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【最新版】就活の時事問題を完全対策|2022年の必須情報を解説
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目次
就活での時事問題は業界を問わない万能な力
選考で実施される筆記試験や面接、グループワークでは時事問題が出題されることが多いです。そのため、時事問題の対策は必ずやっておかなければなりません。また、社会で起きていることに対して関心を持つのは、社会人として必要な習慣です。
面接と筆記試験では、答え方が異なります。面接で聞かれた場合は、時事をもとに自分の意見を言えるようにしておく必要があります。筆記試験の場合は、事実を正しく理解していなければなりません。どちらも対策する上で、時事問題を根本から理解しておくことが必要です。
時事問題の対策をしっかりおこない、就活対策を進める過程で社会人としての常識も身に付けていきましょう。
時事問題とは
そもそも時事問題とは、「社会で起きた出来事」の総称です。幅広い分野でのトピックが含まれますが、新卒採用の選考で聞かれる内容はいくつかの分野に集中していることが多く、有効な対策方法で必要な情報を事前に用意しておくことができます。
また、既に起きた出来事だけでなく、これから活躍が期待される最新技術などのこれからのトピックについても情報を得ておくことも大切です。業界研究と併せて動向を確認しましょう。
一般常識問題との違い
一般常識問題はその名の通り、世間で常識となっていることへの知識を確かめる問題です。時事問題の方がより限定的で、近年に生じた出来事を指し、その出来事が起こった背景やその後の動向についても言及すべき場合もあります。
たとえば、次のオリンピックの開催地を答えるのが一般常識問題で、時事問題はその開催国の観光業や、新設会場付近の開発に関連する地元住民の訴えなどに触れるのが時事問題です。
また、志望業界ならではの切り口や選び方で質問されている場合があるので、一般的な知識だけではよい回答につながらない事も考えられます。
就活で時事問題を聞かれる理由
就活において時事問題の対策は必須ですが、そもそも「なぜ時事問題が出題されるのか」と疑問に思う人もいるでしょう。企業は「一般常識が備わっているか」「情報収集力があるか」を知るために時事問題を出題します。社会人であれば最低限身につけておきたいスキルだからこそ、選考の時に確認するのです。
時事問題を聞かれる理由を知ることで、対策する重要性が理解できます。目的もなく学習するとなると、暗記などの詰め込み学習になりがちです。「時事を知る意味」を見出すことで、理解を深めながら対策できるようになります。
以下より、それぞれの理由について紹介します。面接時の対策については、別の記事で紹介しているので参考にしてください。
一般常識が備わっているか知るため
1つめの理由は、「一般常識が備わっているかを知るため」です。時事問題を通じて一般常識が備わっているかを見る企業は多いです。時事問題を理解していないと、「ニュースで取り上げられていることを知らない=常識がない」と思われる恐れがあります。
世間で何が話題になっているかを知ることは、社会人として最低限の常識です。社会の出来事によっては自分の会社も影響を受けることも考えられます。時事をあまり知らないと思う人は、意識して情報収集するようにしてください。
情報収集力があるか知るため
2つめの理由は、「情報収集力があるか知るため」です。「時事を知っている=きちんと情報が集められる」と判断し、好印象に捉えることができます。仕事ではさまざまな情報を駆使しながら物事を進めるので、情報収集力も社会人として必須のスキルとなります。
職種に関係なく必要なスキルですので、どの業界・企業も情報収集力のある人を求めています。時事はジャンルが幅広く、自分の意見を持つには常にアンテナを広げて情報収集することが大切です。情報収集をする上では、「自分の興味がある話題」「志望する企業に関する話題」を中心に知ることを意識してみましょう。
あなたが受けないほうがいい職業をスマホで確認してください
