履歴書
履歴書の学歴欄|面接官が見ているポイントと注意点6選
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目次
学歴から面接官は何を見ているのか
「履歴書の学歴欄の記入方法がわからない」「中退した場合や、留学した場合の記入方法を知りたい」とお困りの方は多いのではないでしょうか。この記事では履歴書の学歴欄の書き方と注意するべきポイントについて詳しく解説しています。
そもそも面接官が学歴を見る目的は「応募者を理解するための判断材料」として見ています。つまり面接官に正しく応募者を理解してもらうために、見やすく誤解を与えないように学歴を記入する必要があります。
学歴の書き方のステップに従って記入し、注意点にて提出前に確認することで正しく記入した学歴を作成することができます。正しく学歴を記入して選考を突破しましょう。
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学歴欄の書き方
ここからは学歴欄の書き方について詳しく解説していきます。就活生が学歴欄で記入するものは2つあります。1つ目に「学歴の記入」。2つ目に「賞罰の記入」です。それぞれの書き方と注意点を詳しく解説していきます。正しく学歴欄を記入して、不合格になる要因を減らしましょう。
書き方の4ステップ
ここからは「学歴の記入」ついて詳しく解説していきます。学歴欄の書き方は学歴と記入することから順番に4つあります。ステップ1からステップ4まで順番通りに記入することで記入漏れや記入ミスをする可能性が低くなります。基本情報から手順に沿って記入してみてください。
見本
1.学歴と記入する
学歴欄の1行目には「学歴」と中央に書きます。そして次の行から実際の学歴を書き始めましょう。一行目に「学歴」と記入する理由は、以下の文章が「学歴」なのか「職歴」なのかを明確にするために記入します。
注意点は中央に学歴と記入することです。厳密に中央する必要はありませんが、あまりにも中央から逸れていると細かなことろに気を使えないという印象になりかねません。好印象を得るためにも注意して記入しましょう。
2.年・月を記入する
学歴と記入を終えると次は年・月を記入しましょう。年・月を記入する際の注意点は、和暦か西暦表記を混同しないように注意しましょう。つまり平成2年や2000年のように和暦と西暦表記を混同しないように、統一させて記入しましょう。
3.高等学校から記入する
年・月の記入を終えると次は実際に学歴を記入していきましょう。学歴を記入する際の注意点は高等学校から記入することです。学歴欄には義務教育は記入しなくても構いません。高等学校から大学・大学院のように記入しましょう。
また高校と省略して記入するのではなく、高等学校のように正式名称で記入しましょう。省略して記入をするとマナー違反となる可能性が高いです。注意して記入を進めてください。卒業論文や専攻・研究などのテーマが応募企業の業種・職種に関連する場合は、入社意欲をアピールすることにつながるので、研究テーマも記入しておきましょう。
4.入学から記入する
実際に学歴の記入を進めると次は入学・卒業を記入しましょう。記入する際の注意点は学校名から少しスペースを空けて入学・卒業と記入することです。学校名とくっつけてしまうと、どこまでが学校名なのかがわかりづらくなります。少しスペースを空けて記入しましょう。
賞罰の3ステップ
ここからは「賞罰の記入」ついて詳しく解説していきます。賞罰とは文字通り、受賞経験と犯罪歴のことです。賞罰の記入方法は3つあります。順番通りに確認することで記入漏れや記入ミスをする可能性が低くなります。手順に沿って記載してみてください。
見本
記載しない場合
賞罰有りの場合
1.なしと記入する
前途したように賞罰とは受賞経験と犯罪歴を記入する項目です。受賞経験や犯罪歴がない場合はあえて賞罰の項目を作って記入する必要はありません。賞罰欄がある履歴書を使う場合は「なし」と記入しましょう。また賞罰欄を作る場合は中央に賞罰と記入し、次の行に「なし」と書きましょう。
2.賞を記入する
賞を記入する場合は、国際レベルの大会や競技での入賞・国内大会なら優勝か準優が記入の対象です。該当するものがあれば「第〇回 〇〇大会 入賞」と記入しましょう。また文化活動も、国際レベルの展覧会などが対象になります。大切なアピールポイントになるので忘れずに記入しましょう。
賞の記入例
「第〇回 〇〇大会 入賞」
3.罰は略さず記入する
罰を記入する場合は、過去に犯罪歴がある場合が対象です。しかし未成年時の少年犯罪や交通違反の免許証の減点などの「行政罰」は記入の対象になりません。該当するものがあれば「〇〇罪 懲役〇年、執行猶予〇年罰 刑期終了」と記入しましょう。
また対象となる犯罪歴を隠して「なし」とした場合、経歴詐称となります。必ず記入しましょう。
そして最後に賞罰まで書き終えると、経歴はこれで終わりですということを示すために、「以上」と右詰めで記入しましょう。
場合別の学歴記入方法
ここからは場合別の学歴記入方法を解説していきます。ここで解説するものは6つの場合です。
【場合例】
・「浪人・留年の場合」
・「休学の場合」
・「留学の場合」
・「中途退学の場合」
・「転校の場合」
・「学部・学科を変更した場合」
それぞれの書き方と注意点を詳しく解説していきます。正しく学歴欄を記入して、合格を獲得しましょう。
浪人・留年の場合
