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就活生120人の声を大公開|インターンはいつからの参加が正解?
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目次
インターンにいつから参加すべきかは種類や参加目的で変わる!
学生のなかには、インターンシップにいつから参加するべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
インターンの参加時期は、種類や参加目的によって変わってきます。まずは自分が何のためにインターンに参加するのかを考えてみましょう。また、目的を達成するためには1日で終わるものが良いのか、長期的なものが良いのかなど、どんな種類に参加するのかを検討する必要があります。
この記事では、種類や目的別にインターンにいつから参加するべきかを解説していきます。最後まで読めば、自分が参加すべき時期がわかるようになりますよ。
まず押さえたい! インターンに関する基礎知識
インターンに参加する時期を考えるにあたって、まずは基礎知識を押さえましょう。正しく理解していなければ、実際の就活につなげられなかったり、遠回りをしたりする可能性もあります。
ここでは、インターンに参加するメリットや、どの時期に実施されることが多いのか、どれくらいの学生が参加しているのかなどを解説していきます。また、25年卒から変わったインターンの定義についても詳しく紹介していきますよ。
自分に適した参加時期を理解しインターンの経験を就活へとつなげるためにも、まずは基本的な知識を身に付けましょう。
メリット:業界・企業選びに役立つ
インターンに参加する一番のメリットは、業界や企業選びに役立つことです。多くの企業は、自社の魅力を知ってもらい、志望度を上げてもらうことを目的にインターンを開催しています。
そのため、インターンに参加すれば、本格的に就活がはじまる前にどんな業界や企業があるのか認識できるのです。自分にはどんな業界が合っているのか、どういう社風とマッチするのかもわかり、業界や企業選びに役立つでしょう。
インターンに参加すれば、その後の就活がスムーズにいく可能性もあります。インターンの経験をどのように役立たせられるのかを、以下で紹介していきます。
インターンの経験から自己分析をすれば、自分の強みや弱みを把握できます。どのような仕事に適性があり、どんな業務が苦手なのかなどを経験から分析してみましょう。学生時代頑張ったことのエピソードに使用できる点や、面接時の回答に説得力が増す点もメリットと言えます。
また、優秀さをアピールし評価されると、選考に有利になる企業もあります。たとえば、外資系企業やベンチャー企業など一部の企業ですが、内定に直結するケースもあることを覚えておきましょう。
こちらの記事ではインターンに参加するメリットとデメリットを紹介しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
実施時期:夏・冬の長期休暇で開催されるケースが多い
インターンは夏休みや冬休みの長期休暇で開催されるケースが多いです。企業は多くの学生に参加してほしいため、学生が参加しやすい長期休暇を利用するケースが多いですよ。
特に就活が本格的にはじまる前である大学3年生の長期休暇は、インターンに参加している学生が多くいます。インターンの予定が入るかもしれないことを把握し、アルバイトや旅行などのスケジュールを考えるようにしましょう。
また、休み期間が冬よりも長いことから、特に夏のインターンは多くの募集があります。本格的な就活がはじまるまでに時間があるため、じっくりと時間をかけて業界や企業を選びたい人におすすめです。
参加率:25卒学生の9割弱が参加している
マイナビの「2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(中間総括)」によると25年卒の9割弱の学生がインターンに参加していることがわかります。参加人数は年々増加傾向にあり、25年卒の参加率は過去最高になっています。このことからも就活におけるインターンの重要性が高まっていると考えられるでしょう。
就活の一環として考えている学生が多くなっていますが、必ずしも参加しないといけないわけではありません。インターンに参加しなかったからといって、就活が不利になることもないでしょう。
しかし、インターンは自分を見つめ直したり、就活の軸を考えたりする良い機会になります。また、選考があるインターンを就活本番の予行練習としてとらえる学生もいます。
