業界研究

コンサルの志望動機|例文5つとポイント・NG例を紹介

コンサルの志望動機では入社意欲を伝えよう

コンサルは人気のある職業であり、コンサル企業に就職したいと思っている学生は多いです。

参考:「
22年卒の就職志望業界ランキング 「商社」や「官公庁」を抑え1位になったのは……|ITmedia ビジネスオンライン

そのため、採用担当者にアピールが伝わらなければ、内定をもらうのは難しいです。

高い倍率を突破するためにも、まずは書類選考で採用担当者に自分の強みや、入社意欲をアピールすることが重要になります

本記事では、コンサルへの就職を希望する学生を対象に、志望動機の書き方から、印象を良くする例文を紹介します。

一通り目を通し、志望動機の作成に役立ててください。

コンサルの志望動機を書く際のポイント3つ

書類選考における履歴書やエントリーシートは、就活生にとって最初の関門です。

書類選考では学生が提出した書類をもとに、採用担当者が面接選考へ進める人を選抜します。

コンサルは人気のある職業ですので、応募者が多く書類も多く提出されます。

そのため、採用担当者は一人ひとりに時間をかけることができず、瞬時の判断で決めることが一般的です。

多くの書類の中から採用担当者の印象に残ってもらうためにも、エントリーシートには入社意欲が伝わる志望動機を書きましょう

以下より志望動機を書く際のポイントを3つ紹介しますので、参考にしてください。

①なぜコンサルをやりたいのか

志望動機を書く際の1つ目のポイントは「なぜコンサルをやりたいのか」です。

就職を志望する理由が「何となく」「かっこいいから」と抽象的であると、真剣に入社を考えている気持ちが伝わりません。

入社意欲が伝わる内容にするには「コンサルをやりたい理由」「コンサルでなければいけない理由」を明確に盛り込みましょう

コンサルであれば「多くの企業の問題を解決し、経営支援がしたい」と考える人が多いです。

コンサルをやりたい理由を明確にするには、仕事内容をしっかり理解しておかなければなりません。

コンサルならではの仕事を踏まえ、コンサル業界で働きたい理由を整理しましょう

コンサルの仕事内容

  1. 顧客にヒアリング
  2. 課題の調査、分析、整理
  3. 課題解決の検討、提案
  4. 顧客に対して専門的な指導、助言
  5. 結果のフォローアップ
  6. プレゼン資料の作成

コンサルの仕事内容については、別の記事でも紹介しています。併せて読み、コンサルの仕事や求められるスキルを理解し、志望動機の作成に役立てましょう。

コンサルが求める志望動機は、作成ツールを使えばすぐに完成します。

志望動機を書こうと思っていても、なぜそうなのかをうまく説明できないと悩む学生は多いです。

そんな時は無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、過去の内定者の志望動機を参考にしながらあなただけの志望動機が完成します。

内定者の志望動機文を参考にしながら、選考を突破しましょう。

作成スタート【無料】

あわせて活用したい!

AIを活用して自己PRを完成させよう!

②なぜその企業を志望するのか

志望動機を書く際の2つ目のポイントは「なぜその企業を志望するのか」です。

コンサルと一言で言っても、経営、戦略、人事、ITとさまざまな分野があります。

志望動機には「コンサルならどこでも良い」ではなく「〇〇分野を得意とする企業に勤めたい」と書きましょう

特定の企業にしかできない理由を述べると、時間をかけて真剣に考えていることが採用担当者にも伝わります。

また、特定の企業に絞る際は「なぜ〇〇分野のコンサルの中でも、その会社で働きたいのか?」を深掘りし、論理的に整理しておきましょう

たとえば「戦略系のコンサルで働きたい」→「M&Aに携わりたい」→「早い段階から海外プロジェクトに参加したい」→「志望企業」のように、特定の企業に絞る方法があります。

コンサルの種類

  1. 経営コンサルタント
  2. 戦略コンサルタント
  3. 人事コンサルタント
  4. 業務コンサルタント
  5. ITコンサルタント
  6. 建設コンサルタント
  7. 環境コンサルタント

