志望動機
20例文|インターンシップの志望動機構成を4段階で徹底理解!
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目次
- インターンシップの志望動機は目的を押し出そう! 例文で流れをチェック
- インターンシップの志望動機作成前に知りたい前提情報
- 就活生に聞いた! インターンシップに参加したことがある人の割合
- インターンシップの志望動機で押し出したい「目的」の考え方
- 就活生に聞いた! インターンシップに参加した目的
- インターンシップの志望動機作成に必須な事前準備3ステップ
- ポイントとあわせて解説! インターンの志望動機は4段階で作成しよう
- 志望動機作成後の最終チェック! 確認したい4つの項目
- インターンシップ参加への意欲が伝わる志望動機例文15選
- これだけは避けよう! 5つの志望動機NG例文
- インターンシップの志望動機は目的を押し出して熱意を伝えよう
インターンシップの志望動機は目的を押し出そう! 例文で流れをチェック
企業の中にはインターンシップに参加するのに選考があるケースもあり、多くの学生の中から企業にアピールするには志望動機で差別化することが重要です。企業は志望動機から「学生の参加意欲」を確認しているため、目的意識をしっかり伝え、熱意をアピールできる志望動機を作成することが求められます。
この記事では、企業に「インターン生として迎え入れたい」と思ってもらえるような志望動機の書き方を、例文とあわせて紹介します。「自分の場合はどう書けるか」を考えながら、参加意欲が伝わる志望動機を作成しましょう。
インターンシップの志望動機作成前に知りたい前提情報
インターンの志望動機を作成する前に、インターンの形式別の開催目的や、企業がインターンの志望動機で注目しているポイントなど、前提となる情報を押さえておきましょう。
これらを知ることで、企業に響く志望動機を作成することができます。ここからはそれぞれについて詳しく解説していくので、欠かさずにチェックしてくださいね。
インターンシップの目的は形式によって変わる
- 企業がインターンを開催する目的は、形式によって変わります。この目的を理解していないと、参加予定のインターンではあまり深く学べないことを志望動機として書いてしまい、企業側に「この人の希望は今回のインターンでは叶えられなさそうだな」と思われてしまう可能性がありますよ。
おもなインターンの形式と目的については下記を参考にしてくださいね。
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形式 目的 長期インターン 業界・職種理解を深め実務経験を得てもらう
優秀な学生を見つける短期インターン 企業について広く浅く理解してもらう
自社の広報活動業務体験 実際の業務を体験してもらう セミナー 企業の基本情報や求める人材を知ってもらう グループディスカッション(GD) 学生のコミュニケーション能力やチームワークを見る
ただし、開催目的は上記で解説した限りではなく、企業によってさまざまです。志望動機を作成する際には、ホームページやインターン募集のページで事前に開催目的をリサーチしておきましょう。
インターンの目的について詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてくださいね。
- こちらの記事で長期インターンにおすすめの企業を紹介しています。
- こちらの記事では短期インターンの選び方を解説しています。短期インターンへの参加を検討している人は参考にしてください。
- 長期インターンと短期インターンの違いをこちらの記事で詳しく解説しているので、どちらに参加するか悩んでいる人は参考にしてくださいね。
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インターンシップ向けの志望動機がツールを使えば3分でつくれます
志望動機を書こうと思っていても、なぜそうなのかをうまく説明できないと悩む学生は多いです。
そんな時は無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、過去の内定者の志望動機を参考にしながらあなただけの志望動機が完成します。
内定者の志望動機文を参考にしながら、選考を突破しましょう。
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企業は志望動機からインターンシップへの志望度や熱意を計っている
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企業はインターンの志望動機から、学生の志望度やインターンに対する熱意、目的意識を持って取り組めるかどうかを知ろうとしています。インターンで受け入れられる人数は限られているため、自社への志望度が高く、インターンに意欲的に取り組もうとする学生に参加してもらいたいと考えていますよ。
