志望動機
【保育園の志望動機の書き方ポイント3つ】参考にしたい例文もご紹介
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目次
保育園の志望動機は「子どもが好き」だけではダメ?
保育園で働きたいという人で、志望動機に「子供が好きだから」という人は8割9割はいると聞きます。子供が好きで働きたいと思う人は多いでしょう。しかし、それだけではアピール不足なのです。
保育園は0~6歳の子供たちと1日中ふれあいます。目が離せない時期でもあり、パワフルで元気いっぱいの子供たちの面倒を見るのは体力勝負です。好きだけでは仕事を続けていくのは大変です。好きだからと伝えるのも大切かもしれませんが、自分がどれだけ保育園に貢献できるかをアピールすることが大切になってきます。
志望動機の書き方ポイント3つ
志望動機とはなぜ自分がその保育園で働きたいと思っているのか、その理由のことをいいます。面接などで志望動機が聞かれる理由としては、保育士としての熱意を知りたいということと、これから活躍してくれる人材なのかをしっかり見ることです。
その期待に応えられるようこちらも熱意と意気込みを伝えることが大切です。そこで志望動機で何を伝えるかまとめなければなりません。それでは志望動機の書き方ポイントを3つ紹介するので押さえておきましょう。
①保育士を意識したきっかけを語る
自分がいつどのようなきっかけで保育士に興味を持ち始めたのか覚えているでしょうか。志望動機はまず自分がなぜ保育士になりたいのか意識した理由、つまり保育士を目指し始めたきっかけについて簡単なエピソードで説明できることが大切です。うろ覚えではきっかけをしっかり説明することができません。まずはきっかけを考えてみてください。
きっかけは「子供が好きで子供と関わった仕事がしたい」、「音楽や動くことが好きでやりがいのある自分に適した仕事だから」、「待機児童が多いことから少しでも待機児童を減らすよう貢献したい」など、自分が意識したきっかけを明確にしておきましょう。「いつ」、「どうして」、「どのように思った・感じたか」この3つを思い出してまとめておくと相手に伝わりやすく語ることができるでしょう。
②なぜその保育園なのか明確な理由を書く
どうして数ある中からその保育園を選んだのか理由を書きましょう。保育園だけでも区だけで数十、幼稚園を合わせると40以上の園がある場所がほとんどです。保育園だけでも園の方針、保育内容は様々です。まずはそれぞれの保育園でどのような違いがあるのか情報を集めるのがカギとなります。
情報を集める方法としてはHPや口コミなどで掲載されている情報を参考にしたり、実際に園に足を運んで確認するといいでしょう。保育園に問い合わせて見学させてもらうのもいいでしょう。そこで自分がどのように活躍するのか将来を描くと、その園出働きたい理由を明確に書くことができます。
③将来どんな保育士になりたいかを書く
もし保育士になれたとして、どんな保育士を目指しているか目標は決まっているでしょうか。ただ保育士になりたいとだけ言っても説得力に欠けます。まずはどんな保育士になりたいのかイメージしてみましょう。そして将来どんな保育士になりたいと考えているのかしっかり書くことが大切です。
例えば理想とする先生がいて、その先生のようになりたいと思った場合、「昔お世話になった先生の優しい所に憧れてその先生のようになりたい」とだけ言ってもどんな保育士か明確にしていません。この場合はその先生のどんな所に憧れたかをもう一度考えてみてください。優しいではなく「子供の立場で話を聞いてくれるところ」、「たくさん一緒に遊んでくれた」など一番自分がいいと思ったところを話すと説得力が生まれるでしょう。
志望動機を書く時の注意点
志望動機は、自分を効果的にアピールするためにも重要なポイントです。希望する保育園で働きたい熱意をうまく伝えられるように工夫しましょう。
志望動機を書く時には、いくつか注意したい点があります。給与などの待遇面を志望動機とすると、マイナスイメージを与えてしまう可能性もあるので気を付けてください。また、志望動機と自己PRは違うことも理解しておく必要があります。
それぞれ詳しく解説していきますので、保育園の志望動機を書く際に参考にしてみてください。
給与や待遇面に惹かれたという志望動機はNG
志望企業を選ぶ際には、給与や勤務時間などの待遇面も重要です。しかし、それを志望動機としてしまうと、あまりよい印象になりません。同じ条件なら違う保育園でもいいのではないかと相手に感じさせてしまう可能性があります。
また、仕事内容よりも給与の方を重要視していると思われるかもしれません。たとえ待遇面に魅力を感じて志望したとしても、志望動機は自分の熱意や、やる気が伝わるような内容にすることが大切です。
その保育園ならではの特徴や魅力とは何か、教育方針・育児に対する考え方のどこに共感したか、などから志望動機を考えていきましょう。志望先の保育園についてしっかりと調べておくことで、志望動機が書きやすくなります。
志望動機と自己PRは違うことを理解しておく
志望動機と自己PRは、どちらも就職の参考試験においてとても重要です。しかし、この2つを同じように考えてしまい、混同している人もよく見られます。志望動機を聞かれているのに、自己PRを書いてしまうと的外れな回答になってしまい、質問の意図を理解していないと思われてしまいます。
改めて、志望動機と自己PRの違いを確認しておきましょう。志望動機は、なぜこの保育園で働きたいと思ったのかという理由や、きっかけについて説明します。自分の長所を活かせると思った、保育園の方針に魅力を感じた、保育園で力を入れている部分に興味があった、などです。例えば、「体を動かすことが得意なので、運動教育に特化している貴園で働きたい」というのは志望動機となります。
一方、自己PRは採用された時に、保育園側にどのようなメリットがあるかを説明します。「体を動かすことが得意なので、運動教育に特化している貴園で即戦力となれます」といえば、自己PRになります。
