意欲の高さをアピールしつつ、採用担当者の印象に残ることが大切であり、書き方などはしっかり工夫しなければなりません。志望動機は書き方ひとつで与えられる印象が大きく変わりますので、上手な志望動機の書き方を知っていきましょう。

教員の志望動機は「子供が好き」だけでは不十分

私たちは物心ついたころから学校に通い、教師の方々と長い時間を過ごします。そんな経験から教師・教員に憧れを感じ、職業として教員を目指すようになった人も多いでしょう。しかし教員になるということも、それなりに難しいものではあります。

教員を目指す就活生の中には、子供が好きだから教員になりたいと考えている人も多いのではないでしょうか。子供好きというのは、確かに教員としての資質のひとつとして捉えることも可能かもしれません。

しかし、子供が好きというだけでは教員としての充分条件とはなりません。もちろん子供達の成長を間近で見ることができるというのはとてもやりがいがある仕事です。しかし、子供を指導するというのはとても大変な仕事でもあります。教員としての必要な資質を自分自身で理解し、しっかりとした意識を持つことで志望動機をより強固にすることができます。

自分にとって教育とは何かを語る

教員の志望動機では、自分にとって教育とはどのようなものであるかを伝えることが大切です。教育についての考え方は人によって違いますし、ここが自分らしさや個性を発揮して他の応募者と差別化をするポイントになります。教育をどのように捉えているのか、どのような教育を理想としているのかをアピールすることが大切ですが、志望する学校の方針と大きく違わないように注意が必要です。

自分らしさを伝えるために本音でアピールするのは大切なことですが、それが志望する学校の方針と大幅に違っていては高評価を獲得することはできません。方針は全く同じである必要はありませんが、大枠では外れないように注意して、自身が考える教育像をアピールしていきましょう。

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子供好き+何かを伝える

志望動機で好印象を与えるためには、子供好きにプラスしてアピールをすることが大切です。子供好きだけでは志望動機のアピールとしては弱いですが、子供好きであることは教員にとっては重要なことです。子供嫌いよりは子供好きであるに越したことはありませんので、教員になるための前提条件として必要なものだと言えます。

ただし、子供好きなだけでは採用を勝ち取ることはできませんので、それにプラスして教員を志望する理由を伝えることが大切です。なぜ教員になりたいのか、教員でなければならない理由は何かを具体的に伝えていきましょう。プラスアルファで理由を伝えることで志望度の高さをアピールできますので、より高評価を獲得しやすくなります。

教員の志望動機を書くための確認事項

教員としての志望動機を作成するためには、その前提条件をしっかりと把握しておく必要があります。教員とはどのような仕事であるのか、またどのような条件を要するのかなどです。これらはとても大切なことで、ただ憧れだけで教員になれるものではありません。

教員は、多くの子供たちを指導することで人としての大きな影響を与えることになり、人の人生と関わる仕事であると言えるでしょう。それでは志望動機を作成するためのポイントを確認しておきましょう。

希望する分野によって異なる

教員を目指す就活生は、いったいどの分野の教員を志望しているのでしょうか。教員になるためには教員免許を取得することが必要です。まず小学校の教員には小学校教諭一種免許状が必要です。一方、中学校、高等学校の教員免許は専科で取得することができます。

教員志望の皆さんならそのことはすでにご存知かと思いますが、小学校・中学校・高等学校ではそれぞれに大きく傾向が違うことを認識しておく必要があるでしょう。小学校の教員は基本的に担任制ですから、すべての学科の指導を行うことになります。また小学校は子供たちを児童として位置づけ、学習の基本を一から指導していきます。

中学・高等学校では子供たちが生徒と呼ばれますが、中学校は義務教育の範疇であることを把握しておくことが必要です。思春期の入口に立つ子供たちを指導することになります。高等学校では、教員はその先の大学や社会を目前とした若者たちを指導する立場になります。それぞれに子供たちに対峙する姿勢や方法が異なることを把握しておく必要があるでしょう。

公立か私立かによっても変わる

就活生が目指す学校が、公立であるのかまたは私立であるのかも大きな問題です。公立の学校では基本的に「公の教育」を行う場であるため、比較的平均的な教育がおこなわれることが多いといえるでしょう。一方、私立の学校では、それぞれに独自の理念を持って教育にあたります。進学に特化した学校や人間教育に力を入れている学校など、個性の強い教育機関が私立の学校です。

就活生自身がそれぞれの在り方に興味を持って志望することが理想ではありますが、もしも相容れない考え方・校則などを持った学校であれば、もう一度志望する学校を考え直すことも必要でしょう。学校は人と人が対峙する教育の場です。自分自身の理念と学校の理念を重ね合わせて子供たちを指導することが望ましいことは言うまでもありません。

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教員面接時の志望動機の話し方

出版社のインターンを経験したい学生は多い教員面接の際には、就活生の志望動機を求められるに違いありません。どのように伝えていけば、あなたの情熱や志望に対する真摯な姿勢をアピールすることができるでしょうか。教員という仕事は企業のように営利を追求する組織とは異なり、子供たちと対峙し、指導し育てる場です。企業の営業職を目指すのとは違う方法があるのでしょうか。

ただいずれにせよ、面接とは試験官である相手を説得し、就活生自身の価値を明確に伝えていくことです。その意味では企業の職業面接と大きな違いはありません。そのポイントを探ってみましょう。

どんな教員になりたいかを明確に伝える

就活生がイメージしている教員とはどんな教員なのでしょうか。ただ漠然と教師になりたいと言っても相手には伝わりません。また誰でもが答えるようなありがちな言葉でも難しいかもしれません。

