筆記試験

【SPIの非言語は難しい?】例題から特徴を把握し対策しよう

SPIの非言語対策を進めて内定に近づこう

SPIの非言語テストはどんな内容なのか、どのような種類があるのか、どのように練習すればいいのかとお困りの人も多いのではないでしょうか。WEBテストは就活最初の関門です。

そしてSPIの非言語でつまづくひとは多いです。その理由はSPIの特徴である問題数が多く、時間が短いことが原因の一つでしょう。

そこでこの記事ではSPIの非言語問題の例題と対策のコツを問題形式別に詳しく解説しています。非言語対策を進めることで就活最初の関門を突破できるよう準備を進めましょう。

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SPIを対策するには、多くの問題を解くことが効果的です。そこでおすすめなのが「SPI模試&問題集」です。模試には、言語と非言語の問題が100問収録されています。今なら100問解ける問題集もついてくるので、合計200問の例題を解くことが可能です。

詳しい解説つきなので、問題が解けなかったという人も力をつけることができるでしょう。分からなかった問題をそのままにせず、解説を読んで意味や解き方を理解することが大切です。無料でダウンロードできるので、腕試しがしたいという就活生にもおすすめです。

SPIとは

そもそも企業がSPIをはじめとしたWEBテストを実施する目的は、面接に進む人を絞る目的で実施されています。大手企業や人気企業には就活解禁とともに応募者が殺到します。

しかし応募者全員と面接をすることは膨大な時間を要するため難しいです。そこでWEBテストを実施し候補者を絞ることで、選考基準に合う学生に絞って面接をすることができます。

そのためWEBテストは企業が就活生の能力・性格から自社とのマッチ度をはかり、面接に進む人を絞る目的で実施されています。

そして様々なWEBテストの中でも最も実施されているのがSPIです。2019年度実績では13,600企業が実施し、累計204万人が受験しているテストです。SPIはリクルートマネジメントソリューションズ社が提供している検査で、能力検査と性格検査を併せ持っています。

そして能力検査はさらに言語問題と非言語問題の2種類に分けられます。言語問題はいわば国語の問題です。非言語問題は数学の問題です。具体的には「推論」や「損益算」などが挙げられます。

また、受験方法は4つあります。

1:テストセンター
2:WEBテスティング
3:インハウスCBT
4:ペーパーテスト

1つ目のテストセンターは、SPIテスト専用の会場でパソコンを使い受験する方法です。
2つ目のWEBテスティングは、受験者のパソコンにて自宅で受験する方法です。
3つ目のインハウスCBTは応募先企業のパソコンにて受験する方法です。
4つ目のペーパーテストは応募先企業でマークシートにて受験する方法です。

テスト形式は以下の通りです。

テストセンター SPIテスト専用会場でパソコンを使い受験する方法
・能力検査(言語・非言語問題)/35分
・性格検査/30分

WEBテスティング 受験者のパソコンにて自宅で受験する方法
・能力検査(言語・非言語問題)/35分
・性格検査/30分

インハウスCBT 応募先企業のパソコンにて受験する方法
・能力検査(言語・非言語問題)/35分
・性格検査/30分

ペーパーテスト 応募先企業でマークシートにて受験する方法
・能力検査(言語・非言語問題)/70分
・性格検査/40分

テスト形式は能力検査35分、性格検査30分となっています。しかしペーパーテストのみ能力検査70分、性格検査40分となっているので注意が必要です。

SPIの特徴は問題数が多く、時間が短い

SPIの特徴として問題数が多いことが挙げられます。SPI・玉手箱・TG-WEBなど主要なWEBテストの非言語問題は難易度が高くありません。複雑な公式を使う数学ではなく、多くの場合中学生レベルの問題が出題されます。

ではなぜ多くの人が非言語問題に苦戦するのでしょうか。それは問題数が多く、制限時間が短いことがあげられます。具体的には非言語問題一問あたり約1.3分で解き進める必要があります。制限時間が短いと問題の難易度が低くとも、時間がないと焦りケアレスミスを起こしやすくなるでしょう。

そのため練習のポイントは対策本などで解法を覚えることです。SPIは問題の出題パターンが決まっています。出題パターンに対応した解法を覚えておくことで解答時間を短くすることができます。さらに見直しの時間も確保できるためケアレスミスに気付けるでしょう。