目的を持って参加すれば得られるものは多いため、よほどの理由がない限りはスケジュールを調整しインターンへの参加を検討してみてくださいね。
定義の変更:25卒から4つのキャリア形成支援プログラムとして取り扱われる
実は、25年卒の学生が23年に参加するものから、インターンの定義が変わりました。厚生労働省が発表した「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」によると、従来のインターンは「オープン・カンパニー」「キャリア教育」「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」「高度専門型インターンシップ」の4つのキャリア形成支援プログラムとして取り扱われます。
なお、後者の2つだけをインターンと呼ぶことになっています。インターンと呼べるプログラムは就業体験が必須となり、また実施期間にもそれぞれ明確な定めがあります。インターンで取得した学生の情報を、採用活動開始後に活用できるようになったのも大きな変更と言えるでしょう。
ただし、まだまだオープン・カンパニーやキャリア教育に該当するプログラムもインターンととらえている人も多いため、この記事ではインターンの一つとして扱っていきます。
それぞれの違いや特徴については、「いつから参加できるかが変わる! インターンの4つのタイプと特徴」で詳しく紹介していきます。
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いつから参加できるかが変わる! インターンの4タイプと特徴
インターンに関する基礎知識について理解できれば、4つのキャリア形成支援プログラムの内容と参加時期について確認してみましょう。実はタイプによって参加ができる時期が違っているため、知らなければ申込みするときに対象外ということもあるかもしれませんよ。
ここでは、具体的に4つのタイプの特徴といつから参加できるのかについて解説していきます。それぞれが、どんな目的で開催されているのかもあわせて紹介していくので、インターンの経験をどう活かしたいのか整理しながら読んでみてくださいね。
①オープン・カンパニー:学年問わず参加可能
オープン・カンパニーは、学年を問わずに参加が可能です。より多くの学生に企業の魅力を知ってもらうことを目的に開催しています。
企業や就職情報サイト、大学のキャリアセンターが主催し、説明会やイベントがおもな内容です。具体的には、企業の事業や業務の説明、社員との座談会や交流会などが挙げられます。
オープン・カンパニーの特徴は、以下のとおりです。
基本的には1日で終わるため、参加しやすいのがメリットです。企業によっては動画配信やオンラインでおこなうケースもあり、学生にとっては調整がしやすいでしょう。
ただし、あくまで企業や業界、詳しい仕事内容を知るためのプログラムのため、就業体験がない点には注意が必要です。
オープン・カンパニーはどんな業界や企業に興味があるのか、決まっていない学生におすすめです。学年問わず参加できるため、早くから就活をはじめたい1年生や2年生も積極的に参加すると良いでしょう。
②キャリア教育:学年問わず参加可能
キャリア教育も、学年を問わず参加できます。教育を目的としたキャリア形成支援プログラムで、学生が自分のキャリアについて考え、働くことへの理解を深めるためのものです。
キャリア教育は大学が授業の一環としておこなうものをイメージする人も多いでしょう。しかし、大学の授業だけでなく、企業が社会的責任(CSR)の活動の一環として開催したり、大学と連携して提供したりするプログラムもあります。具体的には、グループワークや任意の就業体験、職業観に関するガイダンスなどが挙げられますが、内容はプログラムによってさまざまです。
キャリア教育の特徴について、以下にまとめてみました。
参加期間はさまざまですが、短期で集中する講座もあれば1年を通して長期的におこなうプログラムもみられます。一方で企業が主催しているものは、1日〜3日間ほどの短期開催が多いです。
学生はキャリア教育を通して、「なぜ働くのか」などの職業観を明確にしたり、自分の特性や傾向を深めたりなどしながら、今後のキャリアについて具体的に考えることができるでしょう。
また、業界研究や企業研究がプログラムに含まれるものもあるため、気になる業界や企業への理解を深めたいと考える学生にもおすすめですよ。
③汎用的能力・専門活用型インターンシップ:大学3年以降参加可能
汎用的能力・専門活用型インターンシップは大学3年以降に参加が可能です。就業体験ができるため、実際に働いて自らの能力を見極めるためのインターンです。
企業が独自でおこなうものや、大学が企業や地方自治体、地域と連携して実施するプログラムもあります。具体的には、営業などの業務の同行や、事務所、工場などで実務体験をおこないますよ。