コンサル業界については、別の記事で詳しく紹介しています。併せて読み、コンサルの仕事を理解しましょう。

③企業にどのように貢献したいのか

志望動機を書く際の3つ目のポイントは「企業にどのように貢献したいのか」です。

採用担当者が書類選考で重視しているのは、学歴や成績ではなく「入社後、どのように貢献してくれるのか」です

どれだけ優秀な人材でも、将来ビジョンがなければ仕事に対する熱意は伝わりません。

「入社後、自分は企業にどう貢献できるか」を明確にすれば、その学生を採用するメリットがわかります

具体的にどのように貢献できるのか伝えるためにも、自分の過去を振り返って長所を見つけ、企業が求める人材を知っておかなければいけません。

たとえば「英語力(TOEIC900点)を活かして、外資系企業とも円滑にやり取りができる」「ゼミの課題解決型授業で優秀提案賞を受賞した経験を活かして、顧客のために良い提案をしたい」と、自分のスキルと企業の特徴を結びつけて記述するようにしましょう

コンサルで活かせるスキル

  1. 問題解決能力
  2. コミュニケーション能力
  3. 数値分析
  4. 英語力(外資系企業の場合)

自己分析や企業研究のやり方については、別の記事でも紹介しています。併せて読み「自分は企業にどう貢献できるのか」を考えるのに役立てましょう。

コンサルが求める志望動機は、作成ツールを使えばすぐに完成します。

志望動機作成ツールはもう試しましたでしょうか?ツールで実際に文章を作成してみてからブラッシュアップする方が効率的に受かりやすい志望動機を作成することができます。

志望動機作成ツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで、あなただけの志望動機が完成します。

作った志望動機は選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される志望動機を完成させましょう。

作成スタート(無料)

あわせて活用したい!

AIを活用して自己PRを完成させよう!

コンサルの正しい志望動機例5選

選考通過を狙う志望動機例文5選

例文①:コンサルだからできることがある
例文②:その企業で働きたい
例文③:過去の経験を活かしたい
例文④:調査や研究をやりたい
例文⑤:コンサルの仕事に憧れた

コンサルの志望動機の書き方がわかったところで、次に選考通過につながる例文を紹介します。

前述のポイントを踏まえ、実際どのように書くのが良いか紹介しますので、志望動機を作成する際の参考にしてください

例文①:コンサルだからできることがある

私が貴社を志望する理由は、コンサルとして悩みを抱える人達の役に立ちたいと考えたからです。
コンサルは顧客の悩みを汲み取り、課題解決に向けて分析し、提案します。
その提案が上手くいけば相手が喜んでくれるため、その働き方にやりがいを感じました。
私もコンサルとして、さまざまな人の役に立つ仕事に携わりたいです。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」

この例文では、コンサルを志望した理由に「様々な人の役に立てるから」と記載しています。

具体的なコンサルの仕事内容も交えると、どうして他の企業ではいけないのかが伝わりやすくなります

企業研究をしっかり行い、コンサルのどういう仕事に携わりたいのかを伝えましょう。

例文②:その企業で働きたい

私が貴社を志望する理由は、ひとつの企業での活動に留まらず、さまざまな顧客に貢献できるコンサルになりたいと思ったたからです。
また、貴社の説明会や先輩社員の方のお話から「社会に変化を起こしたい」という熱意を感じ、その意識に私も共感しました。
貴社では経営分野を主体としているため、専攻している経営学の知識が活かせと考えております。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」

この例文では、その企業で働きたいことを理由として書いています。

実際の社員からの話や、コンサルが得意とする分野を挙げて「その企業の社風に共感できたので働きたい」と入社意欲をアピールしています

その企業にしかできない理由を見つけるには、ホームページを見たり説明会に参加したりと、時間をかけて調べることが必要です。

企業にとってみれば、他社でもできる理由より「自社でしかできない」と言われた方が、嬉しさを感じることができます。

例文③:過去の経験を活かしたい

私が貴社を志望する理由は「企業の問題を解決し成長を促す」という業務内容に強い関心があるからです。
学生時代にサークル内で発生した問題を解決し、サークルのあり方をより良いものにできたと感じる経験がありました。
その際、私も積極的に問題解決に努めたことで、問題を正しく整理し、解決する大事さを理解できました。
貴社に就職した際には、相手企業がより良いものにできるよう、クライアントと共に課題解決に当たりたいと考えております。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」

