志望動機

【志望動機が書けない】対処法5つと例文3選~NG例もご紹介~

志望動機が書けない就活生は多い

志望動機は選考を進めていく上で核になるものですし、志望動機を通じて仕事に対しての意欲、企業への志望度の高さを伝えていかなければなりません。新卒の就活の場合は能力重視ではなく、人柄重視で採用が決定するため、意欲の高さを伝えて企業で成長できることをアピールすることが大切です。

志望動機が完成しなければ就活を進めていくことができませんし、その場しのぎの志望動機を作成しても選考ではボロが出てしまいます。志望動機の作成は難しいですが、就活では大切なものですので、しっかりと考え、書き方のポイントなどを知って作成していきましょう。

志望動機が書けないときの対処法5つ

志望動機が書けないときの対処法5つの画像

志望動機が書けずに悩んでいる場合は、無理矢理に書こうと思ってもいいアイデアは生まれません。根本的に考え方を変えて志望動機の作成に取り組むことが大切です。志望動機が書けない人がすべきことは大きく5つあり、それらを実行していくことで志望動機の作成を進めていくことができます。それぞれのポイントを理解して志望動機の作成に役立てていきましょう。

①自分が将来なりたいイメージを固める

志望動機が書けずに悩んでいる場合は、自分が将来なりたいイメージを固めることが大切です。志望動機には、企業の仕事を志した理由や企業でどのよう活躍したいかなどを書いていきます。将来的にやりたいことなどを志望動機に盛り込んでいくことになるため、自分自身はどうありたいか、どうなりたいかを明確に考えておくことが大切です。

そもそも何がやりたいのか、どんな風に成長したいのかなどがイメージできていなければ、企業で働く理由を見つけることはできません。将来像がないままでは、ただ何となく働くことになってしまいます。自己分析を綿密におこない、自分のやりたいことを明確に伝えることが大切なので、理想とする将来の姿をイメージしていきましょう。

志望する企業で実現できることにする

将来のイメージといっても、「どこで」「何をもって」「どんなふうに」などを想定せずに自己完結するだけでは意味がありません。そのまま志望動機に当てはめようとしても、企業の事業方針や業務内容とかけ離れたものであれば畑違いとして弾かれてしまいます。

志望動機を作成するために膨らませる将来のイメージは、志望する企業を対象に見据え、その企業で実現できることに絞った描き方が大切です。具体的によりミクロな視点に落とし込むことができれば、企業側もビジョンを共有しやすく、近い将来の活躍を現実的なメリットとして捉えてくれるでしょう。

②自分の特徴や得意なことを挙げる

自分の特徴や得意なことを挙げることでも、志望動機の作成につなげていくことはできます。志望動機は企業への入社意欲や仕事への熱意などを伝えることが大切ですが、それだけでは十分なアピールにはなりません。新卒では人柄重視で採用が決定する場合は多いものの、能力が全く必要ないわけではないため、何かしらの能力・アピールポイントは必要です。

自分の特徴や得意なことはアピールポイントになりますし、それが企業に有益かどうかを伝える材料にもなります。自分にはどのような能力、強みがあるのかを知っておき、それらをベースに考えていきましょう。自分の能力に合った業界、企業を探し、それを活かしたいという志望動機を作成することができます。

企業が求める人物と照らし合わせる

自分で考える強みや他人より長けた面が、受験する企業にとってもそうであるとは限りません。採用に結びつけるには双方のマッチングが大切なので、企業の求める人物像と合致する部分で自分の特徴や得意なことをアピールする必要があります。自分のさまざまな性質やスキルなどを書き出した後に、企業側の要求と照らし合わせてください。

志望する部署などに入社できた場合に有益に機能するのかを考え、企業のメリットとなるものをピックアップしましょう。ひとつの要素にも多くの側面があり、見方によって変化します。企業の望みに合致する自分を見つけることで、志望動機作成の土台としていきましょう。

③自己分析だけでなく企業研究も徹底的におこなう

志望動機を作成するためには自己分析をおこなう必要がありますが、それだけではなく企業研究も大切です。志望動機は同じ内容を複数の企業に使いまわせるわけではなく、基本的には企業ごとに志望動機を作成しなければなりません。