就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
時事問題の出題方法
選考において時事問題は、応募者の考え方や特性を捉えるために取り入れられており、自己PRなどと同じく、書類選考でも面接でも聞かれることがある可能性があります。そのうえで、筆記試験でも設問として用意されるなど、常に時事問題に触れる可能性があるといえます。
面接で直接聞かれることが最も多い
面接で出題されるケースが特に多いです。聞き方としては、テーマ選びから考える必要のある聞き方と、業界にかかわる具体的な出来事に限定した聞き方をされます。
- 「最近気になったニュースを教えてください」
- 「最近起きた○○についてはどのように考えますか?」
テーマやトピックについて知っていてもその場で答えをまとめ、アピールを絡めるというのは非常に難しいので、事前の情報収集とともに、どのように自分の強みや志望動機につなげるかを整理しておくことが大切になります。
ESや筆記試験でも聞かれる
時事問題はエントリーシートや筆記試験でも聞かれるケースがあります。情報が正確で、簡潔にわかりやすくトピックについて説明したうえで、主張を展開する文章力が見られています。
特にエントリーシートでは事前に情報を得ることができる分、自分の主張をうまく表現できるかが重要になってきます。筆記試験では面接と同様のテーマ選びから必要な設問と、具体的なニュースについて知っていることを書く設問が出てきます。
就活生に聞いた! 時事問題を聞かれたタイミング
実際には選考の中でいつきかれるのか気になる人もいるのではないでしょうか。今回は時事問題を聞かれたことがある就活生にいつ回答する機会があったか教えてもらいました。
最も多かった出題方法は面接という回答結果になりました。特にその場で回答を考えるというのが難しい状況になるので、事前の対策の重要性が特に感じられるのではないでしょうか。
時事問題頻出テーマ5選
以下より、頻出の時事を例として挙げます。時事には長期で話題になるものもあれば、一時的に話題になるものもあります。選考で聞かれやすい時事の特徴としては、「世間を大きくにぎわせた」「これから話題になる新しい情報」などが挙げられます。
時事はトレンドに左右されるため、常に最新の情報を知るように心がけてください。逆に言うと「過去に話題となったもの」は出題される可能性が低いです。自分が志望する企業にどんな影響があるのかを考えながら見ていきましょう。
①政治
政治的な出来事は特に頻出のテーマです。最新の出来事の背景や数年前の事件と深い関係がある話題もあるため、直近3年あたりを遡って対策する必要があります。
②経済
経済に関するテーマもよく聞かれます。特に銀行・金融をはじめ直接経済にかかわる業界や、直近のトピックで影響を受けた業界などでは選考で聞かれる機会が多く設けられます。
③社会
社会の動向や問題についても聞かれます。誰もが知っている内容であることも多いので、深掘りや自分の意見を盛り込むことが特に大切になります。
④文化
文化に関するテーマは政治経済などに比べると頻繁に聞かれるテーマではありませんが、幅広い分野で情報収集している、常識が備わっているという点を確かめるために用いられます。
⑤国際トピック
オリンピックや万国博覧会などの国際行事の開催が迫るタイミングでは頻出のテーマに用いられます。面接のアイスブレイクなどで質問される機会も多くあります。志望業界に合わせて、行事にかかわる経済的な問題や、社会への影響などに話を展開できるよう対策することも大切です。
適職診断を試してください。
適職診断はもう試しましたでしょうか?就活では、自分に適性のある仕事を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
時事問題を回答するときの4つのポイント
企業から時事問題について聞かれた際、ただ知っている情報を伝えるだけでは回答としては不十分です。なぜなら、面接では何十、何百回と同じ回答を聞く中で、既に知っている情報を教えられても印象に残らないためです。
ここでは4つのポイントに分けて、時事問題の回答作成時に意識して盛り込みたい要素について説明していきます。
①志望動機につながる業界に近い出来事を選ぶ