さらに、インターンの終了後には社員からフィードバックをもらえるため、自分の強みや弱みなど客観的にみることができるでしょう。
汎用的能力・専門活用型インターンシップの特徴は、以下のとおりです。
インターンで得た学生の情報や評価を、企業が採用活動開始後に活用できることは学生にとってもメリットと言えるでしょう。たとえば、エントリーシート(ES)受付を開始した案内を学生に送ったり、評価の高い学生に対して一部の選考免除をしたりなども考えられます。
すでに希望する企業が決まっていて、その企業で汎用的能力・専門活用型インターンシップを募集していれば参加を検討しても良いでしょう。
④高度専門型インターンシップ:大学院生のみ参加可能
高度専門型インターンシップは、大学院の修士、博士課程を対象としています。目的は、就業体験を通じて自らの専門分野における実践力を向上させることです。
文科省と経団連が共同で試行中である、理系の博士課程学生を対象とした「ジョブ型研究インターンシップ」と、現在検討中の文系修士課程学生を対象とした「高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターンシップ(仮称)」の2つタイプに分けられます。
以下の表で特徴や違いをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
ジョブ型研究インターンシップの場合、2カ月以上にわたり有給での就業体験をおこないます。また、その評価を受けて単位を取得する制度になっています。
学生は自分の専門性を客観的に観ることができ、スキルや意欲の向上につながるでしょう。
試行中のプログラムですが進路の可能性を広げる機会になるため、自分の研究分野とマッチする募集があれば参加を検討してみてくださいね。
就活生に聞いた! インターンに参加した時期
インターンはプログラムによって参加対象の学年が異なりますが、実際はどの学年で参加している人が多いのでしょうか。就活生にインターンに参加した時期について聞いてみました。
大学3年に参加したという回答が一番多い結果となりました。本格的に就活がはじまる前の3年生でインターンに参加するというスケジュールが多いようです。同じように、通常2年間の修士課程である大学院生は1年生で参加している人が多いですね。
一方、大学4年生でインターンに参加している人も一定数いることがわかります。インターンは社会人としての経験が積めることから、就活が終わり時間に余裕ができた際に、内定先やほかの企業のインターンに参加している学生もいる考えられます。
大学1〜2年で参加している人もいるので、自分に合った時期で参加してみてくださいね。
参加時期だけじゃない! インターンに参加するには募集時期も押さえておこう
インターンの種類別にいつから参加できるのか理解できれば、募集開始の時期もチェックしておきましょう。知らない間に募集が終わっていたとならないためにも、いつ応募するのかを把握することは大切です。
ここでは、インターンの開催が多い夏と秋冬に分けて、募集時期を解説していきます。それぞれ参加するメリットも紹介していくので、いつから参加すれば良いのか悩んでいる人もチェックしてみてくださいね。
①夏に参加:募集は5~6月頃
参加する学生が多い夏のインターンの募集は5〜6月頃です。進級後すぐの募集になるため、自己分析や業界研究、企業研究など深くできていない人も多いかと思います。自分にはどんな業界や企業が良いのか分析をおこないながら、参加するインターンを探してみましょう。
夏のインターンに参加するスケジュールは、以下のとおりです。
インターンの募集は年々早まっている傾向にあるため、注意が必要です。企業のホームページや就活情報サイトを確認し情報を得るようにしましょう。
また、長期インターンの場合は夏季休暇を利用しているケースが多いです。実際に働いて、より具体的に仕事内容を把握したい人は、希望する企業がインターンを募集していないか確認しておきましょう。
夏のインターンに参加するか悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。参加するメリットや注意点などについて詳しく解説していますよ。
②秋冬に参加:募集は9~12月頃
秋冬に開催されるインターンは9〜12月頃の募集が多いです。なかには、夏のインターンをおこなっている時期に募集がはじまる企業もあるため、注意が必要です。
秋冬のインターンは、夏に比べて本選考開始までの時間が短くなります。そのため、より具体的に希望する企業について知りたい人や、選考につなげたい人などが参加することが多いです。