そのため志望動機を作成する際には、インターンに参加する目的が明確であり、学びたいことが明らかになっていることをアピールすることが大切です。なぜその企業のインターンに参加するのか、参加したうえで何を学びたいと思っているのかをしっかりと考えましょう。
そのほかの志望動機の注目ポイントはこちらの記事でも解説しているので、見てみてくださいね。
- 【インターンの志望動機の書き方】選考に受かる文章作りのコツ
- インターンシップの志望動機で見られるポイントについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。より対策を徹底したい人は事前にチェックしておきましょう。
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就活生に聞いた! インターンシップに参加したことがある人の割合
- 実際にインターンにはどの程度の人が参加しているのかは気になるポイントですよね。こそで、学生の皆さんにインターンに参加したかどうかを聞いてみました。
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アンケートの結果、大多数がインターンに参加した経験があることがわかりました。多くの学生が、就活対策をするうえでインターンの重要性を感じていることがわかりますね。
インターンに参加することで業界や職種についての理解が深まるのはもちろん、実際の職場の雰囲気やその企業ならではの仕事の進め方など、インターネットや説明会への参加だけではわからないような内部事情を知ることができます。
企業理解を深められるインターンに参加するには、選考を通過するための対策が欠かせません。ここからはインターンの選考で企業にアピールできる志望動機の作り方を紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
何社のインターンシップに参加すべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では、就職活動中何社のインターンに参加したのかのアンケート結果を紹介していますよ。あわせて参考にしてみましょう。
インターンシップの志望動機で押し出したい「目的」の考え方
前にも解説したとおり、インターンの志望動機では参加する目的が明確であることを押し出すことが選考通過のポイントです。とはいえ目的が明らかな人もいれば、必要な気がするからなんとなく参加する、という人もいますよね。
ここからはインターンに参加する自分なりの目的を明確にするための考え方を解説していきます。
①志望企業のインターンシップで得られるものを考える
インターンの目的を考えるときは、まず参加したいと考えているインターンでは何を得られるのか、どのようなことを学べるのかを考えてみましょう。前にも解説した、インターンの形式別の開催目的を参考にしてください。
インターンで得られるものの例
・長期インターン:業界/職種知識、実務経験
・短期インターン:業界/企業の基本知識
・業務体験:実際の業務経験
・セミナー:企業の基本情報
・GD:本選考に活かせるGD経験
またインターンの開催目的は、企業のホームページからも確認することができます。ここでしっかりとリサーチしておき、自分の希望に合った学びを得られるかどうかを考えましょう。
②インターンシップで学びたいことを考える
- インターンでは入社後に働く環境で仕事を体験できたり、実際の業務に携わることができるため、入社後の働く姿をイメージしやすくなります。学べることはたくさんあるので、事前に「何を学びたいのか」を考えておきましょう。
インターンで学びたいことの例
・志望企業:実際の業務内容を知りたい、社風が自分に合うか確認したい
・志望企業以外:気になっている他社と比較したい、自分に向いてる職業選びの参考にしたい
学びたいことが明確になっていれば、それだけ有意義なインターンシップになります。実りのある時間にするためにも、何を学ぶために参加するのかは事前にしっかりと考えておくことが大切です。
インターンの選考の際、面接が実施される場合もあります。面接対策も同時にしておきたい人は、こちらの記事を参考に質問への回答内容を固めておきましょう。
③インターンシップに参加した結果どうなりたいかを考える
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インターンに参加することで得られるのは、企業情報だけではありません。たとえばインターンをとおして多くの人と接することでコミュニケーション能力が上がったり、グループディスカッションに参加することでリーダーシップが身に付く場合もあります。
- ただし、ただインターンに参加するだけではスキルは身に付きません。スキルを身に付けるには「どうなりたいか」に合わせて目標を立てて、インターン中に実践することが重要です。
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インターンで身に付くスキルとインターン中の目標の例
・コミュニケーション能力:インターン中に10人以上に話しかける
