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【従業員数ランキングTOP10】従業員数と社員数の違い
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目次
従業員数を知っておくことも大切
会社研究をする際に、その会社の従業員数を目にする機会があると思います。自分が入社したい会社の従業員が何人いるかを知ることは、入社後の働き方やキャリアプランを考える上でも、参考になるのではないでしょうか。従業員数は会社のホームページや有価証券報告書などで簡単に調べることができます。
興味を持っている会社の従業員数が何人いるか調べてみると、有名な会社なのに意外と従業員数が少なかったりと、さまざまな発見があるでしょう。会社の事業内容や経営状態といった、普段おこなっている会社研究の視点に加えて、従業員数という切り口で会社を見てみるのも面白いのではないでしょうか。この機会に従業員数について考えてみましょう。
従業員数と社員数の違い
「従業員」という言葉とよく似た言葉に、「社員」があります。多くの人は「従業員も社員も同じで、会社で働いている人のこと」と思っているのではないでしょうか。あらためて聞かれると、従業員と社員とでは何が違うのか分からない人が多いと思います。中には同じ意味として使っている人も多いのではないでしょうか。従業員と社員は確かに同じ意味で使われそうな言葉ではありますが、実はそれぞれ別の意味があります。では、従業員と社員の違いとはなんでしょうか。
従業員数は非正規雇用も含む
従業員数は、正社員だけでなく非正社員も含んだ企業の被雇用者数のことをいいます。「正社員はわかるけど、非正社員とはどのような人たちのことをいうの?」と疑問に思った方もいるかと思います。非正社員とは、会社に雇われた人のなかで、正社員以外の就業形態をとる人のことをいいます。
具体的には契約社員・嘱託社員・派遣社員・パートタイマー・アルバイトなどが非正社員です。例えば、工場の製造ラインで週3回働くアルバイトの学生、決算時期に経理の業務補助として働く派遣社員、という風に非正社員はさまざまな雇用契約で働いている人がいます。正社員よりも非正社員の数の方が多い会社もたくさん存在しています。
社員数は正社員のみ
社員数は、正社員のみを対象とした人数のことをいいます。就職活動では正社員を目指して活動していますので、みなさんが会社に入社した後は、社員数として数えられます。会社のホームページで従業員数だけでなく社員数を記載している会社もあるでしょう。従業員数と社員数を比較してみると、その会社での正社員と非正社員の比率がわかります。
「業界ごとに正社員と非正社員の比率にどのような違いがあるのか?」、「同じ業界でも会社ごとに違うのは理由があるのか?」といった視点で見てみるのも面白いかもしれません。面接の際に話すネタにも使うことができるでしょう。1つの事柄をさまざまな視点から考えてみるのは、就職活動においてとても大切なことです。
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従業員数に見られる「単体」と「連結」の違い
会社のホームページで従業員数を見てみると、従業員数の項目に2種類の従業員数が記載されている会社があります。例えば「単体1,000名、連結5,000名」のような記載のされ方です。このように、従業員数には「単体」と「連結」という2種類の記載方法があります。この「単体」と「連結」とはそれぞれ何を意味するのでしょうか。同じ従業員数ですが、単体と連結がどのように違っているのか説明していきます。
単体とは
単体とは、その会社1社の従業員数を意味しています。その会社だけで何人の従業員がいるかということです。例えば、A社という会社があり、A社がB社の株式を100%持っているとします。この場合Aは社が親会社、B社が子会社です。
A社はB社の親会社なので、A社とB社はグループ会社ですが、A社の単体従業員数はA社だけの従業員数のことをいいます。同じグループ会社ですが、B社の従業員数は含めません。反対に、B社の単体の従業員数はB社だけの従業員数で、A社の従業員数は含めません。このように単体の従業員数は、その会社だけの従業員数を意味しています。
連結とは
連結とは、その会社1社だけではなく、連結対象のグループ会社全てを含んだ従業員数を意味しています。上記例でいうと、A社とB社の従業員数を全て含んだ数が連結の従業員数です。したがって、グループ会社が多い親会社だと、単体の従業員数は少ないのに、連結の従業員数が単体の何倍もあるということもあります。
実際の会社ですと、カップラーメンの日清食品ホールディングスは、子会社に、日清食品(株)・明星食品(株)・日清食品チルド(株)・日清シスコ(株)・日清ヨーク(株)・ぼんち(株)などとたくさんの子会社があります。連結の従業員数はこれら子会社をすべて含んだ従業員数です。
従業員数のジャンル別ランキングTOP10
「従業員数が多い会社を調べたいけれど、1社1社ホームページを見て調べるのは大変だ」という方は多いでしょう。そこで、従業員数が多い企業TOP10を紹介します。単体と連結で従業員数の違いがわかるように、単体と連結でそれぞれの従業員数をまとめましたので、従業員数が単体と連結でどれだけ違うのか、という点も比較しやすいと思います。
日本の従業員数TOP10単体
日本の従業員数TOP10単体
- 東日本旅客鉄道株式会社 48,690人
- 株式会社デンソー 45,246人
- 株式会社日立製作所 35,192人
- 三菱電機株式会社 34,561人
- 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 34,100人
- 日本通運株式会社 33,082人
- 富士通株式会社 32,969人
- 東京電力ホールディングス株式会社 30,052人
- 株式会社三井住友フィナンシャルグループ 29,192人
-
西日本旅客鉄道株式会社 25,921人
単体従業員数TOP10の会社をまとめました。みなさんが知っている会社ばかりではないでしょうか。このランキングに入っている会社のほとんどが有名な大企業です。ただし、このランキングはあくまでその会社単体での人数です。つまり、ランキングに出ている会社だけの従業員数です。
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日本の従業員数TOP10連結
日本の従業員数TOP10連結
- トヨタ自動車株式会社 373,272人
- 株式会社日立製作所 306,788人
- 日本電信電話株式会社 304,450人
- パナソニック株式会社 273,520人
- 住友電気工業株式会社 256,807人
-
日本郵政株式会社 253,940人
- ヤマトホールディングス株式会社 215,865人
- ホンダ 215,638人
-
キヤノン株式会社
200,192人 - 株式会社デンソー 171,330人
こちらは連結従業員数TOP10の会社です。単体従業員数ランキングと比べるとランキングに入っている会社ががらりと変わっています。連結従業員数ではグローバル展開している製造メーカーが目立っているのが特徴です。部品製造や材料調達を子会社が担っているため、連結ベースでの従業員数が多くなる傾向があると言えるでしょう。
従業員数も会社選びの指標の1つ!
今までは従業員数についてあまり気にしていなかった人も多いかも知れません。しかし、従業員数に実際に目を向けてみると、意外な発見があったかと思います。もちろん業界によって従業員数はバラバラなので、単純に従業員数が多い会社が良い会社というわけではありません。
しかし、自分が就職したい会社を探す際に、会社を選ぶ基準の1つとして、従業員数の多少という観点を加味してみるのも良いと思います。従業員数が多い会社も少ない会社もそれぞれにメリットとデメリットがあるでしょう。自分のキャリアプランやどんな会社でどんなふうに働きたいのかなどを考えながら、入社後のミスマッチがないように、入社して良かったと思える会社を選びましょう。