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【インターンシップの保険とは】知っておきたい種類と加入時の注意点

インターンシップ参加時に保険に加入する必要性とは

インターンシップ参加時は保険に入るべきなのか迷っている学生は多いです。就職して社会人として働くことになれば、労災保険などさまざまな保険に加入する人が多いですが、理由としては就職後は長期間働くからです。

長期間仕事をしていれば何らかのトラブルやケガ、事故などに巻き込まれる可能性もありますし、仕事のミスなどで損害を出してしまう可能性もあります。それらを補填するために保険に加入しますが、インターンシップの場合は短ければ1日、長い場合でも数カ月です。

たった数カ月間の職業体験に保険が必要なのか疑問に思う人は多く、場合によっては保険の存在を知らない人もいます。インターンシップでも適応される保険はありますので、保険の内容などを知って加入すべきかどうか判断していきましょう。

インターンシップにおけるリスク

インターンシップに参加している就活生で、保険に加入しているという人は少ないといえるでしょう。しかし、インターンシップに参加する際に考えられるリスクがいくつかあります。

まず、インターンシップ中に企業でものを壊してしまったり、業務に関係するシステムやソフトを使用できない状態にしてしまうなどの事故を起こしてしまうことが考えられます。また、情報漏えいによって会社に迷惑を掛けたり、企業のイメージが悪くなるようなことをした場合に責任をとらなければならないことがあります。こうしたリスクに対応するためにも、損害賠償責任保険や災害傷害保険に加入しておくことが求められます。インターンシップに参加する際には、学生向けの保険に加入しておきましょう。

インターンシップ参加時に加入できる保険の種類

世の中にはさまざまな保険がありますが、インターンシップ参加時に加入できる保険は大きく2種類です。それらのうち必要とする方のみに加入してもいいですし、心配なのであれば両方に加入しても構いません。

保険の種類が違えば保険の内容は当然異なりますし、適応範囲なども違います。それぞれの適応範囲などを知って、自身の参加するインターンシップと照らし合わせて加入するかどうかを決めることが大切です。それぞれの保険の特徴を正しく知って、理解を深めていきましょう。

学生教育研究災害傷害保険

インターンシップ参加時に加入できる保険としては、学生教育研究災害傷害保険が挙げられます。これは学生が教育研究活動中に被った災害に対して必要な給付をおこない、大学の教育研究活動の充実・発展に寄与するというものです。

これはいわば災害保険であり、インターンシップ中に災害などでケガなどをすれば、それに対しての補填がされる保険です。教育研究活動にはインターンシップも該当しますし、保険金も問題なく支給されます。

また災害に関わらず、インターンシップ中に起こったケガについても補償がされますし、インターンに限らず大学生活を通して加入できる保険です。加入しておければ学内でのケガなども補償されますし、学生を守るための災害保険です。

学生教育研究賠償責任保険

学生教育研究賠償責任保険も、インターンシップ中に加入できる保険のひとつです。これは学生が正課、学校行事、課外活動及びその往復で、他人にケガをさせたり、他人の財物を損壊したことにより、法律上の損害賠償責任を負担することによる、損害を補償するものです。

損害保険の一種であり、通勤、通学中にも適応がありますので、インターンシップでの企業への行き帰りの間の事故などにも対応しています。物を壊してしまったときにも適応される保険ですので、仕事で万が一、企業の備品などを壊してしまった場合でも補償を受けることができます。

インターンシップには安全に参加し、物の取り扱いにも注意する必要がありますが、何かのはずみで壊してしまうこともありますので、加入がおすすめです。

インターンシップで保険に加入するメリット

インターンシップで保険に加入する場合は、通常の保険に加入する場合と同じく保険の手続きをおこなう必要があります。保険の手続きをおこない、保険料を支払わなければならないので、面倒に感じたり、お金がもったいないと感じてしまう学生も多いです。

しかしコストこそかかるものの、保険に加入することにはさまざまなメリットがあるのも事実です。インターンシップであっても保険に加入するメリットはありますので、それらを知って保険への加入を検討してみましょう。

安心してインターンシップに臨める

保険に加入しておくメリットとしては、安心してインターンシップに臨めることが挙げられます。インターンシップ中に必ずしもトラブルに巻き込まれるとは限らず、保険を使うことなく終わるケースも多いですが、トラブルが起こる確率は万に一つでもあります。

