志望動機

【インターンシップの志望動機例文】知っておきたい書き方のポイント

インターンシップの志望動機は重要!

インターンシップは企業などの業務経験を積むために学生のうちからその業務に従事する期間のことをいいます。その意味からも、まだ社会での仕事に従事したことのない学生にとってインターンシップが初めての企業での仕事の場となります。インターンシップは学生にとって重要な就職活動の一環ですから、数多くの学生が志望し、その競争率は高くなりがちです。

このインターンシップにエントリーする際、企業に必ず聞かれるのが志望動機です。企業の担当者は志望動機を聞いて、その学生が本当にその企業に興味があるかどうかを判断します。つまり数多くの学生の中から、真剣にその業務を体験したいと考えている学生を選抜するための材料とするわけです。そのインターンシップにエントリーしようとしている理由を明確に伝えることが重要です。そこでこの記事では、企業が望む、あるいは優秀だと考える、学生が作成すべき志望動機とは何かということを見ていきます。

志望動機の基本の書き方

インターンシップへの参加を勝ち取るには、志望動機で他の就活生との差別化を図ることが大切です。志望動機ではなぜその企業のインターンシップに参加したいのかを書きますが、単に気持ちをぶつけるだけでは上手くいきません。

志望度の高さを上手にアピールするには、基本的な書き方をマスターすることが大切です。志望動機の書き方の基本を知り、どのように文章を構成すると伝わりやすいのか知っておきましょう。

まず結論を述べる

志望動機では、まずは結論を述べ、何をアピールしたいのか最初に明確にすることが大切です。結論とは「貴社を志望したのは○○だからです」といった内容であり、なぜ志望したかを冒頭で伝えておきましょう。

最初に結論を提示することで、なぜ参加したいと思ったのか理由が分かり、これから何についてアピールしようとしているのかもはっきり伝えられます。結論を後回しにしてしまうと、なぜ志望したのかが分かりづらく、インターンシップに臨むやる気の部分が伝わりづらいです。

場合によってはアピール全体を通して、結局何を伝えたいのかが、全く分からないという事態にもなりかねません。冒頭で結論を提示するのは必須事項であり、これは志望動機に限らず、あらゆるアピールに共通する重要なポイントです。

学生時代の経験について具体的に書く

結論を提示した後は、なぜそのように思ったのか、理由を述べて根拠づけをおこないます。根拠づけの部分では、学生時代の経験をもとに提示することがおすすめであり、できるだけ具体性を持って伝えることを意識しましょう。

学生時代どのような取り組みをしたから、その企業のインターンシップに参加したいと思うようになったのか、理由の紐づけをおこなうことが大切です。ただインターンシップに参加したいと述べるだけではアピールに説得力がないため、明確な根拠を提示して説得力を高めなければなりません。

また、学生時代の経験によって、どのように成長したかを伝えることも大切です。経験から成長できたことを述べ、インターンシップにふさわしい人材であることを売り込んでいきましょう。

将来のビジョンを伝える

インターンシップは就活における通過点であり、参加することがゴールではありません。そのため、インターンシップに参加してどのようなことをしたいのか、その先の就活でいかに役立てたいのかといった、将来のビジョンもアピールすることが大切です。

そもそもインターンシップとは、学生に職業体験の場を与えることで、成長を促すために用意されたものです。つまり、インターンシップでもっとも重要なのは将来に繋がる成長であり、成長しようとする意欲を提示しなければなりません。

将来のビジョンを明確に伝えることで、成長意欲の高さが伝わり、企業も採用したいという気持ちが強まります。インターンシップは仕事ができる人ではなく、成長したいと強く望む人が採用されるため、参加後のビジョンは必ず伝えましょう。

インターンシップの志望動機を作成する際のポイント

インターンシップの志望動機で必要なことは、相手である担当者に自分の意欲が十分に伝わるかどうかです。そのためには、まず志望する企業や業界をしっかり研究し、正確な情報を把握しておく必要があります。その上で、興味を持った理由を自分で明確に認識して、人に伝えることのできる言葉として整理することが大切です。

もちろん文章としての整合性や言葉の並びは大切ですが、企業の担当者にインターシップへ参加したいという気持ちが届くような志望動機を作成することが必要です。ポイントはいくつかありますが、その中でも最も重要な二つのポイントを見てみましょう。

