履歴書

履歴書の資格欄の書き方|資格別の記入例と注意点5選

資格欄は知識やスキルをアピールする項目

就職活動を進める中で履歴書の資格欄の書き方についてお悩みではないでしょうか。
「資格を書く順番がわからない」や「免許や資格を持っていない場合の書き方がわからない」。一方で「資格を書ききれない場合はどうすればよいのか」といったお悩みの方も多いのではないでしょうか。この記事ではそんな履歴書の資格欄の記入方法と、疑問点にお答えします。

資格欄は皆さんの知識やスキルをアピールする項目です。学んできたことやスキルを
「資格」や「免許」という形でアピールすることで入社意欲を示したり、志望度をアピールすることができるからです。また一方で企業は皆さんの知識やスキルから、人柄や志望動機を紐解く一つの指標としています。つまり資格欄を正しく記入することで、合格に近づける有効なアピールをすることができるのです。

取得した免許や資格を有効に活かせるように是非参考にしてみてください。

免許・資格欄の書き方

ここからは「免許・資格欄の書き方」について詳しく解説していきます。免許・資格欄を記入する方法は2つあります。1つ目に免許・資格を有する場合。2つ目に免許・資格を持っていない場合です。それぞれの書き方と注意点を詳しく解説していきます。正しく学歴欄を記入して、不合格になる要因を減らしましょう。

見本

免許・資格

書き方の4ステップ

それでは「免許・資格欄の書き方」について解説していきます。免許・資格を有する方の記入はステップが3つあります免許・資格を持っていない方はステップ4を参考に記入すると良いでしょう。

免許・資格を有する方は順番通りに記入することで記入漏れや記入ミスをする可能性が低くなります。ステップ1から手順に沿って記載してみてください。それでは順番に詳しく解説していきます。

1.年・月を記入する

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まず年・月を記入しましょう。年・月は保有している免許・資格の取得または合格した年・月を記入します。誤って受験日や免許更新後の年・月を記入しないようにしましょう。また年・月を記入する際の注意点は、和暦か西暦表記を混同しないように注意しましょう。つまり平成2年や2000年のように和暦と西暦表記を混同しないように、統一させて記入しましょう。


2.免許・資格を記入する

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年・月の記入を終えると次は実際に免許・資格を記入していきましょう。免許・資格を記入する際の注意点は正式名称で記入しているかです。例えば「自動車免許」と省略して記入するのではなく、「普通自動車第一種運転免許(AT限定)」と正式名称で記入しましょう。省略して記入をするとマナー違反と受け取られる可能性が高いです。注意して記入を進めてください。

各免許・資格の正式名称を、記事の下部「資格別の記入例」にて紹介しています。併せて確認してみてください。


3.取得・合格を記入する

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実際に免許・資格の記入を進めると最後に取得・合格を記入しましょう。取得と合格は明確に使い分ける必要があります。

「取得」は免許証が交付されるものに用います。つまり運転免許証などの免許証がないと業務を行えない資格を有するものに「取得」と記入します。

「合格」は合格証が交付されるものに用います。つまり英検・漢検・簿記検定などである一定の基準に合格する試験のものに「合格」と記入します。間違えないように違いを理解しておきましょう。

また、記入する際の注意点は免許・資格名から少しスペースを空けて取得・合格と記入することです。免許・資格名とくっつけてしまうと、どこまでが免許・資格名なのかがわかりづらくなります。少しスペースを空けて記入するとよいでしょう。

取得・合格まで書き終えると「以上」の記入は不要です。「以上」は職歴欄での職歴の書き足しを防止するために用いるものです。そのため免許・資格欄には書かないことが一般的です。

取得と合格の違いや、使い分け方を記事の下部「資格欄を記入する際の注意点5選」にてより詳しく解説しています。併せて確認してみてください。

4.免許・資格を持っていない場合は「特になし」と記入する


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免許・資格を持っていない場合は「特になし」と記入して問題はありません。しかし取得予定や勉強中の場合にも免許・資格欄は記入することができます。そのため応募先企業からの評価につながる勉強中の免許・資格があれば記入することがおすすめです。

勉強中の資格の記入方法を、記事の下部「資格欄のよくある疑問点2選」にて解説しています。併せて確認してみてください。

資格別の記入例

免許・資格欄の記入を進める中で、間違えの多い場合別の記入例を以下でご紹介します。略称のまま提出してしまうことや、記入方法を間違えないように参考にして記入すると良いでしょう。

自動車運転免許

自動車免許は正式名称で記入すること。オートマチック車の場合の記入方法に注意しましょう。MT車の場合には記入する必要はありませんが、運転免許証にオートマチック限定と記入されている場合には、運転免許を正式名称で記入した後ろに(AT限定)などと明記しましょう。