時事問題に自身のアピールを絡めやすい話題選びから始めましょう。特に、業界に近い出来事に対して感じたことを志望動機に絡めることで、業界への強い関心や、志望動機の説得力をアピールすることができます。
面接官によってはなぜこの問題を選んだのかを掘り下げる場合もあるので、なぜこの問題を選んだのかについても説明できる出来事を選んでおくことが大切です。
②わかりやすく簡潔にニュースの内容をまとめる
面接で口頭で答えるにも、ESや試験で記述するのにもニュースの概要を簡潔でわかりやすくまとめることも評価に関わります。時間や記入欄が限られた中で、情報をまとめたうえで自分の主張を盛り込む必要があるからです。
業界に深くかかわる内容や誰もが知っている出来事でも、何も知らない人に教えるというイメージで、面接官に説明する意識が必要です。
③選んだ出来事の社会・業界・企業との関連性に触れる
時事問題を答える際には出来事が自分のやりたい仕事・企業にどのように影響するかを意識できてるかをアピールすることが重要です。
関連性に触れることで、業界研究ができている、課題や動向を踏まえたうえで入社を志望しているという高いモチベーションがあると印象付けることができます。
④自分の考えや意見を述べる
時事問題に対する答えで、自分がどういう部分に興味を持ちどのように感じたか、どうしていきたいと考えるのかをアピールすることが最も大切です。
出来事の受け取り方や、どこに原因や課題があって、どのような方法で解決できると考えるかは、面接官に一緒に働いたときの課題の発見力・解決力をイメージさせます。
特に業界に関係する最新技術に強い興味があるとわかれば、その技術を用いる部署に配属るなど入社後の配属にもつながるアピールになることもあります。
就活生に聞いた! 時事問題の回答のポイント
今回、選考で時事問題を聞かれた人に、何を意識して回答したのかを調査しました。
大多数の回答が知識の披露ではなく「自分のアピールにつなげる」ことを意識
事前にテーマ選びから企業との関連性や自分の主張と絡められるよう、準備していたという声が多く集まりました。
- 断片的な情報にならないように、情報と情報をつなげて理解しているように伝えた(総合政策学部4年)
- その企業との関連性のあるテーマをえらんで志望動機につなげやすくした(商学部4年)
- 深掘りされたときに、なぜそれに興味を持ったのかを言える話題にした(経済学部4年)
- 気になってるニュースを伝えた後に自分の考えを盛り込んだ(人間開発学部4年)
面接を想定し、深掘りや話が展開したときにも対応できるようにあらかじめ話題をいくつか用意しているようです。そのため、一つの話題について意見を用意しておくだけでなく、常日頃から情報を小まめに取り入れるなど、ある程度知識の蓄積が大切になります。
時事問題・一般常識の対策におすすめの方法
時事問題・一般常識を対策する上でおすすめ方法は「ニュースを見る」「書籍を読む」「webサイトを見る」の3つです。
まず、ニュースや新聞を通じて社会の出来事を把握することです。毎日の習慣として、朝の通学時間にインターネットのニュースを見るなど、自然と情報を取り入れられるようにしましょう。ニュースに対して自分はどう思ったかを考えるようにすると、面接で自身の意見を述べる際に役立ちます。
そのほか、書籍やwebサイトから情報集する方法もあります。以下より、それぞれのおすすめを紹介していきます。
書籍
時事問題に特化した書籍も販売されています。毎年販売され内容が更新されているので、最新情報をくまなく知ることができます。
朝日キーワード就職 最新時事用語&一般常識
朝日新聞出版が年度ごとに販売しているシリーズで、テーマやカテゴリー別に情報が整理されています。そのため、ポイントを絞って勉強することができます。
新聞社が発行している書籍なので、語彙や短文の紹介が読みやすい構成となっています。時事問題の対策本として重宝できるでしょう。時事問題のほかに一般常識の問題もあります。また、就職試験用に作られているので、問題の傾向もよく分かります。
朝日キーワード就職2022 最新時事用語&一般常識 朝日新聞出版
日経キーワード