浪人・留年の場合は特に学歴欄で触れる必要性はありません。これまで、数多くの履歴書を見てきた面接官は入学・卒業年を確認することでわかるからです。ただし家庭の事情や病気などのやむを得ない理由で留年・浪人をした場合には履歴書の備考欄に記入しましょう。やむを得ない状況は面接で考慮してもらえます。面接官からの誤解を避けるためにも記入しておきましょう。
休学の場合
休学の場合は学歴欄に記入が必要です。「いつから・どれくらいの期間・なぜ休学したのか」を明記しましょう。また体調不良による休学の場合は病状が回復し、業務に影響がないことを記載しておきましょう。正直に記載をすることで高評価につながるので忘れずに記載しておきましょう。
留学の場合
留学の場合は学歴欄に記入が必要です。「期間・国・学校名」を記載しましょう。一般的に1年以上の長期留学から学歴欄に記入します。一年未満の短期・中期留学は学歴欄には書かず、自己PRや備考欄などに記入しましょう。記入を忘れると留学経験があることをアピールすることができません。忘れずに記入しましょう。
中途退学の場合
中途退学の場合は学歴欄に記入が必要です。中途退学は厳密には、学歴には記入する必要はありません。しかし履歴書を面接官が確認した際に、不自然な期間があることで「意図的に記載していないのでは」と印象が悪くなる可能性があります。学歴欄に忘れずに記入しましょう。
記入する際は「中退」など省略せず「中途退学」と正式名称で記入しましょう。また体調不良や経済的事情といったやむを得ない理由で中途退学した場合は「母の介護のため」など理由を明記するとより親切な印象になります。忘れずに明記しましょう。
転校の場合
転校した場合は学歴欄に記入が必要です。転校前の学校に入学したことを記載している下の行に記入します。転入先の学校名を記入し最後に「転入学」と記入します。理由などは学歴欄に明記する必要はありません。間違えないように注意して記入しましょう。
学部・学科を変更した場合
【学部変更の場合】
【学科変更の場合】
学部・学科を変更した場合は学歴欄に記入が必要です。転校した場合同様に編入前の学校に入学したことを記載している下の行に記入します。編入先の学校名を記入し最後に「編入学」と記入します。理由などは学歴欄に明記する必要はありません。間違えないように注意して記入しましょう。
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学歴を記入する際の注意点6選
ここからは学歴を記入する際の注意点を詳しく解説していきます。おすすめの活用方法は上記の書き方のステップにて学歴を記入していき、提出の前に注意点6選を確認することです。提出前に注意点を確認することで間違えてしまっていたり、マナー違反に気付くきっかけになります。是非活用してみてください。
1.西暦と和暦は混同しない
学歴に限らず、履歴書の年号の記入方法は和暦・西暦表記どちらでもマナー違反ではありません。しかし注意点は西暦と和暦を混同して使用しないことです。例えば学歴欄に和暦でき記入していたが、賞罰で西暦になっているとマナー違反となり印象はあまりよくありません。履歴書を提出する前に確認しましょう。
2.省略して記入しない
「高校」や「中退」は省略形です。正式名称である「高等学校」や「中途退学」で記入しましょう。ほかにも間違えやすいものは「(株):株式会社」や「自動車免許:普通自動車第一種運転免許」や「英検:実用英語技能検定○級」や「漢検:日本漢字能力検定」などがあります。履歴書を提出する前に確認しましょう。
省略形:正式名称
・高校:高等学校
・中退:中途退学
・株:株式会社
・英検:実用英語技能検定○級
・漢検:日本漢字能力検定
3.令和元年が正式名称
結論からお伝えすると、履歴書に記載する場合には「令和元年」と記入しましょう。令和元年・令和1年どちらを使用しても基本的には問題ありません。しかし令和元年と履歴書に記入することが一般的です。「平成2年・平成5年・令和元年」と記入することで「平成2年・平成5年・令和1年」と記入するよりも、視覚的に伝わりやすいからと言われています。是非参考に記入してみてください。
4.バイトは職歴に含まないでOK
アルバイトは職歴に含まれますが、必須で記入するべき項目ではありません。転職活動をするのであれば記入を求められることもありますが、新卒の就職活動では必須で記入するべき項目ではありません。しかしアルバイトでの経験や知識を応募先の企業で活かせる場合には記入するとアピールにつながります。志望動機にひもづいたアルバイト経験の場合には、忘れずに記入しましょう。
5.大学院の場合「修了」と記入する
高校・大学では学歴欄に「入学」、「卒業」と記入しますが、大学院では「卒業」ではなく「修了(しゅうりょう)」と記入します。間違えないように、提出前に確認しておきましょう。
6.学歴の詐称はしていないか
学歴の詐称はいかなる時でもご法度です。そして仮に応募先の企業に入社できたとしても雇用契約や会社のルール違反となり、解雇される可能性があります。正しい学歴を記入しましょう。また自分の意図とは関係なく、単に入学・卒業の年・月の記入を間違えていた場合にも学歴詐称となる場合もあります。学歴欄の記入内容は、正確さを問われる内容です。間違いのないよう提出前に確認しておきましょう。
正しく学歴を記入して選考を突破しよう
冒頭の繰り返しになりますが、面接官が学歴を見る目的は「応募者を理解するための判断材料」として見ています。そのためにもまず見やすく、誤解を与えないように正しく学歴を記入しましょう。学歴の書き方のステップに従って記入し、注意点にて提出前に確認することで正しく記入した学歴を作成することができます。正しく学歴を記入して選考を突破しましょう。