企業について詳しく知らなければ、志望動機を考えることはできません。志望動機と企業の理念や求める人材とのミスマッチを避けるためにも、企業研究は重要です。企業にはそれぞれ違った理念や求める人材像があり、採用活動はそれらに照らし合わせておこなわれます。企業の考えと合わなければ選考でも勝ち残ることはできないため、企業研究をしっかりとおこない、志望する企業に合わせた志望動機を考えることが大切です。

業界内でもなぜその企業でなければならないのか

「仕事としてしたいこと」や「社会人としてなりたい自分」の明確なイメージを描き出せていても、他社でも実現可能なのではないかと思われてしまっては、その企業にアピールする志望動機になりません。自分にとってその企業でなければならない理由やその企業である必要性を、はっきりさせておくことが大切です。

どこが・なぜ・どのように魅力なのかを探る鍵は、やはり企業研究にあります。また、企業の個性を知るために、業界研究も欠かせません。「職種についての」「業界についての」などと指定がない限り、志望動機は「当社について」を問われているものと心得ましょう。

④企業が主催するイベントに参加してみる

どうしても志望動機を書くことが難しいのであれば、企業が主催するイベントに参加してみるのもおすすめです。イベントに参加してみることで企業についてより詳しく知ることができますし、志望するきっかけや企業と自分の共通点を見つけることができます。

どのようなイベントがおこなわれるかは企業によって違いますが、会社説明会や先輩社員による座談会などイベントを開催している企業はたくさんあります。イベントに参加することで志望動機作成に役立つだけではなく、積極的に質問などをすれば志望度の高さもアピールでき一石二鳥です。企業主催のイベントに参加することで志望動機のヒントが得られますし、選考を有利に進めることができる可能性もあります。

OB・OG訪問で社員の声を聞くのも効果的

公の情報やイベントから得られる内容は、いい面しか伝わってこないことが多いです。外に出ている情報がわずか、社員と接触する機会が皆無というケースもあるでしょう。企業についてより多くのことを知ろうとするならば、OB・OG訪問をおこなうのがおすすめです。

メリットは、社員のリアルな声を聞き生の雰囲気を感じ取れるところです。社員の姿から、企業に即した自分の将来像を具体的に描きやすくなります。また、OB・OG訪問によって採用に向けて一歩リードできる可能性もあります。OB・OG訪問は、就活において価値のある行動だといえるでしょう。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。

⑤質問に答えるだけで志望動機を完成させる

志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に志望動機を完成させましょう。

志望動機を書くためのポイント

志望動機は考えるだけではなく上手に書くのも難しく、同じ内容であっても書き方次第で印象は大きく変わります。せっかくいい志望動機が考えられていても、書き方によっては魅力が半減してしまうため、上手な書き方のポイントを知っておくことが大切です。志望動機を書くためのポイントを知り、それらを踏まえてアピール力の高い志望動機を作成していきましょう。

なぜその仕事・その企業を選んだのか明確にする

志望動機の書き方のポイントとしては、なぜその仕事・その企業を選んだのか明確にすることが大切です。仕事はさまざまなものがあり、企業も数多くあります。ほぼ無限と言える選択肢の中からなぜその仕事を選んだのか、その企業でなければならない理由は何かを伝えていきましょう。

企業によって仕事は違いますが、同じ業界であれば似たような仕事も多いです。業界の中でも他の企業ではなく、なぜ該当企業なのかを伝えるためには、その企業ならではの特徴や強みを踏まえて志望動機を語ることが大切です。その企業にしかない強みを交えてアピールし、企業への志望度の高さを伝えていきましょう。

どのように企業に貢献できるのかを書く

企業で自分がどのように貢献できるかをアピールしていく必要があります。仕事に対しての熱意を伝えることは大切ですが、それだけでは選考を勝ち抜くことはできません。志望動機で企業に評価されるためには、採用メリットを示すことが大切ですので、自分の能力を挙げ、それが企業の仕事でどのように役に立つのかを伝えていきましょう。

ここで大切なのは、いかにして貢献できるかをできるだけ具体的に示すことです。ただ漠然と能力があるから企業で役に立つではなく、その能力をいかして企業のどんな仕事で、どのように活躍したいのかを詳細まで語りましょう。詳細まで伝えることで企業で活躍する姿をイメージさせることができ、好印象を与えることができます。

