筆記試験

【就活における玉手箱の対策方法】事前にしておくべき準備をご紹介!

玉手箱というWebテストがある

就活ではさまざまな種類のWebテストを受けますが、その中の一つに玉手箱というテストがあります。玉手箱は多くの企業が採用しているWebテストであり、特徴的なテストでもありますので、しっかりと対策を立ててから臨むことが大切です。

初見では解答するのが難しい問題もありますし、対策をしておかなければ高得点を取ることはできません。企業によって合格点のラインは異なりますが、高得点を取っておいた方が選考でも有利になるのは確かです。

玉手箱で高得点を獲得するためには、その特徴を正しく理解し、それに合わせて対策を進めていくことが大切です。玉手箱についての理解を深めて対策をしっかりとおこない、就活を有利に進めていきましょう。

玉手箱とは

玉手箱は日本エス・エイチ・エルが販売している適性検査の一つであり、優しい問題から難しい問題まで幅広く出題されるのが特徴です。連続して同じ形式の問題が続くため、しっかりとパターンを覚えておけば高得点を獲得することもできます。

問題は言語、計数、英語、性格検査に分けられ、それぞれで制限時間が設けられています。そのため素早く正確に解答することが大切です。問題数は非常に多く、時間内にすべての問題を解くことは難しいため、取りこぼしのないように確実に正解することが大切です。

簡単な問題は確実に正解し、難しい問題はしっかり考えて解答する必要があります。また玉手箱ではIMAGES形式やGAB形式の問題も出題されますので、それらの対策もおこなうことが大切です。

玉手箱の特徴

玉手箱がどういうものか理解したら、次は玉手箱の特徴を見ていきましょう。webテストのひとつとされている玉手箱ですが、その特徴を事前に知っておくことで対策もしやすくなります。就職活動をするなかで、玉手箱という言葉を初めて聞いた人も多いと思いますが、準備をしておけば安心です。玉手箱の特徴としては、企業によって問題の組み合わせが異なること、時間に制限があること、受験者によって問題が異なることなどが挙げられます。ひとつずつ詳しく紹介していきますので、玉手箱の特徴にはどんなものがあるのか、参考にしてみてください。

企業によって問題の組み合わせが異なる

玉手箱の特徴のひとつとして、企業によって問題の組み合わせが異なるということが挙げられます。玉手箱は、能力テストと性格テストで構成されています。能力テストでは、計数、言語があり、それぞれ3種類が出題されることになっています。英語は2種類の問題形式があります。

全部で8種類の問題形式があって、その中から、企業ごとに異なる組み合わせで実施されます。言語問題は、論理的読解、趣旨判断、趣旨把握に分けられています。また、計数は、四則逆算、図表の読み取り、表の空欄の推測の3種類となっています。英語は、論理的読解、長文読解の2種類です。それぞれ、問題数と制限時間が定められています。このなかから、企業によって様々な組み合わせで実施されるのです。

時間制限がある

玉手箱の大きな特徴として、時間制限があり、1問あたりにかけられる時間が短く設定されていることがあります。問題の種類によって、あらかじめ制限時間が定められています。例えば、言語問題の論理的読解の制限時間は15分で32問の問題が出題されることになっています。言語の趣旨判定では、10分で32問、趣旨把握では、10問で12分とそれぞれの種類によって制限時間も異なります。

どの問題でも、制限時間は短いため、なるべく早く問題を解いていくことが重要です。計算問題では、電卓を使用した方がいいでしょう。あらかじめ、問題の傾向と制限時間がどれくらいなのかを把握しておいて、素早く問題を解いていけるように準備をしておくことが大切となります。

受検者によって問題が異なる

玉手箱は、SPIのテストセンターの試験などと同じく、受験する人によって問題が異なるという特徴があります。同じ企業を受けた人でも、出題される問題が違うために、難しいと感じる人もいれば、意外に簡単だったと思う人もいます。問題が違うので、簡単か難しいかの判断は個人によるでしょう。

もし、友人が玉手箱の試験を受けて、簡単だったという感想を持っていても、自分自身も同じ問題が出るとは限りませんので注意が必要です。対策として、友人や先輩からアドバイスをもらうのはよいことですが、出題される問題が人によって違うということを頭に入れておきましょう。どんな問題が出るのかは、その時になってみないと分かりません。どの種類の問題が出題されても、素早く答えていけるような対策が必要です。

玉手箱の対策4つ

玉手箱の対策4つ

玉手箱を攻略するためにはしっかりと対策をしておくことが大切ですが、対策の方法は大きくわけて4つあります。玉手箱は出題範囲も広く、闇雲に勉強しても効率的に対策を進めることはできません。

玉手箱の特徴を理解した上で対策方法を考えていく必要があります。効率的に対策を進めることで、テストで高得点が期待できるだけではなく、時間の短縮にもなります。就活では忙しく動き回らなければなりませんので、対策方法を知って効率的に進めていきましょう。

①素早く次々に回答する

玉手箱で高得点を獲得するためには、素早く次々に解答していくことが大切です。玉手箱は問題数に対しての制限時間が短いので、テンポ良く解答していくことで、高得点への近道になります。