秋冬のインターンに参加する場合のスケジュールをみてみましょう。
秋や冬に開催されるインターンは、夏よりも競争率が低い傾向にあります。そのため、夏のインターンに落ちてしまった人や、秋から就活をはじめる人も慌てることなくスケジュールを把握し、応募してみましょう。
こちらの記事では秋のインターンについて詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
冬のインターンシップについては、こちらの記事が参考になりますよ。参加するための方法や準備についても紹介しています。
自分に合わせて選ぼう! インターンの目的別のおすすめ参加時期
参加できる時期や、応募する時期が把握できれば、次は実際にどのインターンを選べば良いか目的別に選んでみましょう。目的を定めずにインターンに参加すると、時間を無駄にしたり就活に活かせなかったりする可能性もあります。
ここでは、3つの目的別に参加する時期を解説していきます。何のためにインターンに参加するのか、得たいものは何かを考えながら読んでみてくださいね。
何のために参加するのか悩んでいる人は、こちらの記事を参考にしてみましょう。インターンシップに参加する目的について詳しく解説していますよ。
①多くの企業を知りたい:大学1〜2年から参加可能
インターンを通じて多くの企業を知りたい人は、早めの参加がおすすめです。具体的には、大学1年、2年、3年の夏に参加するのが良いでしょう。
内容としては、企業や業界の理解を深められるものがおすすめです。特に以下のような人には、早めに参加するメリットがあるでしょう。
多くの学生は、一部の業界や企業しか把握していません。本格的な就活がはじまる前に、インターンを通じて、多くの業界や企業を知り視野を広げることは重要です。
業界が絞れていない人は、同じ業界ではなく異なる業界のインターンに申し込むと効果的です。自己PRやガクチカで話せる題材を見つけたい人は選考が必要なものに応募し、その過程などをエピソードとして使用するのも良いでしょう。
自己PRでエピソードを選ぶ際のポイントについて知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
②早期選考につなげたい:大学3年の夏・冬に参加
早期選考につなげたい人は、大学3年の夏や冬に参加しましょう。先述したように、25年卒からインターンの定義が変わり、「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」と「高度専門型インターンシップ」のプログラムについては、インターンで取得した学生情報を採用活動に活用できるようになりました。
これらのプログラムは大学1年、2年では参加できず、3年以降の長期休暇に開催されます。インターンで評価を受けて、早期選考の案内を受け取りたい人は、3年生の夏休み以降に開催されるものに参加しましょう。
また、経団連に所属していない外資系企業やベンチャー企業は独自の採用スケジュールで選考をしています。特に夏のインターンを重視している企業が多く、優秀な学生にはインターンで内定を出すケースもあるのです。
希望する企業が経団連に所属していない場合は、インターンの参加が内定直結につながる可能性もあるため、まずは夏のインターンに参加できるようにスケジュールを確認してみましょう。
ベンチャー企業でのインターンを検討している人は、こちらの記事もあわせて読んでみてくださいね。
採用に直結するインターンについては、こちらの記事で詳しく解説していますよ。
③人気の企業を受けたい:大学3年の春から対策が必要
人気の企業を受けたい人は、選考があるため遅くても大学3年の春から対策が必要です。人気の企業の多くが夏のインターンを開催しており、なかにはインターンの倍率が100倍の企業があることも把握しておきましょう。
そのため、インターンに受かるための選考対策が重要になります。業界研究や企業研究など、本選考と同様の対策が必要です。
大手企業で知名度がある企業は人気が高いと言えるでしょう。特に以下のような業界は、倍率が高い企業が多くあります。
選考の内容は、書類選考や動画選考、適性検査、面接など、企業によってさまざまです。大手企業や知名度のある企業、就活生に人気の企業を受けたいと考えている人は、3年生の夏のインターン参加を目指して、選考対策を春頃からはじめましょう。
就活生に人気のある企業について知りたい人は、こちらの記事もおすすめです。
あなたが受けない方がいい職業を確認してください。
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事を見つけたい人
・簡単に自己分析をしたい人