強みを発揮した具体的なエピソードを書く

自分の強みに信ぴょう性を持たせるには、「どのようなシーンで」「どのようにその強みを発揮し」「どのような結果をもたらしたか」という具体的なエピソードを盛り込むことが大切です。漠然と特性を挙げただけでは、本当にその特性を備えた人物なのか?と読み手に疑念を抱かせてしまうかもしれません。

信用できる内容だと証明し、真実味のある主張をするために、実際に起こった出来事を題材にして伝えましょう。光景を想像させられるような描写を添えれば、相手に伝わる書き方となります。このように構成された志望動機はわかりやすく、「当社でもこのように活躍してくれるだろう」と納得感を与えるものです。

結論・理由の順に書く

志望動機を魅力的に伝えるためには内容だけではなく文章構成も大切であり、必ず結論・理由の順番で書きましょう。冒頭で結論から語ることで志望動機としてアピールしたい内容を明確にすることができますし、より印象深くアピールを進めていくことができます。

最初に結論を語ることで文章もまとめやすくなり、伝わりやすい志望動機にすることができます。結論を提示すれば、次にそれを決定付ける理由が必要です。結論を語ることで印象深いアピールができますが、それだけでは信憑性がありません。結論を根拠づける理由を提示することが大切です。結論に対して論理的に理由付けをおこない、志望動機の説得力を高めていきましょう。

志望動機例文3選

志望動機を書き進めるためのポイントを挙げてきましたが、いざ書く段になるとやはり立ち止まってしまうという人も多いでしょう。ここからは、例文をご紹介していきます。自己分析と業界・企業研究をおこなって適した材料を集め、書き方のポイントを押さえたら、例文を参考に書き始めてみましょう。

例文①

貴社の「勤続年数や職位にとらわれない意見採用」の方針に惹かれたことです。この方針は会社資料や社長の著書に何度も登場するばかりでなく、各現場まで浸透し実践されていると知りました。私は、営業部で積極的にアイデアを出しながら、マーケットの新規開拓に取り組みたいと考えています。
書店でのアルバイトを3年間続けており、商品の見せ方が売上に繋がることにやりがいを感じています。担当した売り場が月間のナンバー1を記録し、現在は売り場デザインを任されています。貴社でも、模索する喜びをやりがいに力を尽くしてまいります。

「ここで」「これをしたい」「こうだからこのように貢献できる」という基本構成を、強みのエピソードを添えて根拠を示しつつ築いています。社風や志望職種と自分の特性をリンクさせ、有用さのアピールが成功している例文です。

例文②

お客様を心から大事にする貴社の姿勢に共感したからです。貴社のサービスを日頃から利用しているのですが、いつも、どなたも、親身になって対応してくださいます。困ったことがあると親身になって解決策を提示してもらったり、役立つ情報をいただけたり、久々に訪れた際も以前と変わらぬ対応で感動しました。
私も一人一人のお客さまのことを考えた温かみのあるサポートで、会社のファンを増やす力になりたいと考えるようになりました。地元が観光名所のためよく道を尋ねられるのですが、関連地まで追加案内して喜んでもらえると嬉しく感じる気質を活かし、満足度向上に努めてまいります。

その企業が提供するサービスや商品の愛好者であること、特に長年親しんできたという関係性の歴史が深ければ、その企業を志望する強い動機になります。例文では、「貴社だからこそ」という思いを、これまで受けた経験と将来への希望と絡めてアピールしています。

例文③

私が貴社を志望した理由は、「クレームをヒントに」という標語を掲げ、お客さまのどのような言葉も見逃さない態勢に興味を抱いたからです。私は、運動部の主将を務めていますが、わずかな疑問を覗かせた部員の声を拾って選手の配置換えを試みたところ、それが手掛かりとなって優勝に至りました。小さな声であっても耳を傾けることで物事が好転することを学び、その意識を貴社の営業として活かしていこうと考えております。

冒頭の結論を、自分の経験したエピソードでさらに理由づけて説明し強化しています。そこから浮かび上がる人柄は、リーダーシップに並んで繊細さも垣間見え、企業風土に合致した、信頼できる誠実な働きを期待させるものとなっています。

志望動機NG例文

先に紹介した例文から、志望動機の構成について、おおよそのアウトラインを捉えられたのではないでしょうか。では、志望動機のNG例文についても確認しておきましょう。作成にあたって踏まえるべきポイントを外してしまうと、よほどオリジナリティに溢れた内容でない限り、印象を残すことができません。