・リーダーシップ:グループ作業で積極的にまとめ役に立候補する -
このようにインターンに参加した結果得られそうな付加価値を考えてみることで、インターンに参加する際の姿勢が変わりますよ。
インターンでの目標の立て方はこちらの記事で解説しているので、参考にしながらインターンを有意義にするための目標を立てましょう。
就活生に聞いた! インターンシップに参加した目的
- インターンに参加する目的を定める時、ほかの学生の意見を参考にすることで自分の目的を明確にしやすくなるかもしれません。ここでは学生の皆さんに聞いたインターンの参加目的を紹介します。
業界・企業研究という声が大多数
多くの回答で、「志望する業界・企業についてよりよく知るために参加した」という声がありました。
- 企業と自分のマッチ度を確認したり、選考でのアピールにつなげることを見すえて企業が求める人材を知りたいと思っている学生が多いようですね。
早期選考を視野に入れて参加したという声もある
インターンに参加した人のなかには、早期選考を狙ったという声もいくつかありました。
インターンのなかには早期選考につながるものがあったり、インターンに参加することで選考に有利になるといわれているものもあります。今後の選考に役立てたいと考えている人も一定数いるという結果になりました。
こちらの記事では早期選考と本選考の違いや合格率を紹介しています。早期選考を受けるメリットも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
インターンシップの志望動機作成に必須な事前準備3ステップ
インターンの志望動機を魅力的なものにするためには、企業の情報を集めておく、参加したい理由を書き出して整理するなどの徹底した事前準備が欠かせません。
ここからは、インターンの志望動機を作成する前に必ずしておきたい3ステップの準備について解説します。参考にしながら志望動機作成の準備を進めてくださいね。
インターンに参加する前の準備はこちらの記事でさらに詳しく解説しているので、参考にして徹底した準備をしておきましょう。
ステップ①インターンシップ参加予定の企業への理解を深める
まずはインターンに参加したいと考えている企業についての情報収集から始めましょう。おもな注目ポイントは、業務内容や求める人材についてです。企業のホームページをくまなくチェックし、必要に応じて公式SNSにも目をとおしておきましょう。
またインターンでは、ほとんどの企業で質疑応答の時間が設けられています。事前に企業研究を深めて気になることや疑問点を洗い出しておくことで、この時間を有効活用することができますよ。
こちらの記事では効率的な企業研究のやり方を紹介しているので、あわせて確認してくださいね。
インターンシップでのおすすめの質問例をこちらの記事で紹介しているので、質問が思い浮かばない人は見てみてくださいね。
ステップ②インターンシップに参加したいと思った理由を書き出す
企業についての理解がある程度できたら、次はインターンに参加したいと感じる理由を書き出して整理しましょう。理由を書き出した後は、そこからさらに深掘りしてみてください。
インターンを志望する理由の例
・〇〇職を希望しているが、自分に合うか確かめたい
・〇〇業界への理解を深めて、企業研究の一助にしたい
・希望する企業の社風を体感したい
たとえばインターンへの参加を志望する理由が「興味本位」であれば、「なぜ興味を持つようになったのか」まで考えるのがポイントです。「専攻分野を活かせる業界だから」「自分のやりたい仕事ができる企業だから」などが挙げられますよ。
ステップ③過去の体験と結び付けて理由に根拠を持たせる
インターンに参加したいと思った理由が整理できたら、次にその根拠となるエピソードがないかを考えてみてください。自分にしか言えないエピソードを添えることで志望動機がより魅力的なものになり、選考に通過する可能性が上がります。
インターンに参加したいと思ったきっかけの例
・以前企業の商品を使った際に使いやすさに感動し、もっと深く知りたいと思った
・ゼミの研究活動の際に企業の取り組みについて知る機会があり、興味を持った
過去の経験と結び付けて根拠を持たせることで、「他社ではなく、その会社でないといけない理由」が明確になります。よりいっそう熱意のある志望動機にすることができますよ。
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ツールを使えば、志望動機が3分で完成します
志望動機作成ツールはもう試しましたでしょうか?ツールで実際に文章を作成してみてからブラッシュアップする方が効率的に受かりやすい志望動機を作成することができます。
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作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。
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ポイントとあわせて解説! インターンの志望動機は4段階で作成しよう