言語はIMAGES形式が32問で10分、GAB形式が32問で15分、趣旨把握が10問で12分です。計数は四則逆算が50問で9分、図表読取が29問で15分、表の空欄推測が20問で20分、英語はIMAGES形式が24問で10分、GAB形式が24問で10分となっています。

それぞれかなりのハイペースで解かなければなりませんが、最も多いのが計数の四則逆算です。四則逆算は10秒で1問ペースで解答しなければなりません。他の問題も素早く解答しなければなりませんので、解答スピードを速める練習をしておきましょう。

②対策本で勉強する

玉手箱の対策として、専用の本を使って勉強するのもおすすめです。各社から、就職試験の玉手箱テスト用に参考書や問題集が発売されています。それぞれ、問題の数や、出題されている企業の情報などが異なりますので、自分の好みに合わせて選びましょう。問題の傾向や、問題の種類なども事前に勉強しておくことで対策がしやすくなります。

何から始めればよいのか分からないという場合にも、まずは本を買ってみて、問題を解いていくことからやってみましょう。繰り返し問題を解いていくことで、傾向も分かってきます。本番で焦ってしまわないように、時間も計りながら練習するのがおすすめです。間違った問題も、解説を読みながら繰り返し解いていきましょう。

対策本①:『8割が落とされるWebテスト完全突破法』

対策本は数多く出版されていますが、その中でも『8割が落とされるWebテスト完全突破法』という本がおすすめであり、玉手箱の攻略方法についてが解説されています。

玉手箱はさまざまなパターンがあり、そのすべてのパターンが紹介されています。同じ形式の問題が続きますので、パターンを知っていれば素早く解凍することができ、全問正解も夢ではありません。

テストの攻略方法も詳細まで紹介されていますし、しっかりと読み込んでおけばWebテストに広く対応することができます。書籍を利用することで、より高いレベルで対策を立てることができますので、高得点が期待できます。

対策本②:Webテスト1【玉手箱シリーズ】完全対策

玉手箱に出題される問題が、レベルに合わせて掲載されています。文字が大きめに書かれているので、読みやすくなっています。問題数はあまり多くなく、コンパクトにまとめられているので、集中的に勉強したい人におすすめです。

試験までに勉強する時間があまり取れないという場合にも、さっと見て確認ができ、すきま時間の勉強にも活用できます。実際に受験した学生の記憶をもとに再現されているので、本番と同じ種類の問題や難易度で出題されています。

英語や性格検査についてもまとめられているため、玉手箱全般の対策が1冊でできるでしょう。分かりやすい解説がついているので、間違った問題を復習するのにも便利です。

対策本③:1日10分、「玉手箱」完全突破! Webテスト 最強問題集

実際に、どのような画面で問題が出されるのかというモデル画像もあるので、本番のテストのイメージがしやすくなっています。売上総部数No.1の人気の対策本としても知られています。就職活動生から人気のある企業で、実際に出題された問題が数多く掲載されているので、参考になります。

最新の過去問題を忠実に再現していて、実践的な練習をおこなうことができます。問題数も多く、幅広い対策ができるのも特徴的です。数学が苦手な人にも分かりやすい解説がついているので、間違った問題を見直すときにも便利です。webテストの様々な分野の問題が載っているので、繰り返し解いて練習しておくことで、玉手箱の総合的な対策ができます。タイトルにあるように、1日10分という短時間で勉強できるのもポイントです。

明日が本番でも間に合う!
頻出問題に特化した玉手箱対策方法

書類選考を突破した後、多くの企業で実施されるのがWEBテストです。実はここで落とされる就活生も多いことをご存じですか?せっかくの志望企業をWEBテストで落ちるのを防ぐために、今すぐ対策をしましょう。

そこでおすすめなのが「WEBテスト対策問題集」です。WEBテストに落ちないためのポイントと、学生が苦手とする非言語分野の問題が多数掲載されています。本番と同じ形式で解くことができるので、これ一つで効率的に対策することができます。

今すぐ手に入れて、志望企業の選考を突破しましょう。

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④電卓を上手く使えるようになる

玉手箱の計算問題では、電卓の使用が可能です。出題される問題のレベルはさまざまで、簡単にメモ程度の計算式で解けるものもあれば、電卓を使わないと答えが分からないものなど、色々なものがあります。難しい問題を無理して計算しようとしても、時間がかかってしまうだけなので、電卓を使うようにしましょう。

制限時間が短く、どれだけ早く問題が解けるかが重要となるため、電卓を使う際にも、素早く使いこなせるように練習しておくことをおすすめします。普段から電卓の操作になれておくと、キーの位置なども覚えられるようになります。数字のキーがどこにあるのか分かっていると、電卓を見ることなく計算ができますので、時間も短縮できます。電卓が上手に使えるようにしておくことも、玉手箱の対策として重要です。