小さいころから明確に自分自身の教師像を持っている方でしたら、それを素直に出してもいいかもしれませんが、大方の人は紆余曲折を経て教師という職業を選択したのではないでしょうか。

その結果得た教員のイメージを明確に話すことが大事です。数学の魅力を感じる生徒を一人でも多く増やしていきたい、歴史の大切さを自分自身の言葉で語っていきたいなど、教員として自分自身ができることや目指すことをわかりやすく、自分の言葉で話すことです。

なぜ教員になろうと思ったかを明確に伝える

教員になろうと決意した理由は人それぞれでしょう。親が教員であった人は、その親の後ろ姿を見て決めたのかもしれないですし、小学校の担任の先生に憧れた人もいるに違いありません。

また教職の授業を取っており、進路に悩んだものの、教育実習を体験して最終的に教員となる決意をしたという人もいるのかもしれません。大切なのは、教員を志望した動機となるエピソードを具体的に伝えることです。

試験官である相手は、現在は管理職であってもかつては現場の教室で子供たちを指導していた教員であった可能性が高いのです。フレッシュな就活生の志望動機の真摯な言葉は、具体的であればあるほど試験官の胸に響くに違いありません。

教員になるための志望動機例文3つ

教員は基本的に小学校・中学校・高等学校の3種類です。どれも児童や生徒とコミュニケーションを取りながら、日々の教科指導を行っていきます。ただし中学校・高等学校教師では、専門の学科、また部活の指導などもあるかもしれません。それぞれに条件や特色もあり、志望する分野によって就活生の志望動機も異なってくると考えられます。

その特色などからくる志望動機を明確に伝えられるかどうかが、志望動機の文書の要となるに違いありません。ここでは、小学校・中学校・高等学校を志望する人たちの文章を例文として紹介します

例文①

私が育ったのは、地方の小さな町です。大学進学で都会にでてきましたが、卒業後に大学のある都市部に残るか、また地元に残るのか迷っていました。たまたま帰省した折り、同窓会で恩師に再会しました。進路や人間関係にも悩んでいた時期でもあり、親身になって相談にのって頂きました。思わず小学校の頃の恩師のさまざまな思い出がよみがえり、この先生で良かったと思いました。この時、地元へ戻ることを決意し、私も恩師のような教員になりたいと考えたのです。子供に一生に渡って良い影響を与えられるような素晴らしい教師になりたい、それが私の希望です。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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悩みを抱えて地元に戻り、恩師との再会で教師を目指すことを決意した例文です。恩師との思い出が心の支えになったときの気持ちを感情を込めて話しています。この時受けたアドバイスが自分どのような影響を与えたかも忘れずに伝えるとさらに良いでしょう。

このように自分自身の原体験を伝えることで、熱意や志望する気持ちに信憑性が増します。

例文②

私は教育実習を行うのは地元の母校であると決めていました。私は自身が育った地元への愛着があり、大学を卒業したら是非とも地元に貢献できる教師になりたいと考えていたからです。中学時代に慣れ親しんだ母校を選択したのは、自分の進路を再確認するためです。私が生徒として過ごした教室が以前と変わりなくあり、そこで子供たちと2週間にわたる教育自習を体験しました。また中学時代にお世話になった先生もいらして、指導を受けることができ、楽しくまた良い環境の中で教育実習を受けることができたのです。このような環境の中で私は教員となる自分の意志をしっかりと確認することができました。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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この就活生は、母校での教育実習を通し、教員として地元に貢献できることへの確認をしたことを伝える例文です。「私が生徒として過ごした教室が以前と変わりなくあり」といったフレーズから、地元の卒業校に対する愛着の深さが感じられます。

教育実習中に感じた子供たちへの思いや、学生時代の思い出をなどをとり混ぜ、さまざまなエピソードを盛り込むとさらに良い志望動機の文章となるでしょう。

例文③

私は大学在学中にアルバイトで塾の講師をしていました。担当は高校生で、大学受験を控え、将来を選択する大事な時期にある生徒たちでした。生徒たちは、「自分の夢を実現するためには今何をすればよいのか」と真剣に考えており、私も年齢が近いだけに、彼らの悩みを身にしみて感じることができました。教員という職業はただ勉強を教えるというものでなく、生徒が夢を叶えかなえる過程を支援する仕事であると私には考えられるのです。私はできることならそのような教師になりたいと思い、教師を志しました。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
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こちらは将来の夢を実現しようと高校生を指導して、教員という職業の素晴らしさを確認した人の例文です。自分の経験や、そのときに考えたことを自分の言葉で伝えることで、志望動機に説得力が生まれます。

なぜ塾の講師ではなく、学校の教員として教育に携わりたいと考えたのかなど、高校での教育の特性を指摘するなどするとさらに良くなります。

印象に残る志望動機で素敵な教員になろう

教員になるためには教職課程の履修など、早い時期からの準備が必要です。その意味では、それなりの覚悟と意志をもって就活する人たちも多いでしょう。教員としての就職を考える場合、履歴書の志望動機に注意すべき項目が多かったりします

まず、志望する学校の校訓や教育方針をチェックし学校側のニーズを探ることが大切です。また、経験として教えたこのとある実例、そして教育関連の職業の中でも、なぜ教員になりたいのかその理由を明確にすることも必要です。現在の教育問題に触れることも、就活生の教員を志望することの真剣度をアピールするのに役立ちます。これらポインをおさえて、印象に残る志望動機を作成してみてください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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