これから就活を始める人に!たった30秒であなたの就活偏差値がわかります。
早ければ良いわけではない! インターンに参加する際の3つの注意点
目的別におすすめの参加時期を紹介してきましたが、目的にあったインターンを選び早く参加すれば良いというわけではありません。インターンをうまく活用し、就活につなげるためにも事前に知っておくべき注意点やポイントがあります。
ここでは、押さえておくべき3つの注意点について解説していきます。インターンで失敗しないためにも、心構えを持って臨みましょう。
①ほかの活動に時間が取れなくなる可能性がある
インターンに参加すると、学業やバイトなどほかの活動の時間が取れなくなる可能性があります。特に長期のインターンは数カ月から1年以上にわたるケースもあるため、スケジュール管理が大切です。
インターンが原因で学業がおろそかになれば、就活に影響が出ることも考えられます。そうならないためにも、事前に勤務時間や仕事内容、シフトの調整ができるのかなど確認しておきましょう。
また、学業やバイトなど、ほかの活動と両立するためには工夫が必要です。両立するためのコツは以下のとおりです。
工夫次第で両立は可能ですが、ほかの活動に時間が十分に取れなくなることを理解し、どのインターンにいつから参加するのか検討してみてくださいね。
自宅から参加することができるオンラインインターンシップもおすすめですよ。こちらの記事では参加する前にすべき準備や注意点を紹介しています。
②参加しただけで満足しない
インターンは参加しただけで満足せずに、就活につなげることが大切です。たとえば、1日開催のものを何社も参加したから業界や企業理解を深められたと、満足してしまうケースがみられます。
つまり、何社参加するかだけに重点をおき、インターンで何を得て次にどう活かすのかは考えず参加すると無駄な時間になってしまいます。そのため、参加するときは目的意識を持つことが大切です。
インターンへの参加で期待できる点は、以下のとおりです。
もし、期待するものが得られない場合は、自己分析など事前準備が足りていないケースや、選ぶインターンの種類が間違っている可能性があります。
参加しただけで満足しないよう、目的意識を持って自分に合ったインターンを選びましょう。
充実したインターンにするためのコツについて知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
③難易度が高いインターンばかりを選ばない
難易度が高いインターンばかりを選ばないようにしましょう。人気のあるインターンは倍率も高いため、選考に通らない可能性もあります。なかには、30社申し込んだけれど1社も通らないケースもあるでしょう。
応募したインターンすべてが参加できなければ、自信をなくし就活に苦手意識を持ってしまうかもしれません。また、難易度が高いインターンばかりを受けると、企業研究やESの提出など事前対策でかなりの時間を要し疲弊してしまう可能性もあります。
インターンを申し込むときは難易度も考慮し、バランスよく選ぶように心掛けましょう。難易度が高いインターンには、以下のような特徴があります。
募集人数が多いものや何度も開催されているもの、選考がないものなどにも応募するようにしましょう。
こちらの記事では、インターンに受からない理由について解説しています。受かるためのコツも紹介しているのでぜひ読んでみてくださいね。
就活生に聞いた! インターンに参加して大変だったこと
インターンに参加する際、ほかの活動に時間がとれないなどの注意事項を解説してきましたが、実際参加した就活生はどう感じたのでしょうか。そこで、就活生にインターンに参加して大変だったことを聞いてみました。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
ワークなど内容についての意見が大多数
実施されるワークや課題についての意見が多く寄せられました。
参加するインターンによって内容はさまざまですが、グループワークや実践的な就業体験があるものは、難しく感じている学生が多いようです。
インターンに参加するときは、どんな内容が実施されるのか確認しておきましょう。
時間の確保や移動などで苦労したという意見も
時間の確保や移動が大変だったという回答も多くありました。
時間の面で、ほかの活動との両立に苦労している人が多いようです。また、インターンの開催される場所によっては、移動に時間がかかってしまうこともあります。
インターンに申し込むときは、開催場所や何日間あるのかなども確認しスケジュールを組むようにしましょう。
インターンにいつから参加するかが決まったらすべき3ステップ準備