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保育園の志望動機例文
志望動機は多少大げさに表現したとしても嘘を書いてはいけません。嘘をついてもばれてしまいますし、面接でしっかり説明できなければいけません。
志望動機は自己分析が大切です。自分がなぜその保育園を選んだか、どうして保育士になりたかったかなど、先ほど説明したポイントを押さえて自己分析をし、志望動機を考えて書きます。しかし、実際志望動機を書くとなると、改めて何を書こうか悩んでしまう人もいるでしょう。ここからはいくつか例文を紹介してみますのでぜひ参考にしてみてください。
例文①○○に力を入れている保育園
私が保育士を目指したきっかけは、私自身幼い頃、保育園に入るのに募集が少なく、数か月の順番待ちで入園できなくて大変だったと母から聞いたことです。現在幼稚園や保育園で保育士不足による待機児童が多いことを知り、少しでも待機児童を減らせるよう貢献したいと思いました。貴園では音楽教育に力を入れているとHPで拝見いたしました。私は3歳からピアノを習っていましたので伴奏をひくことができます。少しですがバイオリンの経験もあります。子供たちと一緒に楽器ふれたり歌ったりしながら音楽の楽しさを教えてあげることのできる先生を目指したいと思っています。
自分が聞いた体験談や保育園の現状を知り保育士になりたいという気持ちを伝える場合、相手にわかりやすいよう簡潔にまとめるようにしましょう。次に自分のアピールです。自分が希望する保育園について、HPや実際に園に問い合わせることや見学をすることで、どんな特徴の園かを知ることが大切です。
例えばこの場合は音楽に力を入れている保育園です。自分がピアノがひけること、音楽が好きなことをアピールしましょう。そして自分の経験を踏まえどんな先生になりたいのか志望動機にしっかり書くようにしましょう。
例文②少人数の保育園+子供が好きだからという志望動機
私は子供の笑顔が大好きで、学生時代から保育士を目指していました。学校の職場体験でこちらの保育園にお世話になったとき、アットホームな雰囲気なところと園児一人一人の目線に合わせた保育をしている先生方の姿を見てこの保育園で働きたいと強く思いました。もし採用されましたら、私も一人一人としっかり向き合って子供たちの成長を見守っていける先生になりたいと思います。学校で学んだ専門性を活かし、常に向上心を持ち続け貢献できるよう頑張りたいと思います。
子供が好きで保育園に勤めたいという場合、ただ子供が好きというだけでなく子供のどんな所が好きなのかを伝えることが大切です。そして学生時代に自分が経験した職場体験の感想を伝えます。職場体験でどのように感じたか、その時先生から教わったことや胸打たれる言葉などあればそのことを伝えるのもイメージアップにつながります。
次に、採用された際この園でどのような先生になりたいか伝えましょう。そして最後にその意気込みを書いてください。
例文③自分の長所をアピールする
私が保育士を目指し始めたきっかけは、姉に子供が生まれたことです。姉の子供の成長をみているうち、もっと多くの子供の成長に関わる仕事がしたいと思い保育士を目指し始めました。学生時代は陸上部に入っていたことと、学生時代無遅刻無欠席だったことから体力と健康に自信があります。また私は前向きな性格です。何事にも前向きに、子供にとってより良い保育ができるよう勉強を惜しまず経験を積み貢献していきたいと思っております。
子供の成長に関わる仕事がしたいというきっかけの場合、どうしてそう思ったのかを書きましょう。実際に体験したことを話すと伝わりやすいです。
次に自分の長所をアピールします。保育園は体力を必要とする場所が多いため、体力があることをアピールすることはイメージアップにつながります。ただ体力がありますというより、学生時代の部活動、また日頃から運動している人はそのことを伝えましょう。
ほかにも園にとってプラスとなるアピールポイントがあれば付け加えるとさらにイメージアップにつながります。
例文④自分の未来の姿を伝える
私は幼い頃から幼稚園教諭として働く母の姿を見て育ちました。毎日が体力勝負で大変な仕事にも関わらず、いつも笑顔で充実している母をみている中で、保育士の仕事に興味がわき始めたことがきっかけです。保育士になったら子供たちだけでなく保護者の方々の声にも耳を傾け、コミュニケーションを取っていきたいと思っています。今は子育てに不安な方も多いようなので、不安なことや要望などをしっかりと相談にのってあげたり、子供の園での様子をしっかり伝えることのできる保育士になりたいと思っています。
実際勤め始めた時をイメージし、子供・保護者・園での生活など、幅広く気になることを考えてみましょう。そこでなりたい自分をみつけてみてください。
この例の場合は保護者に目が向けられています。保育園は2歳から預ける場所が多いですが、0歳から預けることの出来る場所もあります。初めて子供を預ける保護者も多く、小さいうちから預けるということは不安な気持ちになるでしょう。
またそうでなくとも、子育てに悩んでいる保護者も多いです。子供だけでなく保護者の気持ちを考えてみたとき自分ができることはないか、そこから未来の自分の理想の姿を書いてみましょう。
例文のポイントを押さえて保育園の志望動機を書こう!
保育士を目指している人は女性だけでなく男性も増えてきているようです。今はほとんどの保育園で0歳6か月から預かるところが増えてきています。
早朝から夜まで小さい子供を預かることはとても大変です。また目が離せなく、小さな変化でも気づいてあげられることが大切です。体力が必要な仕事なので、志望動機を書くとき体力に自信があるなどアピールするとイメージアップになります。
その保育園がどんな人材を求めていて、どんな教育法なのかをしっかり把握し、志望動機を考えましょう。そして聞かれたときは、ハキハキ答えて内定を目指しましょう。