そのため非言語問題では解法を覚え、解答時間を短くすることが効果的な対策となります。この記事では実際に出題された問題の詳しい解説と、解く際のコツについて例題とともに解説しています。是非参考にしてみてください。

SPIの主な導入業界と企業

SPIの主な実施業界は総合商社、メーカー業界、広告業界です。どの業界も人気業界なので対策は必須です。なぜなら人気業界は応募者が多いため選考基準の点数も高めに設定されているからです。

具体的な実施企業は、電通、キユーピー、豊田通商、NHK、ソニー、ダイキン工業などが挙げられます。エントリーを出す前にSPIテストが実施されるかを確認しておくとよいでしょう。

SPIを過去実施した企業

電通
キューピー
豊田通商
NHK
ソニー
ダイキン工業

SPIの非言語テストの例題と対策のコツ

ここからは非言語テストの例題と対策のコツをご紹介します。SPIの特徴でもご説明しましたが、SPIの特徴は問題数が多いことです。問題の難易度はそれほど高くありませんが、問題数が多いため時間が足りなくなることが多いです。

そして例題と対策のコツを知ることが効果的な対策です。問題に慣れることや解き方を覚えることで解答時間を短縮できるでしょう。是非参考にしてみてください。

推論

推論の問題は、提示されている情報から正しいと言えるものを選択肢から選ぶ問題です。

例題

A,B,C,D,Eの大学生5人は、5階建ての同じアパートに住んでいる。5人の部屋の階層は次のようになっている。

①Cの人の部屋はDの人より上にある

②Eの人の部屋はCの人よりも上だが、最上階ではない

③Bの人の部屋はAの人の部屋より上にある

④5人ともバラバラの階に住んでいる

次のア・イ・ウの推論のうち、正しいものを選択肢から選びなさい。

ア.Dは一番下の部屋に住んでいる

イ.Bの人は最上階に住んでいる

ウ.4階に住んでいるのはAまたはEである

A.アのみ

B.イのみ

C.ウのみ

D.アとイ

E.アとウ

F.イとウ

G.ア・イ・ウのすべて

H.どれも正しくない

答え:F.イとウ

対策のコツ

推論の問題は提示されている情報を素早く、正しく読み解くことが対策のコツです。提示されている情報を紙に図式化することや、法則を書き出すことで正しく情報を読み解くことができます。是非試してみてください。

順列・組み合わせ

順列・組み合わせの問題は、問題に対して順列・組み合わせの公式を用いて答えを導き出す問題です。

順列・組み合わせの公式とは高校数学で習った「3P2」や「3C2」といった公式です。覚えていた方も、忘れてしまった方も例題を参考に解き方を覚えましょう。

例題

【例題1】
5枚のカードから3枚取り出して並べるとき組み合わせはは何通りあるか

【解答】
5P3 = 5×4×3 = 60通り

【例題2】
5枚のカードから3枚取り出したときのカードの組み合わせは何通りあるか

【解答】
5C3 = 5×4×3/3×2×1 = 10通り

対策のコツ

対策のコツは、順列の公式を用いるのか。組み合わせの公式を用いるのかを判断することです。

どちらの公式を用いると良いのかは、問題文の特徴で判断すると良いです。問題文に「並べる」などの条件指定がある場合には、順列の公式を用いることが多いです。

そして問題文に「組み合わせる」などの条件指定がある場合には、組み合わせの公式を用いることが多いです。是非参考に問題を解いてみてください。

割合と比

ある条件の中から、割合や比を求める問題です。条件を整理し、その後なんの割合や比を求めれば良いのかを明確にしておくと解きやすいでしょう。

例題

P,Q,Rの3人の身長について次のことがわかっている。
ア:3人の身長の平均は164cmである。
イ:Pの身長はRより12cm低い。
ウ:Qの身長はPの身長の1.2倍である。

このときQの身長は何cmか

【解答】
180cm

対策のコツ

対策のコツは、紙に書き出して条件を整理することです。条件を整理し、理解しておくことでなんの割合や比を求めれば良いのかを明確にすることができます。

例題では選択肢が条件です。「ア:3人の身長の平均は164㎝である。 イ:Pの身長はRより12㎝低い。 ウ:Qの身長はPの身長の1.2倍である。」を図で示したり、紙に書き出して理解しておくと良いでしょう。