なぜそのインターンシップに参加したいのかを明確にする

インターンシップの志望動機では、自分にとってなぜその企業でなければならないのかという理由を明確にすることが最も重要ということができます。世の中には数多くの業種、また企業があります。そのなかからなぜその業種を選び、また数ある同業種の中でもその企業のインターンシップに参加したいのかという理由をしっかり述べることが必要です。

そのような志望動機を明確にするためには、事前の業界研究、企業研究を行って対象となる企業を十分に理解しておくことが不可欠となります。志望動機を読む企業の担当者にとって、学生が自社をどれだけ深く理解しているのかは評価ポイントとなります。

事前に業界研究と企業研究をしておく

事前の下調べでは、志望先の企業がどのような事業をおこなっているかだけではく、その企業が属する業界が、どのような特徴を持っているかも調べておきましょう。業界を知ることは企業を知る近道であり、まずは根本的な知識を身につけておかないと、企業研究はスムーズに進められません。

また、企業独自の強みを知ることも大切であり、同業他社との違いもチェックが必要です。他にもインターンシップで実施される内容や、企業がもとめる人材像、その業界や企業で活躍するにはどのようなスキルが必要かも調べておきましょう。事前に知っておくべき情報は多数あり、念入りな業界・企業研究ができているほど、志望度が高いとして高評価を受けやすくなります。

身に付けたいスキルなども明記しておく

インターンシップでは短期・長期の違いはあっても、企業での仕事のサポートをしますので、それなりのスキルを身につけることに役立つでしょう。基本的には、社会人としてなくてはならない能力の一部を身につけることができます。そのひとつが目的志向力です。仕事を遂行し、完結するための責任感と目的に向かう行動力です。

またその企業に限らず、社会で活動していくためのコミュニケーション力も磨かれます。「それなら大丈夫」という学生もいるかもしれませんが、社会で仕事を遂行する上でのコミュニケーション力は、学生時代のそれとは異なるものです。これらは基本的なスキルと言うことができますが、職種によって特に磨きたいと考えるスキルがある場合は、その身に付けたいスキルを明記しておくことが必要です。

インターンシップ参加への熱意をアピールする

インターンシップの志望動機では、熱意が重要視されます。なぜ参加するかを明記することはもちろん、参加した結果、どのように成長したいか、何を得たいかも明確にしましょう。インターンシップを通じてどのように成長したいかを伝えることで、参加への熱意は伝わりやすくなります。

熱意を伝えるには他社との違いを知ることも大切であり、その企業だからこそ、その企業のインターンシップだからこそ得られるものにも言及しましょう。成長を目的とするインターンシップだからこそ、最後には熱意で合否を判断するケースも多いです。

絶対に参加したいという強い気持ちを伝えることが大切であり、これを伝えるためにも、インターンシップにかける想いを正直に伝えましょう。

インターンシップに参加するための志望動機例文5つ

インターンシップの志望動機の作成では、これまで見てきたように、志望動機を明確に述べることとインターンシップに参加することで、何を得たいのかを明確にアピールすることが重要です。人それぞれでその動機は異なりますが、強くアピールする心をもって、文章の作成にあたってください。ここでは、インターンシップに参加するための志望動機の例文を、職種ごとに計5つ紹介します。

例文①

私が貴社のインターンシップへの参加を志望する理由は、人々の暮らしをより良くする商品を扱っていきたいと考えたからです。私はさまざまな人とコミュニケーションをとることが好きです。学生時代の海外留学の経験のなか、国籍などを問わずたくさんの人々と関わることで培った私自身の特技でもあります。
総合商社は、ビジネスとして積極的に人々と関わることができます。貴社は世界を舞台として新しいビジネスを展開し、人々の生活をより豊かにすることを実現しています。私の意欲がそのような貴社のビジネスに少しでもお役に立ち、さらにそのような経験をより多く積んでいきたいと考え、インターンシップへの参加を志望いたしました。

商社のなかでも総合商社は世界を活動の場とするグローバルな職場です。自分が留学体験から培った能力をより積極的に活用していきたいという意気込みが伝わります。インターンシップへの参加という役割では、もちろん世界を舞台とするような、大それた業務を任されるわけではありませんが、情熱をしっかりと伝えることは重要です。経験を積む場としてのインターンシップへの参加という意味では志望動機として十分です。

例文②

私は航空業界を人員輸送サービス、貨物輸送サービスの視点からとらえ、今後多角的成長する流通産業として、その未来に期待をしています。貴社では、人員輸送、物流輸送の双方において充実したサービスを提供しており、社会の豊かさに貢献するビジネススタイルを有していることに共感させていただいております。
航空業というビジネスのインターンシップに参加することで、私も社会に役立つことができるのではないか考えています。まだ学生という身ではありますが、貴社の業務のお役に立てることを願っておりますので、よろしくお願いいたします。