志望動機を作成するための準備ができたら、次は実際にインターンの志望動機を書く際の構成を理解しておきましょう。
どんなに魅力的な志望動機だったとしても、読み手にうまく伝わらなければ選考通過の可能性が下がってしまいます。構成を意識した志望動機を作成して、熱意をしっかりと企業に伝えましょう。
①結論|簡潔にわかりやすく伝える
インターンの志望動機を書く際は、結論ファーストを心掛けましょう。初めに結論を伝えることで、もっとも重要な点が明確になります。結論を後回しにしてしまうと「結局何を伝えたいのかわからない」と思われてしまう可能性がありますよ。
ここで重要なのは、できるだけ簡潔にわかりやすくすることです。「私が貴社のインターンに参加したいのは、〇〇だからです」といったようにインターンに参加したい理由を一言で表し、誰が聞いてもすぐに理解できるように意識しましょう。
②理由|エピソードを交えてその企業でないとダメな理由を具体的に伝える
結論の後は、「なぜそのように思ったのか」という理由を伝えましょう。その際、自身の経験をふまえた具体的なエピソードを交えると効果的です。エピソードは誰もがイメージしやすいように、できるだけ具体的に伝えることを意識してくださいね。
ポイントは「インターンに参加したい」と思った理由を、学生生活で経験したことに紐づけることです。「この経験があったから、インターンで学びたいと思えた」とストーリー性のある理由が作れるように、過去の経験を振り返ってみましょう。
より詳しいインターンの参加理由の記載法をこちらの記事で確認できます。理由の書き方に悩むときは参考にしてください。
- 【インターンシップの参加理由の伝え方】ポイントや例文付き
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③目的|学びたいことを伝える
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理由の次はインターンに参加する目的を伝えます。何を学びたいのか、どのような知識やスキルを身に付けたいのかを具体的に伝えてください。準備段階で整理した目的をもとに、深掘りしたものを挙げるのがポイントですよ。
- 目的を深掘る際は、インターンの特徴に着目するのがおすすめです。その企業のインターンだからこそ学べることに着目して、説得力のある志望動機にしましょう。
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インターンの特徴の例
・実際の社員からフィードバックをもらうことができる
・実務に近い経験ができる
・良い企画は実際に社内で実現される可能性がある -
インターンの志望動機であなたの意気込みを効果的に伝える方法をこちらの記事で解説しているので、参考にしてしっかりと熱意をアピールしましょう。
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④将来|学びを得た結果どうなりたいかを伝える
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志望動機の最後は、インターンで得た学びを活かし、社会人になってからどのように活躍したいかで締めくくります。志望企業の場合とそうでない場合では、下記のように使い分けるようにしましょう。
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活かし方の例
・志望企業の場合:その企業でどのように活躍したいか
・志望企業以外の場合:その業界内でどのように活躍していきたいか -
ただし志望企業以外の企業の場合、わざわざ「貴社が第一志望ではありませんが~」「貴社以外の企業で~」のように伝えてしまうと好印象にはつながりにくくなるので、あくまで参加した企業も含めたニュアンスの言葉を選んでくださいね。
ここまで読み「インターンってそんなに選考が厳しいものなのかな」と不安になることもあるかもしれません。インターンの倍率についてはこちらの記事で解説しているので、対策の際に参考にしてください。
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志望動機作成後の最終チェック! 確認したい4つの項目
インターンの志望動機ができあがったら、忘れずに最終チェックをしましょう。どんなに良い内容の志望動機でも誤字・脱字があったり、伝わりにくい内容だと効果的にアピールすることができません。
ここからは志望動機作成後に欠かさずに確認したい4つのポイントを解説するので、自分が作成した志望動機と照らし合わせてチェックしてくださいね。
①誤字・脱字や文字数に問題はないか
ESに志望動機を記入する時、どれほど魅力的な内容にできたとしても誤字や脱字があったり、指定の文字数を大きく上回ったり下回っているとイメージダウンにつながってしまう可能性があります。
誤字・脱字をチェックする方法
・2回以上確認する
・日を改めて確認する
・ほかの人に見てもらう