例題を計算式に変換すると
ア:P+Q+R=164×3
イ:R=P+12
ウ:Q=1.2Pとなる。

アにイとウを代入すると
P+1.2P+P+12=492
3.2P=480

P=150
これをウに代入
Q=180

よって180cmとなる。

損益算

損益算は原価から定価を計算し、最終的な売価を選択肢の中から選ぶ問題です。

例題

定価900円の商品を50個仕入れた。30個は定価で、残り20個は1割引で販売した。その時の 利益が8200円であった。
この商品1個あたりの原価はいくらか。

【解答】
700円

対策のコツ

損益算の対策のコツは原価・定価・売価を順番に計算していくことです。原価から定価を導き出さなければ、売価は明らかにできません。そして原価がわからない場合はXなど数字をあてて計算しましょう。

例題では(利益)+(原価の合計)=(販売した価格の合計) より、
一個あたりの原価をx円とすると
8200+50X=900×30+900×0.9×20
X=700円となります。

料金割引

〇〇個以上買うと〇円の割引という条件から、合計金額を算出する問題です。

例題

肉まんの定価は1個300円である。しかし11個以上のまとめ買いの場合は、10個以降は1個250円となる。 肉まんを20個まとめ買いしたときの総額はいくらか。

【解答】
5500円

対策のコツ

対策のコツは、割引されない料金と割引される料金を分けて計算することです。計算自体は小学校レベルですが、ケアレスミスを起こしやすい問題です。

そのため始めに条件が適用されるものと適用されないものに分けておきましょう。例題では1個目~10個目の10個は、1個当たり300円です。そして11個目~20個目の10個は、1個当たり250円です。

そのため1個目~10個目の10個は、300×10 = 3000円
11個目~20個目の10個は250×10 = 2500円となります。

これらをまとめると3000 + 2500 = 5500円となります。

仕事算

仕事算は、同じ仕事を終えるのにかかる時間が異なる2人が、共同で仕事をした場合にかかる時間や日数を計算する問題です。

例題

ある仕事を仕上げるのに、Aさんは5日かかり、Bさんは3日かかる、では2人でやれば何日か

【解答】
15/8日

対策のコツ

対策のコツは全体の仕事量を1と置くことです。全体の仕事量を1と置くことでAさんBさんそれぞれがその仕事を終えるのにかかる時間を数値化することができるからです。

例題では仕事全体の量を1とするとAさんは1日で1/5できて、Bさんは1日で1/3できることになります。
2人でやれば1/5 + 1/3 = 8/15 で、1日で8/15の仕事をこなせます。

全体の仕事量を1日当たりの仕事量で割ればよいため、1 ÷ 8/15 = 15/8日となります。

代金清算

代金清算の問題は、複数人がそれぞれ異なる金額を出して商品を購入する。そして全員で割り勘した時に一人いくらを支払うのかを求める問題です。

例題

A、B、C、Dの4人で人狼をする。 人狼の勝者に景品を用意するため、Aが2000円、Bが1300円、Cが1700円の景品を買ったが、Dは何も買わなかった。 4人が景品代を同額ずつ負担するためには、誰が誰にいくらずつ支払えばよいか。

【解答】
DはAに750円、Bに50円、Cに450円支払う

対策のコツ

対策のコツは、一人当たりの支払い額を算出することです。そうすることで誰が誰にいくら支払えばよいのかを計算することができるからです。まず一人当たりの支払い額を算出しましょう。

例題ではまず全員の支払い総額は2000 + 1300 + 1700 = 5000円です。そのため一人当たりの支払い額は、5000÷4 = 1250円となります。

一人当たりの支払い額が明確になれば、あとはそれぞれがいくら支払うのかを算出します。

現在Aは2000円分支払っている。 → 750円受け取る。
現在Bは1300円分支払っている。 → 50円受け取る。
現在Cは1700円分支払っている。 → 450円受け取る。
現在Dは負担していない。 → 1250円支払う。

となるため解答は、DはAに750円、Bに50円、Cに450円支払うとなります。

速度算

速度算は、AさんとBさんがそれぞれの速度でコースを回る時、出会うときやすれ違うときの時間を求める問題です。

例題

外周32kmの池の同じ地点から、Aさんは時速5kmで、Bさんは逆方向に向けて時速7kmで同時にスタートしました。AさんとBさんが最初に出会うのは、スタートしてから何時間何分後か?

