履歴書

【大学生が覚えておきたい履歴書の作成方法を徹底解説】中退した場合の書き方もご紹介!

履歴書は企業へのアピール材料の1つ

就活において、面接での受け答えやスーツなどのマナーは、とても大切です。このほかに重要なことと言えば、履歴書の書き方でしょう。細かい採用担当者ではなくても、「志望動機」「特技」以外の欄も入念にチェックすると認識しておくべきです。

手書きでの記入であれば、誤字や脱字を修正することができず、何度も書き直すこともあるかもしれません。そうしたミスがないように、鉛筆でうっすらと下書きしてから清書することが良いでしょう。この他にも、事前に履歴書内でのルールをしっかり把握しておく必要があります。

そこで本記事では、履歴書の細かいルールや作成方法を伝授いたします。大学院卒の人や退学した人まで網羅していますので、ぜひ参考にしてみてください。

履歴書の正しい作成方法をマスターしよう

履歴書を作成する際は、誤字脱字に気を付けること以外にも基本的なルールやマナーを守る必要があります。履歴書には細かいルールや書き方が存在するため、きちんと守られているか作成前後にチェックすることが大切です。

そこでぜひ活用したいのが「履歴書作成マニュアル」です。履歴書の書き方に悩んでいる就活生におすすめです。無料でダウンロードできるので、実際に履歴書を作成する際のお手本としても持っておいて損はありません。

履歴書における学歴・職歴の正しい書き方

履歴書に学歴を記入する際、「学科は書くべきなのか?」、「長くなってしまうので省略したい!」などと考える人もいるかもしれません。あるいは、職歴の場合でも「アルバイトの経験も活かせそうだ」と記入する人もいるでしょう。

詳しくは後述しますが、学部・学科など学歴の省略はNGであり、アルバイト経験は職歴として認められません。こうした細かいルールは他にもありますので、ぜひ頭の中に入れておきましょう。

大学名は学部学科をしっかり記載する

先ほども少し触れたように、学歴を記入する際は、大学名だけではいけません。所属している学部・学科によって、「文学部」、「看護学科」などのシンプルなものではなく、「アジア太平洋マネジメント学部」、「機械・エネルギーシステム工学科」のような長い名称もあるでしょう。とはいえ、「大学名・学部名・学科名」の記載は必須です。専門学校でも「学部・学科」がある際は、同様の対応をしてください。

ちなみに履歴書には、小学校からではなく、中学校からの学歴を書いていきます。高等学校で「〇〇科」に所属していた人に限っては、「〇〇科」も記入するようにしましょう。最後の注意点としては、新卒である場合、最後に「卒業見込み」と記載してください。

大学院は卒業ではなく修了と記載する

大学院の場合、「修士」「博士」の2つの課程があります。履歴書には、どちらかの課程を記入しましょう。具体的には、「大学院名・学科・専攻・課程」を書くことになります。卒業した大学と入学した大学院が同じ母体であっても、末尾には「入学」としてください。そして、大学院に限っては、「卒業」ではなく「修了」を記入することが正解です。

博士課程に進んだ際、すべての単位を取ったにも関わらず、博士号を取得しないケースも考えられます。その際の記入方法は、基本的には「単位取得後退学」で問題ないようです。シンプルに「退学」だけも良しとされています。大学院は、大学とは違い、「課程」や「修了」を用いますので、ご注意ください。

職歴欄は「なし」と「以上」を書く

履歴書には、必ず職歴を記載します。大学生の場合、基本的に職歴はないので「なし」と明記し、その右下に「以上」と記入してください。前半でも少しご紹介した通り、アルバイトは職歴としてカウントされません。もちろん、新しい環境を求めて転職する際は、きちんと職歴を記載しましょう。

「アルバイト経験が仕事に活かせる内容だった」という場合は、特技欄や自己PR欄などで具体的に記載しても問題ないでしょう。ただし、大学生の場合は「学業」が本業です。「部活で優秀な成績を残した」「ゼミで高い評価を得た」のような、大学で何をどれくらい頑張ったのか履歴書でアピールします。大学での功績プラスアルファとしてなら、構わないでしょう。