例文①

私は幼少期から貴社のお菓子が大好きで、常に好きなものに囲まれて仕事ができる幸せを感じていたいと考えたことが、志望の理由です。大学ではお菓子研究会に所属しており、新作は必ずチェックし、多種製品の食べ比べをしてきました。ネーミング公募での入選実績もあり、いろいろな角度でお菓子を楽しむことをモチベーションに生活の彩りを感じています。お菓子で人々の日常に豊かさをもたらしたいという願いを、貴社で叶えられたらと思っております。

この例文は「利用者の立場からの志望動機」ですが、ここではユーザー目線に終始しており、企業でやりたいことに対する物足りなさが露呈しています。自分が感じているだけでは発展性がありません。得た気づきをもとに、受け手から発信者への転換が求められます。

例文②

当該分野のアプリ浸透率では常にトップに位置し、業界をリードしてきた牽引力に魅力を感じ、貴社を志望いたしました。給与などの条件も、業界内では好待遇だと伺っており、その面も大きな魅力です。私は、地域のイベントにSNSで集客をかけ、大勢の動員に成功を収めるなど、貴社の広報領域に役立つ経験を持っております。また、チームワークを結束するのも得意です。それらを活かして、貴社のシェアのさらなる拡大を目指したいと考えております。

ネットで仕入れた情報など、簡単に手に入る上辺の印象でしか語っていないように見受けられる内容です。具体性に欠け、根拠の提示も弱いので、特段目に止まる志望動機にはなっていません。チームワークを結束するのが得意という裏付けもなく、疑問が残ります。条件に関する記述もNGです。

志望動機を書く際の注意点

志望動機を完成させるためには、書き方のポイントを知るだけではなく、注意点を知っておくことも大切です。書き方のポイントが守られていても、注意点が守られていなければアピール力が半減してしまう可能性があり、場合によってはマイナスの評価にもなりかねません。

注意点を知っておくことで、さらにスムーズに志望動機を作成することができますし、ポイントを正しく理解しておくことが大切です。注意点をしっかりと守って魅力的な志望動機を完成させましょう。

志望する企業の幅を広げすぎないようにする

志望動機を書くときは、志望する企業の幅を広げすぎないようにすることが大切です。志望する企業を絞らないことで、ひとつの企業の研究時間が少なくなり、調査が甘く中身のない志望動機となってしまう危険性があります。志望動機自体は作成できたものの、中身がなければ選考では評価されません。

企業研究の時間が少なくなった結果、関心がないことが志望動機から見えてしまうため、志望する企業をしっかりと絞り込んでおくことが大切です。もちろん志望する企業を絞り込むからといってひとつに絞る必要はありませんし、複数の企業を志望しても問題ありません。少しでも多くの企業を志望する場合は、企業研究の時間がそれだけ多く必要ですので、早めに対策を進めておくことが大切です。

一般的で抽象的な志望動機は書かない

魅力的な志望動機を書くためには、一般的で抽象的な志望動機は書かないことも大切です。誰でも書けるような企業のイメージや事業内容を書いてしまうと、自分の意思や他社との違いが伝わらないため、中身の薄い志望動機になってしまいます。

志望度の低さも志望動機から透けて見えてしまうでしょう。志望動機を魅力的にできるかどうかのポイントは他との差別化です。他の企業を志望する理由との差別化、他の就活生との志望理由の差別化を考えて書いていくことが大切です。差別化を図るためには個性を発揮することが大切なので、無難な内容を書くのではなく、自分の言葉で志望動機を書いていきましょう。

志望動機では企業と自分の繋がりを見つけ出そう!

志望動機が書けないと悩んでいる就活生は多いですが、就活を攻略するためには志望動機の作成は欠かすことができません。志望動機はただ書いて履歴書の欄を埋めればいいものではなく、しっかりとアピール力を持たせることが大切です。

志望動機を書くための方法はさまざまありますが、まずは企業と自分とのつながりを見つけることから始めましょう。企業とのつながりを見つけることで、それをそのまま志望動機にすることができますし、その企業だからこそ志望したことが伝わります。

つながりがないのならイベントに参加するなど、自ら行動してつながりを作ることも大切です。志望動機は就活の中心になるものですので、魅力的なものを作成して、就活を成功させましょう。

監修者プロフィール

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吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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