記入例

    普通自動車第一種運転免許(AT限定) 取得

    以下の表では免許の略称と正式名称を一覧にしています。記入する際に間違えていないかチェックするとよいでしょう。

    免許の正式名称一覧(略称:正式名称)

      第一種運転免許
      原付:原動機付自転車免許
      小特:小型特殊自動車免許
      普免:普通自動車免許
      準中型:準中型自動車免許
      中型:中型自動車免許
      大型:大型自動車免許
      大特:大型特殊自動車免許
      け引:けん引免許
      普自二:普通自動二輪車免許
      大自二:大型自動二輪車免許

      第二種運転免許
      普二:普通自動車第二種免許
      中二:中型自動車第二種免許
      大二:大型自動車第二種免許
      大特二:大型特殊自動車第二種免許
      け引二:けん引第二種免許

      英検

      英検は正式名称ではありません。正式名称は「実用英語技能検定」です。間違えないように注意して記入しましょう。また「級」や「合格」も忘れずに記入しておきましょう。「実用英語技能検定」のあとにスペースを開け、記入しておきましょう。

      英検の正式名称(略称:正式名称)

        英検:実用英語技能検定

        また一般的に新卒の場合、英検の記入は2級からが無難と言われています。しかし応募する会社の英語の必要度により、調整する必要があるでしょう。例えば、運送業界などでは英語を日常的に使用する場面は少ないと考えられます。そのため3級も記入して良いでしょう。
        しかしやはり角が立たないよう、英検の記入は基本的に2級からと覚えておきましょう。

        記入例

          実用英語技能検定 2級 合格

          TOEIC

          TOEICは3種類のテストがあります。

          TOEICのテスト3種類

            TOEIC Listening&Reading (TOEIC LR)
            TOEIC Speaking&Writing (TOEIC SW)
            TOEIC Bridge Test

            英検同様に、正式名称で記入しその後スペースを開け、「スコア」と「取得」を記入しておきましょう。またスコアについても応募する企業の英語の必要度にもよりますが、600点を目安に記入することが無難です。

            記入例

              TOEIC Listening&Reading 700点 取得

              漢検

              漢検の正式名称は「日本漢字能力検定」です。間違えないように注意して記入しましょう。漢検の場合にも正式名称で記入しその後スペースを開け、「級」と「合格」を記入しておきましょう。また「級」に関しては2級以上から記入することが無難です。3級や4級は小学校高学年レベルのため2級以上から記入しましょう。

              記入例

                日本漢字能力検定 2級 合格

                簿記

                簿記には3種類のテストがあります。検定の主催者によって記入方法が異なります。簿記検定と記入せず、正式名称で記入しましょう。

                簿記の正式名称一覧(略称:正式名称)

                  日商簿記 : 日本商工会議所簿記検定
                  全商簿記 : 全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定
                  全経簿記 : 公益社団法人全国経理教育協会 簿記能力検定試験

                  漢検や英検同様に2級以上から記入することが無難です。間違えないように注意して記入しましょう。

                  記入例

                    日本商工会議所簿記検定 1級 取得

                    FP

                    FPの正式名称は、「ファイナンシャル・プランニング技能士」です。「・」を忘れないように注意して記入しましょう。またFPは他の資格とは違い、「級」を記載したあとに正式名称を記入します。級は2級以上から記入することが無難です。注意して記入を進めましょう。

                    記入例

                      2級ファイナンシャル・プランニング技能士

                      資格欄を記入する際の注意点5選

                      ここからは免許・資格欄を記入する際の注意点を詳しく解説していきます。おすすめの活用方法は上記の書き方のステップにて免許・資格欄を記入していき、提出の前に注意点5選を確認することです。提出前に注意点を確認することで間違えてしまっていたり、マナー違反に気付くきっかけになります。是非活用してみてください。

                      1.取得年月日順に記入する

                      免許・資格欄を記入する際は、取得年月日順に記入しましょう。応募先の業界や業務内容に関連する順番にするという考え方もありますが、新卒の就活ではでは一般的に取得年月日順です。

                      転職の場合、あらかじめ応募先の業務内容が明確な場合が多いです。そのため業務内容に関連する順番にするという考え方があります。
                      しかし新卒の就活では、あらかじめ業務内容が明確ではないことや、履歴書提出の際に業務内容に直結する免許・資格を持ち合わせている場合は少ないでしょう。そのため一般的に取得年月日順となっています。覚えておきましょう。

                      2.名称は全て正式名称で記入する

                      「英検」や「漢検」は省略形です。正式名称である「実用英語技能検定 」や「日本漢字能力検定」と記入しましょう。ほかにも間違えやすいものは「FP:ファイナンシャル・プランナー技能士」や「自動車免許:普通自動車第一種運転免許」などがあります。履歴書を提出する前に確認しましょう。

                      正式名称一覧(略称:正式名称)