これからの航空業界への期待をもって、インターンシップに参加したいと考える就活生です。単に飛行機が好きということでなく、ビジネスモデルとして航空業界を見ている点を評価することができます。就活生は興味のある分野、好きな分野の企業のインターンシップを志望しますが、その企業が社会的にどんな位置づけにあるビジネスであるかを理解することも大切です。それを把握しているのを伝えることも、担当者にアピールする上で効果的です。

例文③

私は大学で金融学科を専攻しており、ゼミでは世界経済の金融動向についての研究をしています。その過程でどうしても金融の現場を見てみたいと考え、貴社のインターンシップへの参加を志望いたしました。貴社において、生の現場をこの目で体感して、今後の金融研究の糧にしたいと思い立ったのです。
昨年、海外留学を経て、海外の金融状況にも触れることができました。将来はぜひとも証券会社で金融にかかわる仕事をしたいと考えています。ぜひとも現場で社員の皆様のサポートを行うことで、ささやかですが貴社に貢献することができたらと願っています。
何卒、インターンシップへの参加をさせていただけるよう、よろしくお願いいたします。

証券会社などの金融業は高学歴の職場という傾向があります。留学体験のある方も多いですし、なかには法学に知識を持っている方々もいます。この文書を書いた学生は金融を専攻しており、それなりの知識を持っているということがわかるでしょう。その上で、現場で本当の金融の状況に触れてみたいという意欲が伝わります。このように、インターンシップに参加することで何を得たいかを明確にすることも、企業の担当者への重要なアピールとなります。

例文④

中学生時代からプログラミングを学んできました。その頃よりIT業界に将来の方向性を定め、現在は情報学科でコンピュータの情報処理を専攻し、より広域なIT技術を学んでいます。私は以前から、さまざまなIT分野の開発動向を見守っていました。貴社はIT業界の中においても、極めて先端的な取り組みをなされております。
今回のインターンシップでは、その先端のIT技術の一端に触れたく参加を志望させていただきました。基本的なプログラム言語はおおむねマスターしておりますが、まだ力足らずのところもありますので、社員のみなさまのお手伝いができるようさらに勉強していくつもりでいます。何卒よろしくお願いいたします。

中学校の頃はじめたプログラミングをきっかけに、IT業界を目指すようになったという就活生です。その後もぶれることなく、この業界へ向かう勉強をしてきていることをアピールしています。基本的なプログラム言語をマスターしているとしていますが、特にこのような技術分野では、インターンシップを志望する時点で、どこまでの能力を持っているかということを伝えるのは大切です。インターンシップであっても、資格や能力は評価の対象になります。

例文⑤

銀行という業種には以前からたいへん興味を持っておりました。私の母がかつて銀行員であったことがあります。母の働く姿は私は見ていませんが、小さなころより母から銀行の業務の話を聞くこともあり、自然と私も銀行の仕事をしてみたいと思い始めたのです。今回のインターンシップの募集を目にした時から、私はぜひとも貴行のインターンシップに参加したいと考えたのです。
まだ就職を銀行と決めているわけではありませんが、コミュニケーション力などさまざまなスキルを身につけるためにもインターンシップに参加したいと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。

必ずしも銀行に就職したいと考えているのではない就活生の文章です。母親が銀行員であったことからの憧れもみることができ、だからこそ興味があり、その世界をのぞいてみたいという銀行への期待を持っていることをうかがうことができます。銀行員にとって重要なスキルでもあるコミュニケーション力を身につけたいという要望も、採用担当者には目に留まりやすい志望動機の文章となっています。

インターンの志望動機では目的を明確にする

インターンシップは、実際に志望する企業で働くことにより、本当にその仕事が自分に合っているかどうかを確認できる機会です。それはインターンシップを実施する企業にとっても同様で、就活生と企業の双方にとってミスマッチを回避するためのものと考えることができます。

今回の例文では、さまざまな業種のインターンシップへ参加するための志望動機の文書を紹介しました。しかし、ここで紹介したのはあくまでも例文です。志望動機はもちろん人それぞれになるべきで、就活生の皆さんのアピールポイントも異なっているはずです。例文を参考として、就活生のみなさんはそれぞれに魅力的な志望動機の文章を作成し、実りのあるインターシップに参加してください。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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