本人希望記入欄がある場合

履歴書内の「本人希望記入欄」に何を記入すれば良いのか、迷った経験のある人もいるかもしれません。新卒ではなく、転職である場合は記入することが多いようです。以前勤めていた会社の年収で不満があったならば「給与について」書くと良いでしょう。さまざまな場所に拠点を構えている企業ならば「勤務地について」希望を出しても構いません。子育てなどをして勤務時間に制限をもうけたいのであれば「勤務時間について」など、勤務する際の条件面を記入していきます。

とはいえ、新卒の場合は、「貴社規定に従います。」がベターです。社会人未経験にも関わらず、給与や勤務時間などの希望を出すことは、少し謙虚さが欠けている印象があるので、控えましょう。

大学を中退した場合の履歴書の書き方

自分の意志で、あるいはさまざまな都合により、学校を途中でやめてしまう人もいるかもしれません。その際、履歴書にはどう書くべきなのでしょうか。正直に「中退」を記入すると、あまり良くない印象を与えるかもしれません。

しかし、もっとも大切なことは、正直に自身のキャリアを書くことです。履歴書の内容の事実確認は行われているという認識を必ず持ってください。入社後に虚偽がバレたら、どのような対応が行われるのか想像通りになってしまうでしょう。

履歴書には正直に中途退学と書く

大学を途中でやめってしまった場合、履歴書にきちんとその旨を記入することにしましょう。嘘の理由を考えたとしても、採用担当者は、何人もの就活生を見てきた「採用のプロ」です。すぐにバレてしまうという認識を持ってください。

具体的には、「平成〇〇年〇月 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 中途退学」と記入しましょう。もちろん、日付・大学名・学部名・学科名は正確に書いてください。退学したにも関わらず、「卒業」と記載するような、履歴書に嘘がある場合、内定を取り消しになることがあります。嘘の内容によっては、そうならないこともあるようですが、そもそも嘘をつくような人は信用されず、企業にいづらくなってしまうでしょう。なので、「正直」・「誠実」を念頭に、履歴書を作成してください。

やむを得ない理由がある場合は履歴書に記載する

中途退学の場合、本人の意志とは無関係にその道を選択することが考えられます。家庭の事情であったり、金銭的な問題であったり、病気のケースもあるでしょう。ではその際、履歴書にはどのように記載すれば良いのでしょうか。

企業側を納得させる方法としては、具体的に中途退学の理由を記載することが望ましいとされています。例えば、「親の介護が必要になった」旨などを明記するのです。もちろん嘘は絶対的にNGですが、それなりの理由があれば、面接官を納得させることはできるでしょう。

親の介護である場合、ずっと介護しているわけではありませんから、スキマ時間で資格を取ったなどがあれば、アピールポイントになります。もちろん、やむを得ない理由がないときは、何も記載しない方が良いでしょう。

大学中退が必ずしも不利になるわけではない

上記のようなやむをえない理由があれば、中途退学は就活においてデメリットにならないでしょう。では、自分の意志で大学をやめた場合はどうでしょうか。「会社も途中でやめてしまうのでは」と企業側に思われて、就活が不利になってしまうのでしょうか。

もちろん、「飽きたから」、「勉強がつまらない」といった理由では、誰も納得はしないでしょう。自主退学の場合は、「はやく社会に出てスキルを磨きたかった」「海外でチャレンジしたかった」などの理由があればプラスのイメージがあるかもしれません。また、そこで得た知識やスキルなどをアピールすることにより、悪い印象を避ける可能性があります。いずれにせよ、嘘の内容は書かないようにしましょう。

履歴書の書き方で差をつけよう!

今までご紹介した履歴書の細かいルールや作成方法は、きちんと頭に入れておきましょう。「学科名の記載を忘れていたい」「退学したのに『卒業』と書いてしまった」などのミスや虚偽は、企業側に良くない印象を与えるだけです。志望動機欄や自己PR欄などだけでなく、その他の部分に細心の注意を払いましょう。

「細かいことに気を遣えること」「誠実であること」の2つが履歴書において大切なことであり、働く際にも必要な精神ではないでしょうか。当然、企業は「大雑把」・「不真面目」な人を採用したいと思わないでしょう。面接での受け答えは、その場限りのものですが、履歴書はビジネス文書でもあり、形として残ります。なので、しっかりと記入しましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也
(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

記事についてのお問い合わせ