この例文では、学生時代の経験から学んだものをコンサルの仕事でも活かしたいことを理由としています。

コンサルの業務内容につながる経験を混ぜて志望動機が書けると、採用担当者も入社した学生のビジョンが描きやすくなり、説得力を高めることが可能です

過去のエピソードを掘り返し、具体的にどのような経験が仕事に活かせるのか考えてみましょう。

例文④:調査や研究をやりたい

私が貴社を志望した理由は、官公庁にも提言できる研究機関にて、専門性の高い仕事がしたいと考えたからです。
私は現在、ゼミ活動で自治体の観光資源を具体化するソリューションを継続して行っており、今年度のコンペでは最優秀賞を獲得しました。
実現可能な施策を提言するため、まず観光課題を明確に定義します。さらにビジネス書を読み、モデルとなる他の自治体関係者へのインタビューも複数回行うなど、実績を上げるための裏付け作業に注力しました。
この経験から、課題解決のために調査や研究をするコンサルに携わりたいと思い、貴社を志望します。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」

この例文では、コンサルとして調査や研究に携わりたいことを志望動機にしています。

コンサルの仕事では、顧客ニーズを解決するための調査や研究は重要な部分です。

ゼミの活動から、漠然とした課題を明確化し、書籍やインタビューをもとに研究し、提言を行ったという具体的な経験を踏まえており、コンサルの仕事と関連性が高いことがわかっています

例文⑤:コンサルの仕事に憧れた

私が貴社を志望した理由は、人事や組織の側面から企業の問題を解決したいと思ったからです。
私の父が経営する会社が経営難に陥った際、コンサルのお世話になり、今では安定した業績を上げることができています。
慎重かつ計画的に行うには、専門家のアドバイスが必要だと考えます。
私は父の会社がそうであったように、経営上の問題を抱える企業に対して、人事・組織の専門家として支援していきたいと考えています。

※この例文は志望動機作成ツールで作成しました。
たった3分で受かる志望動機が完成する「志望動機作成ツール」

この例文では、人事系コンサルへの志望動機であり、父親の会社で起きた出来事から感じたことを理由としています。

コンサルの志望動機となるような、専門的な学習や体験をしておらず、何を書いていいかわからない人は少なくありません。

その場合、自分もしくは身近な人がコンサルのお世話になり、それをきっかけに興味を持ったことを理由にするのも良いでしょう

コンサルの志望動機NG例

続いて、コンサルの志望動機NG例文を紹介します。

志望動機を書く際のポイントは「①なぜコンサルをやりたいのか」「②なぜその企業を志望するのか」「③企業にどのように貢献したいのか」の3つです

NG例文を見て、自身の志望動機を客観視できるようになりましょう。

NG例文:コンサルである理由が弱い

私が貴社を志望する理由は、仕事を通じて「組織の課題解決に取り組みたい」と考えているからです。
仕事を進める上で「何が悪くて、どう改善したら良いのか」を考えれば、業務効率化を図ることができます。
仕事で結果を出すためにも、課題解決について考える仕事に携わりたいと思いました。

この例文では、問題解決に関わりたいことをアピールしています。

しかし「企業の課題解決に取り組みたい」という理由が弱く、志望動機が曖昧になっています

企業の課題解決自体は、コンサルに依頼する以前に、どの部署でも事前に執りおこなっているものです。

この場合「なぜコンサルを選んだのか」を企業にアピールすることが、採用担当者の目に止まるための重要なポイントになります

志望動機の書き方については、別の記事でも紹介しています。併せて読み、企業に熱意が伝わる志望動機を作成できるようになりましょう。

明確な志望動機を決めてアピールしよう

さまざまな顧客の課題解決に取り組むコンサルは、やりがいを感じやすく、競争率の高い仕事になっています。

しかし、コンサルの業務は専門的な分野が多く、単に憧れだけでできる仕事でもないのが事実です。

志望動機の内容は、コンサルの仕事内容を踏まえて、企業が求める人材であることをアピール必要があります

まずは自分の強みと「なぜコンサルでなくてはいけないのか」をしっかり整理し、企業の印象に残る志望動機を作成しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