トラブルが起こったときに保険に加入していなければ大変なことになってしまいますし、トラブルを恐れてびくびくしながら働かなければなりません。保険に加入していれば、何か起こしたらどうしようという焦りなどなく、安心して働くことができます。

安心して働くことで、インターンシップでも成果を得やすいですし、自身の成長にもつながります。インターンシップに集中することができますので、余計な心配をしたくないのであれば、保険に加入しましょう。

万が一何か起きても自衛になる

保険に加入しておくことで、万が一の自衛にもなりますので、そこで得られるメリットは大きいです。事故やトラブルなどはないに越したことはありませんが、それらが起こる可能性はゼロではありません。

事故などが起こる可能性は1%でもあり続けますし、それが自分に当たってしまう可能性もあります。保険に加入していれば、トラブルに巻き込まれても保険によって保障されるため、個人で負担する必要がなくなります。

傷害や物損などを起こしてしまったときには、莫大な金額を請求される場合もありますし、保険にはいっていなければすべて実費で精算しなければなりません。自分が大きな負担を負うだけではなく、親にまで迷惑がかかる可能性もありますので、金銭面から考えても保険には加入しておくべきです。

保険に加入する上での注意点

保険に加入するにはメリットがありますし、インターンシップ中にも万が一の事態はあり得ますので、保険には加入しておいた方がいいです。しかし保険に加入していれば絶対に大丈夫であるわけではなく、加入時にはいくつかの注意点があります。

注意点が守られていないと最悪の場合には保険が適応されない可能性もありますし、加入時にはしっかりと確認しておかなければなりません。保険に加入する上での注意点を正しく理解し、上手に保険を使っていきましょう。

個人で応募した場合は学生賠償保険が適応されない

インターンシップに参加する方法としては自分でインターンシップ先を探して応募する場合と、学校から案内されるものに参加する2つの方法があります。この場合、学生賠償保険が適応されるのは、学校から案内されているインターンシップに参加した場合のみで、個人で応募した場合は保険の適用範囲外となります。

学生賠償保険は、学校が関わっているインターンシップや、提携を組んでいる企業のみの適用となりますので、個人は対象ではありません。その大学の学生であることは適用条件ではなく、あくまで学校を通した課外活動としてインターンシップに参加していることが適用条件です。

インターンシップは個人で参加することも多いので、充分に注意しましょう。

民間の保険で補うのもアリ

学生賠償保険は学校を通してインターンシップに参加しなければ適用範囲外とされますので、個人の場合は無保険での参加となります。しかし上記のように適応されないものでも、民間の保険であれば適応されるので、個人で参加するなら民間の保険を利用しましょう。

民間の保険であれば、学校や学校に関する課外活動などに関係なく適用されるものもありますし、種類は豊富にあります。インターンシップに適用できる保険もありますので、さまざまなサービスから自分に合ったものを選ぶことが大切です。

民間の場合は学生賠償保険よりも保険料が高い場合もありますが、それも契約会社やプラン次第です。場合よっては安くで保険に加入できる場合もありますので、いろいろ探してみましょう。

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インターンシップ参加時は保険に加入しよう

インターンシップへの参加で保険に加入することがピンとこない学生も多いですが、保険に加入しておくのは大切なことです。インターンシップ中であってもさまざまなトラブルに巻き込まれる場合がありますし、誰かにケガをさせてしまったり、物を壊してしまう場合もあります。

保険に加入していなければそれらはすべて個人の負担になりますし、莫大な金額を請求されることも少なくありません。万が一でも可能性がある以上、充分に気をつけて参加しなければなりませんし、保険に加入していなければトラブルを恐れるばかりで集中を欠いてしまいます。

万が一の補償としても保険は大切ですが、安心して働くためにも保険への加入は必要です。インターンシップでも保険に加入して、余計な心配をすることなく集中して取り組みましょう。

監修者プロフィール

ソーシャルリクルーティングのプロフィール画像
吉川 智也(よしかわ・ともや)
1988年北海道生まれ。大学卒業後、2010年に株式会社マイナビに入社、2011年に新人賞金賞を受賞。IT・小売・外食などサービス業界の企業を中心に、300社以上の採用活動を支援してきた経験をもとに、各大学のエントリーシート・履歴書などの就活講座の講師も務め、年間3,000名以上に対して講演を実施。
現在はポート株式会社で、キャリアアドバイザーグループの責任者として、年間約5,000名の学生の就活相談に乗り、さまざまな企業への内定に導いている。

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