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【公務員のインターンシップとは】参加のメリットや時期について解説

公務員にもインターンシップはある

インターンシップは企業の実際の仕事に触れることができるとともに適性があるかどうかを見極められる制度として重要性が高まってきています。特に民間企業の場合は採用に直結する企業もあり、積極的に参加をしている就活生が多くいるでしょう。

このように民間企業のインターンシップは注目されていますが、実は公務員にもインターンシップがあります。公務員の場合は公務員試験があることから内定に直結するわけではありません。しかし、最近では公務員試験も面接重視の傾向が見られ、インターンシップの経験が生かされることもあります。ですから、公務員を希望している就活生は実際に公務員としての勤務が経験できるインターンシップに参加をすることをお勧めします。

公務員のインターンシップに参加するメリット

公務員のインターンシップは民間企業と比べると体験できる職場は多岐にわたっています。それぞれの省庁や県庁、市役所はもちろんですが、出先機関も数多くあります。仕事の内容についても道路や公園・図書館・公民館の建設や管理から、教育・文化・学術事業の運営、さらには都市計画などの社会基盤の整備、産業振興や公害防止など、インターンシップを通して貴重な経験ができます。普段なじみのない公務員の世界を肌で感じることができます。

福祉や教育など社会的に意義のある仕事ができる

公務員の仕事の最も大きな魅力は営利を目的とせず、国民や県民・市民の幸せのためだけに働くことができるという点にあります。民間企業は会社の利益を追求するのに対し、公務員は住民のために働くことができます。

具体的には健康の促進、環境整備、教育や福祉の充実、文化やスポーツ活動の推進など、住民の生活をより良くするためのありとあらゆる仕事に深く関わっています。これらの社会貢献ができる仕事を経験できるのは大変貴重です。

あなたがもし社会の中で自分がどのような役割を果たしたいのかがまだはっきりと決まっていないのであれば、公務員を希望するかどうかに関係なく公務員のインターンシップに参加する価値は十分にあります。

公務員の実態を知ることができる

皆さんは中央省庁や県庁・市役所で実際に職員がどのように仕事をしているのか、イメージをすることが難しいのではないでしょうか。どの仕事もそうですが、外からではなかなかわからないものです。

一口に公務員といっても窓口業務や企画立案をする部署、専門分野などありとあらゆる分野が業務範囲です。出先機関も数多くあります。インターンシップは公務員が普段どんな仕事をしているのかを知ることができるとても貴重な体験の場です。外から見ていただけではわからない公務員の良さや苦労にも気づくことができるでしょう。

職員と一緒に仕事を経験することで、さまざまな公務員の世界を実感することができるはずです。インターンシップで体験できる職場の幅が広いので、公務員の仕事について理解を深めることができます。

選考に役立つ

公務員のインターンシップに参加することで、選考に役立つことが多いです。公務員としての仕事を理解できることはもちろん、公務員とのパイプができやすいこともメリットといえるでしょう。

公務員とのパイプができたからといって、選考時の評価につながるとは限りませんが、顔を覚えてもらえていることで、就職後に受け入れられやすくなります。また、公務員としての仕事を経験しておくことで、志望動機や自己PRにも活かしやすく、履歴書の作成から面接まで有利に進めやすくなるでしょう。

インターンシップへの参加は必須ではありませんが、参加することで得られるメリットは大きいです。より確実に公務員になりたいなら、インターンシップには積極的に参加しておくとよいでしょう。

志望動機を具体的に書ける

倒産がなく安定しているからという理由で公務員を志望する就活生も多いかもしれません。そんな就活生であってもインターンシップで実際に公務員としての仕事を経験すると自分の志望動機を見つめ直す機会になります。必ずしも希望する職場で働けないこともありますが、新たにやりたいことを見つけるチャンスとも考えられます。

インターネットやパンフレットだけではわからない現場ならではの話を職員から聞くことができたり、実際に住民と触れ合ったりすることが志望動機を具体的にするよい機会になります。きっと、自分がやりたいことがより明確になるでしょう。インターンシップの体験はあなたの自信に繋がり、面接試験での印象がアップすることに繋がります。

公務員のインターンシップの時期と内容

公務員のインターンシップは民間企業と比べると受け入れ体制が整い、充実したプログラが用意されていることがほとんどです。ですから、ただ参加をするだけのお客様的なインターンシップではなく、直接住民と触れ合って住民の生活をよりよくするための活動に参加できたり、社会貢献につながるような貴重な経験をすることができます。