【解答】
2時間40分後

対策のコツ

対策のコツはAさんとBさんの動きを紙に書き出しイメージしやすくすることです。AさんとBさんの動きがイメージできていないと、どこから計算を始めるとよいのかをつかむことができないからです。まず初めに紙に二人の動きを書き出してみましょう。

例題では、円形のマラソンコースをお互いにちかづきながら進む二人をイメージすると良いでしょう。

AさんとBさんは互いに近づいていくため、2人の距離は5 + 7 = 12kmずつ縮まることになります。

したがって、2人が出会うまでの時間は32÷12 = 8/3 つまり2と2/3時間後です。2/3時間は2/3×60 = 40分となり、答えは2時間40分後となります。

集合

集合の問題は、アンケートなどの条件から問題の人数を導き出す問題です。

例題

100人の生徒のうち国語が得意なのは70人、数学が得意なのが35人、どちらも得意でないのが20人であれば、国語だけが得意なのは何人か

【解答】
45人

対策のコツ

対策のコツは提示されているアンケート結果を紙などに図式化することです。集合の問題は条件を頭だけでは整理しづらいため、ケアレスミスを起こしやすいです。

一方で提示されている条件を正しく読み解くことできれば、あとは足し算や引き算といった簡単な計算で解答を算出することができます。

提示されている条件を正しく理解するためにも、条件を紙などに図式化しましょう。

例題では全体100 = 70 + 35 + 20 – X(どちらも得意な人 = 重なった領域)
これを解くと、X = 25 となり、国語だけが得意なのは70 – 25 = 45人 となります。

おすすめ対策本2選

ここからはおすすめの対策本をご紹介します。是非参考にしてみてください。

1.これが本当のSPI3だ! 2022年度版

おすすめの対策本1冊目は「これが本当のSPI3だ! 2022年度版」です。問題数が多いので毎日コツコツ進めることで問題に慣れることができます。また解説が詳しく載っているため、苦手な問題は解法を覚えてしまうことがおすすめです。是非活用してみてください。

これが本当のSPI3だ! 2022年度版

2.2022最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集

おすすめの対策本2冊目は「2022最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」です。この対策本の特徴は解説が豊富なことです。解き方の解説はもちろんのこと、解く際に必要な公式の解説までされています。そのため初めてSPIの対策をする方や、まだ対策本を買ったことが無い方はこの参考書を用いるとよいでしょう。

2022最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集

WEBテストの練習ができるサイト2選

ここからはPCで簡単にWebテストを受験できるサイトをご紹介します。WEBテストは問題を繰り返し解き、解法を覚えることで効率的に点数アップすることができます。

対策本が届くまでの期間や、ちょっとしたスキマ時間に受験してみるとよいでしょう。是非参考にしてみてください。

1.お試し!Webテスト キャリタス就活

Webテストを受験できるサイトの1つ目は、キャリタスが提供している「お試し!Webテスト」です。「お試し!Webテスト」ではSPI・玉手箱・TG‐WEBなどの主要なWEBテストを受験することができます。

テスト内容は非言語問題と言語問題に分かれています。非言語問題は全10問で制限時間が7分です。言語問題は全5問で制限時間が4分です。そして答え合わせの際にそれぞれの問題に対して、詳しい解説もついているため復習することもできます。

まずは自分の実力を知りたい・WEBテストの問題を知りたいという方はこのサイトを活用してみてください。

2.言語・非言語Webテスト リクナビ

Webテストを受験できるサイトの3つ目は、リクルートが提供している「言語・非言語Webテスト リクナビ」です。リクルートはSPIを作成している企業です。そんなリクルートがSPIの練習用にオリジナル問題を提供しているサイトです。

テスト形式は実戦形式に近い、言語問題15分・非言語問題35分の計50分で構成されています。受験後にはご自身の得点がランキングとして見ることができます。受験者全員と比較して点数を高いのか・低いのかを知ることができます。

そのため自分の実力を客観的に知りたい方や、SPI試験の本番前に実戦形式で練習したい方におすすめです。是非このサイトを利用してみてください。

非言語対策は就活前に始めよう

非言語テストの対策は早く始めるに越したことはありません。就活が始まると自己分析やエントリーシートの作成に時間が取られるため、エントリーシートを提出する前にWEBテスト対策を終わらせておくのがおすすめです。

また希望する企業が多岐にわたる場合、WEBテスト対策に時間がかかることが予想されるので、あらかじめ実施されるテストを確認することで早めに対策をすることができます。
早めのWEBテスト対策で、就活最初の関門を突破しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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