日経HRが出版している時事問題・一般常識対策本です。その年にあった大きなニュースのほかにも日本経済、世界経済、国内政治、国際情勢、金融、産業などテーマ別に、500以上の最新用語が分かりやすくまとめられています。キーワードとなる言葉だけでなく、その意味や地図や統計、グラフなども多く、見やすくなっています。
本の巻末には、基礎用語の復習に便利なミニ辞典、雇用・労働系の統計資料、戦後の歴代内閣、内閣提出の成立法案名などが掲載されています。また、索引がついているので、自分の調べたい語句をピンポイントに検索することもできます。
時事問題に関する書籍については、別の記事でも紹介しています。併せて読むことで、参考にしてください。
webサイト
時事問題をまとめたWebサイトもいくつかご紹介します。一通り見て、つかいやすいと感じたものをブックマークするなど、日常の情報収集に取り込んでみるのがおすすめです。
キャリタス就活
キャリタス就活では、無料で業界別に分けられた時事問題に挑戦することができます。
18種類の業界のなかから、自分で問題を選んで、それぞれ10問の問題に答えていきます。4択クイズで、回答を選ぶ形式になっているので、待ち時間などに気軽に取り組めるのもポイントです。
色々な業界の問題にチャレンジするのも良いですし、自分の希望する業界に絞って解くのも良いでしょう。
一般常識一問一答.com
一般常識一問一答.comは、一般常識として知っておきたい情報を一問一答のクイズ形式で答えていくサイトです。
日本人として最低限知っておきたい義務教育レベル、一般教養レベルのキーワードを中心に問題がまとめられています。一部には少し難しいマニアレベルクイズもあるため、チャレンジ問題として取り組んでみると良いでしょう。
10万個以上の問題が用意されていて、市販されている一般常識対策の本よりも多くの情報があります。また、会員登録も不要ですので、誰でも無料で問題を解くことができます。
就活生に聞いた! 時事問題の対策方法
「みんなは普段どうやってニュースの情報をあつめているの?」と気になる人も多いはず。そこで今回は、みんなの情報収集法について調査しました。
ニュースアプリやサイトを利用という声が圧倒的多数
ニュースアプリや新着情報の通知がくるサービスで情報を得ているという人の回答が多くありました。
小まめに情報を得やすい・通知で教えてくれるといった利便性からアプリなどを利用している人が多いようです。中には志望業界ごとに特化した情報サイトも変更して確認しているなど、複数メディアを見ているという回答も複数あり、それぞれ工夫して日課にしている人が多いようです。
新聞やテレビなど定番の方法をとったという回答も
一方で、新聞やテレビのニュースなど定番の方法をあえて取り入れたという回答もありました。
新聞やテレビのニュースでの情報収集も時事問題対策には有効です。なぜなら質問する面接官がそれらの手法で情報を得ていることが多く考えられるからです。
そのため、おさえておくべき情報を得やすく、情報の間違いも少ないというメリットがあります。最近は電子版の新聞などで検索機能もあるため、必要そうな情報を優先的に読むという方法もあるようです。
就活に向けて時事問題対策を忘れないようにしよう
時事問題や一般常識は、面接や自己PRなどに比べてつい対策を後回しにしてしまいがちです。しかし、社会人として企業で働く上でも、一般常識は必要不可欠なものとなるため、対策はしっかりおこないましょう。
時事問題は、新しいニュースが報道される度に情報が更新されます。毎日、少しの時間でもいいのでニュースや新聞に目を通す習慣を身につけましょう。その情報に対して「自分はどう思ったか」も意識して考えるようにしてください。そうすることで、就活の面接対策につなげることができるでしょう。
気なるワードがあればメモをし、時間がある時に調べるようにすると知識が深まります。また、書籍やwebサイトを幅広く活用し、多角的な視点から情報を取り入れるようにしましょう。
【時事問題に関する調査】
- 調査内容:時事問題の対策に関するアンケート
- 調査方法:ポート株式会社が運営する企業口コミサイト「就活会議」会員へのダイレクトメール
- 調査日:2022年4月8日~11日
- 調査元:「就活の未来」を運営するポート株式会社
- 調査対象者:23卒・24卒の就活会議会員の30人