インターンにいつから参加するのかが決まったら、応募の流れを把握しましょう。せっかく参加する時期を決めたとしても、探し方や応募方法を理解していないと自分に合うインターンを探せないこともあるでしょう。
ここでは、応募するまでの流れを3つのステップで解説していきます。応募先を決めるポイントや探し方なども詳しく紹介していくので、確認してみてくださいね。
①自分が参加したいインターンを決める
まずは自分が参加したいインターンを決めましょう。インターンを通じて目的を達成するために、どの種類や内容のインターンを選べば良いか考えてみてくださいね。
決めるときは、以下のポイントで絞っていくと良いでしょう。
たとえば、社員10人以上と話せる機会があるインターンや土日祝に開催しているなど、自分だけのこだわりも書き出してみてください。何社もエントリーするときは、同じ職種でも業界を変えるなど、バランスをみて選ぶこともポイントです。
②インターンを探す
次は、実際にインターンを探してみましょう。インターン募集の情報は、さまざまな手段で得ることができます。一つの方法しか知らないと、自分に合ったインターンに出会えないかもしれません。
おもな探し方や情報の集め方は、以下のとおりです。
就活情報サイトやアプリには、多くの企業や団体のインターンの情報が掲載されています。特定の業界に特化しているものや、幅広く取り扱っているものなど、媒体によって特徴はさまざまです。そのため、一つだけでなくいくつかのサイトやアプリに登録しておくと良いでしょう。
学校のキャリアセンターを利用すると、選考のサポートもあわせて受けられるメリットがあります。しかし、就活情報サイトと比べると情報が少ないので、並行して探すようにしましょう。また企業のホームページやSNSをチェックしたり、先輩や教授からの紹介を受けたりなども効果的ですよ。
就活は情報戦とも言われるほど、情報収集は大切です。さまざまな手段で、自分に合うインターンを探し出しましょう。
インターンを探せるおすすめのサイトについては、こちらの記事でも詳しく紹介していますよ。
③インターンに応募する
最後は実際にインターンに応募してみましょう。インターンのなかには、受付開始直後に満席になってしまうものや、抽選・選考があるもの、選考がなく気軽に参加できるものなどさまざまです。
応募したいインターンの開催日や開催地、プログラム内容、選考があるのかないのかなどを確認したうえで応募してみてくださいね。
エントリーする数は多いほうが良いというわけではありませんが、選考に慣れたい人や、どんな仕事や社風が自分とマッチするのか見極めたい人は複数社受けて比較するのもおすすめですよ。
選考が必要な場合は対策も欠かせない
選考が必要なインターンでは、事前対策も必要です。対策なしに応募すると受からないだけでなく、選考通過したときもなぜ受かったのかの振り返りもできず、本選考に活かすことができないでしょう。
インターンの選考では、以下のような内容が挙げられます。
書類選考は選考をしている企業の多くで取り入れられており、ESや履歴書などが挙げられます。自己PRや志望動機などの記載があり、しっかりとした自己分析が必要です。
面接は個人面接やグループ面接、グループディスカッションなどが一般的です。インターンの選考で面接に慣れることができるため、経験は本選考に活かせるでしょう。
適性検査や筆記試験は、Webや選考会場で受けたりなどさまざまです。過去に出題された内容やどのような形式の問題があったのかを確認して、対策しておきましょう。
自己紹介動画の提出を求められるケースもあります。近年では、採用活動の効率化や新型コロナウイルス感染症の流行の影響により、本選考でも増えている選考方法です。好印象な動画を作れるように、対策をおこないましょう。
こちらの記事では、インターンの選考で見られるポイントを解説しています。あわせて読んでみてくださいね。
インターンにいつから参加するかは自分次第! 目的と状況別に選択しよう
インターンにいつから参加するのかは、経験を通して何を得たいのか、就活にどう活かしたいのかを考えて決めましょう。
そのためには、4つのプログラムに分かれているインターンについて理解することが大切です。多くの業界や企業を知りたいのか、就業体験をして自分とマッチするのか判断したいのかなどによって、参加できる時期やプログラムの内容が変わります。
また、参加する時期が決まったら、応募がはじまる時期も把握しておきましょう。多くの企業がインターンを開催する夏は5〜6月頃に応募がはじまります。書類選考や面接など選考があるケースでは、事前対策も必要です。
自分にとってどのプログラムにいつから参加するのがベストなのかを見極めて、インターンに応募してみましょう。
【インターンに関する調査】