文字数をチェックするためのおすすめ3ステップ
①まずはパソコンやスマートフォンで文章を作成する
②パソコンやスマートフォンで文字数をチェックする
③問題なければ本番用の用紙やシートに記入する
指定のとおりに正確な文書を作成するのは、社会人としての基本的なスキルの一つなので、人事採用担当者も注目している可能性が高いですよ。
誤字・脱字が与える影響についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、あわせて確認してくださいね。
②誰が読んでも理解できる内容か
インターンの志望動機が完成した際には、誰が読んでも誤解なく理解できる内容かどうかも確かめましょう。自分では「これを伝えたい」という意図があるので理解できると思っていても、それを知らない第三者からすると伝わりにくい文章になっている場合はよくあります。
意図が正しく伝わるかを確認するには、誰かに作成した志望動機を呼んでもらったり、聞いてもらうのがおすすめです。一度ですんなり理解できるかどうかを確認してもらい、わかりにくいところがあればその都度修正しましょう。
③どこの企業にも言えるようなありきたりな内容でないか
インターンの志望動機の内容をチェックするときは、その企業にしかいえない内容にできているかどうかを確認しましょう。
ありきたりな内容の例
・ほかの企業に置き換えても意味が伝わる
・抽象的で具体的な例がない
たとえば、「楽しそうだから」「興味があるから」のような明確でない志望動機では説得力に欠け、企業側からも「この業界の企業ならどこのインターンでも良いのかな」と思われてしまう可能性があります。
その企業ならではの特徴や事業内容に着目して、ほかの企業ではなくその企業のインターンを志望していることを伝えましょう。
④しっかりと自分の言葉で書けているか
志望動機が自分の言葉で考えて書けているかどうかもチェックしておきましょう。どこかで聞いたことのある言い回しを使うのではなく、できるだけ独自の文章を作り上げることが大切です。企業側にもあなたの思いが伝わりやすくなりますよ。
自分の言葉で書けている志望動機の例
・自分の過去の経験を織り交ぜている
・何を学びどのように活かしたいのかが具体的
ポイントは例文など参考にした情報を、自分なりに解釈して書くことです。得た情報をそのまま並べるのでなく、自分にとって納得感のある表現に置き換える意識をしましょう。
インターンシップ参加への意欲が伝わる志望動機例文15選
ここまで、インターンの志望動機を書く方法やポイントを紹介してきました。これから上記をふまえた志望動機の例文を紹介します。人によって動機は異なるので、自分の志望理由と近い例文を参考にしてみてください。
もしいきなり志望動機を書くのが難しいと思ったときは、まず例文と照らし合わせながら作成することから始め、次第に自分なりの志望動機を作っていきましょう。
①営業
自身の強みとインターンの特徴、将来への活かし方に一貫性がある志望動機例文です。志望動機に記載されてる強みと活かし方の内容にずれがあると、「どちらが本当の強みなのか」と疑問を持たれてしまう可能性があるので、強みを伝える際は一貫性があるかを確認しましょう。
営業系のインターンについてもっと詳しく知りたい人には、こちらの記事がおすすめです。
商社のインターンに参加する際のポイントやメリットはこちらの記事で解説していますよ。
②接客・販売
志望企業での実体験をふまえ、志望意欲の高さを表した例文です。印象的な出来事にフォーカスして具体的に伝えられており、その企業だからこそ志望しているということがわかります。
接客・販売業界は利用する顧客の存在があってこそ成り立っているので、自身が顧客として味わった体験を掘り下げることで魅力的な志望動機にすることができますよ。
販売の仕事についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、仕事理解を深めたい人はぜひ参考にしてくださいね。
③事務
学生時代の経験を結び付け、ある程度の実務経験があり、意欲が高いことが伝わる例文です。これまでの経験があったうえでの心境の変化から、なぜ志望企業を選んだのかがわかりやすくまとめられていますね。
事務職の場合は、縁の下の力持ちとして多くの人をサポートしたり、正確性や効率性が重視されます。それらの強みを活かしたい、といったふうにまとめるのがおすすめです。
④企画
インターンで開催されているワークショップに注目した例文です。実際のインターンに強い関心を持っていると伝えることで、企業研究を重ねているのが伝わる内容になっています。
企画職は顧客のニーズをとらえた革新的なアイディアを出し、企業の売上に貢献することが求められます。アイディアマンとしての強みを押し出したり、着眼点の鋭さ、課題解決力を押し出しましょう。
企画職の仕事内容や向いている人について詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしてくださいね。
⑤ITエンジニア