玉手箱のテスト内容①言語・計数

玉手箱を攻略するためにはテストの内容を理解しておくことが大切です。テストは大きく4つに分けられますが、まずは言語と計数を確認しておきましょう。問題の形式を知っておくことで本番でもスムーズに解答することができますし、事前に対策を立てることもできます。

言語と計数の中でもさまざまな問題が出題されますので、それぞれの出題傾向を知っておくことが大切です。問題の形式をしっかりと理解して、言語と計数で高得点を獲得しましょう。

言語

玉手箱の言語はIMAGES形式、GAB形式、趣旨把握問題の大きく3つに分けられます。IMAGES形式は長文を読み、3択で答える問題です。「筆者が1番訴えたいことが書かれている」、「書かれていない」、「訴えたいが1番ではない」の選択肢から選んでいきます。

GAB形式も長文を読み、設問に対して正しいものを選ぶ形式です。選択肢がIMAGES形式とは異なっており、正誤や論理的に導けるか否かなどになっています。趣旨把握問題は長文を読み、4つの選択肢の中から筆者が最も伝えたいことはどれかを選んで答えます。

12分で10問に答えなければならず、素早く長文を読み解かなければなりません。長文読解は集中力が必要であり、素早く文章を読み進めていく力が必要になります。

計数

計数は四則逆算、図表読取、表の空欄推測などの問題形式があり、それぞれ問題数が多いため、素早く正確に解答していかなければなりません。四則逆算は空欄がある計算式が出され、空欄に埋める数字を解答していく形式です。

電卓を使うことができますので、事前に準備をしておく必要があります。図表読取は図表を見て、設問に答えていく形式です。設問の意味を正しく理解し、図表の中から必要な数字を読み取って素早く計算しなければなりません。

表の空欄推測は一部空欄がある表を見て、空欄に当てはまる数字は何かを考える問題です。表の他の部分から数字を推測し、正しい数字を読み解いていきます。計算に使用すべき数字を取り出し、素早く計算しなければなりません。

玉手箱のテスト内容②英語・性格検査

玉手箱には言語、計数のほかに英語、性格検査もありますので、幅広く対策を進めておかなければなりません。英語はしっかりと対策をしておかなければ解答することが難しいですし、性格検査も検査内容を理解しておくことが大切です。

言語と計数の点数が良くても英語と性格検査が悪ければ、選考では不利になってしまいます。それぞれで高い点数を獲得することが大切ですので、英語と性格検査についてもしっかりと対策をし、完璧な状態でテストに臨みましょう。

英語

玉手箱の英語はIMAGES形式やGAB形式で出題されます。どちらとも長文の読解問題であり、それぞれ8つの長文から3問ずつ出題され、計24問となります。制限時間はIMAGES形式、GAB形式ともに10分ずつですので、素早く文章を読み解いて解答していかなければなりません。

英語の長文読解には文法の知識も必要ですが、幅広い単語知識が必要になります。わからない単語が多いと文章全体の意味を把握するのが難しくなってしまい、逆に単語さえわかれば意味を拾って文章の全体像を予測することができます。

それぞれ幅広く英語の知識が必要になりますので、しっかりと勉強をしておくことが大切です。時間がない場合は特に単語を重点的に勉強しておきましょう。

性格検査

玉手箱は性格検査の問題数が多く約200問が出題されます。すべてに素早く解答していく必要がありますが、知識が必要なテストではありませんので、難しく考えることはありません。直感的に解答し、嘘はつかずに答えを選ぶことが大切です。

もちろん嘘をつかないからといって、マイナスの印象になることがわかるものをわざわざ選ぶ必要はありません。志望する企業に合わせて、解答をある程度変化させていくことも大切です。

玉手箱は問題数が多いので、全体を通して矛盾点が生まれないように注意しなければなりません。最初の方に解答した内容と最後に解答した内容が食い違うと、不信感を与えてしまうので注意が必要です。どんな解答をしたかしっかりと覚えておき、好印象を目指しましょう。

玉手箱の対策に時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう

WEBテスト対策問題集はもう試しましたでしょうか?多忙な就活中に問題集を何冊も解く時間はなかなかありませんよね。頻出問題を知れば、効率よく対策をすることができます。

そんな時は、「WEBテスト対策問題集」を活用してみましょう。SPIで落とされないためのポイント解説と、本番と同じように解くことができる問題集がセットになっています。これひとつで、効率よく、SPI対策をすることができます。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

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玉手箱は事前準備と練習でスマートにクリアしよう

玉手箱は出題数が非常に多く、制限時間も短いためすべての問題に素早く解答していかなければなりません。幅広い知識を身に付けるだけではなく、解答スピードを上げるためにも玉手箱の形式に慣れておくことが大切であり、事前の準備が大切です。

準備を怠ってしまうと本番で時間に追われ焦ってしまいますし、焦ることで簡単な問題を取りこぼしてしまう可能性もあります。玉手箱は素早く正確に解答できることが大切ですので、時間に追われることなく、解答を進めていくことが大切です。

玉手箱はしっかりと慣れておけば高得点を獲得することも充分に可能です。事前準備と練習をしっかりとおこない、スマートにクリアして就活を攻略していきましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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