                        普免:普通自動車第一種運転免許
                        FP:ファイナンシャル・プランニング技能士
                        英検:実用英語技能検定
                        漢検:日本漢字能力検定

                        3.英検や漢検などは2級から記入する

                        英検や漢検などの資格は2級から記入しましょう。英語検定の場合2級から記載することが無難と言われていますが、応募する会社の英語の必要度により、調整する必要があるでしょう。

                        例えば、運送業界などでは英語を日常的に使用する場面は少ないと考えられます。そのため3級も記入して良いでしょう。応募する企業の英語の必要度により、何級から記入すると良いのかを判断すると良いでしょう。心配な方は2級から記入しましょう。

                        また漢検の場合2級から記入する方が波風立たないでしょう。3級や4級は小学校高学年レベルのため2級以上から記入しましょう。3級や4級を記入したとしても、合格に近づける有効なアピールとは考えづらいでしょう。2級から記入しましょう。

                        4.「取得」と「合格」を分けて記入する

                        免許・資格には「取得」と「合格」の2種類の書き方があります。取得と合格は明確に使い分ける必要があります。仮に間違えてしまうと、細部に気を配れないという印象になりかねません。間違えないよう正しく理解し使い分けましょう。

                        取得と合格

                        「取得」と「合格」を間違えないように注意して記入しましょう。

                        5.西暦と和暦は混同させずに記入する 

                        免許・資格欄に限らず、履歴書の年号の記入方法は和暦・西暦表記どちらでもマナー違反ではありません。しかし注意すべき点は、西暦と和暦を混同して使用することです。

                        例えば免許・資格欄に和暦で記入していたが、学歴欄で西暦になっているとマナー違反となり印象はあまりよくありません。履歴書を提出する前に確認しましょう。

                        資格欄のよくある疑問点2選

                        ここでは資格欄の疑問点を詳しく解説します。書き方・注意点と併せて確認してみてください。

                        1.取得予定や勉強中の場合も記入できる

                        現在資格を所有していない場合でも、取得予定や勉強中であれば免許・資格欄に記入することができます。免許・資格の取得のために勉強しているものがあれば、向上心や入社意欲のアピールにもつながります。「〇〇取得予定」と記入しておきましょう。

                        しかし勉強していないものや1年以内に合格する見込みのない資格は、記入することは避けましょう。履歴書にて入社意欲の高さをアピールしたとしても、面接の際に深堀りされた時に見抜かれ信用を大きく損ねる可能性があります。

                        勉強を進めていて、1年以内に合格の可能性が高いものを記入すると良いでしょう。

                        2.書ききれない場合は優先順位を決めて記入する

                        取得した資格がたくさんあり資格欄に書ききれない場合は、優先順位をつけて記入しましょう。優先順位は応募している業界や職種に関係する資格から、重要度に応じて優先順位を付けて記入します。それでは具体的に「書くべき資格」と「書かなくてもいい資格」に分けて解説していきます。

                        書くべき資格は語学系資格や免許のもの

                        書くべき資格は優先順位が最上位のものです。それが語学系の資格や免許です。中でも英検やTOEIC、運転免許は必ず記入しましょう。

                        英検やTOEICなどの学系の資格はスキルの判断材料として、認知度が高いため、英語力アピールのために記載するとよいでしょう。運転免許も必ず記入しておきましょう。応募している企業が業務上、運転免許が必須な場合や外出が多い営業職なども考えられます。忘れずに記入しておきましょう。

                        書かなくてもいい資格は認定資格や趣味のもの

                        書かなくてもいい資格は記入の優先順位が低いものです。つまり認定資格や趣味のものです。認定資格とは国家資格等とは違い国が定めた基準などがないものです。例えば世界遺産検定や日本酒検定などが挙げられます。記入の優先順位が低いので資格を書ききれない場合には、趣味・特技欄に記入しておきましょう。

                        また剣道二段、書道二段などの資格は直接業務に関係しなければ、優先順位は低いでしょう。こちらも認定資格と同様に、趣味・特技欄に記入しておきましょう。面接時の話題作りになるでしょう。

                        正しく資格欄を記入して選考を突破しよう

                        冒頭の繰り返しになりますが、資格欄は皆さんの知識やスキルをアピールする項目です。
                        学んできたことやスキルを「資格」や「免許」という形でアピールすることで入社意欲を示したり、志望度をアピールすることができます。つまり資格欄を正しく記入することで、合格に近づける有効なアピールをすることができるのです。

                        免許・資格欄の書き方のステップに従って記入し、注意点にて提出前に確認することで正しく記入した免許・資格欄を作成することができます。正しく免許・資格欄を記入して選考の突破を目指しましょう!

                        監修者プロフィール

                        ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
                        吉川 智也(よしかわ・ともや)
                        1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
                        現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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