過去の経験をもとにした例文です。自身の経験を踏まえて仕事に興味があることを示しており、熱意が伝わる内容となっています。またその企業で働きたい意志もアピールできている点も好印象ですね。
⑥クリエイティブ
企業のファンであることと同時に、自分自身の視点で広告の良さを研究していることが伝わる内容にできています。具体的に何を学びたいのか、学んだ先にどのような目標を掲げているのかが明らかになっており、意欲の高さがわかります。
映画業界についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、映画業界を志望する学生はぜひ参考にしてくださいね。
⑦医療
企業のインターンについて事前に徹底した下調べをしたことが伝わる例文です。実際に今どのような勉強をしていて、就職に向けてどの程度努力しているのかが伝わり、意欲の高さがわかりますね。
医療業界の業界研究にはこちらの記事がおすすめですよ。
看護系のインターンについてこちらの記事で解説しているので、医療のなかでも特に看護系を志望している人はチェックしておきましょう。
⑧介護
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介護士になるうえでの厳しい一面を知りたいという強い意思を伝えることで、志望度の高さを押し出すことができている例文です。学びたいことが明確なので、目的意識をしっかりと持っていることがわかります。
- 介護業界について理解を深めたい人はこちらの記事も参考にしてくださいね。
⑨土木・建築
- 土木・建築業界のなかでもどのような分野に関心を抱いているのかが明確になっている例文です。高い志が伝わってくるため、インターンに対する熱意の強さがわかりますね。
こちらの記事では建築業界の志望動機を紹介しているので、あわえて参考にしてくださいね。
⑩金融
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大学で専攻している学問の知識を活かしたいという希望が明確で、納得感のある志望動機にできています。
自分の知っている業界であれば理解も深まりやすいです。そのため、志望理由が考えつかない人は自身の専門分野から企業選びをすると良いでしょう。
金融業界の業界研究にはこちらの記事がおすすめですよ。
⑪インフラ
自身の興味がある業界であることを理由とする例文です。興味がある理由を具体的に挙げており、企業研究がしっかりできていることが伝わります。
インフラ業界は、社会貢献の視点から見てみるのがおすすめです。「その企業が社会的にどんな位置づけにあるか」を理解し、どのように社会に貢献しているのかにフォーカスして志望動機を作成してみましょう。
⑫公務員
地元への愛情が感じられ、県としての取り組みにも注目している点が伝わる例文です。自分の経験が仕事にも活かせることが明確なので、説得力のある内容にできていますね。
公務員のインターンについてはこちらの記事で解説しているので、参加を検討している人は参考にして対策を進めてください。
⑬200字前後でまとめたパターン
200字の志望動機は伝えられる内容が限られているため、端的に内容をまとめることが重要です。
この例文では実際の仕事について話を聞いて興味を持ったことが示されており、銀行への意欲や業務理解を深めたい点が伝わりますね。また、その企業ならではの点に触れている点も企業研究をしっかりしている点が伝わりますね。
⑭400字前後でまとめたパターン
参加したインターンで何を学びたいのかがかなり明確に説明できている例文です。400字は200字と比較して盛り込める内容が増えるため、「なぜそう思ったのか」という点を深掘りすることが重要です。
この例文では、大学時代の実体験や学びが具体的に盛り込まれており、「なぜインターンに参加して学びたいのか」という点に説得力がありますね。
⑮600字前後でまとめたパターン
インターンの参加を志望する企業との接点となるエピソードに重点を置いた例文です。指定の文章量が多いときは、上記のようにその企業でなければいけない理由を具体的に伝えると熱意や意欲が伝わりやすくなります。特に過去の実体験に基づいたエピソーを盛り込むことで、説得力が増しますよ。
これだけは避けよう! 5つの志望動機NG例文
ここまでインターンの志望動機の例文を解説してきましたが、自分の志望動機が説得力のないものになっていないかどうかを確かめるには、NG例文も知っておくことが大切です。
自分の志望動機は該当するものになっていないかを確かめるためにも、この先のNG例文にもしっかりと目をとおしておきましょう。
①条件・福利厚生にばかり注目している
私が貴社のインターンに参加したいと考えたのは、貴社の福利厚生が非常に充実していると感じたからです。特に家賃補助の手厚さや、交通費全額支給といった社員のワークライフバランスを考慮した制度には大きな魅力を感じています。
そのような企業のインターンに参加することで、実際に働いていらっしゃる方々の様子を知り、福利厚生が充実していることで社員の皆さんがどの程度の満足感を得ながら仕事に従事しているのかを知りたいと思っています。