ただし、公務員のインターンシップは民間企業のように大きく取り上げられることが少なく、情報が入りにくいです。そこで、公務員のインターンシップの実施時期や内容について説明します。

夏季や秋冬の時期が多い

公務員のインターンシップの時期は民間企業と同じように夏季や秋季・冬季におこなうことが多いようです。興味のある自治体や省庁のホームページをこまめにチェックし、正確な時期を確かめておくことが大切です。

なお、大学の就職課には早くから情報が入ることがあるため、こまめに足を運ぶことをお勧めします。また、インターンシップを希望する省庁や役所などに電話で直接問い合わせをするのもよい方法です。

ただし、公務員のインターンシップへの参加はそれぞれの大学などの推薦状が必要なケースが多いのもポイントです。ですから、公務員のインターンシップを考えている人は、推薦状がもらえるように学業はもちろん日頃の大学生活にも気を配っておきましょう。

ただし受け入れ時期は自治体で異なる

公務員のインターンシップは、夏季や秋冬に多い傾向にありますが、実際の受け入れ時期は自治体によって異なります。そのため、一般的にインターンシップが少ない時期であっても、自治体によっては実施していることもあり、情報はこまめに確認しておくことが大切です。

時期が違うからといって、内容が異なることは少なく、基本的には同じものと考えましょう。もちろん、実施時期が違うことで、就活へ移行する流れが異なることはありますが、採用試験の直近でなければ特に違いはないでしょう。

実施時期が自治体ごとに違うことで、応募の期間も異なります。そのため、気になる自治体がある場合は、随時情報を確認して応募漏れがないようにしておきましょう。

報酬は支払われない

民間企業の中には報酬を支払う就労型のインターンシップもありますが、公務員のインターンシップでは報酬が支払われないことがほとんどです。交通費や食費、保険料等全てが自己負担ということも少なくありません。もし報酬が目的で参加を検討している人がいたら公務員のインターンシップを考え直した方がよいでしょう。

民間企業で報酬があるのは最低でも1ヶ月以上の長期のインターンシップがほとんどです。それは、仕事を覚えるには最低でもこの期間が必要だからです。そもそもインターンシップの目的は実習や見学、体験が中心であり、労働とは見なされません。

報酬が気になる人は、交通費も含めた条件について省庁や自治体の窓口に直接問い合わせをするとよいでしょう。

希望する職種で働くことはできない

一口に公務員と言っても仕事の内容は多岐にわたります。一見身近に感じられる公務員の仕事については、サービスを受ける側からみた範囲の知識と経験だけで、詳しい内容がわからないのが公務員の世界です。その意味で、インターンシップは公務員が日頃どんな仕事をしているのかを直接知ることができる貴重な機会といえるでしょう。

ただし、公務員のインターンシップでは応募したからといって必ずしも希望の職場で働けるとは限りません。希望する職場がインターンシップの対象になっていない場合もあれば、人数が多くて抽選に漏れてしまうこともあります。

県庁や市役所でインターンシップに参加したかったのに県立図書館や公民館、水道局というケースがあることを覚悟しておく必要があります。

公務員のインターンシップの探し方

公務員のインターンシップは、自治体ごとに情報が発表されています。そのため、インターンシップに参加したいなら、自治体のホームページを確認して、実施時期や応募開始時期などを確認しておきましょう。

応募は自治体のホームページから直接申し込むことが多く、マイナビやリクナビなどの就活ナビサイトからは応募できないことも少なくありません。そのため、気になる自治体の情報はこまめに確認しておき、応募開始時期に備えておきましょう。

また、公務員のインターンシップは、大学のキャリアセンターでも情報を扱っていることがあります。自治体のサイトだけではなく、大学のキャリアセンターでも情報を確認して、素早く応募できるようにしておきましょう。

公務員のインターンシップの志望動機

実際に公務員のインターンシップに参加する場合に備えて、例文を参考にして具体的なイメージを膨らませておきましょう。志望動機はインターンシップに参加するための重要なポイントであり、ここでいかに志望度の高さをアピールできるかが、参加できるかどうかのカギになります。