また、将来は私も貴社のような福利厚生が充実した企業で働き、モチベーションを高く維持して最高のパフォーマンスを発揮したいと思っております。
上記は福利厚生に注目した志望動機となっているため、企業そのものに感じる魅力がわかりません。また「福利厚生が充実していればどのような企業でも良い」と思われかねない内容になっており、意欲の高さが伝わりづらい内容となっています。
仕事をするうえで福利厚生は重要なポイントの一つですが、ここであえて言及するのではなく、福利厚生の充実した企業のなかでもなぜその企業を選んだのかを深掘りして考えてみましょう。
②学びに対して受け身な姿勢になっている
私は貴社のインターンに参加し、コンサルティングのノウハウを学びたいと思い志望いたしました。
将来はコンサルティング会社で働きたいと思っているのですが、コンサルティングは非常に幅広く、また高い専門知識を必要とする仕事だと思っております。独学で学ぶのは難しいため、「習うより慣れよ」の精神でインターンに参加し、そこでコンサルティング職の理解を深めていきたいです。
貴社はインターンのなかでワークショップを開催したり、実際の仕事の様子が見られるなど、学びの場としては非常に良い機会を与えてくださると感じております。そのような企業のインターンに参加し、コンサルティング職への知識を身に付けたいです。
上の例文は「インターン先の企業が教えてくれる」という、学びに対して受け身な姿勢の内容になっています。インターンは学びを深める場ではあるものの、学校ではありません。受け身でなく自ら学びを得ようとする意欲を伝えることを意識しましょう。
コンサル業界のインターンへの参加を考えている人は、こちらの記事を参考に対策をしてくださいね。
③志望企業のファンにとどまっている
私は貴社から発売されている食品が大好きで、将来は絶対に貴社に就職したいと思っているためインターンへの参加を志望しました。
我が家の食卓にはほとんど毎日貴社の商品が並んでおり、新商品が発売されるたびに欠かさずチェックし購入しています。特に先日発売されたスナック菓子は、これまでにない絶妙な食感が魅力的で何度も購入しています。
将来は貴社の商品の一番近くで大好きなものに囲まれながら働きたいと思っております。
上記は志望企業への熱意は伝わるものの、ファンであるアピールにとどまった例文です。インターンをとおして何を学びたいのか、そこで就職したいとしたらどのように企業で活躍したいのかを明らかにしましょう。
④どこの企業にも言えるありきたりな内容になっている
私は貴社の仕事に非常に興味を持っており、楽しく仕事ができそうな環境であると思ったためインターンに参加したいと思っております。
貴社は「世界中に笑顔を」というビジョンを掲げており、エンターテインメント性の高いサービス展開をしていらっしゃいます。そのような環境であれば私自身も楽しんで仕事ができると思い、インターンをとおしてもっと深く貴社の魅力を理解したいと考えています。
私は「楽しく働く」を就活の軸にすえているため、貴社でその目標が実現できるかどうかも確かめたいと思っております。
上記の例文は、インターンの志望動機が漠然としておりどこの企業にでもいえるような内容になってしまっています。もう一歩その企業ならではの魅力を深掘りし、「なぜその企業でなければならないのか」を明確に伝えましょう。
⑤ネームブランドに注目している
私は貴社のインターン参加をとおし、一流商社の実際の業務内容や社会に与えている影響力の大きさを肌で実感したいと考えております。
私は誰にでも誇れる一流企業で働くことを目標として、日々努力を重ねてきました。貴社は誰もが知る大企業であり、貴社で働いているというだけでモチベーションが上がり自信を持って生活することができると思っております。
貴社のような一流企業ではどのような視座を持った人が働いていて、どのように活躍しているのかを知り、自身のスキルアップにつなげていきたいと思っております。
こちらは企業規模やネームバリューにのみ注目した志望動機となっています。誰もが知る規模の大きい企業は魅力的ですが、その魅力は自信を持って働けることだけではありません。
ネームブランドがあるからこそスケールの大きい仕事にかかわることができるなど、もう一歩踏み込んだ価値を見つけて志望動機に盛り込みましょう。
インターンシップの志望動機は目的を押し出して熱意を伝えよう
インターンは、学生のうちに興味のある企業を詳しく知ることができる滅多にない機会です。「何のために参加するのか」を明確にすることで、アピールにつながる志望動機をつくれるだけでなく、インターンを通じて自身の成長を促すこともできます。
参加する意味を理解し、自分のなかで明確な目的を決めてインターン参加への熱意を伝え、インターンの選考通過を目指しましょう。
【インターンに関する調査】
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2023年12月13日~19日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:24卒・25卒の就活会議会員の71人