志望動機はどのように構成するのか、いかなる内容なら評価されやすいのかを知り、インターンシップに備えておきましょう。

志望動機①

私は公務員の仕事を知ることで、どのように地域に貢献しているのかを理解したいと思い、インターンシップへの参加を希望します。公務員の仕事は様々あり、どれも生活を維持する上ではなくてはならないものです。しかし、私が知っているのは実際に行政サービスを利用したことのある一部であり、公務員の仕事の全てではありません。
インターンシップに参加することで、仕事への理解をさらに深めて将来の就活に役立てたいと考えています。

インターンシップの志望動機では、何を学びたいか、どのように成長したいかを伝えることが大切です。インターンシップは学生の学びの場として用意されているため、成長意欲の高さをアピールすることが、高評価の獲得につながると考えましょう。

志望動機②

私はインターンシップに参加し、公務員としての心構えを理解して就職に繋げたいと考えています。公務員の仕事については説明会やホームページなどで確認しましたが、実際に現場の方々がどのような意識で取り組んでいるのかまでは調べられませんでした。公務員として働いている方々に接することで、仕事への意識や詳細な業務内容を知り、さらに理解を深めたいと考えています。
インターンシップで公務員の仕事を把握し、知識を身に着けることで、将来の仕事にも役立てられるように成長したいと思います。 

インターンシップを通して何を学びたいのか、明確に示すことは大切です。学びたい内容や将来のビジョンなどを提示すると、意欲の高さが伝わり、評価もされやすくなります。

志望動機③

公務員としての知識を身に着けることはもちろん、社会人としての成長を目指して、インターンシップに参加したいと考えています。公務員の方々の働きをみることで、社会人としてのマナーや心構え、仕事の詳細などを学びたいです。また、自治体によってどのような違いがあるのかも、インターンシップに参加することで知っていきたいと考えています。
参加した際には積極的に質問をし、様々な知識を吸収することで成長して公務員を目指したいです。 

インターンシップに参加することで、社会人としても成長できるため、これに焦点を当てて志望動機を作成するのもおすすめです。ただし、社会人としての成長だけに集中させてしまうと、公務員のインターンシップを志望する動機ではなくなってしまうため、この点には注意しましょう。

公務員のインターンシップは基本的にスーツで参加

「インターンシップなら私服でも大丈夫だろう」と考えている就活生がいるようですが、インターンシップであっても社会での仕事に関わるわけですので、それなりの服装で参加をするのがマナーです。

就活の一環と考え、男性であればリクルートスーツに白の長袖シャツ・ネクタイ・ベルトと革靴のスタイルが一般的です。女性であってもリクルートスーツが基本でパンツかスカート、ヒールも5㎝位の高さにしましょう。

事前の説明会でスーツではなく私服でよいといわれる場合があります。このような場合であっても清潔感のあるオフィスカジュアルで参加をするのが無難です。ジーパンはカジュアルすぎるので好ましくありません。メイクにも気を配り、清潔感と動きやすさを重視して選びましょう。

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インターンシップの後は手書きでお礼状を書く

インターンシップ先では多くの人にお世話になったでしょうから、インターンシップが終わったらお礼状を出すのがマナーです。メールや電話は略式となり、誠意が伝わりません。できれば手書きでていねいな字で感謝の気持ちを伝えましょう。

お礼状は基本的には定型文やマニュアルに沿って書くのがよいでしょうが、例文を参考にしながらも自分らしさを加えることをお勧めします。インターンシップで経験して感じたことや得たことを盛り込んだ明るい内容のお礼状がよいでしょう。また、インターンシップが終わってから翌日などの早いうちに投函し、どんなに遅くても一週間以内には届くように心がけることが大切です。

公務員のインターンシップでは貴重な経験ができる

公務員のインターンシップは充実したプログラムが用意されていることがほとんどで、貴重な社会体験を積むことができます。実施期間は夏季や秋冬の時期が多く、興味のある自治体や省庁のホームページで正確な時期を確かめましょう。

公務員のインターンシップでは報酬が支払われないことがほとんどです。公務員の仕事は多岐にわたり、福祉や教育など社会的に意義のある仕事ができ、これらの経験が志望動機を明確にさせることに繋がります。ただ、応募したからといって必ずしも希望の職場で働けるとは限りません。インターンシップに参加する際にはリクルートスーツなど、就活らしい清潔感のある服装が基本です。また、インターンシップ終了後は手書きでお礼状を書き、感謝の気持ちを伝えましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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